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28:ハルトの結婚
秋の風が気持ちいい晴れた日。今日はハルトの結婚式だ。
一応男として父親としてのプライドが少しはあったのか、ドームが休むことなく役所での勤務後にバーで働いた結果、なんとか家族全員分の礼服が買えたし、祝い金も用意できた。
シェンリーは少し前から保育所に通えるようになり、祖父母もちょっと前に帰ってきている。
帰ってきたマグダラから謝られた。『ごめんなさい。大変だったでしょう? オースティンがどうしても遠出するって聞かなくて……こんなに窶れて、皆疲れた顔をして……私がもっとしっかりしてなきゃいけなかったのに……』と泣きそうな顔で言われた。
マグダラだけはリード達のことをちゃんと気にかけてくれている。それが改めて分かって嬉しかった。
オースティンは言い出したら聞かない性格だし、昔気質な亭主関白だから、オースティンが言い出したらマグダラではとめられないことを知っている。
マグダラだけは責める気にならない。
リードは苦しそうに顔を歪めていたマグダラに抱きつき、『皆で頑張ってるから大丈夫』と言った。
きっちりした礼服を着て、今は機嫌がいいシェンリーを抱っこしたまま、ハルトの結婚式を見守った。
愛を誓いあった若い二人を笑顔で祝福した。
披露パーティーの最中に、ハルトだけがふらっとリードの所に来た。
せっかくの結婚式なのに、どこか思い詰めた顔をしている。
「ハルト?」
「……兄ちゃん。僕だけが家を出て幸せになってもいいのかな……」
「いいに決まってるだろ! ハルトは今日からリリーナさんと家族になったんだ。リリーナさんと笑って幸せになってよ。それが僕としては一番嬉しい。いずれは甥っ子か姪っ子を抱っこさせてよ」
「……子どもをつくるのが怖いんだ。父さんみたいになるつもりはないけど、本当にまともな父親になれるのかなって。まともな父親なんて知らないから」
「大丈夫。ハルトなら大丈夫だよ。どうしても不安なら、向こうのお父さんとたくさん話をしてみたらいいよ。うちの無責任クソ野郎とは絶対に違うから。リリーナさんを見たら分かるよ。リリーナさんはちゃんと大事に愛されて育ってるって」
「……うん。ごめん。最後の最後で泣き言言って。ありがとう。兄ちゃん」
「ハルト。いっぱい幸せになりな。大変なことも楽しいこともリリーナさんと半分こしてたら、きっと大丈夫だから」
「うん。兄ちゃん」
「ん?」
「デイビッドさんと正式に恋人になったら教えてよ。盛大に祝うから」
「あーー。まぁ、そのうち?」
ハルトがやっと笑ってくれた。デイビッドと恋人になる日がくるのだろうか。今はまだ生活していくのに精一杯で、余裕なんてない。
双子の受験が迫っているし、人手が減って、今までよりいっぱいいっぱいになるのは目に見えている。
それでも、ハルトには幸せになって欲しい。ハルトだけじゃなくて、双子もフローラも下の子達も。
無責任クソ野郎共のせいで苦労している分、『誰よりも幸せ!』と笑ってくれるようになって欲しい。
リードはハルトをやんわり抱きしめて、『結婚おめでとう』とハルトの頬にキスをした。
上の子達もちびっ子も、ご馳走がいっぱいで楽しそうにしていた披露パーティーが終わり、家に帰ると、シェンリーの沐浴を済ませてから、順番に風呂に入り始めた。
『いつかは私も子どもを産むかもしれないから』と率先してシェンリーの世話をしてくれるフローラがシェンリーを見てくれている間に、明日の弁当用のパンを仕込む。
台所でパン生地を捏ねていると、ドームが一人でふらっとやって来た。
「リード」
「なに? 父さん」
「その……バーの仕事は身体が保つ間は続けるから」
「……どうしたのさ。急に」
「……今まで好き勝手にしてきた。お袋がお前達の面倒をみてくれるし、僕にはハルーアちゃんだけいたら満足だった。ハルトの結婚式で、向こうの親御さんが嬉し泣きしてるのを見て、なんつーか……僕は子どもの巣立ちを泣いて喜ぶほどの関心がなかったんだなって思って……」
「…………」
