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めーちゃん(魔王陛下)のペットやってます。

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パルムは魔王陛下の執務室の隅っこに置いてある小さな机の所で、ご機嫌に読み書きの練習をしていた。パルムは25歳になるが、読み書きが満足にできない。

パルムは人間だ。パルムが生まれた人間の国は、現在パルムがいる魔国と『神々から見捨てられた森』と呼ばれる危険な森を挟んだ隣にある。パルムが生まれた人間の国では、ある条件の者が生まれると、美醜問わず、必ず魔国に差し出す。その条件とは、生殖可能な両性具有であること。
魔国に住む魔族は、自分と同等の魔力を持つか、逆に全く魔力がない者としか子供をつくることができない。魔族の中でもずば抜けた膨大な魔力を持つ魔王は、全く魔力がない者としか子供をつくることができない。魔族程ではないが、人間も必ず魔力を持って生まれてくる。しかし、何故か両性具有の者には魔力が全くない。そして、両性具有の者は人間の国にしか生まれない。故に、強大な力を持つ魔国を敵に回したくない人間の国は、孕ませ腹の生け贄として、両性具有の者を見つけると必ず魔王の元へ送っている。

パルムはつい2ヶ月前に魔国に送られた。パルムが生まれた村はど田舎にある山奥の小さな村で、パルムの亡くなった両親とパルム自身以外は、パルムが両性具有だと誰も知らなかった。本来ならば、稀に生まれてくる両性具有の者が生まれたら国に報告しなければならないのだが、パルムの両親は国にも村人達にもパルムの身体のことを隠す選択をした。パルムは一応男女の身体の違いを知っている。自分が『普通』とは違う身体をしていることも知っている。パルムは両親から、自分の身体のことは絶対に秘密にしなくてはならないと幼い頃から言い聞かされて育った。パルムはまんこが確かにあるが、見た目は完全に男だ。裸になって股を開かなければ、絶対にバレない。パルムは村では狩人をしていた。背が高く、筋肉がかなりムキムキで、村で1番の力持ちだった。髭は生えていないし、体毛も薄いが、誰もがパルムのことを男だと信じて疑っていなかった。
パルムが両性具有だとバレたのは、旅人の男を仏心を出して家に泊めてやった結果、旅人の男に性的な意味で襲われたからだ。男がパルムの身体に驚いて大騒ぎをして、騒ぎを聞き付けた近隣の住人が助けてくれたので未遂で済んだが、結果として村中にパルムが両性具有だとバレた。両性具有の者を報告し、差し出せば、国から報償金が出るらしい。その時、村は流行り病が流行っており、パルムの両親も含めて何人も死んでいた。医者を呼ぼうにも、山奥の小さな貧しい村では医者に払う金や薬代が用意できない為、諦めと絶望の空気が村の中を流れていた。パルムは村長や村人達から頭を下げられた。『村の為に売られてくれ』と。パルムは頷くしかなかった。本当に小さな村だから、パルムにとっては、村人全員家族のようなものだった。このまま大事な家族達が全員死ぬよりもマシだろうと思い、パルムは国から派遣されてきた騎士団に素直に着いていき、魔国へと引き渡された。

パルムは現在、魔王陛下の押しかけペットをしている。魔王はとても恐ろしく、残忍で残虐なおぞましい存在だと聞いていたが、実際に会った魔王陛下はそんなことはなかった。
見た目は完全に人ではない。首から上は鋭い牙と厳めしい6本の角がある山羊のような顔で、身体全体はパルムの倍以上の大きさがある。太い腕が4本あり、指は6本ある。黒い毛で覆われた手の指の鋭く尖った長い爪はそれだけで凶器である。1度、パルムが指先で魔王陛下の長い爪をツンツンしてみたら、危うく人差し指の第一関節から先が無くなるところだった。切れ味が良すぎてスッパリ切れた。魔王陛下に治してもらったが、2時間近く説教された。まるで蜥蜴のものみたいな長く太い尻尾もある。試しに指でつんつんしてみたら、ひんやりとしていた。夏の暑い時にくっついたら気持ちが良さそうだ。いつもきっちり服を着ているので、魔王陛下の裸を見たことがないから、服の下がどうなっているかは分からない。いつか見てみたいとは思っている。

