32 / 70
2章 ガーディアン襲撃編
31話 side ガーディアン
しおりを挟む
賊による襲撃にあったガーディアンの拠点内は深い悲しみで満ちていた。
リーダーのスキルにより守られた鉄壁の拠点
人々は危険な世界でありながらも確実な平和を享受していた。
しかし、平和は時に砂城のように崩れ落ちる。
1人の賊の進入。
その進入がガーディアンを地獄へと導いた。
無残に虐殺される男達。
逃げ回るも襲われる女達
まさに狂気の宴、終わらない地獄
全員が死を確信した。
しかし、その地獄は突如として終わりを告げた。
自分達が犯人と決めつけ、投獄したはずの男によって
更にその男は賊を殲滅した後、何も言わず去っていった。
そしてガーディアンの面々も何も言わなかった。
いや、何も言えなかったのだ……
***
あの襲撃から3日が経ったある日
「ミナミ!カレン!」
生き残ったメンバーの男がミナミと副リーダーのカレンが居るテントに驚きの形相で入ってきた。
「大きな声を出して、どうかしたの?」
ベットに横たわっていたカレンが上体を起こす。
賊に切断された片足と怪我の具合が酷く、今もなお彼女はベッド上での生活を余儀なくされていた。
「聞いてくれよ!」
「うるさいわ…」
カレンの看病をしているミナミが吐き捨てるように呟いた。
ミナミに以前のような笑顔は無く、表情は暗い。
自身が行った行動に対する自己嫌悪が彼女自身の心を蝕んでいるのだ。
「まぁ聞いてくれよ、これが拠点の前に置いてあったんだ」
そう言って男は、テントの外から大きなダンボール箱を2つ運びいれた。
「「えっ!!」」
そこには金銀財宝のみならず、大量の魔石、食糧、武器が入っていた。
そして、何より目を見張らしたのは
「それって魔道具よね」
ガラクタのような詰め込まれた魔道具であった。
カレンは驚きで口が開いたままになっている。
「あぁステータスが表示されたから魔道具で間違いない」
魔道具や魔石など特殊なアイテムはステータスが表示がされ情報を確認することが可能なのである。
「しかも、どれもかなりの一等品ばっかり!」
カレンは魔道具のステータスを見て更に驚く
「あぁ!魔物避けの魔道具も複数入ってたから、既に拠点を囲むように設置済みだ」
青年は魔道具の中に魔物避けの魔道具が入っていることを確認するや否や独断で即設置を行ったのである。
「よくやったわ!これで魔物の流入が防げるわ!しかもこの食糧……でも、これは一体誰が?」
カレンは首を傾げる。
「あ!そーいや、よくわからないけどこの紙が一緒に入ってたんだ」
男が思い出したとばかりにカレンに一枚の紙を渡す。
カレンはその紙を声に出して読む
「えーと、何々、"また会おう。次会う時は撃つのはやめろよ"、うーん分からないわね?」
やはり分からないとカレンは青年に紙を渡す。
「あれ?お、おい!一体どうしたんだミナミ」
男はなぜか涙を流すミナミを見て、慌てふためく。
「な、何もないわよ!ふぅー。よし!」
涙を手で拭い、大きく息を吐き、頬を叩くミナミ
カレンも男も突然のことに驚き声を失っている。
「カレン!もう一度やり直そう!」
「えっ、ええ!そうね」
「こうしちゃいられないわ!今度こそ銃弾当ててやるんだから」
ミナミに瞳に再び光が灯った。
それも以前より強い光が
(あんな仕打ちを受けて、また会おうだなんてやっぱアンタは変なやつよ!私は、私達はまだ貴方に感謝を言えてない!待ってなさいよ!秋」
後にガーディアンは有力拠点として名を轟かせるようになる事を今は誰も知らない。
リーダーのスキルにより守られた鉄壁の拠点
人々は危険な世界でありながらも確実な平和を享受していた。
しかし、平和は時に砂城のように崩れ落ちる。
1人の賊の進入。
その進入がガーディアンを地獄へと導いた。
無残に虐殺される男達。
逃げ回るも襲われる女達
まさに狂気の宴、終わらない地獄
全員が死を確信した。
しかし、その地獄は突如として終わりを告げた。
自分達が犯人と決めつけ、投獄したはずの男によって
更にその男は賊を殲滅した後、何も言わず去っていった。
そしてガーディアンの面々も何も言わなかった。
いや、何も言えなかったのだ……
***
あの襲撃から3日が経ったある日
「ミナミ!カレン!」
生き残ったメンバーの男がミナミと副リーダーのカレンが居るテントに驚きの形相で入ってきた。
