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#22 テロリスト殲滅作戦②
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瞬時にして廊下とレストルームが消え、周囲がバトルフィールドに切り替わる。
何もないフラットなスペースに、くの一4人と俺だけが対峙するかっこうだ。
画面のデータを横目で確認して、俺は青ざめた。
敵のヒットポイントが、馬鹿に多い。
さすが忍者だけあって、イオンで戦った不良少女たちとは桁が違うのだ。
更にまずいのは、ターンの順番を示す右上のイラストである。
当然といえば当然なのだが、俺が一番下なのだ。
すなわち、順番が回ってくるのは、最後ということになる。
仕方ないというべきだった。
所詮、ポイントを振ったと言っても、俺の”すばやさ”は、まだ「15」に過ぎないのだ。
本格的な訓練を積んだ、このテロリストたちに勝てるわけがない。
そう。
さっきの会話から、俺は確信していた。
校長のまる子DXが言っていた侵入者。
学園内でひそかに暗殺を繰り返している風魔一族『ねんごろ衆』とは、こいつらに違いない。
よりによって俺は、再ジャックイン早々、最も始末の悪い相手に遭遇してしまったというわけである。
しかも、たったひとりで。
まだ、游奈やラビとパーティすら組んでいないのに。
こんな時、実際のゲームではどうだったろう?
必死で頭をフル回転させてみる。
可能性のありそうなのは、援軍の登場だ。
なんせ俺のアバター、笹原杏里は女子力50のスペシャルビッチなのである。
主役級のこの美少女がやられるのを、ヒーローやNPCたちが黙って見過ごすはずがない…。
だが、そんあ気配はさらさらなく、
「いっきまーす!」
明るいかけ声とともに、敵の攻撃が始まった。
右端のちっこいのがふいにジャンプしたかと思うと、
「くらえ! ローリングサンダー!」
きりもみ状態でドロップキックをかましてきたのである。
やわらかい腹部を直撃され、俺は盛大に股をおっぴろげて仰向けにひっくり返った。
パンツが見えているが、それどころではない。
涙が出るほど痛かった。
まずい。
腹を押さえて、起き上がりながら、思った。
このままじゃ、間違いなく、殺される…。
何もないフラットなスペースに、くの一4人と俺だけが対峙するかっこうだ。
画面のデータを横目で確認して、俺は青ざめた。
敵のヒットポイントが、馬鹿に多い。
さすが忍者だけあって、イオンで戦った不良少女たちとは桁が違うのだ。
更にまずいのは、ターンの順番を示す右上のイラストである。
当然といえば当然なのだが、俺が一番下なのだ。
すなわち、順番が回ってくるのは、最後ということになる。
仕方ないというべきだった。
所詮、ポイントを振ったと言っても、俺の”すばやさ”は、まだ「15」に過ぎないのだ。
本格的な訓練を積んだ、このテロリストたちに勝てるわけがない。
そう。
さっきの会話から、俺は確信していた。
校長のまる子DXが言っていた侵入者。
学園内でひそかに暗殺を繰り返している風魔一族『ねんごろ衆』とは、こいつらに違いない。
よりによって俺は、再ジャックイン早々、最も始末の悪い相手に遭遇してしまったというわけである。
しかも、たったひとりで。
まだ、游奈やラビとパーティすら組んでいないのに。
こんな時、実際のゲームではどうだったろう?
必死で頭をフル回転させてみる。
可能性のありそうなのは、援軍の登場だ。
なんせ俺のアバター、笹原杏里は女子力50のスペシャルビッチなのである。
主役級のこの美少女がやられるのを、ヒーローやNPCたちが黙って見過ごすはずがない…。
だが、そんあ気配はさらさらなく、
「いっきまーす!」
明るいかけ声とともに、敵の攻撃が始まった。
右端のちっこいのがふいにジャンプしたかと思うと、
「くらえ! ローリングサンダー!」
きりもみ状態でドロップキックをかましてきたのである。
やわらかい腹部を直撃され、俺は盛大に股をおっぴろげて仰向けにひっくり返った。
パンツが見えているが、それどころではない。
涙が出るほど痛かった。
まずい。
腹を押さえて、起き上がりながら、思った。
このままじゃ、間違いなく、殺される…。
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