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家に帰りつくと、できるだけ動かなくていいようにと、パーシーが1階の空いているスペースにマットレスを運び込んだ。風呂もトイレも食事も基本的に1階である。正直大袈裟過ぎると思うが、パーシーは頑として聞かなかった。
ケリーはパーシーに言われるがままにマットレスの側で身体を拭いて着替えて、おにぎりを食べた後に、シーツを敷いたマットレスに寝転がった。
「少なくとも3日は安静にしててください」
「おーう」
パーシーがケリーをとても心配しているのが分かり、嬉しい反面少し落ち着かない。まだ昼過ぎだ。なんだかむずむずして眠れそうにない。というか、パーシーにプロポーズされたし、ケリーもそれを受けた。パーシーにどんな態度をとったらいいのか分からない。今まで家族のように思っていても、男としてパーシーを意識したことがない。なんだか落ち着かない。結婚したらパーシーとセックスもするようになるのだろうか。今はまだ全然想像すらできない。ケリーがそわそわしてしまい眠れないまま横になっていると、カーラが帰って来た。
「ただいまー」
「おー。おかえり」
「おっちゃん、何で寝てんの……って。おでこどうしたの!?」
「小川に頭から突っ込んだ」
「はぁぁっ!?」
「んで、ちょっと切れた」
「なんでそんなことになってんのさっ!?」
「あ、おかえり。カーラ」
川で濡れた服を洗濯をしていたパーシーが戻ってきた。
「ちょっ!父さん!どういうこと!何でおっちゃん怪我してんのさ!」
「あー……うん。あのですね」
「うん」
「そのですね」
「うん」
「……ママになってくれました」
「ママはないだろ」
「せめてパパにしろ」
照れたような顔でもじもじしながらパーシーが言った言葉に、カーラと2人でツッコむ。
「もう1人のパパです!」
「マジかぁぁ!よっしゃあぁ!やった!これでおっちゃん、ずっといるんでしょ!!」
「おーう。まぁ、そんな感じだ」
「でかした!父さん!ダメだったら僕、父さんのことこの先一生『ヘタレ親父』って呼ぶつもりだった!」
「それは嫌だぁ!」
「あー……カーラ」
「なに?おっちゃん」
「その、いいか?あー、なんだ。……俺がもう1人の父親になって」
「大!歓!迎!」
「お、おう」
喜色満面な笑顔でカーラがケリーの隣に潜り込んで、横からぎゅうぎゅう抱きついてきた。余程嬉しいのか、額をぐりぐりケリーの肩に擦りつけている。
「なんて呼んだらいい?」
「あー……パーシーは『父さん』だろ?『親父』とかでいいんじゃないか?『父様』とか『父上』とか『パパ』って柄じゃねぇし」
「じゃあ『親父』って呼ぶ」
「おう。カーラ」
「なに?」
「死ぬまでよろしく頼む」
「うん!老後は任せとけよ!親父!」
「ははっ。めちゃくちゃ先だっつーの」
「へへへっ。嬉しい」
「うん。俺も嬉しい」
「僕もです」
パーシーもカーラがいる反対側に潜り込んできた。パーシーにも横からぎゅうぎゅう抱き締められる。ケリーは何度目か分からない親子サンドイッチの具になった。
「結婚式すんの?」
「え?すんのか?パーシー」
「ケリーさんがしたいならしましょうか」
「結婚式は別に……あ、でもパーシーのスーツは仕立てたい。上等なやつ。夏物と冬物で2着」
「なんで?」
「パーシーの誕生日の時とか、あとはまだ考えたくないけど、カーラが結婚する時用。できたらお婿さんもらってくれよ。そしたら、ずっと一緒に住めるし」
「その方向で考えとく」
「ま、お前さんが好きになった相手なら、嫁にいくのも、まぁ仕方がないけどな。カーラの人生だ。カーラらしく生きろよ。会いに行ける距離なら、毎日でも会いに行けばいいだけだしな」
「うん」
「ケリーさん」
「ん?」
「呼び捨てで呼んでいいですか?」
「全然構わん」
「ふふふっ。ケリー」
「ん?」
「僕は今人生の中で2番目に幸せです。1番目はカーラが産まれてきてくれた時だから。……2人とも大事な僕の『家族』だ」
ニコニコ笑ってそう言うパーシーをくっつけたまま、ケリーはカーラと顔を見合わせた。
「愛されてるな。俺ら」
「ねー」
「そりゃもう!愛してますもの」
パーシーが長い腕を伸ばして、ケリーに抱きつくカーラの頭を優しく撫でた。
「この先も、3人でなら何があっても大丈夫。間違いなく幸せになれるよ。僕達」
「おう」
「うん」
「ケリーの怪我が完治したらお祝いしよう。ガーナやケビン達も呼んで、ちょっとしたパーティーをね」
「御披露目パーティー?」
「そうそう」
「……ちょっと気恥ずかしいんだが」
「いいじゃん、親父。父さんと結婚して、僕の父親になるんだから」
「……そうだな」
照れくさいが、それ以上に嬉しい。
結局この日はまた3人で寝ることになった。カーラは10歳だ。流石に来年辺りからは一緒に寝れなくなるだろう。一緒に風呂に入れるのも、多分今年までだ。カーラの成長が嬉しいが、少し寂しい。気が早いことに、カーラの結婚式では泣いてしまうんだろうなぁ、と思いながら、両側からくっついている親子の温もりに誘われて、ケリーは穏やかな優しい眠りについた。
ーーーーーー
ケリーの額の傷が完治してから、とりあえずいつも世話になっているガーナ・ケビン親子に3人で報告に行った。
彼らの反応は……。
「マジで!よっしゃぁぁ!俺の勝ちっ!」
「うっそだろ!?ヘタレのパーシーには無理だと思ってたのにっ!」
「何の話?」
「父ちゃんと賭けてたんだよ。おっちゃんをパーシーおじさんが今年中に口説き落とせたら、俺の勝ち。できなかったら父ちゃんの勝ち」
「いや賭けんなよ」
「よかったな!カーラ。おっちゃんがずっと一緒じゃん」
「まぁね」
「負けた……まぁいいけどな。おめでとう。パーシー。ケリーさん」
「ありがとう」
「おー。ありがとな」
「パーシーはヘタレだから今年中は無理だと思ってんだけどなぁ」
「誰がヘタレだよ」
「お前」
「でも実際、僕が尻を叩かなかったら父さんまだプロポーズできてなかっただろ?」
「……うぐぅ」
どうやらカーラに尻を叩かれた結果の突然のプロポーズだったらしい。というか、ガーナ・ケビンの賭けの対象にされ、カーラに尻を叩かせる程、パーシーは分かりやすかったのだろうか。それに気づかなかった自分はどんだけ鈍いのか。ちょっと凹んでるパーシーと一緒にケリーもちょっと凹んだ。
いつも通っている宿屋の主人も似たような反応だった。更にカーラの担任のハボックは『やっぱりね。そうなると思った』と。マートル・マイキー親子には『なんか今更感あるプロポーズだよね』と言われた。
他にもキャシーや近所の飲み仲間達などカサンドラでできた知り合いに報告すると、祝福してもらえるのだが、『やっとか……』みたいな反応や『え?まだだったの?』みたいな反応が殆んどである。
端から見たらケリーとパーシーとカーラは完全に家族にしか見えないらしい。あとパーシーのケリーへの好意はかなり露骨だったそうで。全然気づいていなかったケリーとしては、もっと分かりやすくしてくれよ……と思うのだが、賭けの対象にまでなっているところをみるに、端から見たら相当分かりやすかったのだろう。なんとも複雑である。
それでも皆に祝福してもらえるのは嬉しい。
ケリーは家へと帰る道を歩きながら、ご機嫌にパーシーとカーラと繋いだ手を揺らした。
ケリーはパーシーに言われるがままにマットレスの側で身体を拭いて着替えて、おにぎりを食べた後に、シーツを敷いたマットレスに寝転がった。
「少なくとも3日は安静にしててください」
「おーう」
パーシーがケリーをとても心配しているのが分かり、嬉しい反面少し落ち着かない。まだ昼過ぎだ。なんだかむずむずして眠れそうにない。というか、パーシーにプロポーズされたし、ケリーもそれを受けた。パーシーにどんな態度をとったらいいのか分からない。今まで家族のように思っていても、男としてパーシーを意識したことがない。なんだか落ち着かない。結婚したらパーシーとセックスもするようになるのだろうか。今はまだ全然想像すらできない。ケリーがそわそわしてしまい眠れないまま横になっていると、カーラが帰って来た。
「ただいまー」
「おー。おかえり」
「おっちゃん、何で寝てんの……って。おでこどうしたの!?」
「小川に頭から突っ込んだ」
「はぁぁっ!?」
「んで、ちょっと切れた」
「なんでそんなことになってんのさっ!?」
「あ、おかえり。カーラ」
川で濡れた服を洗濯をしていたパーシーが戻ってきた。
「ちょっ!父さん!どういうこと!何でおっちゃん怪我してんのさ!」
「あー……うん。あのですね」
「うん」
「そのですね」
「うん」
「……ママになってくれました」
「ママはないだろ」
「せめてパパにしろ」
照れたような顔でもじもじしながらパーシーが言った言葉に、カーラと2人でツッコむ。
「もう1人のパパです!」
「マジかぁぁ!よっしゃあぁ!やった!これでおっちゃん、ずっといるんでしょ!!」
「おーう。まぁ、そんな感じだ」
「でかした!父さん!ダメだったら僕、父さんのことこの先一生『ヘタレ親父』って呼ぶつもりだった!」
「それは嫌だぁ!」
「あー……カーラ」
「なに?おっちゃん」
「その、いいか?あー、なんだ。……俺がもう1人の父親になって」
「大!歓!迎!」
「お、おう」
喜色満面な笑顔でカーラがケリーの隣に潜り込んで、横からぎゅうぎゅう抱きついてきた。余程嬉しいのか、額をぐりぐりケリーの肩に擦りつけている。
「なんて呼んだらいい?」
「あー……パーシーは『父さん』だろ?『親父』とかでいいんじゃないか?『父様』とか『父上』とか『パパ』って柄じゃねぇし」
「じゃあ『親父』って呼ぶ」
「おう。カーラ」
「なに?」
「死ぬまでよろしく頼む」
「うん!老後は任せとけよ!親父!」
「ははっ。めちゃくちゃ先だっつーの」
「へへへっ。嬉しい」
「うん。俺も嬉しい」
「僕もです」
パーシーもカーラがいる反対側に潜り込んできた。パーシーにも横からぎゅうぎゅう抱き締められる。ケリーは何度目か分からない親子サンドイッチの具になった。
「結婚式すんの?」
「え?すんのか?パーシー」
「ケリーさんがしたいならしましょうか」
「結婚式は別に……あ、でもパーシーのスーツは仕立てたい。上等なやつ。夏物と冬物で2着」
「なんで?」
「パーシーの誕生日の時とか、あとはまだ考えたくないけど、カーラが結婚する時用。できたらお婿さんもらってくれよ。そしたら、ずっと一緒に住めるし」
「その方向で考えとく」
「ま、お前さんが好きになった相手なら、嫁にいくのも、まぁ仕方がないけどな。カーラの人生だ。カーラらしく生きろよ。会いに行ける距離なら、毎日でも会いに行けばいいだけだしな」
「うん」
「ケリーさん」
「ん?」
「呼び捨てで呼んでいいですか?」
「全然構わん」
「ふふふっ。ケリー」
「ん?」
「僕は今人生の中で2番目に幸せです。1番目はカーラが産まれてきてくれた時だから。……2人とも大事な僕の『家族』だ」
ニコニコ笑ってそう言うパーシーをくっつけたまま、ケリーはカーラと顔を見合わせた。
「愛されてるな。俺ら」
「ねー」
「そりゃもう!愛してますもの」
パーシーが長い腕を伸ばして、ケリーに抱きつくカーラの頭を優しく撫でた。
「この先も、3人でなら何があっても大丈夫。間違いなく幸せになれるよ。僕達」
「おう」
「うん」
「ケリーの怪我が完治したらお祝いしよう。ガーナやケビン達も呼んで、ちょっとしたパーティーをね」
「御披露目パーティー?」
「そうそう」
「……ちょっと気恥ずかしいんだが」
「いいじゃん、親父。父さんと結婚して、僕の父親になるんだから」
「……そうだな」
照れくさいが、それ以上に嬉しい。
結局この日はまた3人で寝ることになった。カーラは10歳だ。流石に来年辺りからは一緒に寝れなくなるだろう。一緒に風呂に入れるのも、多分今年までだ。カーラの成長が嬉しいが、少し寂しい。気が早いことに、カーラの結婚式では泣いてしまうんだろうなぁ、と思いながら、両側からくっついている親子の温もりに誘われて、ケリーは穏やかな優しい眠りについた。
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ケリーの額の傷が完治してから、とりあえずいつも世話になっているガーナ・ケビン親子に3人で報告に行った。
彼らの反応は……。
「マジで!よっしゃぁぁ!俺の勝ちっ!」
「うっそだろ!?ヘタレのパーシーには無理だと思ってたのにっ!」
「何の話?」
「父ちゃんと賭けてたんだよ。おっちゃんをパーシーおじさんが今年中に口説き落とせたら、俺の勝ち。できなかったら父ちゃんの勝ち」
「いや賭けんなよ」
「よかったな!カーラ。おっちゃんがずっと一緒じゃん」
「まぁね」
「負けた……まぁいいけどな。おめでとう。パーシー。ケリーさん」
「ありがとう」
「おー。ありがとな」
「パーシーはヘタレだから今年中は無理だと思ってんだけどなぁ」
「誰がヘタレだよ」
「お前」
「でも実際、僕が尻を叩かなかったら父さんまだプロポーズできてなかっただろ?」
「……うぐぅ」
どうやらカーラに尻を叩かれた結果の突然のプロポーズだったらしい。というか、ガーナ・ケビンの賭けの対象にされ、カーラに尻を叩かせる程、パーシーは分かりやすかったのだろうか。それに気づかなかった自分はどんだけ鈍いのか。ちょっと凹んでるパーシーと一緒にケリーもちょっと凹んだ。
いつも通っている宿屋の主人も似たような反応だった。更にカーラの担任のハボックは『やっぱりね。そうなると思った』と。マートル・マイキー親子には『なんか今更感あるプロポーズだよね』と言われた。
他にもキャシーや近所の飲み仲間達などカサンドラでできた知り合いに報告すると、祝福してもらえるのだが、『やっとか……』みたいな反応や『え?まだだったの?』みたいな反応が殆んどである。
端から見たらケリーとパーシーとカーラは完全に家族にしか見えないらしい。あとパーシーのケリーへの好意はかなり露骨だったそうで。全然気づいていなかったケリーとしては、もっと分かりやすくしてくれよ……と思うのだが、賭けの対象にまでなっているところをみるに、端から見たら相当分かりやすかったのだろう。なんとも複雑である。
それでも皆に祝福してもらえるのは嬉しい。
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