魔王陛下はパルムに『好きに生きろ、人間。我はお前なんぞ孕ます気などない』と言った。パルムに限らず、当代の魔王陛下は送られてきた両性具有の者に必ずそう言って、本当に好きに生きさせるらしい。過去に送られた両性具有の者達は、魔族と混じって一緒に働いたり、好きな相手と結婚して子供を産んだりしているそうだ。

パルムは少しだけ悩んで、魔王陛下のペットになることにした。村ではただ生きる為に毎日必死だった。極々たまに訪れる旅人の話を聞かせてもらうのと、こっそりオナニーをするくらいしか楽しみなんてなかった。ペットというものの存在は旅人から聞いたことがあるので知っている。動物を家で世話をして、可愛がって、家族のように過ごすらしい。食べる為に育てている家畜や仕事の相棒である猟犬、農耕馬とは少し違うそうだ。パルムは今すぐ家族が欲しかった。実の両親とは死に別れて間もなく、家族のように思っていた村の人々とも永遠に会えない。魔王陛下がパルムに子供を産ませる気がないのなら、魔王陛下のペットになればいいだけの話だ。パルムが魔王陛下に、『じゃあ俺をペットにしてくれ』と言うと、魔王陛下は『断る』と即答で言ったが、何度もしつこく食い下がってお願いしたら、最終的に頷いてくれた。魔王陛下が怒らないのをいいことに、5日間ずっと魔王陛下の後ろをくっついて回ってお願いしていたので、魔王陛下が根負けしたのだろう。パルムの粘り勝ちである。

魔王陛下のペットになってから、毎日が本当に穏やかで、とても楽しい。村では見たことがない豪華で美味しい食事を1日3食も食べられるし、毎日温かい風呂にも入れる。魔王陛下の馬鹿みたいに広い寝室の隅っこに置いてもらったベッドは布団がふかふかふわふわで温かくて、毎日がまるで天国にいるかのような極上の眠りである。服も穴や接ぎ当てのないキレイで清潔なものが着れるし、基本的にはパルムを放置している魔王陛下も、たまにパルムとお喋りをしてくれる。読み書きを教えてくれたのも魔王陛下だ。見た目は確かに少々怖い気もするが、魔王陛下は本当に優しくて、見た目に慣れれば、むしろ可愛い気がする。まるで山羊のような目とか。

パルムは魔王陛下が自ら作ってくれた文字の練習帳に慣れない羽ペンを使って、丁寧に文字を書いている。真剣に文字を書いていると、腹に響くような重低音な声がパルムを呼んだ。


「パルム」

「何だよ。めーちゃん」

「めーちゃん言うな。陛下と呼べ」

「めーちゃんの方が可愛い」

「可愛くなくていい。我のどこから『めーちゃん』なんて呼び方思いつくんだ」

「山羊っぽい」

「意味が分からん。泣かすぞ」

「山羊はめーめー鳴くじゃん」

「泣かす」

「めーー」

「泣かす……いや、そうじゃない。下らないことはどうでもいい。休憩にするぞ」

「おう」


パルムは羽ペンを置いて、椅子から立ち上がり、執務室にあるソファーへと移動した。魔王陛下改め、めーちゃんは、おやつと言ってパルムによく美味しいものを食べさせてくれる。執務の合間の休憩の時は必ず一緒にお茶を飲みつつ、甘いものを食べる。めーちゃんは甘いものが好きらしい。
今日のおやつは真っ青なカップケーキだ。魔国の果物は故郷では見たことがない色や形のものが割とある。真っ青過ぎて、本当に食べていいものなのか少し悩むが、めーちゃんが普通に食べ始めたのでパルムも一口噛った。優しい甘さと爽やかな柔らかい感じの甘い果物の香りがして、素直に美味しい。パルムはめーちゃんがくれたものも含めて、4つもカップケーキを食べた。

