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第2章 跪いて足をお舐め
#85 皇子男娼化計画⑬
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マリウスは逆らわなかった。
そうなるだろうと、ルビイには予想がついていた。
ゆうべ、あれほどの快楽を味わってしまった以上、逆らえるわけがないのだ。
「これで、いいのか…?」
全裸になったマリウスが、ルビイに身体の正面を向けて、言った。
髪の色と同じ金色の陰毛の繁る股間から、早くも肉棒が頭をもたげ始めている。
長すぎる包皮が後退し、濡れ光る亀頭がその間から覗いているのが、ランプの弱い灯の下でもわかった。
「ええ、いいわ。じゃ、ベッドに上がって、手足を突いて」
ぎりぎりまでマリウスに近づき、その厚い胸板に指を這わせながら、声を低めてルビイは命じた。
「今度は、何をするつもりだ?」
たずねるマリウスの声が震えているのは、疑心暗鬼からというより、快楽への期待からに違いない。
その証拠に、それ以上言わずともマリウスはベッドによじ登り、犬のように四つん這いになってみせたのだ。
小テーブルから小さな壺を取り上げると、ルビイはマリウスの背後に回った。
「もっとお尻を高く上げて。私にアナルがよく見えるように」
「こう…か?」
マリウスが膝をついた両足に力を込め、尻を上げる。
大きくも小さくもない、筋肉のほどよく締まった形のいい尻だ。
男にしては美しい尻だ、とルビイは内心舌を巻く思いだった。
が、それをルビイはこれから汚そうとしているのだ。
左手の指で丸い双丘を押し開くと、茶褐色の皮膚に縁取られた藤壺のような穴が現れた。
壺の蓋を開け、その中に指を突っ込むと、油っぽい軟膏を掬い取る。
軟膏にまみれた人差し指を菊門に近づけると、
「最初は少し痛いかもしれないけど、がまんして」
そう言い置いて、ルビイはずぶりと指の先を突き入れた。
「はうっ」
マリウスの頭部がのけぞった。
意外だったのは、いとも簡単に指が第二関節あたりまで埋まってしまったことだ。
マリウスは、身体を支える上腕部と太腿に筋肉の束を浮かび上がらせながら、小刻みに震えている。
そうなるだろうと、ルビイには予想がついていた。
ゆうべ、あれほどの快楽を味わってしまった以上、逆らえるわけがないのだ。
「これで、いいのか…?」
全裸になったマリウスが、ルビイに身体の正面を向けて、言った。
髪の色と同じ金色の陰毛の繁る股間から、早くも肉棒が頭をもたげ始めている。
長すぎる包皮が後退し、濡れ光る亀頭がその間から覗いているのが、ランプの弱い灯の下でもわかった。
「ええ、いいわ。じゃ、ベッドに上がって、手足を突いて」
ぎりぎりまでマリウスに近づき、その厚い胸板に指を這わせながら、声を低めてルビイは命じた。
「今度は、何をするつもりだ?」
たずねるマリウスの声が震えているのは、疑心暗鬼からというより、快楽への期待からに違いない。
その証拠に、それ以上言わずともマリウスはベッドによじ登り、犬のように四つん這いになってみせたのだ。
小テーブルから小さな壺を取り上げると、ルビイはマリウスの背後に回った。
「もっとお尻を高く上げて。私にアナルがよく見えるように」
「こう…か?」
マリウスが膝をついた両足に力を込め、尻を上げる。
大きくも小さくもない、筋肉のほどよく締まった形のいい尻だ。
男にしては美しい尻だ、とルビイは内心舌を巻く思いだった。
が、それをルビイはこれから汚そうとしているのだ。
左手の指で丸い双丘を押し開くと、茶褐色の皮膚に縁取られた藤壺のような穴が現れた。
壺の蓋を開け、その中に指を突っ込むと、油っぽい軟膏を掬い取る。
軟膏にまみれた人差し指を菊門に近づけると、
「最初は少し痛いかもしれないけど、がまんして」
そう言い置いて、ルビイはずぶりと指の先を突き入れた。
「はうっ」
マリウスの頭部がのけぞった。
意外だったのは、いとも簡単に指が第二関節あたりまで埋まってしまったことだ。
マリウスは、身体を支える上腕部と太腿に筋肉の束を浮かび上がらせながら、小刻みに震えている。
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