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第9部 倒錯のイグニス
#100 淫乱美少女動画①
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翌日曜日。
重い気分のまま、杏里は家を出た。
緊張の連続で気の休まる暇がなく、昨夜は早めに寝床に入ったものの、十分眠った気がしなかった。
幸いだったのは、日曜の朝だけあって、通学のバスが空いていたことだ。
乗客は、駅へ向かう子ども連れの若い家族がふた組だけ。
それでも男親たちは杏里に不躾な視線を投げてきたが、妻と子供の手前、さすがに襲ってはこなかった。
驚いたのは、通用門を開けてくれたのが、璃子だったことである。
黒いマスクで鼻から下を覆い、制服のスカートの下にジャージのズボンを穿いたリコは、この前とまったく同じスタイルだ。
「校長たちの代わりに、迎えに来てやったよ。その恰好、まあ、合格かな」
杏里の服装を値踏みするように眺め渡すと、三白眼の目を細めてうなずいた。
校長の言いつけ通り、杏里は普段同様、扇情的な格好をしてきている。
豊満な胸と腰のラインを強調した、ぴちぴちのブラウス。
その下に透ける面積の狭いシースルー気味のブラジャー。
スカートは極端に短く、時折のぞくパンティは局部をかろうじて隠しているだけの、ひどく生地の薄いビキニタイプである。
Gカップの胸だけでなく、むっちりと脂が乗った太腿から下に向かうほど細くなる脚も、杏里の自慢なのだ。
「心配ない。ふみはいないよ」
警戒するように周囲に視線を走らせていると、その意味にいち早く気づいたらしく、先回りして璃子が言った。
「ふふ、さすがのおまえも、ふみの進化にはよほどてこずったとみえる。顔色が悪いぞ」
「…進化って?」
「正直、あたしもびっくりだよ。何度おまえにイカされても枯れないあいつの性欲の強さには。小百合と同じようにさ、最初の頃はおまえとの接触を止めてたんだけど、それも途中からやめちまった。意味ないなと思ってさ」
ふみはストレスが強すぎる。
いつか璃子はそのような旨のことを言っていた。
一度の浄化では済まないストレスの権化。
それがふみなのだ。
「ところでおまえのボディガードは? 最近、新しいのがついたんだろう?」
今度は璃子が周囲に警戒の目を走らせる番だった。
「ルナのこと?」
驚いて、杏里はたずねた。
璃子とルナを引き合わせた記憶はない。
この子、どこでそのことを知ったのだろう?
「ああ。あの金髪の外人みたいなやつ」
「彼女ならきょうは来ないわ。私ひとり」
「そうか。それはよかった」
薄く笑う璃子。
何がよかった、なのか。
それにしても、未公表のイベントの内容も知ってるみたいだし、この子はいったい何者なのだろう?
その璃子は、裏口から校舎に入ると、そのままずんずん廊下を進んでいく。
「動画撮影って、どこでやるの?」
不安になって、そう声をかけてみた。
「うちらの教室さ。もう、照明係もカメラマンも来てる。校長が、そのほうが臨場感が出るからって」
「臨場感?」
璃子が足を止め、振り向いた。
「杏里、おまえ、そういうの、好きなんだってな。大勢に見られながら、オナニーしたり、レイプされたりするの。アブノーマルなシチュエーションのほうが、燃えるんだって? まったく、可愛い顔して、おまえってやつは、あの美里以上のとんでもない痴女だよな」
「誰が、そんなことを…」
杏里は固まってしまった。
これから行われる撮影って、いったいどんな内容になるのだろう…?
そんな不安が、ふと頭をよぎったのだ。
重い気分のまま、杏里は家を出た。
緊張の連続で気の休まる暇がなく、昨夜は早めに寝床に入ったものの、十分眠った気がしなかった。
幸いだったのは、日曜の朝だけあって、通学のバスが空いていたことだ。
乗客は、駅へ向かう子ども連れの若い家族がふた組だけ。
それでも男親たちは杏里に不躾な視線を投げてきたが、妻と子供の手前、さすがに襲ってはこなかった。
驚いたのは、通用門を開けてくれたのが、璃子だったことである。
黒いマスクで鼻から下を覆い、制服のスカートの下にジャージのズボンを穿いたリコは、この前とまったく同じスタイルだ。
「校長たちの代わりに、迎えに来てやったよ。その恰好、まあ、合格かな」
杏里の服装を値踏みするように眺め渡すと、三白眼の目を細めてうなずいた。
校長の言いつけ通り、杏里は普段同様、扇情的な格好をしてきている。
豊満な胸と腰のラインを強調した、ぴちぴちのブラウス。
その下に透ける面積の狭いシースルー気味のブラジャー。
スカートは極端に短く、時折のぞくパンティは局部をかろうじて隠しているだけの、ひどく生地の薄いビキニタイプである。
Gカップの胸だけでなく、むっちりと脂が乗った太腿から下に向かうほど細くなる脚も、杏里の自慢なのだ。
「心配ない。ふみはいないよ」
警戒するように周囲に視線を走らせていると、その意味にいち早く気づいたらしく、先回りして璃子が言った。
「ふふ、さすがのおまえも、ふみの進化にはよほどてこずったとみえる。顔色が悪いぞ」
「…進化って?」
「正直、あたしもびっくりだよ。何度おまえにイカされても枯れないあいつの性欲の強さには。小百合と同じようにさ、最初の頃はおまえとの接触を止めてたんだけど、それも途中からやめちまった。意味ないなと思ってさ」
ふみはストレスが強すぎる。
いつか璃子はそのような旨のことを言っていた。
一度の浄化では済まないストレスの権化。
それがふみなのだ。
「ところでおまえのボディガードは? 最近、新しいのがついたんだろう?」
今度は璃子が周囲に警戒の目を走らせる番だった。
「ルナのこと?」
驚いて、杏里はたずねた。
璃子とルナを引き合わせた記憶はない。
この子、どこでそのことを知ったのだろう?
「ああ。あの金髪の外人みたいなやつ」
「彼女ならきょうは来ないわ。私ひとり」
「そうか。それはよかった」
薄く笑う璃子。
何がよかった、なのか。
それにしても、未公表のイベントの内容も知ってるみたいだし、この子はいったい何者なのだろう?
その璃子は、裏口から校舎に入ると、そのままずんずん廊下を進んでいく。
「動画撮影って、どこでやるの?」
不安になって、そう声をかけてみた。
「うちらの教室さ。もう、照明係もカメラマンも来てる。校長が、そのほうが臨場感が出るからって」
「臨場感?」
璃子が足を止め、振り向いた。
「杏里、おまえ、そういうの、好きなんだってな。大勢に見られながら、オナニーしたり、レイプされたりするの。アブノーマルなシチュエーションのほうが、燃えるんだって? まったく、可愛い顔して、おまえってやつは、あの美里以上のとんでもない痴女だよな」
「誰が、そんなことを…」
杏里は固まってしまった。
これから行われる撮影って、いったいどんな内容になるのだろう…?
そんな不安が、ふと頭をよぎったのだ。
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