自分の身体の異変に気づいたのは、休憩の時間から半時もした頃だった。何やら身体が熱い。特に下腹部が熱い。より具体的に言うと、まんこがなんだかうずうずする。パルムは今すぐオナニーがしたくて堪らなくなった。パルムは村にいた時は、いつもこっそりオナニーをしていた。ちんこは勿論、まんこも自分で弄って気持ちよくなっていた。まんこに指を入れて中の気持ちいい所をくちゅくちゅ擦りながら、ちんこを擦るのが大好きだった。しかし、めーちゃんのペットになってからはオナニーをしていない。流石に同じ部屋でめーちゃんが寝ているのに、堂々とオナニーはできない。パルムはかなり溜まっていた。
暫く、もじもじと膝を擦り合わせて堪えていたが、どうにも堪えきれない。ちんこは勃起してしまっているし、下着が濡れている感じがする。おまけに頭がなんだかぼんやりしてきた。パルムははぁ、と熱い息を吐いて、ぼんやりとした頭で自分のズボンのベルトを外し始めた。下着の中に手を突っ込んで、勃起しているちんこを握って擦り始めると、どっと先走りが溢れていく。久しぶりの快感が堪らない。パルムははぁはぁと荒い息を吐きながら、自分のちんこを下着の中でむちゃくちゃに擦った。


「パルム?」


重低音の声がパルムの名前を呼んだ。パルムは自分のちんこを擦りながら、顔だけでめーちゃんの方を向いた。


「あ、はぁはぁ、めーちゃん……」

「どうした……って、おっ!お前っ!?こんな所で何してっ!?」

「めーちゃん、熱い、熱い……」

「はぁ?……あっ!!」

「はぁはぁ……あーー、出るっ、出るっ……」

「ドゥランガのせいか!!」

「あ、あ、あぁーーー……」


パルムは下着の中に射精した。めーちゃんがいるとか、ここは執務室だとか、そんなことは完全にパルムの頭から抜け落ちていた。パルムはただオナニーをして気持ちよくなって、身体に燻る熱を発散することしか頭になかった。
パルムは下着から手を引き抜いて、椅子から立ち上がり、ガッと下着ごとズボンを下ろした。熱くて堪らない。パルムはシャツも脱ぎ捨て、床に座り込んで膝を立てて脚を広げ、自分のまんこに手を伸ばした。パルムのまんこはぐっちょり濡れており、指で穴を擦るとぬるぬるしていてゾクゾクとした快感が背を走る。パルムはまんこに指を入れながら、うずうずしている乳首を指先で摘まんでくりくりと擦った。パルムは乳首を弄るのも好きだ。焦らすことなく、まんこに入れた指を動かして、自分の中のいいところを指で刺激しまくると、身体の中を快感が駆け回って、益々愛液が溢れて、ぐちゅぐちゅといやらしい音がする。


「あっ、あ、あー、あぁっ」

「パ、パ、パルム……おおおお落ち着け?落ち着け?頼むから落ち着いてくれ?」

「はぁ、あぁ……まんこきもちいい……んぅ、あ、はぁ、はぁ、あぁー……」

「…………くっ……くそっ!」


パルムが夢中でまんこと乳首を弄っていると、ドスドスとめーちゃんが近づいてきた。手を休めることなく、めーちゃんの巨体を見上げれば、ふすーふすーとめーちゃんが荒い鼻息を吐きながら、山羊のような目でパルムを見下ろしていた。
めーちゃんが屈んでパルムの脇に手を差し入れ、乳首とまんこから手を離さないパルムを軽く抱え上げた。ひょいと先程まで読み書きの練習をしていた机の上に下ろされる。


