異世界転生して謎のリングをアソコに装着したらエロ魔導士になりましたとさ

戸影絵麻

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#168 怪獣島へ④

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 降り立った先は、轟天号の甲板だった。
 着地したとたん、船がぐらりと傾き、私、いや、ビッチファッカー初号機は、危うく海へ振り落とされそうになった。
 あわててメインマストにしがみつく。
 しかし、あれほど広く見えた轟天号の甲板も、身長数十メートルにも及ぶビッチの上から見ると、猫の額ほどに狭く、頼りないことおびただしい。
 大粒の雨が打ちつけるその甲板に出てこっちを見上げているのは、雨合羽に身を固めたソフィアと船長である。
 どうやら一平とラルクは外に出てくる気もないらしい。
「船長! ぎりぎりまで船を近づけて!」
 ビッチの声を借りて、私は叫んだ。
「馬鹿言うな、これ以上接近したら、船がもたない。空気の渦に飲み込まれちまう!」
 ザビエルが大声で叫び返してきた。
「翔子ったら、いったい何をする気なの? どうやってあの空気の渦に穴を開けるっていうの?」
 と、これはソフィアである。
「新魔法を使ってみるわ」
 私は雨風に負けじと高らかに宣言した。
「名付けて、ヴァギナ・バキューム。これはね、一時的におま〇んこをマイクロブラックホールに変換して、すべてのものを飲み込み、異次元空間に飛ばしてしまう、究極のエロ魔法なの」
「ヴァギナ・バキューム? おま〇こをブラックホールに? す、すごぉい!」
 遠目でも、ソフィアが息を呑むのがわかった。
 そうなのだ。
 私が立てた作戦というのが、これだった。
 ヴァギナ・バキュームで、島を覆う低気圧を、空気ごと全部吸い込んでしまう。
 そうすれば、雲も晴れるし、雨も雷も消えるはず。
 吸い込んだものはビッチのおま〇こをスルーして、すべて異次元空間に飛ばされてしまうのだから、いくら吸い込んでもこっちは痛くもかゆくもないはずだ。
 絶対の成功を確信して、思わずクククと笑った時だった。
 ふいに足元から、両手を拡声器代わりにして、ソフィアが叫び返してきた。
「でもさあ、翔子、それならまず、その赤いブルマ、脱がないとまずいんじゃないの?」
「え?」
 おそらくこの時、私の目は点になっていたに違いない。
「そ、そうなの?」
 おそるおそる、頭の中に呼び掛けてみる。
 ーその通りですー
 まるで、待ち構えていたかのように、レベル管理の女神が言った。
 -ヴァギナ・バキュームの発動条件は、術者が下半身裸になり、ヴァギナを対象物に正確に向くような姿勢をとること。今回の場合は、ソフィアの言う通り、ビッチファッカー初号機のブルマをなんとしてでも脱がせねばばりませんー
 私は青くなった。
 立っていることさえやっとのこの揺れに揺れる甲板で、巨大ロボットにブルマを脱がせる?
 そんなの、まるっきり、サーカスの曲芸じゃない!
 そう思ったのである。

 


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