「その、すまなかった。リードがいないとうちはちゃんと回らない。リードだって、恋をして、好きな相手と結婚するのが当たり前なんだって、今更気づいて。それをさせてやれないのは僕が原因なんだって気づいて……ハルーアちゃんは多分変われない。でも、その分僕が少しでも変わる。家のことも子育てもちゃんとはできない。その分、経済的な負担を減らせるように頑張って働く。だから……シェンリーが手がかからなくなるまで、あと数年、家にいてもらえないだろうか。シェンリーが初等学校に通い始めたら、リードも家を出るんだ。後のことは僕がなんとかする。今まで好き勝手にしてきた責任をちゃんと取る。リードは、リードなりの幸せを掴みとって欲しい。……これは僕の我儘だ。どうしても嫌ならもっと早くに家を出たっていい。その、なんとか、なんとかするから」
「…………分かった。シェンリーが初等学校に入学するまでは家にいる。その後は僕の自由に生きる。あと六年だけ家のことや育児を頑張るから父さんは馬車馬の如く働いて」
「お、おう! その……すまない」
ドームがなんだか泣きそうな顔で呟いた。
ハルトの結婚式で色々と思うところがあったようである。ドームは変わろうとしている。本当に変われるのかは分からないが、その意志だけは一応評価しておこう。死ぬまで無責任クソ野郎でいるつもりはないみたいだから。
ドームが台所から出ていくと、リードはパン生地を捏ねながら、六年もデイビッドは待ってくれるかな……と少し不安になった。
六年経つ頃には三十路前になっている。おじさんになったリードなんか魅力がなくなっているのではないだろうか。
漠然とした不安で胸がじわじわ苦しくなる。でも、あと六年頑張れば自由だと思えば、少しだけ気分が前向きになった。
六年経てばちびっ子達も大きくなっているし、シェンリーもきっと大きくなったちびっ子達が面倒みてくれるだろう。
本当はシェンリーが成人するまでは家にいた方がいいのは分かっている。ハルーアは存在自体が子どもに悪影響だから。
それでも、自分だけのために生きてみたい。恋をしてみたい。ずっと何かを心配せずに、笑って過ごしてみたい。
ふとデイビッドの顔が頭に思い浮かんだ。
デイビッドに今日のことを話してみよう。もし『六年も待てるかー!』と言われたら、その時はその時だ。
デイビッドに見限られたら、一人でこっそり泣けばいい。
リードはパンの仕込みが終わると、マーカーに声をかけられて風呂場へと向かった。
ーーーーーー
翌日の昼休憩の時間。
デイビッドが作ってくれた美味しい弁当を食べながら昨夜のことを話すと、デイビッドがニッと笑った。
「親父さんだけでも変わってくれるならよかったな!」
「ほんとに変わるかは分からないけどね」
「六年くらい余裕! リードとこうして昼飯食べて、月に一度は寝かせがてら家デートしてりゃ、六年なんてすぐに経つだろ」
「ん!? 月に一度の強制休暇はまだ続くの!?」
「当たり前だろ。シェンリーちゃんが初等学校に入学して、リードが家を出るまでは続けるぞ」
「えぇ……流石に迷惑じゃないか」
「全然! 俺的には役得! リードは無理やりにでも休ませないとまともに休まないだろ。がっつり寝かせて! がっつり食わせる! リードを太らせる気満々だから。俺」
「えーー。ぶっくぶくに太ったらどうするのさ」
「それはそれで可愛いから問題ないな!」
「君の感性って独特なの?」
「そうでもない。見た目もまぁ好きだけど、なにより中身が好きだからな! いつでも他人のために一生懸命頑張ってる。頑張りすぎなくらいだ。リード。家から出て自由になったら一緒に暮らそう。それまでは俺ができる範囲内でサポートしまくるし」
「……僕、デイビッドに恋してるのか分かんないよ」
「そこは大丈夫! 時間はいっぱいあるからな。まずは胃袋を掴んで、リードの心もがっつり掴めば問題ない!」
「……物好きめ」
何故かじわじわ顔が熱い。デイビッドがリードの手をやんわりと握り、悪戯っぽく笑った。
「流石に職場じゃちゅーできないな」
「…………次の、強制休暇の時に」
「うん。ちょーいっぱいしまくるわ」
「うん」
デイビッドの嬉しそうな笑顔を見ていると、なんだか自然と笑みが浮かんだ。
六年も待ってくれるそうだから、その後はいっぱいデイビッドに恩返しをしたい。
二人で笑って暮らせたら、きっとすごく幸せなんじゃないかと思う。
当たり前のようにデイビッドと恋をすると思っている自分をちょっと不思議に思いながらも、リードは細かいことは気にしないことにして、握られた手をやんわりと握り返した。
一応男として父親としてのプライドが少しはあったのか、ドームが休むことなく役所での勤務後にバーで働いた結果、なんとか家族全員分の礼服が買えたし、祝い金も用意できた。
シェンリーは少し前から保育所に通えるようになり、祖父母もちょっと前に帰ってきている。
帰ってきたマグダラから謝られた。『ごめんなさい。大変だったでしょう? オースティンがどうしても遠出するって聞かなくて……こんなに窶れて、皆疲れた顔をして……私がもっとしっかりしてなきゃいけなかったのに……』と泣きそうな顔で言われた。
マグダラだけはリード達のことをちゃんと気にかけてくれている。それが改めて分かって嬉しかった。
オースティンは言い出したら聞かない性格だし、昔気質な亭主関白だから、オースティンが言い出したらマグダラではとめられないことを知っている。
マグダラだけは責める気にならない。
リードは苦しそうに顔を歪めていたマグダラに抱きつき、『皆で頑張ってるから大丈夫』と言った。
きっちりした礼服を着て、今は機嫌がいいシェンリーを抱っこしたまま、ハルトの結婚式を見守った。
愛を誓いあった若い二人を笑顔で祝福した。
披露パーティーの最中に、ハルトだけがふらっとリードの所に来た。
せっかくの結婚式なのに、どこか思い詰めた顔をしている。
「ハルト?」
「……兄ちゃん。僕だけが家を出て幸せになってもいいのかな……」
「いいに決まってるだろ! ハルトは今日からリリーナさんと家族になったんだ。リリーナさんと笑って幸せになってよ。それが僕としては一番嬉しい。いずれは甥っ子か姪っ子を抱っこさせてよ」
「……子どもをつくるのが怖いんだ。父さんみたいになるつもりはないけど、本当にまともな父親になれるのかなって。まともな父親なんて知らないから」
「大丈夫。ハルトなら大丈夫だよ。どうしても不安なら、向こうのお父さんとたくさん話をしてみたらいいよ。うちの無責任クソ野郎とは絶対に違うから。リリーナさんを見たら分かるよ。リリーナさんはちゃんと大事に愛されて育ってるって」
「……うん。ごめん。最後の最後で泣き言言って。ありがとう。兄ちゃん」
「ハルト。いっぱい幸せになりな。大変なことも楽しいこともリリーナさんと半分こしてたら、きっと大丈夫だから」
「うん。兄ちゃん」
「ん?」
「デイビッドさんと正式に恋人になったら教えてよ。盛大に祝うから」
「あーー。まぁ、そのうち?」
ハルトがやっと笑ってくれた。デイビッドと恋人になる日がくるのだろうか。今はまだ生活していくのに精一杯で、余裕なんてない。
双子の受験が迫っているし、人手が減って、今までよりいっぱいいっぱいになるのは目に見えている。
それでも、ハルトには幸せになって欲しい。ハルトだけじゃなくて、双子もフローラも下の子達も。
無責任クソ野郎共のせいで苦労している分、『誰よりも幸せ!』と笑ってくれるようになって欲しい。
リードはハルトをやんわり抱きしめて、『結婚おめでとう』とハルトの頬にキスをした。
上の子達もちびっ子も、ご馳走がいっぱいで楽しそうにしていた披露パーティーが終わり、家に帰ると、シェンリーの沐浴を済ませてから、順番に風呂に入り始めた。
『いつかは私も子どもを産むかもしれないから』と率先してシェンリーの世話をしてくれるフローラがシェンリーを見てくれている間に、明日の弁当用のパンを仕込む。
台所でパン生地を捏ねていると、ドームが一人でふらっとやって来た。
「リード」
「なに? 父さん」
「その……バーの仕事は身体が保つ間は続けるから」
「……どうしたのさ。急に」
「……今まで好き勝手にしてきた。お袋がお前達の面倒をみてくれるし、僕にはハルーアちゃんだけいたら満足だった。ハルトの結婚式で、向こうの親御さんが嬉し泣きしてるのを見て、なんつーか……僕は子どもの巣立ちを泣いて喜ぶほどの関心がなかったんだなって思って……」
「…………」