「ドゥランガは人間には強い媚薬の効果がある。中毒性は確かなかった筈だが、解毒ができん。発散させるしかない」

「んぅー、あ、あっ、あぅ、あぁ」

「こ、これは治療行為だ。治療行為……パ、パルム。指を抜け」

「いやぁ」

「抜け。その、なんだ、あれだ……舐めてやるから……」

「きもちいい?」

「……気持ちいいから抜け」

「ん」


パルムはまんこから指を抜いて、足裏を机の上に乗せ、膝を立てた。後ろ手に手をついて身体を支え、めーちゃんにちんことまんこを見せるように脚を広げて腰を少し浮かせた。


「早く」

「わ、わかっている……」


めーちゃんの顔がパルムの股関に近づいた。ふすーふすーと、ちんこやまんこにめーちゃんの鼻息が当たる。ぬるっとした肉の感触がするものがまんこに触れた。めーちゃんの舌だ。ぬるぬるとまんこを舐め回されると、自分で弄るよりもずっと気持ちがいい。表面を舐められるのも気持ちいいが、中の奥の方もうずうずする感じかする。


「あっ!あぁっ!めーちゃん!中もっ!中もっ!」


パルムが腰をくねらせながらねだると、めーちゃんの舌がまんこの中に入ってきた。うねうねと動きながら、信じられないくらいパルムの奥へと入ってくる。パルムの指では届かない子宮口まで、めーちゃんの舌が入り込み、子宮口をぬるぬる舐め回してくる。今まで感じたことがない強烈な刺激に、パルムは目を見開いて大きな声を上げた。


「あぁぁぁぁぁっ!ひぃん!あぁぁっ!すげぇっ!すげぇっ!もっと!あぁっ!もっとっ!!」


腰や脚が勝手にガクガク震える。パルムはカクカク腰を振りながら、膣内を満たしているめーちゃんの人間よりもずっと長くて太い舌の感触を楽しんだ。気持ちよくて堪らない。めーちゃんの舌先が子宮口を優しく撫で、舌全体がうねうね動いて膣の内壁を擦ってくる。あり得ないくらいの快感に、パルムは大きく喘ぎながら、キツくめーちゃんの舌をまんこで締めつけてイッた。ビクビク身体を震わせているパルムのまんこから、ずるぅっとめーちゃんの舌が引き抜かれた。視線だけをめーちゃんに向ければ、舌を出したままのめーちゃんの目が血走っていた。正直引く程舌が長いが、あの舌が気持ちよくて堪らなかった。身体の熱さはまだおさまっていない。パルムは背中を机につけ、自分の両足の膝裏を掴んだ。パルムの尻が机から浮く。めーちゃんからは多分ちんことまんこだけじゃなくてアナルも見えているだろう。パルムは荒い息を吐きながら、めーちゃんを見上げた。


「めーちゃん、もっと」


めーちゃんが低く唸り、出しっぱなしの長い舌から、ぽたりと唾液を垂らした。






ーーーーーーー
「何そのちんこ!?すっげぇ!!!」


パルムは状況を一瞬で忘れて、大きな驚愕の声を上げた。めーちゃんにまんこだけじゃなくて、ちんこも乳首も、それどころかアナルまで散々舐め回され、既に何度もイッている。なのに全然身体の熱がおさまらない。
めーちゃんの股間がもっこりしていたので、もういっそのこと、ちんこを突っ込んでほしいとおねだりしまくった。最初は『いっ嫌だ!』『無理だ!』『自分をもっと大切にしなさいっ!』とか言って、首を横に振っていたが、パルムがしつこくおねだりして、なんなら誘うようにめーちゃんの目の前でオナニーしたりしたら、低く唸りながら、頷いてくれた。パルムの粘り勝ちである。
そういう経緯でめーちゃんが自分の服を緩めて、ちんこをポロリしてくれたのだが……。


「何で3本もあんだよ!?どうやってパンツに入れてんの!?おしっこどうすんの!?」


めーちゃんのちんこは3本もあった。各々が意志を持っているかのように、うねうねくねくねしている。濃い紫色の長いちんこには小さな突起が沢山ついていて、先っぽの方はぼこっと太くなっている。先っぽの方だけが濡れており、てらてら光りながら、うねうねくねくねしている。何だこれ。マジでどうやっておしっこをしているのか気になる。3本同時に出るのだろうか。
パルムは仰向けに寝転がっていた身体を起こして机の上に胡座をかいて座り、興味津々で、うねうねくねくねしているめーちゃんのちんこの中の1本を指先で軽くつついた。ピクッとちんこが軽く震える。ほぁぁぁ……と謎の感動を覚えながら、パルムは目の前のめーちゃんのちんこを観察した。うねうねくねくねしているめーちゃんのちんこの1本が、パルムの目の前に近づいてきた。ちんこの先っぽがパルムの唇に触れた。唇に濡れた感触がする。

