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#170 怪獣島へ⑥
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画面がどんどん暗くなっていく。
でっかい泡がぶくぶくと上がっていく。
そうだった。
この子、カナヅチなのだ。
この前のリヴァイアさん戦の時もそうだった。
あの時は犬かきでなんとか蓮の花までたどり着いたけど、今回は落ち方がまずかったのか、頭を下にして真っ逆さまに沈んでいく。
海もこの前に増して荒れているから、犬かきごときではとても浮上はおぼつかない。
-5分経過しました。ビッチファッカー初号機起動継続時間、あと10分ですー
つれない声で、女神がカウントダウンを口にする。
レベルが上がって、作動時間もマックス15分に増えたらしいけど、この海の中じゃ10分はあまりにも短すぎるだろう。
「そんなのんびり時間計ってないで、どうすればいいか教えてよ!」
腹立ちまぎれに私は怒鳴った。
ったくもう、だいたい私をこの世界に召喚したの、あんたでしょ?
しかも、へんなリング押しつけて、人をエロ魔導士なんて変態めいたジョブにしたくせに!
-まあまあ、翔子、落ち着いてくださいー
「落ちついてられるわけないでしょ? このままじゃ、海の底まで沈んでおだぶつなんだよ!」
-なんとかして、浮力を得るのですー
人の気を知ってか知らいでか、淡々とした口調で、女神が言った。
「だから、どうやって?」
焦りまくる私。
このままでは、ビッチファッカーはただのバカでかい棺桶である。
いつか酸素がなくなり、私もあの世行きだろう。
死んで召喚された異世界でまた死んだらどうなるのか、興味はあるけど試してみる勇気はない。
-まず、ビッチファッカー初号機の体操着を脱がせてくださいー
「え? ブルマもパンツも脱いだのに、この上また?」
-ブラも取って、全裸になるのですー
何この子、ブラジャーまでしてるわけ?
どんだけおっきいブラジャーなのよ?
「丸裸になって、いったい何をやれっていうの?」
まさか、この前覚えた”バーチャル阿波踊り”じゃないだろうね。
-方法はひとつ。海底に向けて、”おっぱいロケット”を発射するのです。おっぱいロケットは、大陸弾道弾なみの破壊力を秘めています。その推力で、ビッチファッカー初号機は海面に到達できるはずー
なるほど。
それは一理ありそうだ。
そもそも私が命を落としたきっかけも、あの半島の北のほうにある国がぶっぱなしたICBMのせいなのだ。
元はといえば、草むらで座りションをしていた私が悪いのだけど、あれと同じ威力のロケット弾をこのビッチは備えているのである。
でも、ロケットの推進力で浮上したとしても、その後は…?
ま、いいか。
そうなったらそれはまたその時考えればいい。
カナヅチみたいにブクブク沈んでいくよりは、そのほうがずっとマシに決まってる。
「わかった。やってみる!」
私は気を取り直し、ビスチェを脱ぎ捨てた。
ついでにブラもはぎとって、生まれたままの姿になる。
画面左上に、頭を斜め下にして沈んでいく全裸の少女が映っている。
私に合わせて、ビッチも丸裸になったのだ。
モーションで調節して、ビッチの胸を真下に向けた。
そして、右手の中の浣腸のスイッチを、親指の腹で押す。
同時に叫んだ。
「行けえ! おっぱいロケット!」
でっかい泡がぶくぶくと上がっていく。
そうだった。
この子、カナヅチなのだ。
この前のリヴァイアさん戦の時もそうだった。
あの時は犬かきでなんとか蓮の花までたどり着いたけど、今回は落ち方がまずかったのか、頭を下にして真っ逆さまに沈んでいく。
海もこの前に増して荒れているから、犬かきごときではとても浮上はおぼつかない。
-5分経過しました。ビッチファッカー初号機起動継続時間、あと10分ですー
つれない声で、女神がカウントダウンを口にする。
レベルが上がって、作動時間もマックス15分に増えたらしいけど、この海の中じゃ10分はあまりにも短すぎるだろう。
「そんなのんびり時間計ってないで、どうすればいいか教えてよ!」
腹立ちまぎれに私は怒鳴った。
ったくもう、だいたい私をこの世界に召喚したの、あんたでしょ?
しかも、へんなリング押しつけて、人をエロ魔導士なんて変態めいたジョブにしたくせに!
-まあまあ、翔子、落ち着いてくださいー
「落ちついてられるわけないでしょ? このままじゃ、海の底まで沈んでおだぶつなんだよ!」
-なんとかして、浮力を得るのですー
人の気を知ってか知らいでか、淡々とした口調で、女神が言った。
「だから、どうやって?」
焦りまくる私。
このままでは、ビッチファッカーはただのバカでかい棺桶である。
いつか酸素がなくなり、私もあの世行きだろう。
死んで召喚された異世界でまた死んだらどうなるのか、興味はあるけど試してみる勇気はない。
-まず、ビッチファッカー初号機の体操着を脱がせてくださいー
「え? ブルマもパンツも脱いだのに、この上また?」
-ブラも取って、全裸になるのですー
何この子、ブラジャーまでしてるわけ?
どんだけおっきいブラジャーなのよ?
「丸裸になって、いったい何をやれっていうの?」
まさか、この前覚えた”バーチャル阿波踊り”じゃないだろうね。
-方法はひとつ。海底に向けて、”おっぱいロケット”を発射するのです。おっぱいロケットは、大陸弾道弾なみの破壊力を秘めています。その推力で、ビッチファッカー初号機は海面に到達できるはずー
なるほど。
それは一理ありそうだ。
そもそも私が命を落としたきっかけも、あの半島の北のほうにある国がぶっぱなしたICBMのせいなのだ。
元はといえば、草むらで座りションをしていた私が悪いのだけど、あれと同じ威力のロケット弾をこのビッチは備えているのである。
でも、ロケットの推進力で浮上したとしても、その後は…?
ま、いいか。
そうなったらそれはまたその時考えればいい。
カナヅチみたいにブクブク沈んでいくよりは、そのほうがずっとマシに決まってる。
「わかった。やってみる!」
私は気を取り直し、ビスチェを脱ぎ捨てた。
ついでにブラもはぎとって、生まれたままの姿になる。
画面左上に、頭を斜め下にして沈んでいく全裸の少女が映っている。
私に合わせて、ビッチも丸裸になったのだ。
モーションで調節して、ビッチの胸を真下に向けた。
そして、右手の中の浣腸のスイッチを、親指の腹で押す。
同時に叫んだ。
「行けえ! おっぱいロケット!」
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