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第2話 肝試し
サークルのメンバーと、肝試しに行った。
メンバーは、康夫と健司、彩、美玖と僕の5人である。
夜中の2時。
場所は町はずれにある廃病院だ。
中をひと通り見て回った後、康夫が言った。
「なんでえ、何にも出ないじゃねえか。やっぱ、幽霊なんていねーんだよ」
「いやあ、それでも十分怖かったって。彩なんか涙目になってたぜ」
健司がにやにや笑って言う。
「だって蜘蛛の巣とかマジきもいんだもん」
ふくれっつらをする彩の肩に手を置いて、クール眼鏡女子の美玖がうなずいた。
「同感だね。まあ、今回もスカってことで。もう帰りましょ」
問題が起こったのは、康夫の車まで戻った時である。
「あれ? 康夫のアルトって、5人乗れたっけ?」
素っ頓狂な声で、健司が言った。
「わけねーだろ。これ、見ての通り、軽だし」
キーで電子ロックを解除しながら、康夫がムッとする。
「え? じゃ、ひとり多いぞ。全員乗れないじゃん」
健司のひと言に、全員の視線が僕に集まった。
みるみるうちに、4人の顔から血の気が引いていく。
やがて、僕の顔を覗き込み、康夫がおずおずとたずねてきた。
「あの…ところで、君、いったい誰?」
メンバーは、康夫と健司、彩、美玖と僕の5人である。
夜中の2時。
場所は町はずれにある廃病院だ。
中をひと通り見て回った後、康夫が言った。
「なんでえ、何にも出ないじゃねえか。やっぱ、幽霊なんていねーんだよ」
「いやあ、それでも十分怖かったって。彩なんか涙目になってたぜ」
健司がにやにや笑って言う。
「だって蜘蛛の巣とかマジきもいんだもん」
ふくれっつらをする彩の肩に手を置いて、クール眼鏡女子の美玖がうなずいた。
「同感だね。まあ、今回もスカってことで。もう帰りましょ」
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「わけねーだろ。これ、見ての通り、軽だし」
キーで電子ロックを解除しながら、康夫がムッとする。
「え? じゃ、ひとり多いぞ。全員乗れないじゃん」
健司のひと言に、全員の視線が僕に集まった。
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やがて、僕の顔を覗き込み、康夫がおずおずとたずねてきた。
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