めーちゃんが4本ある太い腕のうち2本をパルムの脇の下に差し込んで軽々と持ち上げ、残り2本の腕でパルムの膝裏を持って、脚を広げさせた。
うねうねくねくねと動いている3本のちんこが、1本がにゅるーっと伸びてパルムの口元に、1本がぐずぐずに蕩けているパルムのまんこに、1本がひくひくしているパルムのアナルにくっついた。くにゅくにゅと同時に各々をちんこで擦られる。驚いて忘れていた身体の熱が再び戻ってくる。


「あぅ……」

「……本当に挿れていいんだな」

「おう!」


パルムはニッと笑って、唇に触れているめーちゃんのちんこをペロッと舐めた。パルムの舌をなぞるように、めーちゃんのちんこがパルムの口の中に入ってきた。同時にまんこにもアナルにもめーちゃんのちんこが入ってくる。ぼこっと太いところが入ってしまえば、あとはスムーズにずるぅぅと、めーちゃんのちんこがパルムの口内も膣内も直腸内も満たした。


「んーーーーーっ!!!??」


ちんこを入れられただけなのに、頭の中が真っ白になる程強烈な快感が全身を駆け回り、パルムは目を見開いて、全身をガクガク震わせた。自分のちんこから精液が飛び出して、まんこもアナルもぎゅうぎゅうにキツくめーちゃんのちんこを締めつけている。
口に入っているめーちゃんのちんこがパルムの上顎をさすさすと擦ってきて、同時にまんこに入っているちんこもアナルに入っているちんこも動き出した。パルムの中をゴリゴリ擦ったかと思えば、ぐねぐね円を描くように動き回ったり、うねうね複雑に動いてパルムの内壁をちんこの突起で刺激し、ぼこっとした太いところで前立腺をぐりぐりしたり、先っぽで子宮口を優しくとんとん刺激してくる。パルムはあり得ない程強烈な同時に襲いかかってくる快感に白目を向いて身体を震わせた。


「はぁ、パルム、パルム、いいか?」

「んんんっ!んぅ!んぐ、んぅぅぅ!!」

「あぁ……すまない……もう出てしまうっ!」

「んんんんんっ!!?」

「……あぁっ……」


唐突に喉の奥へと叩きつけるような勢いで、口内のめーちゃんのちんこから精液が飛び出してきた。勢いがよすぎて、ごぼっとパルムの鼻の穴や口とちんこの隙間からめーちゃんの精液が溢れ出る。まんこにもアナルにも大量の精液が注ぎ込まれている感覚がする。その感覚が酷く気持ちがいい。
痙攣するように身体を震わせているパルムの口からめーちゃんのちんこが出ていった。


「げぼっ、ぐぇっ、うえっ、ぜぇ、ぜぇ……」

「すまない!パルム。苦しかったか!?大丈夫か!?」

「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」


パルムは口からめーちゃんの精液を吐き出しながら、ぼんやりと自分の下腹部を見た。見間違いでも何でもなく、下腹部がぽっこり膨らんでいる。間違いなくめーちゃんの精液のせいだ。どんだけ出すんだよ。めーちゃんやべぇ。
めーちゃんが慌てた様子で、パルムの涙やら精液やらでぐちゃぐちゃな顔を労るように優しく舐めた。パルムの鼻の穴から垂れている自分の精液を舐めてキレイにしているめーちゃんに、パルムはヘラっと笑った。


