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#128 幻界のミューズ⑧
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「座敷牢は、こっちじゃ」
老婆に案内されて地下に下りると、奥のほうからけたたましい少女の喚き声が聞こえてきた。
「へーんだ! 誰がおまえみたいな童貞くされチンポの言うことなんて聞くものか! さ、殺すならさっさと殺せ! だがな、そんなことしたら、末代まで祟ってやるから覚悟しろ! もうすぐこの国は我らのもの。あたいのかわいいゴーレムたちが、今頃上陸の準備を始めてるところだよ!」
どうやらこの騒々しいのが、アラクネらしい。
地下は一本道の短い通路になっていて、右側がコンクリートの壁、左側が木製の格子で鎖された座敷牢だ。
老婆が入口に下がった南京錠に鍵を差し込み、木戸を開くと、ほうほうの体といった感じで一平が出てきた。
「こんなおてんば娘、おいらにゃ無理だよ。オッサンユーレイも気絶しちまうくらい口が悪いんだよ」
見ると、なるほど、一平の肩でコボちゃんが鼻提灯をふくらませていた。
「あんた、拷問の達人じゃなかったの? ったく、何が暗闇始末人よ」
「んなこと言ったって、あんな小娘、拷問できねーだろ? おいら、ロリコン趣味はないんでね」
仕方なく一平とバトンタッチして、狭い座敷牢に足を踏み入れると、太い柱にイチゴ柄のブラとパンツ姿の少女が後ろ手に縛られていた。
仮面をつけているからかろうじてアラクネとわかるけど、確かにこの恰好ではせいぜい中学生だ。
ボンテージ衣装の下は、まだ年端も行かぬ子どもだったというわけか。
一平ではないが、これではちょっとやりにくい。
「こんにちは。お久しぶりね」
アラクネの前のパイプ椅子に腰かけると、私は挨拶から始めることにした。
「ううっ、おまえは」
ちなみに私は肌襦袢から戦闘服に着替えていた。
あの真っ赤なビスチェとTバックのスケスケショーツである。
そのセクシーコスチュームを食い入るように見つめ、アラクネが言った。
「あの時の、エロ魔導士…」
「そうよ。翔子っていうの。あなたのトロルにバージンを奪われた、薄幸の魔導士よ」
「あたいをどうするつもりだ?」
嫌な予感にでも囚われたのか、、アラクネが戒めをほどこうともぞもぞ動き始めた。
「さあ、どうしようか。ところで、あなた、今、何歳? あんなSMコスプレしてたけど、本当は未成年なの?」
「馬鹿な、あたいは…18だ」
後ろめたそうに顔を背けて、アラクネが答えた。
「うそおっしゃい。その身体、どうみても10代前半じゃない」
私はアラクネの小ぶりのバストを顎で示し、からかうように言ってやった。
「失礼な! こう見えても、あたいは大人の女だ! バージンなんて、とっくの昔に卒業してる!」
怒髪天をつくアラクネ。
相当プライドが高く、また気も短いようだ。
「じゃあ、いいのかな?」
エロチックに足を組み、私はにんまり笑ってみせた。
「な、何をだ?」
一瞬、アラクネがひるんだ。
「ふふっ。エッチなことしてもいいかどうかってこと。未成年者にエロ魔法は、ご法度だからね」
私の言葉に、アラクネが真っ赤になった。
「だから未成年じゃないって言ってるだろ! いいからやってみなよ! エロ魔法なんて、ちっとも怖くないんだから!」
「じゃ、遠慮なく。まずは軽いのから」
ひとつうなずいてみせると、私はアラクネの鼻先で、ぱちんと指を鳴らしてみせた。
「W魔法発動! エア・クンニ&爆乳パイずり!」
老婆に案内されて地下に下りると、奥のほうからけたたましい少女の喚き声が聞こえてきた。
「へーんだ! 誰がおまえみたいな童貞くされチンポの言うことなんて聞くものか! さ、殺すならさっさと殺せ! だがな、そんなことしたら、末代まで祟ってやるから覚悟しろ! もうすぐこの国は我らのもの。あたいのかわいいゴーレムたちが、今頃上陸の準備を始めてるところだよ!」
どうやらこの騒々しいのが、アラクネらしい。
地下は一本道の短い通路になっていて、右側がコンクリートの壁、左側が木製の格子で鎖された座敷牢だ。
老婆が入口に下がった南京錠に鍵を差し込み、木戸を開くと、ほうほうの体といった感じで一平が出てきた。
「こんなおてんば娘、おいらにゃ無理だよ。オッサンユーレイも気絶しちまうくらい口が悪いんだよ」
見ると、なるほど、一平の肩でコボちゃんが鼻提灯をふくらませていた。
「あんた、拷問の達人じゃなかったの? ったく、何が暗闇始末人よ」
「んなこと言ったって、あんな小娘、拷問できねーだろ? おいら、ロリコン趣味はないんでね」
仕方なく一平とバトンタッチして、狭い座敷牢に足を踏み入れると、太い柱にイチゴ柄のブラとパンツ姿の少女が後ろ手に縛られていた。
仮面をつけているからかろうじてアラクネとわかるけど、確かにこの恰好ではせいぜい中学生だ。
ボンテージ衣装の下は、まだ年端も行かぬ子どもだったというわけか。
一平ではないが、これではちょっとやりにくい。
「こんにちは。お久しぶりね」
アラクネの前のパイプ椅子に腰かけると、私は挨拶から始めることにした。
「ううっ、おまえは」
ちなみに私は肌襦袢から戦闘服に着替えていた。
あの真っ赤なビスチェとTバックのスケスケショーツである。
そのセクシーコスチュームを食い入るように見つめ、アラクネが言った。
「あの時の、エロ魔導士…」
「そうよ。翔子っていうの。あなたのトロルにバージンを奪われた、薄幸の魔導士よ」
「あたいをどうするつもりだ?」
嫌な予感にでも囚われたのか、、アラクネが戒めをほどこうともぞもぞ動き始めた。
「さあ、どうしようか。ところで、あなた、今、何歳? あんなSMコスプレしてたけど、本当は未成年なの?」
「馬鹿な、あたいは…18だ」
後ろめたそうに顔を背けて、アラクネが答えた。
「うそおっしゃい。その身体、どうみても10代前半じゃない」
私はアラクネの小ぶりのバストを顎で示し、からかうように言ってやった。
「失礼な! こう見えても、あたいは大人の女だ! バージンなんて、とっくの昔に卒業してる!」
怒髪天をつくアラクネ。
相当プライドが高く、また気も短いようだ。
「じゃあ、いいのかな?」
エロチックに足を組み、私はにんまり笑ってみせた。
「な、何をだ?」
一瞬、アラクネがひるんだ。
「ふふっ。エッチなことしてもいいかどうかってこと。未成年者にエロ魔法は、ご法度だからね」
私の言葉に、アラクネが真っ赤になった。
「だから未成年じゃないって言ってるだろ! いいからやってみなよ! エロ魔法なんて、ちっとも怖くないんだから!」
「じゃ、遠慮なく。まずは軽いのから」
ひとつうなずいてみせると、私はアラクネの鼻先で、ぱちんと指を鳴らしてみせた。
「W魔法発動! エア・クンニ&爆乳パイずり!」
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