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#30 お仕置き①
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急に意識がしゃきっとして、変身が完了したのがわかった。
が、何か変だ。
周りが暗い。
どういうこと?
首を回して、やっと玉はその原因に思い当たった。
身体が裏返しになる際、上下も逆転したため、頭部がスカートの中に入ってしまっているのである。
前に変身した時は、焼却炉のごみの山から逃れようともがいているうちに制服が脱げてしまったので、そこまで気がつかなかったのだ。
スカートから顔を出すと、頭に何かかぶっているのがわかった。
手で探ってみると、パンツだった。
てことは、腰のあたりにからみついているのがブラジャーか。
「ちょっと向こう向いてて。あ、おじさんも」
呆然と口を半開きにして玉を凝視している涼とレザーフェイス。
そのふたりにそう声をかけると、玉はそそくさと着替え始めた。
変身するたびにこれじゃ、先が思いやられるなあ。
ため息をつきながら、下着をつけ、ブラウスを着直し、スカートを履き直す。
「もういいよ。お待たせ」
振り向くと、相変わらず真ん丸に見開かれている二対の目と視線が合った。
「お、おまえ…」
レザーフェイスが、喉の詰まったような声を立てた。
「その顔…そのスタイル…全然、ブスじゃない。いや、むしろ、可愛いぞ。可愛くて、セクシーすぎる」
「小夏ちゃん…その顔、春風小夏ちゃんにそっくりだ」
さすがに体育館でいつも見ているだけに、涼はその正体に気づいたようだ。
「違うよ」
とっさに玉は言った。
「私は、美醜女戦士、玉。ブスに代わってお仕置きだよ」
ついそう口走ってしまったのは、玉が無類のアニメ好きだからだろう。
それにしても、と思う。
こののびのびした感じはどうだろう。
体が軽い。
おっぱいもお尻も大きくなってるのに、身体が軽くてたまらない。
なんだか動きたくてうずうずしてる感じさえする。
「美醜女戦士だと? 怪しい奴だ。成敗してくれるわ」
レザーフェイスが牛刀を降り上げた。
「ちょうどいい。毎日不細工ばっかりあてがわれて、いい加減うんざりしてたところだったんだ。いっぺん、おまえみたいなかわいこちゃんを切り刻んでみたいと思ってたのさ」
下半身にフィットしたハーフパンツの前がもっこりしているのは、さっそく勃起しているからに違いない。
「玉、危ない!」
涼が切羽詰まった悲鳴を上げた瞬間である。
「くらえ!」
巨大な牛刀を振りかざし、レザーフェイスが猛然と玉に襲いかかってきた。
が、何か変だ。
周りが暗い。
どういうこと?
首を回して、やっと玉はその原因に思い当たった。
身体が裏返しになる際、上下も逆転したため、頭部がスカートの中に入ってしまっているのである。
前に変身した時は、焼却炉のごみの山から逃れようともがいているうちに制服が脱げてしまったので、そこまで気がつかなかったのだ。
スカートから顔を出すと、頭に何かかぶっているのがわかった。
手で探ってみると、パンツだった。
てことは、腰のあたりにからみついているのがブラジャーか。
「ちょっと向こう向いてて。あ、おじさんも」
呆然と口を半開きにして玉を凝視している涼とレザーフェイス。
そのふたりにそう声をかけると、玉はそそくさと着替え始めた。
変身するたびにこれじゃ、先が思いやられるなあ。
ため息をつきながら、下着をつけ、ブラウスを着直し、スカートを履き直す。
「もういいよ。お待たせ」
振り向くと、相変わらず真ん丸に見開かれている二対の目と視線が合った。
「お、おまえ…」
レザーフェイスが、喉の詰まったような声を立てた。
「その顔…そのスタイル…全然、ブスじゃない。いや、むしろ、可愛いぞ。可愛くて、セクシーすぎる」
「小夏ちゃん…その顔、春風小夏ちゃんにそっくりだ」
さすがに体育館でいつも見ているだけに、涼はその正体に気づいたようだ。
「違うよ」
とっさに玉は言った。
「私は、美醜女戦士、玉。ブスに代わってお仕置きだよ」
ついそう口走ってしまったのは、玉が無類のアニメ好きだからだろう。
それにしても、と思う。
こののびのびした感じはどうだろう。
体が軽い。
おっぱいもお尻も大きくなってるのに、身体が軽くてたまらない。
なんだか動きたくてうずうずしてる感じさえする。
「美醜女戦士だと? 怪しい奴だ。成敗してくれるわ」
レザーフェイスが牛刀を降り上げた。
「ちょうどいい。毎日不細工ばっかりあてがわれて、いい加減うんざりしてたところだったんだ。いっぺん、おまえみたいなかわいこちゃんを切り刻んでみたいと思ってたのさ」
下半身にフィットしたハーフパンツの前がもっこりしているのは、さっそく勃起しているからに違いない。
「玉、危ない!」
涼が切羽詰まった悲鳴を上げた瞬間である。
「くらえ!」
巨大な牛刀を振りかざし、レザーフェイスが猛然と玉に襲いかかってきた。
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