異世界転生して謎のリングをアソコに装着したらエロ魔導士になりましたとさ

戸影絵麻

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#156 魔王軍基地潜入計画⑯

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 -あ、それと、喜んでください。レベルアップに伴い、ビッチファッカーの稼働時間が3分から10分に延びました。翔子と、ファッカー両方のレベルが上がったおかげですー
「それはどうも」
 私は気のない返事を返すと、キョロキョロ周囲を見回した。
「とりあえず、船に戻りたいんだけど、どうすればいいの?」
 -そこにあるトイレのドアを開けてください。このトイレは、常に目的地付近のトイレとつながるスグレモノなのです。ただ、難点は、なぜかトイレとしかリンクできないというところなのですけれどー
「いいよ、なんでも。帰れるなら」
 見ると、コクピットの奥に、見慣れたトイレマークを描いたドアがある。
「ふーん、いわゆる、”どこでもトイレ”というやつね」
 軽口をたたいてドアを開け、中に一歩足を踏み入れたら…。
 なるほど。
 すでにそこは、悪臭漂う鉄甲船のトイレの中だった。
「うー、なんなの、この臭い!」
 吐きそうになりながら外に飛び出すと、いきなり開けた目の前は、大広間のような空間である。
 船員たちが車座になって、ラルクたち3人をぐるりと取り囲んでいる。
「あ、翔子が返ってきた」
 目ざとく私を見つけて、一平が片手を振った。
「大活躍だったね!」
 ソフィアが目をキラキラさせて言う。
「おぬしが、あのいくさ女神を操っていたと聞いたが…、本当なのか?」
 立ち上がったのは、海賊の親分そうろうの、あのサンフランシスコ=ザビエル船長である。
 いくさ女神?
 ビッチファッカーのことだろうか。
「すばらしい活躍ぶりだった。まさか、あの海の魔人、リバイアさんを瞬殺してしまうとは…」
 ていうか、私、ほとんど何もしてないんですけど。
 あの大仏が、勝手におっぱいの間にチンポを挟んできて、ひとりで勝手にイッテしまっただけなのである。
「明日の朝には島に到着する」
 荒くれ男たちに囲まれながら、平然と煙草をふかしてラルクが言った。
「そこで、船長からおまえにひとつお願いがあるそうだ。もう一度、ビッチファッカーに乗って、島を包む暴風雨圏に、船が通れるくらいの風穴を開けてほしいと、どうやらそういうことらしい」

 

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