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#55 迷宮の女王⑤
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「そんなこと言ったって、まわりをアリンコに囲まれてるもん、無理だよ!」
すぐさまソフィアの叫びが返ってきた。
「待ってて。今、隙をつくってあげるから」
そういうなり、私は”エア・パイずり”の対象を、アラクネからソフィアに一番近いアリ人間へと変更した。
もちろん、アリが人間の女のおっぱいをありがたがるとは思っていない。
ただ、この魔法には他に利点もある。
私の乳房はGカップ。
重さ各1キログラムの肉の塊だ。
これを顔に押しつけて目鼻をふさげば、たいていの者は窒息してしまうだろう。
そう踏んだのだ。
ただ、心配がひとつ。
このアリ人間が、本物の蟻のように腹部の横に並んでいる気門で呼吸していたら。
当然、この手は効かないということになる。
が、勝算はないこともなかった。
アリ人間は、頭は完全にアリだけれど、体格はかなり人間に近いのである。
黒光りする身体のどこを見ても、気門らしき穴の列は見当たらない。
で。
その結果だけど。
お、うまくいったみたい!
ソフィアを監視するみたいに立っていたアリ人間のひとりが、急に喉を押さえて苦しみ出したのである。
そいつがひっくり返るのを確認して、次々に対象を変えていく。
たちまちのうちに、ソフィアの周りに空きスペースができる。
何事かとひるんだアリ人間たちに、ソフィアの回し蹴りがさく裂した。
両手を後ろで縛られていても、さすが戦士である。
ソフィアは格闘技にも長けているのだ。
ソフィアの防具は、ボトムはミニスカそっくりの金属製の袴になっている。
そのミニスカをひるがえし、惜しげもなく白いパンティをさらけ出しながら、蹴るわ蹴るわ。
「とうっ!」
更に、サポ竜騎士のスキルを活かして大ジャンプ。
敵を蹴散らしながら、まっしぐらにラルクのもとへと走っていく。
あれだけ離れれば、もう大丈夫だろうか。
私はブレスレットでMPの残量を確認した。
あと300。
なんとかぎりぎり持ちそうだ。
「お、おのれ、あやしいやつ!」
アリ人間たちに魔法を集中していたせいで、アラクネが正気を取り戻したらしい。
いつの間にかオナるのをやめて、すごい目で私をにらみつけていた。
ゴゴゴゴッ。
それに合わせて、女王アリも動きを再開している。
ガチガチと大顎をかみ合わせ、前足を大きく振り上げながら、頭上から私に迫ってくるのだ。
こうなったからには、一刻の猶予もない。
私は両手をいっぱいに広げると、たわわな乳房を震わせて絶叫した。
「吹けよ! エクスタシー・ハリケーン!」
すぐさまソフィアの叫びが返ってきた。
「待ってて。今、隙をつくってあげるから」
そういうなり、私は”エア・パイずり”の対象を、アラクネからソフィアに一番近いアリ人間へと変更した。
もちろん、アリが人間の女のおっぱいをありがたがるとは思っていない。
ただ、この魔法には他に利点もある。
私の乳房はGカップ。
重さ各1キログラムの肉の塊だ。
これを顔に押しつけて目鼻をふさげば、たいていの者は窒息してしまうだろう。
そう踏んだのだ。
ただ、心配がひとつ。
このアリ人間が、本物の蟻のように腹部の横に並んでいる気門で呼吸していたら。
当然、この手は効かないということになる。
が、勝算はないこともなかった。
アリ人間は、頭は完全にアリだけれど、体格はかなり人間に近いのである。
黒光りする身体のどこを見ても、気門らしき穴の列は見当たらない。
で。
その結果だけど。
お、うまくいったみたい!
ソフィアを監視するみたいに立っていたアリ人間のひとりが、急に喉を押さえて苦しみ出したのである。
そいつがひっくり返るのを確認して、次々に対象を変えていく。
たちまちのうちに、ソフィアの周りに空きスペースができる。
何事かとひるんだアリ人間たちに、ソフィアの回し蹴りがさく裂した。
両手を後ろで縛られていても、さすが戦士である。
ソフィアは格闘技にも長けているのだ。
ソフィアの防具は、ボトムはミニスカそっくりの金属製の袴になっている。
そのミニスカをひるがえし、惜しげもなく白いパンティをさらけ出しながら、蹴るわ蹴るわ。
「とうっ!」
更に、サポ竜騎士のスキルを活かして大ジャンプ。
敵を蹴散らしながら、まっしぐらにラルクのもとへと走っていく。
あれだけ離れれば、もう大丈夫だろうか。
私はブレスレットでMPの残量を確認した。
あと300。
なんとかぎりぎり持ちそうだ。
「お、おのれ、あやしいやつ!」
アリ人間たちに魔法を集中していたせいで、アラクネが正気を取り戻したらしい。
いつの間にかオナるのをやめて、すごい目で私をにらみつけていた。
ゴゴゴゴッ。
それに合わせて、女王アリも動きを再開している。
ガチガチと大顎をかみ合わせ、前足を大きく振り上げながら、頭上から私に迫ってくるのだ。
こうなったからには、一刻の猶予もない。
私は両手をいっぱいに広げると、たわわな乳房を震わせて絶叫した。
「吹けよ! エクスタシー・ハリケーン!」
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