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第5章 屑肉と化した女戦士は魔王討伐の夢を見るか

#28 禁断の地⑮

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 いつのまにか、アニムスは全裸にされていた。

 その少年っぽい身体の上を、サトの手が這い回る。

 胸板から飛び出したアンズの実のようなアニムスの乳首を、サトが舌で転がした。

 左右の乳首をかわるがわるつつかれているうちにそれは石のように硬くなり、恥ずかしいほど尖り出す。

 サトの舌がアニムスの肌を這い、徐々に下に降りていく。

 肋骨の間から鳩尾へ、そしてへそを舐めると鼠径部へ…。

「素敵です」

 股間から屹立した肉の棒にしなやかな指をからめて、サトが言った。

「サトが思った通りです。アニムスさは、立派な大人でいらっしゃる」

 快感の波に翻弄され、アニムスは硬直したまま、動けない。

 全神経は、サトの指の卑猥な動きに集中してしまっている。

 サトが肉棒をしゃぶり始めた。

 じゅるじゅるいやらしい音を立てて、さまざまな角度からアニムスの恥ずかしい部分を舐め回す。

「ああ…ああ…ああ…」

 ふいに肉の筒の底部からこみ上げる脈動に、アニムスはわなないた。

 どくん、どくん…。

 何かたまらなく熱いものが、出口を求めてせり上がる。

 サトは濡れた唇をすっぽり肉棒の先に被せると、右手で竿をしごき、左手でぐちゃぐちゃと陰嚢を揉み出した。

「き、気持ち…いい…」

 アニムスの目が裏返り、口の端からよだれが垂れた。

 だが、サトの追及は激しくなるばかりだ。

 サトの尖った舌が、性器の先端の尿の出る穴にめり込んだ。

「あううっ! で、出るぅっ!」

 アニムスはガクガクと膝を震わせ、サトの喉深く肉棒を突き立てるように勢いよく腰を前に突き出した。

 どびゅっ。

 尿ではない何かが膨張した性器の先端からあふれ出し、アニムスは棒を呑んだように手足を強張らせた。

 どびゅっ。

 どびゅっ。

 サトの冷酷なまでの愛撫に、射精はいっこうにやもうとしない。

「はうっ! あふっ! くううっ!」

 最後の一滴まで絞り尽くされ、もん絶してシートの上に崩れ落ちる少年。

 アニムスを解放すると、サトは右手の手のひらを受け皿にして、その上に精液をどろどろと吐き出した。

 少年の精液は、驚くほど濃く、粘りけが強い。

 まるで液の中を泳ぐ精子の群れが見えるようだった。

「おいそう」

 しばらく眺め、その濃厚な匂いを胸いっぱいに吸いこむと、サトは手のひらを口元に持っていき、吐き出した精液を美味そうに長い舌でペロペロと舐め始めた。

 捨ててしまうのは、あまりにも惜しかった。

 アニムスの精液は、淫魔とのハーフであるサトにとり、久しぶりに味わう活きのいい童貞少年のエキスだったのだ。

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