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#96 〇〇〇爆弾③
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砲身から顔だけ出したよだかが、首をねじって私のほうを見た。
あばただらけの醜い顏。
でも、そのつぶらな黒い瞳はどこまでも澄んでいて、貴重な異国の宝石のようだ。
「お願い。あいつを止めて!」
私は祈るような思いでトリガーを引いた。
鈍い発射音の後、束の間コクピットが揺れた。
水平方向に飛び出したよだかは、又三郎に向かって突進すると見せかけて、直前に急上昇へと軌跡を転じた。
破壊力抜群のガラスのマントのひと振りをかいくぐり、又三郎の頭上へと飛び上がる。
「やったね!」
私は飛び上がって歓声を上げた。
これぞよだかだ。
よだかの飛び方だ。
又三郎の双眸がギラリと輝き、白熱した二条のビームが放たれる。
街を村を森を焼き尽くした殺人光線が、よだかを追って宙を薙ぐ。
が、その時にはすでに、よだかは中天できらめく明るい星になっていた。
さすがの又三郎のビーム攻撃も、そこまでは届かない。
エネルギーが切れたのか、又三郎の双眸が輝きを減じ、暗くなる。
そうなると、今度はよだかの番だった。
「よだか、行け!」
風防を開けて外に身を乗り出すと、私はこぶしを振り上げ、天空に新たに瞬き始めた星に向かって叫んだ。
私の声援に応えるように、ふいに輝きが強くなり、星が動いた。
彗星のごとき尾を引いて、超高速で落ち始めたのだ。
狙うはガラスのマントの内側、又三郎の本体。
星になれるほど高く飛び上がれるよだかなら、あのバリアを突破できるー。
そう踏んだ私の予想が、見事当たった瞬間だった。
あばただらけの醜い顏。
でも、そのつぶらな黒い瞳はどこまでも澄んでいて、貴重な異国の宝石のようだ。
「お願い。あいつを止めて!」
私は祈るような思いでトリガーを引いた。
鈍い発射音の後、束の間コクピットが揺れた。
水平方向に飛び出したよだかは、又三郎に向かって突進すると見せかけて、直前に急上昇へと軌跡を転じた。
破壊力抜群のガラスのマントのひと振りをかいくぐり、又三郎の頭上へと飛び上がる。
「やったね!」
私は飛び上がって歓声を上げた。
これぞよだかだ。
よだかの飛び方だ。
又三郎の双眸がギラリと輝き、白熱した二条のビームが放たれる。
街を村を森を焼き尽くした殺人光線が、よだかを追って宙を薙ぐ。
が、その時にはすでに、よだかは中天できらめく明るい星になっていた。
さすがの又三郎のビーム攻撃も、そこまでは届かない。
エネルギーが切れたのか、又三郎の双眸が輝きを減じ、暗くなる。
そうなると、今度はよだかの番だった。
「よだか、行け!」
風防を開けて外に身を乗り出すと、私はこぶしを振り上げ、天空に新たに瞬き始めた星に向かって叫んだ。
私の声援に応えるように、ふいに輝きが強くなり、星が動いた。
彗星のごとき尾を引いて、超高速で落ち始めたのだ。
狙うはガラスのマントの内側、又三郎の本体。
星になれるほど高く飛び上がれるよだかなら、あのバリアを突破できるー。
そう踏んだ私の予想が、見事当たった瞬間だった。
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