「大きな声を出して、どうかしたの?」
ベットに横たわっていたカレンが上体を起こす。
賊に切断された片足と怪我の具合が酷く、今もなお彼女はベッド上での生活を余儀なくされていた。
「聞いてくれよ!」
「うるさいわ…」
カレンの看病をしているミナミが吐き捨てるように呟いた。
ミナミに以前のような笑顔は無く、表情は暗い。
自身が行った行動に対する自己嫌悪が彼女自身の心を蝕んでいるのだ。
「まぁ聞いてくれよ、これが拠点の前に置いてあったんだ」
そう言って男は、テントの外から大きなダンボール箱を2つ運びいれた。
「「えっ!!」」
そこには金銀財宝のみならず、大量の魔石、食糧、武器が入っていた。
そして、何より目を見張らしたのは
「それって魔道具よね」
ガラクタのような詰め込まれた魔道具であった。
カレンは驚きで口が開いたままになっている。
「あぁステータスが表示されたから魔道具で間違いない」
魔道具や魔石など特殊なアイテムはステータスが表示がされ情報を確認することが可能なのである。
「しかも、どれもかなりの一等品ばっかり!」
カレンは魔道具のステータスを見て更に驚く
「あぁ!魔物避けの魔道具も複数入ってたから、既に拠点を囲むように設置済みだ」
青年は魔道具の中に魔物避けの魔道具が入っていることを確認するや否や独断で即設置を行ったのである。
「よくやったわ!これで魔物の流入が防げるわ!しかもこの食糧……でも、これは一体誰が?」
カレンは首を傾げる。
「あ!そーいや、よくわからないけどこの紙が一緒に入ってたんだ」
男が思い出したとばかりにカレンに一枚の紙を渡す。
カレンはその紙を声に出して読む
「えーと、何々、"また会おう。次会う時は撃つのはやめろよ"、うーん分からないわね?」
やはり分からないとカレンは青年に紙を渡す。
「あれ?お、おい!一体どうしたんだミナミ」
男はなぜか涙を流すミナミを見て、慌てふためく。
「な、何もないわよ!ふぅー。よし!」
涙を手で拭い、大きく息を吐き、頬を叩くミナミ
カレンも男も突然のことに驚き声を失っている。
「カレン!もう一度やり直そう!」
「えっ、ええ!そうね」
「こうしちゃいられないわ!今度こそ銃弾当ててやるんだから」
ミナミに瞳に再び光が灯った。
それも以前より強い光が
(あんな仕打ちを受けて、また会おうだなんてやっぱアンタは変なやつよ!私は、私達はまだ貴方に感謝を言えてない!待ってなさいよ!秋」
後にガーディアンは有力拠点として名を轟かせるようになる事を今は誰も知らない。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」
(イェイソン・マヌエル・ジーン)
ファンタジー
魔物の討伐中に見つかった黄金の瞳の少年、アイト・グレイモント。
王宮で育てられながらも、本当の冒険を求める彼は7歳で旅に出る。
風の魔法を操り、師匠と幼なじみの少女リリアと共に世界を巡る中、古代の遺跡で隠された力に触れ——。
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
現代社会とダンジョンの共生~華の無いダンジョン生活
シン
ファンタジー
世界中に色々な歪みを引き起こした第二次世界大戦。
大日本帝国は敗戦国となり、国際的な制約を受けながらも復興に勤しんだ。
GHQの占領統治が終了した直後、高度経済成長に呼応するかのように全国にダンジョンが誕生した。
ダンジョンにはモンスターと呼ばれる魔物が生息しており危険な場所だが、貴重な鉱物やモンスター由来の素材や食材が入手出来る、夢の様な場所でもあった。
そのダンジョンからモンスターと戦い、資源を持ち帰る者を探索者と呼ばれ、当時は一攫千金を目論む卑しい職業と呼ばれていたが、現代では国と国民のお腹とサイフを支える立派な職業に昇華した。
探索者は極稀にダンジョン内で発見されるスキルオーブから特殊な能力を得る者が居たが、基本的には身一つの状態でダンジョン探索をするのが普通だ。
そんなダンジョンの探索や、たまにご飯、たまに揉め事などの、華の無いダンジョン探索者のお話しです。
たまに有り得ない方向に話が飛びます。
一話短めです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる