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第6章 ネオ・チャイナの野望
#14 鬼岩城⑨
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組み伏せたルビイの上に、青鬼がのしかかる。
ルビイの左脚をつかんで、大きく引き上げた。
股が90度以上開き、ルビイの無毛の性器が剥き出しになった。
腰をかがめて、そこに青鬼ー後鬼が、反り返った旗竿のような肉棒を突き立てようとする。
ルビイの顔が歪んだ。
まずい。
このままでは犯されてしまう。
なんとかしなければ…。
が、青鬼の腕力は、ルビイの予想を超えるほど強かった。
ねじり上げられた左足は、膝頭で関節を決められて、一寸たりとも動かせない。
と、ルビイの煩悶をよそに、後ろで赤鬼ー前鬼が起き上がる気配がした。
「いいぞ、後鬼。そのままやっちまえ。ただし、後ろの穴はちゃんと俺に残しておくんだぞ」
下品な笑い声が飛んでくる。
「前と後ろから同時にか。はは、そりゃいい考えだ」
相棒の復活で勢いを増した後鬼の肉棒の先が、こんもり盛り上がったルビイの恥丘にめり込んできた。
ううっ…。
質量のある異質な物体が空虚を埋めていく違和感に、ルビイの眉間に縦じわが寄る。
怒りと恥辱で頬が火のように熱くなった。
「すげえよ…この締まり具合…。こんな女は初めてだ」
後鬼が感嘆の声を上げ、ピストン運動に入ろうと更に上半身をかがめてきた。
青銅のそのものの端正な顔が間近に来る。
チャンスだった。
ルビイは半ば身体を貫かれたまま、斜め下からその顎に頭突きを食らわせた。
「うぎゃあっ!」
肉棒が跳ね上がり、ルビイの股間が自由になる。
口から血を吐いてのけぞる後鬼の下顎を、立ち上がりざま、思いっきり右足で蹴り上げた。
「ぐふっ!」
相手が仰向けに倒れたところに、垂直にジャンプして喉めがけて両膝から落下する。
「あがっ!」
気管を潰され、のたうちまわる青鬼。
その顔面を、ルビイは全体重をかけて踏みつけた。
「ぎゃ」
鼻柱が折れ、砕けた前歯があられのごとく飛び散って、潰れた蛙のように後鬼が動かなくなった。
「きさま、よくも!」
つかみかかってきた前鬼をかわし、左手を旋回させてうなじに手刀を叩き込んだ。
「ぐはっ!」
バランスをくずし、たたらを踏む赤鬼。
振り向く暇も与えず、その厚い背中にドロップキックを食らわせる。
頭上を飛び越えて正面に立つと、まだ倒れないでいる前鬼の胸板に、目にも留まらぬ速さでパンチの連打を繰り出した。
肋骨の折れる音が合図だった。
両脚を交差させ、二発の前蹴りで下顎を完膚なきまでに粉砕する。
たまりかねて向こう側に倒れていく前鬼の股間に手を伸ばすと、勃起した肉棒を鷲掴みにし、力任せに引きちぎった。
鬼の股間から血しぶきがあがり、パラパラと驟雨のごとく床に降り注ぐ。
「お見事。それまでだ」
ルビイが手に残った棒状の器官を投げ捨てた時、面白がっているような口調で玉座から童子が言った。
「ふたりとも、すっかり戦闘不能状態だ。ルビイ、おまえの勝ちだな。すまないが、殺すことだけは、勘弁してやってくれないか」
ルビイの左脚をつかんで、大きく引き上げた。
股が90度以上開き、ルビイの無毛の性器が剥き出しになった。
腰をかがめて、そこに青鬼ー後鬼が、反り返った旗竿のような肉棒を突き立てようとする。
ルビイの顔が歪んだ。
まずい。
このままでは犯されてしまう。
なんとかしなければ…。
が、青鬼の腕力は、ルビイの予想を超えるほど強かった。
ねじり上げられた左足は、膝頭で関節を決められて、一寸たりとも動かせない。
と、ルビイの煩悶をよそに、後ろで赤鬼ー前鬼が起き上がる気配がした。
「いいぞ、後鬼。そのままやっちまえ。ただし、後ろの穴はちゃんと俺に残しておくんだぞ」
下品な笑い声が飛んでくる。
「前と後ろから同時にか。はは、そりゃいい考えだ」
相棒の復活で勢いを増した後鬼の肉棒の先が、こんもり盛り上がったルビイの恥丘にめり込んできた。
ううっ…。
質量のある異質な物体が空虚を埋めていく違和感に、ルビイの眉間に縦じわが寄る。
怒りと恥辱で頬が火のように熱くなった。
「すげえよ…この締まり具合…。こんな女は初めてだ」
後鬼が感嘆の声を上げ、ピストン運動に入ろうと更に上半身をかがめてきた。
青銅のそのものの端正な顔が間近に来る。
チャンスだった。
ルビイは半ば身体を貫かれたまま、斜め下からその顎に頭突きを食らわせた。
「うぎゃあっ!」
肉棒が跳ね上がり、ルビイの股間が自由になる。
口から血を吐いてのけぞる後鬼の下顎を、立ち上がりざま、思いっきり右足で蹴り上げた。
「ぐふっ!」
相手が仰向けに倒れたところに、垂直にジャンプして喉めがけて両膝から落下する。
「あがっ!」
気管を潰され、のたうちまわる青鬼。
その顔面を、ルビイは全体重をかけて踏みつけた。
「ぎゃ」
鼻柱が折れ、砕けた前歯があられのごとく飛び散って、潰れた蛙のように後鬼が動かなくなった。
「きさま、よくも!」
つかみかかってきた前鬼をかわし、左手を旋回させてうなじに手刀を叩き込んだ。
「ぐはっ!」
バランスをくずし、たたらを踏む赤鬼。
振り向く暇も与えず、その厚い背中にドロップキックを食らわせる。
頭上を飛び越えて正面に立つと、まだ倒れないでいる前鬼の胸板に、目にも留まらぬ速さでパンチの連打を繰り出した。
肋骨の折れる音が合図だった。
両脚を交差させ、二発の前蹴りで下顎を完膚なきまでに粉砕する。
たまりかねて向こう側に倒れていく前鬼の股間に手を伸ばすと、勃起した肉棒を鷲掴みにし、力任せに引きちぎった。
鬼の股間から血しぶきがあがり、パラパラと驟雨のごとく床に降り注ぐ。
「お見事。それまでだ」
ルビイが手に残った棒状の器官を投げ捨てた時、面白がっているような口調で玉座から童子が言った。
「ふたりとも、すっかり戦闘不能状態だ。ルビイ、おまえの勝ちだな。すまないが、殺すことだけは、勘弁してやってくれないか」
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