「めーちゃん」

「何だっ!?苦しいか!?どこか痛いのか!?」

「もっかい」


パルムは下腹部に力を入れて、まんことアナルでめーちゃんのちんこを締めつけ、おろおろしているみたいに揺れている顔の近くにあるめーちゃんのちんこに舌を伸ばした。
ピシッと固まっためーちゃんが、暫くするとおずおずといった様子でパルムの舌を長い舌で舐めた。舌を絡ませるようにぬるぬると擦り合うと、それだけで気持ちがいい。パルムはめーちゃんの太い腕を掴んで、腰を揺すって、まんことアナルのちんこを自分の内壁に擦りつけるようにした。
ふすーっとめーちゃんの大きな鼻息がパルムの前髪を揺らした。めーちゃんが絡めていた舌を離して、パルムの涙で濡れている目元をねっとり舐めた。


「……どうなっても知らんぞ」

「気持ちよくしてくれよ」

「……ぐぅっ……」


パルムはめーちゃんから与えられるヤバいくらいの快感を貪欲に貪った。






ーーーーーー
「めーちゃん」

「めーちゃん言うな。何だ」

「チビ助が書類食ってる」

「はぁっ!?ちょっ、止めろグランディオンヴァルファンフォ!!」


めーちゃんがソファーから慌てて立ち上がった。めーちゃんの膝の上に座っていたパルムを右側の2本の腕で抱き上げて。執務室の隅っこで書類をもぐもぐしている、ちっちゃいめーちゃんみたいな2歳になる息子グランディオンヴァルファンフォの元へ慌てて移動し、左側の腕で2本でグラン(以下略)を抱き上げた。書類は完全にグラン(以下略)の口の中に消え、ごっくんされてしまった。


「やっぱ紙が好きなんだなー。こないだはシロツメクサ食ってたぜ。庭のやつ」

「そんなものを食わせるなっ!!腹を壊したらどうするんだっ!!」

「大丈夫じゃね?ピンピンしてっし。なー。チビ助」

「あーい!」

「ほら」

「ほら、じゃないっ!グランディオンヴァルファンフォ!書類を食べるなといつも言っているだろう!」

「おいちい」

「やっぱ旨いんじゃん。めーちゃんも食う?」

「旨くないっ!食うか!」

「シロツメクサなら食う?」

「食わん!!腹が減ってるならクッキーを食べなさいっ!」

「「はーい」」


パルムはめでたく1発でめーちゃんの子供を孕み、めーちゃんのペットからめーちゃんの嫁に昇格していた。魔族と人間では寿命がかなり違うが、人間を魔族へと変える秘薬があり、パルムは人間ではなくなった。めーちゃんの魔力を貰う形になっているので、グラン(以下略)の兄弟は産んでやれなくなったが、臣下の同年代の子供と頻繁に交流させており、友達になっているので、一人っ子でも寂しくはないだろう。
パルムはソファーに座り直して疲れた溜め息を吐いているめーちゃんのふさふさの毛が生えている頬を撫でながら、ローテーブルの上に置いていた皿からクッキーを1枚摘まみ、グラン(以下略)に差し出した。グラン(以下略)が勢いよくパルムの指ごとクッキーを口に入れた。
ぶつっとパルムの指がグラン(以下略)の中で噛み千切られた。


「あ」

「グランディオンヴァルファンフォ!!パルムの指まで食うなっ!!パルム!!グランディオンヴァルファンフォに食べ物を食べさせるなと言っただろう!」

「だって食わせてぇじゃん。可愛いし」

「何度指を食い千切られれば気が済むんだ!お前は!!」

「めーちゃんが一瞬で治してくれんじゃん」

「痛いものは痛いだろうが!!」

「ふはっ。……めーちゃん、俺のこと好きだよな」

「うぐっ…………まぁ……」


めーちゃんが山羊みたいな目をきゅっと細めた。照れている時の仕草である。
パルムはにーっと笑って、めーちゃんの頬をわしゃわしゃ撫でた。グラン(以下略)も手を伸ばして、めーちゃんの頬を撫でる。

優しい魔王陛下の執務室は今日も穏やかな幸せで包まれている。




(おしまい)
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