440 / 463
第10部 姦禁のリリス
#86 対決⑥
しおりを挟む
想像を絶するパワーだった。
零は右腕一本で、いずなと由羅の腹を一気に貫いてしまったのだ。
零がその右腕をひねると、いずなの背中に密着した由羅の上半身が、不自然な角度にねじれ始めた。
「ぐわっ! や、やめろ・・・」
由羅の口からごぼごぼと鮮血が溢れ出す。
零が由羅の脊椎を握り、へし折ろうとしているのに違いない。
「零! やめて! お願い! 私、なんでも言うこと聞くから!」
杏里は零の細い腰にしがみついた。
このままは、いずなと由羅が殺されてしまう。
これ以上、仲間が死ぬのは見たくない!
が、自らの残虐行為に酔った零は、まるで聞く耳を持たなかった。
「死ね」
低い声で叫ぶと、いずなの下腹から右腕を無造作に抜き出した。
「ぎゃああっ!」
悲痛な叫びを上げて、由羅の躰がふたつに折れた。
ベキベキとすさまじい音が響き渡り、いずなの腹に開いた傷口から、由羅の折れた脊椎の先と血まみれのいずなの腸が飛び出した。
複雑に絡み合ったオブジェと化して、ずるずると床にくずおれるふたり。
杏里の口から悲鳴が漏れた。
まだこの部屋に到着してから、10分と経っていない。
なのに、すでにルナは左目を潰され、いずなは内臓をつかみ出され、由羅は背骨を折られて瀕死の状態だ。
残るは、杏里と重人のみだった。
「重人、逃げて」
零にしがみついたまま、杏里は叫んだ。
「ここから逃げて、誰か助けを」
「わ、わかった。取り合えず、博士たちの所に」
パタパタと重人が駆けていく。
だが、零は重人のような少年には関心がないのか、引き留めようともしなかった。
「これで邪魔者はいなくなった」
杏里を傍らのベッドに押し倒すと、獲物を前にした肉食獣のように、長い舌でべろりと上唇を舐めた。
「杏里、覚えてる?」
夢見るような口調で話し出す。
「いつか、廃病院で、私が仕掛けた拷問器具で一緒に遊んだ時のこと」
杏里は両手で裸の胸を隠し、陶酔した表情の零を見上げた。
脳裡に、凄惨な記憶がよみがえる。
鉄の処女に入れられ、股裂き器にかけられ、真鍮の牛に閉じ込められて焼かれ、鋼鉄の爪で乳房をズタズタにされたあげく、四肢をつけ根からもぎ取られ、最後は断頭台にー。
いくら杏里が不死身でも、二度と味わいたくない地獄の体験だった。
「あの時は、本当に楽しかったよね。もう一度、あんなふうに苦しむあなたの顔、見てみたいんだよ」
そう歌うようにつぶやきながら、零が杏里の両足首を掴んだ。
そのまま逆さまに持ち上げ、軽々と宙吊りにする。
杏里は頭を下にして、だらりとぶら下がった。
その足を、零が徐々に左右に開いていく。
杏里の両脚が180度開くと、零の鼻先にむき出しの股間が来た。
「このまままっぷたつに引き裂いたら、どうなると思う?」
杏里の充血した性器の匂いを嗅ぐように恥丘に鼻先を押しつけながら、愉しそうに零が言った。
「それでもあなたは死ねないんだよね。だってタナトスなんだもの」
零は右腕一本で、いずなと由羅の腹を一気に貫いてしまったのだ。
零がその右腕をひねると、いずなの背中に密着した由羅の上半身が、不自然な角度にねじれ始めた。
「ぐわっ! や、やめろ・・・」
由羅の口からごぼごぼと鮮血が溢れ出す。
零が由羅の脊椎を握り、へし折ろうとしているのに違いない。
「零! やめて! お願い! 私、なんでも言うこと聞くから!」
杏里は零の細い腰にしがみついた。
このままは、いずなと由羅が殺されてしまう。
これ以上、仲間が死ぬのは見たくない!
が、自らの残虐行為に酔った零は、まるで聞く耳を持たなかった。
「死ね」
低い声で叫ぶと、いずなの下腹から右腕を無造作に抜き出した。
「ぎゃああっ!」
悲痛な叫びを上げて、由羅の躰がふたつに折れた。
ベキベキとすさまじい音が響き渡り、いずなの腹に開いた傷口から、由羅の折れた脊椎の先と血まみれのいずなの腸が飛び出した。
複雑に絡み合ったオブジェと化して、ずるずると床にくずおれるふたり。
杏里の口から悲鳴が漏れた。
まだこの部屋に到着してから、10分と経っていない。
なのに、すでにルナは左目を潰され、いずなは内臓をつかみ出され、由羅は背骨を折られて瀕死の状態だ。
残るは、杏里と重人のみだった。
「重人、逃げて」
零にしがみついたまま、杏里は叫んだ。
「ここから逃げて、誰か助けを」
「わ、わかった。取り合えず、博士たちの所に」
パタパタと重人が駆けていく。
だが、零は重人のような少年には関心がないのか、引き留めようともしなかった。
「これで邪魔者はいなくなった」
杏里を傍らのベッドに押し倒すと、獲物を前にした肉食獣のように、長い舌でべろりと上唇を舐めた。
「杏里、覚えてる?」
夢見るような口調で話し出す。
「いつか、廃病院で、私が仕掛けた拷問器具で一緒に遊んだ時のこと」
杏里は両手で裸の胸を隠し、陶酔した表情の零を見上げた。
脳裡に、凄惨な記憶がよみがえる。
鉄の処女に入れられ、股裂き器にかけられ、真鍮の牛に閉じ込められて焼かれ、鋼鉄の爪で乳房をズタズタにされたあげく、四肢をつけ根からもぎ取られ、最後は断頭台にー。
いくら杏里が不死身でも、二度と味わいたくない地獄の体験だった。
「あの時は、本当に楽しかったよね。もう一度、あんなふうに苦しむあなたの顔、見てみたいんだよ」
そう歌うようにつぶやきながら、零が杏里の両足首を掴んだ。
そのまま逆さまに持ち上げ、軽々と宙吊りにする。
杏里は頭を下にして、だらりとぶら下がった。
その足を、零が徐々に左右に開いていく。
杏里の両脚が180度開くと、零の鼻先にむき出しの股間が来た。
「このまままっぷたつに引き裂いたら、どうなると思う?」
杏里の充血した性器の匂いを嗅ぐように恥丘に鼻先を押しつけながら、愉しそうに零が言った。
「それでもあなたは死ねないんだよね。だってタナトスなんだもの」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
女子切腹同好会
しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。
はたして、彼女の行き着く先は・・・。
この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。
また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。
マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。
世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる