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23:アルネの帰還
季節はすっかり冬になった。
ゲオルグは目覚めると、抱きしめていたデカい兎のぬいぐるみを離し、のろのろと起き上がった。
反対側に置いていた馬鹿デカい栗鼠のぬいぐるみを撫でてからベッドから下り、着替えて財布と家の鍵をズボンに突っ込んで、階下の脱衣場の洗面台へと向かう。
顔を洗って髭と髪を整えたら、朝食を食べに家を出た。
今日か明日あたりに、遠征に行ったアルネが帰還する。アルネがいる間はちょこちょこ一緒に料理を作っていたが、一人だとどうにも面倒で、食事は外で食べている。
出勤して書類を捌いていると、アルネの隊が帰還したと知らせが入った。
報告を聞くために団長室に向かうと、然程待たずにアルネがやって来た。
アルネが敬礼をしてから口を開いた。
見たところ、大きな怪我はないようである。
「ただいま帰還いたしました」
「ご苦労。報告を聞こう」
「はっ! 魔物の巣を五か所潰しました。森の獣の数が明らかに減っており、発情期とみられる魔物を複数確認しております。繁殖期の前兆と思われます」
「繁殖期か……確かにそろそろだな。アルネ。お前の見立ては?」
「どれだけ遅くとも三か月後には確実に繁殖期に入るかと」
「そうか。警戒を三段階上げる。他の隊長格にも伝えておこう。報告書を提出したら一週間の休みだ。休み明けに隊長会議を行う。しっかり休んでおけ。繁殖期が始まるまでに、繁殖期を未経験な者達を鍛えられるだけ鍛えておけ」
「はっ! 了解であります!」
「報告書を書いてこい。書き終わったらさっさと帰って休め。あぁ。重症者はどれくらいだ?」
「足を骨折した者が一名だけです」
「ほう? 相変わらずきっちり鍛えているな。よいことだ。繁殖期も死者を出さずに乗り切るぞ。そのつもりで若いのを鍛えろ」
「はっ! 了解であります! それでは、失礼いたします」
「あぁ」
アルネが退出すると、団長が小さく溜め息を吐いた。
「また繁殖期がくるな。前回の繁殖期からそう経っていない気がするんだが」
「そうですね。アルネ以外の全隊長を呼び出してきます。早めに通告して備えをしておいた方がよろしいでしょう」
「今回の繁殖期は、居残りはフランシスの隊にするか。馬術に優れている者が多い。いざという時の連絡時に役立つ」
「はい。持参する食料や医薬品などを追加注文をしておきます。繁殖期は最低でも二か月は続きますから……そうですね。今回はゲイルの隊を追加分の運搬役にしませんか? ベテラン揃いですから、確実かと」
「あぁ。それでいく。ゲオルグ」
「はい」
「お前も一週間休みでも構わんぞ?」
「いえ。通常通り仕事をします。繁殖期がくるのなら、備えられるだけ備えておかなければ。できるだけ死者は出したくありませんから」
「そうだな。皆で生きて帰る。それが最低限の目標だ」
「はい」
魔物の繁殖期はだいたい五年に一度だ。
繁殖期の魔物は常より凶暴化し、数も一気に増える。できるだけ早く手を打って、こちらの被害を最小限に抑えたい。
忙しくなるな、と思いながら、団長と少し話をして、他の隊長達に通告を出すべく動き始めた。
残業して暗い道を歩いて家に帰ると、家の明かりがついていた。
玄関のドアを開ければ、奥の方からすぐにアルネがやって来た。
アルネを見て、ゲオルグは思わず吹き出した。
アルネは黒いエプロンを着けていた。可愛らしいひよこの刺繍付きの。
ニッと笑ったアルネがするっと抱きついてきて、ゲオルグの唇に触れるだけのキスをした。
「おかえりなさーい。ちょうど晩飯ができたとこです。一人だとまだ手間取っちゃってー」
「ただいま。それから、おかえり。無事の帰還で何よりだ。怪我はなかったのだろう?」
「俺は無傷ですね!」
「そうか。……おい」
「うん?」
「尻を揉むな」
「ちんぽの方がよかったです?」
「ど阿呆。冷める前に飯を食うぞ。せっかくお前が作ったのだから」
「うん。ちょー頑張ったんで、めちゃくちゃ褒めてください」
「はいはい」
アルネの楽しそうな笑顔に、なんだか気が抜けた。
部屋で着替えてから居間に行くと、美味しそうな匂いがする料理が並んでいた。
遠征の話を聞きながら、ちゃんと美味しくできている夕食を食べ、ちょっと薄めの香草茶を飲んだ。
「本当に美味かった。器用だな。お前」
「やった! 連休中にクッキー作りに挑戦します! 連休終わったら、繁殖期が終わるまでは忙しいですし」
「そうだな。あ、今夜は大人しく寝ろよ」
「えっ!? セックスしますよ!? 金玉爆発しそうですし! 俺金玉ねぇけど!!」
「ないものが爆発するか。寝ろ。明日はヤる」
「めちゃくちゃムラムラするから隣でオナっていいですか?」
「明日まで焦らしプレイ」
「やだーー! そう言われるとテンション上がっちゃうっ!! くっ……明日は絶対にセックスしてくださいよ!! 絶対ですからね!!」
「はいはい。がっつりヤるのは三日後だ。明日は手加減してヤる」
「はぁい。明日の夜までオナ禁しときまーす。もうびっちゃんこに濡れてるんですけどね!」
「後片付けをして風呂に入ったら寝酒でも飲むか? 俺の秘蔵のやつを一本出してやろう」
「はい! 風呂は一緒がいいです!」
「却下。有耶無耶にセックスの流れにするだろ。お前」
「読まれてる……だと……?」
「普通に分かるわ。ど淫乱」
「ちぇー。頭を洗ってもらいたかったのに」
「明日な」
「はぁい」
アルネが子どものように唇を尖らせて拗ねた顔をするのが少し可笑しくて、ゲオルグはクックッと笑いながら手を伸ばし、アルネの頭をわしゃわしゃと撫で回した。
一緒に後片付けをして、別々に風呂に入ると、寝酒を飲んでからゲオルグの部屋に移動した。
馬鹿デカい栗鼠のぬいぐるみを書物机の椅子に置いたアルネが、ベッドに上がるとぴったりくっついてきた。
ちょっとムラッとするが、鋼の理性で抑える。遠征から帰還した直後のアルネは疲れが溜まっている。そんな状態のアルネを抱き潰すのは本意ではない。
ゲオルグもかなり溜まっているのだが、それ故にセックスをし始めたらうっかりはっちゃけそうなので、今夜だけは自重しておく。アルネの疲れを癒やすのが先決だ。
明日もなんとか手加減してセックスせねば。朝までコースにはならないようにしたい。
ゲオルグにくっついているアルネの穏やかな寝息が聞こえてきた。
やはり疲れているのだろう。アルネの体温と微かに香る石鹸の匂いにムラムラしてくるが、今夜は我慢である。がんばれ。鋼の理性。
アルネの穏やかな寝息を聞いていると、なんとなく落ち着いてきた。
ゆるくアルネの身体を抱きしめ、髪に鼻先を埋めてすんすんと清潔な匂いを嗅ぐと、じわっと眠気が訪れてくる。
二か月ほど一人でぬいぐるみを抱いて寝ていたので、温かいアルネの身体を抱きしめていると、なんとなく落ち着く反面、ムラムラする。
アルネが不在の間、娼館にも行かず、溜まっているがなんとなく気分が乗らなかったので抜いてもいない。
金玉爆発しそうなのは、むしろゲオルグの方である。明日の夜は、はっちゃけすぎないように自制しなければ。
ゲオルグは小さく溜め息を吐いてから、なんとなくアルネの背中をやんわりと撫でた。
アルネが無事に帰ってきてくれたことにほっとしている自分に気づき、ぼんやりと、早くも情が湧いたのか? と内心首を傾げた。
何度かセックスをして、短期間一緒に暮らしただけなのだが。情が湧いたのだとしたら、チョロすぎないか自分……とちょっと微妙な心境になる。
もしかしたら、する筈がなかった結婚に存外浮かれているのかもしれない。アルネはど淫乱のど変態だが、真っ直ぐで、自分に正直なところが可愛い気がしないでもない。
ゲオルグはなんとなくアルネの頭に頬ずりしてから、アルネの寝息に誘われるようにして眠りに落ちた。
ゲオルグは目覚めると、抱きしめていたデカい兎のぬいぐるみを離し、のろのろと起き上がった。
反対側に置いていた馬鹿デカい栗鼠のぬいぐるみを撫でてからベッドから下り、着替えて財布と家の鍵をズボンに突っ込んで、階下の脱衣場の洗面台へと向かう。
顔を洗って髭と髪を整えたら、朝食を食べに家を出た。
今日か明日あたりに、遠征に行ったアルネが帰還する。アルネがいる間はちょこちょこ一緒に料理を作っていたが、一人だとどうにも面倒で、食事は外で食べている。
出勤して書類を捌いていると、アルネの隊が帰還したと知らせが入った。
報告を聞くために団長室に向かうと、然程待たずにアルネがやって来た。
アルネが敬礼をしてから口を開いた。
見たところ、大きな怪我はないようである。
「ただいま帰還いたしました」
「ご苦労。報告を聞こう」
「はっ! 魔物の巣を五か所潰しました。森の獣の数が明らかに減っており、発情期とみられる魔物を複数確認しております。繁殖期の前兆と思われます」
「繁殖期か……確かにそろそろだな。アルネ。お前の見立ては?」
「どれだけ遅くとも三か月後には確実に繁殖期に入るかと」
「そうか。警戒を三段階上げる。他の隊長格にも伝えておこう。報告書を提出したら一週間の休みだ。休み明けに隊長会議を行う。しっかり休んでおけ。繁殖期が始まるまでに、繁殖期を未経験な者達を鍛えられるだけ鍛えておけ」
「はっ! 了解であります!」
「報告書を書いてこい。書き終わったらさっさと帰って休め。あぁ。重症者はどれくらいだ?」
「足を骨折した者が一名だけです」
「ほう? 相変わらずきっちり鍛えているな。よいことだ。繁殖期も死者を出さずに乗り切るぞ。そのつもりで若いのを鍛えろ」
「はっ! 了解であります! それでは、失礼いたします」
「あぁ」
アルネが退出すると、団長が小さく溜め息を吐いた。
「また繁殖期がくるな。前回の繁殖期からそう経っていない気がするんだが」
「そうですね。アルネ以外の全隊長を呼び出してきます。早めに通告して備えをしておいた方がよろしいでしょう」
「今回の繁殖期は、居残りはフランシスの隊にするか。馬術に優れている者が多い。いざという時の連絡時に役立つ」
「はい。持参する食料や医薬品などを追加注文をしておきます。繁殖期は最低でも二か月は続きますから……そうですね。今回はゲイルの隊を追加分の運搬役にしませんか? ベテラン揃いですから、確実かと」
「あぁ。それでいく。ゲオルグ」
「はい」
「お前も一週間休みでも構わんぞ?」
「いえ。通常通り仕事をします。繁殖期がくるのなら、備えられるだけ備えておかなければ。できるだけ死者は出したくありませんから」
「そうだな。皆で生きて帰る。それが最低限の目標だ」
「はい」
魔物の繁殖期はだいたい五年に一度だ。
繁殖期の魔物は常より凶暴化し、数も一気に増える。できるだけ早く手を打って、こちらの被害を最小限に抑えたい。
忙しくなるな、と思いながら、団長と少し話をして、他の隊長達に通告を出すべく動き始めた。
残業して暗い道を歩いて家に帰ると、家の明かりがついていた。
玄関のドアを開ければ、奥の方からすぐにアルネがやって来た。
アルネを見て、ゲオルグは思わず吹き出した。
アルネは黒いエプロンを着けていた。可愛らしいひよこの刺繍付きの。
ニッと笑ったアルネがするっと抱きついてきて、ゲオルグの唇に触れるだけのキスをした。
「おかえりなさーい。ちょうど晩飯ができたとこです。一人だとまだ手間取っちゃってー」
「ただいま。それから、おかえり。無事の帰還で何よりだ。怪我はなかったのだろう?」
「俺は無傷ですね!」
「そうか。……おい」
「うん?」
「尻を揉むな」
「ちんぽの方がよかったです?」
「ど阿呆。冷める前に飯を食うぞ。せっかくお前が作ったのだから」
「うん。ちょー頑張ったんで、めちゃくちゃ褒めてください」
「はいはい」
アルネの楽しそうな笑顔に、なんだか気が抜けた。
部屋で着替えてから居間に行くと、美味しそうな匂いがする料理が並んでいた。
遠征の話を聞きながら、ちゃんと美味しくできている夕食を食べ、ちょっと薄めの香草茶を飲んだ。
「本当に美味かった。器用だな。お前」
「やった! 連休中にクッキー作りに挑戦します! 連休終わったら、繁殖期が終わるまでは忙しいですし」
「そうだな。あ、今夜は大人しく寝ろよ」
「えっ!? セックスしますよ!? 金玉爆発しそうですし! 俺金玉ねぇけど!!」
「ないものが爆発するか。寝ろ。明日はヤる」
「めちゃくちゃムラムラするから隣でオナっていいですか?」
「明日まで焦らしプレイ」
「やだーー! そう言われるとテンション上がっちゃうっ!! くっ……明日は絶対にセックスしてくださいよ!! 絶対ですからね!!」
「はいはい。がっつりヤるのは三日後だ。明日は手加減してヤる」
「はぁい。明日の夜までオナ禁しときまーす。もうびっちゃんこに濡れてるんですけどね!」
「後片付けをして風呂に入ったら寝酒でも飲むか? 俺の秘蔵のやつを一本出してやろう」
「はい! 風呂は一緒がいいです!」
「却下。有耶無耶にセックスの流れにするだろ。お前」
「読まれてる……だと……?」
「普通に分かるわ。ど淫乱」
「ちぇー。頭を洗ってもらいたかったのに」
「明日な」
「はぁい」
アルネが子どものように唇を尖らせて拗ねた顔をするのが少し可笑しくて、ゲオルグはクックッと笑いながら手を伸ばし、アルネの頭をわしゃわしゃと撫で回した。
一緒に後片付けをして、別々に風呂に入ると、寝酒を飲んでからゲオルグの部屋に移動した。
馬鹿デカい栗鼠のぬいぐるみを書物机の椅子に置いたアルネが、ベッドに上がるとぴったりくっついてきた。
ちょっとムラッとするが、鋼の理性で抑える。遠征から帰還した直後のアルネは疲れが溜まっている。そんな状態のアルネを抱き潰すのは本意ではない。
ゲオルグもかなり溜まっているのだが、それ故にセックスをし始めたらうっかりはっちゃけそうなので、今夜だけは自重しておく。アルネの疲れを癒やすのが先決だ。
明日もなんとか手加減してセックスせねば。朝までコースにはならないようにしたい。
ゲオルグにくっついているアルネの穏やかな寝息が聞こえてきた。
やはり疲れているのだろう。アルネの体温と微かに香る石鹸の匂いにムラムラしてくるが、今夜は我慢である。がんばれ。鋼の理性。
アルネの穏やかな寝息を聞いていると、なんとなく落ち着いてきた。
ゆるくアルネの身体を抱きしめ、髪に鼻先を埋めてすんすんと清潔な匂いを嗅ぐと、じわっと眠気が訪れてくる。
二か月ほど一人でぬいぐるみを抱いて寝ていたので、温かいアルネの身体を抱きしめていると、なんとなく落ち着く反面、ムラムラする。
アルネが不在の間、娼館にも行かず、溜まっているがなんとなく気分が乗らなかったので抜いてもいない。
金玉爆発しそうなのは、むしろゲオルグの方である。明日の夜は、はっちゃけすぎないように自制しなければ。
ゲオルグは小さく溜め息を吐いてから、なんとなくアルネの背中をやんわりと撫でた。
アルネが無事に帰ってきてくれたことにほっとしている自分に気づき、ぼんやりと、早くも情が湧いたのか? と内心首を傾げた。
何度かセックスをして、短期間一緒に暮らしただけなのだが。情が湧いたのだとしたら、チョロすぎないか自分……とちょっと微妙な心境になる。
もしかしたら、する筈がなかった結婚に存外浮かれているのかもしれない。アルネはど淫乱のど変態だが、真っ直ぐで、自分に正直なところが可愛い気がしないでもない。
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