「その、すまなかった。リードがいないとうちはちゃんと回らない。リードだって、恋をして、好きな相手と結婚するのが当たり前なんだって、今更気づいて。それをさせてやれないのは僕が原因なんだって気づいて……ハルーアちゃんは多分変われない。でも、その分僕が少しでも変わる。家のことも子育てもちゃんとはできない。その分、経済的な負担を減らせるように頑張って働く。だから……シェンリーが手がかからなくなるまで、あと数年、家にいてもらえないだろうか。シェンリーが初等学校に通い始めたら、リードも家を出るんだ。後のことは僕がなんとかする。今まで好き勝手にしてきた責任をちゃんと取る。リードは、リードなりの幸せを掴みとって欲しい。……これは僕の我儘だ。どうしても嫌ならもっと早くに家を出たっていい。その、なんとか、なんとかするから」
「…………分かった。シェンリーが初等学校に入学するまでは家にいる。その後は僕の自由に生きる。あと六年だけ家のことや育児を頑張るから父さんは馬車馬の如く働いて」
「お、おう! その……すまない」
ドームがなんだか泣きそうな顔で呟いた。
ハルトの結婚式で色々と思うところがあったようである。ドームは変わろうとしている。本当に変われるのかは分からないが、その意志だけは一応評価しておこう。死ぬまで無責任クソ野郎でいるつもりはないみたいだから。
ドームが台所から出ていくと、リードはパン生地を捏ねながら、六年もデイビッドは待ってくれるかな……と少し不安になった。
六年経つ頃には三十路前になっている。おじさんになったリードなんか魅力がなくなっているのではないだろうか。
漠然とした不安で胸がじわじわ苦しくなる。でも、あと六年頑張れば自由だと思えば、少しだけ気分が前向きになった。
六年経てばちびっ子達も大きくなっているし、シェンリーもきっと大きくなったちびっ子達が面倒みてくれるだろう。
本当はシェンリーが成人するまでは家にいた方がいいのは分かっている。ハルーアは存在自体が子どもに悪影響だから。
それでも、自分だけのために生きてみたい。恋をしてみたい。ずっと何かを心配せずに、笑って過ごしてみたい。
ふとデイビッドの顔が頭に思い浮かんだ。
デイビッドに今日のことを話してみよう。もし『六年も待てるかー!』と言われたら、その時はその時だ。
デイビッドに見限られたら、一人でこっそり泣けばいい。
リードはパンの仕込みが終わると、マーカーに声をかけられて風呂場へと向かった。
ーーーーーー
翌日の昼休憩の時間。
デイビッドが作ってくれた美味しい弁当を食べながら昨夜のことを話すと、デイビッドがニッと笑った。
「親父さんだけでも変わってくれるならよかったな!」
「ほんとに変わるかは分からないけどね」
「六年くらい余裕! リードとこうして昼飯食べて、月に一度は寝かせがてら家デートしてりゃ、六年なんてすぐに経つだろ」
「ん!? 月に一度の強制休暇はまだ続くの!?」
「当たり前だろ。シェンリーちゃんが初等学校に入学して、リードが家を出るまでは続けるぞ」
「えぇ……流石に迷惑じゃないか」
「全然! 俺的には役得! リードは無理やりにでも休ませないとまともに休まないだろ。がっつり寝かせて! がっつり食わせる! リードを太らせる気満々だから。俺」
「えーー。ぶっくぶくに太ったらどうするのさ」
「それはそれで可愛いから問題ないな!」
「君の感性って独特なの?」
「そうでもない。見た目もまぁ好きだけど、なにより中身が好きだからな! いつでも他人のために一生懸命頑張ってる。頑張りすぎなくらいだ。リード。家から出て自由になったら一緒に暮らそう。それまでは俺ができる範囲内でサポートしまくるし」
「……僕、デイビッドに恋してるのか分かんないよ」
「そこは大丈夫! 時間はいっぱいあるからな。まずは胃袋を掴んで、リードの心もがっつり掴めば問題ない!」
「……物好きめ」
何故かじわじわ顔が熱い。デイビッドがリードの手をやんわりと握り、悪戯っぽく笑った。
「流石に職場じゃちゅーできないな」
「…………次の、強制休暇の時に」
「うん。ちょーいっぱいしまくるわ」
「うん」
デイビッドの嬉しそうな笑顔を見ていると、なんだか自然と笑みが浮かんだ。
六年も待ってくれるそうだから、その後はいっぱいデイビッドに恩返しをしたい。
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