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44:ただいま
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ダンテは、薄暗い道を足早に歩いていた。約二ヶ月の任務を終え、やっと王都に帰還できた。帰還途中で立ち寄った街で、ショーヘイへのお土産に、ちょっと珍しい焼き菓子とジャムを買ったのだが、ショーヘイは喜んでくれるだろうか。ダンテは、ショーヘイのゆるい笑顔を思い浮かべて、軽やかな足取りで家へと帰った。
家の玄関の鍵を開けると、すぐにパタパタと軽い足音がして、ショーヘイが玄関にやって来た。少し久しぶりに見るショーヘイは、少しだけ日焼けしていた。ショーヘイがどことなく嬉しそうに、ゆるく笑って、ダンテを見上げてきた。
「おかえりなさい。お疲れ様でした」
「ただいま。ショーヘイ」
『ショーヘイ! ただいまー! 撫でてー! 撫でてー! ぶふーっもしてー!』
「あははっ! ピエリーちゃんもおかえりー。ん? ぶふーっする? うりゃ。ぶふーっ」
『擽ったいわ! ショーヘイ!』
「ははっ。先にお風呂に入るよ。3日くらい入ってないから」
「はーい」
ピエリーと戯れていたショーヘイが、何故かピエリーを頭の上に乗せ、ジリジリと近寄ってきた。今はものすごく汗臭いと思うので、あまり近寄らないでほしい。ダンテがジリジリと後ろに下がり、玄関のドアに背中がつくと、『うりゃ』とショーヘイが抱きついてきた。
「わぁ!? ちょっ、ちょっ、今臭いから! 今臭いから!」
「わーお。目に沁みる汗臭さ」
「もぉー。3日お風呂に入ってないって言ったじゃない」
「くっさー」
「酷いなぁ」
ショーヘイがダンテの首のあたりに顔を埋めて、すんすん匂いを嗅いでくる。ダンテは、遠い目をして諦めて、くっついているショーヘイをゆるく抱きしめた。ショーヘイの頭に鼻を埋めれば、微かに汗の匂いと、いつも使っている洗髪剤の匂いとなにやら美味しそうな匂いがした。ショーヘイは、汗の匂いも体臭も薄い。抱きしめているショーヘイの温もりが心地いい。
ショーヘイからほのかに香る美味しそうな匂いに、ぐぎゅるるる……と腹が鳴った。ショーヘイがダンテを見上げて、ニッと笑った。
「腹ぺこさんもおかえりなさい。ということで、お風呂の準備してきまーす。今日の晩飯は、ミミーナさんと一緒に作った新作料理です!」
「やった。すごくいい匂いがしてる」
「ちょっと待っててくださーい。あ、洗濯物を出しといてくださいね」
「うん」
ショーヘイが、ダンテから離れて、パタパタと小走りで風呂場に向かった。ダンテは、今更ながらに、ちょっと照れくさくなって、ゴシゴシと自分の頬を手で擦った。ちょっと顔が熱い。
ダンテは、鞄を片手に風呂場に向かい、洗濯物を洗濯籠に入れてから、二階の自室に向かった。鞄の中身を片付けて、着替えを持って階下に行くと、ショーヘイの声が風呂場から聞こえた。
「お風呂、もう大丈夫ですよー」
「はーい」
脱衣場から出てきたショーヘイと入れ替わるように、脱衣場に入り、服を脱いで、風呂場に入る。この暑い時期に3日も風呂に入れなかったので、髪も身体も汗でベタベタしている。しっかりと髪と身体を洗ってから、浴槽のお湯に浸かると、なんだかほっとした。耳をすませば、ピエリーのご機嫌な声が聞こえてくる。帰ってきてんだな、と改めて思って、ダンテは小さく笑い、立ち上がって浴槽から出た。
寝間着を着て、居間に行くと、テーブルの上に初めて見る料理があった。すごくいい匂いがしている。ダンテが好きなデリデリのスープと薄いパンもある。大きめの耐熱皿ごとテーブルに乗っている料理を眺めて、ダンテは首を傾げた。
「これはどんな料理? すごくいい匂いがしてる」
「ムサカもどきです。まぁ、食べてみましょう。多分、ダンテさん、好きなやつですよ」
「ははっ。じゃあ、早速」
ショーヘイがフォークで取り分けてくれた皿を受け取り、早速食べてみる。ダンテは、はふはふと食べながら、あまりの美味しさにパチパチと瞬きをした。本当にものすっごく美味しい。
「何これ。すっごい美味しい!」
「はっはっはー! やったぜ! 大成功!」
「もしかして、ショーヘイの故郷の料理?」
「厳密に言うと、俺の故郷の世界の違う国の料理ですね。一回だけ食べたことがあって、美味しかった記憶があったんで、料理の天才ミミーナ先生に協力してもらって、なんとなく再現してみました」
「すごいなぁ。美味しいなぁ。もっと食べていい?」
「どうぞどうぞ。本当はチーズをかけて焼くものなんですけど、こっちのチーズは苦手なんで、パンタリで代用しました」
「チーズをのせたら、全部台無しになりそう」
「ですよね」
「パンと一緒に食べても美味しいなぁ。無限に食べられそう」
「ははっ! 気に入ってもらえてよかったです」
ショーヘイが、ちょっと照れたように笑った。ダンテが不在だった時の事を聞きながら、美味しい夕食を楽しむ。ショーヘイが美味しそうに楽しそうに食べながら喋るのを見ているだけで、胸の奥がぽかぽかしてくる。
ダンテは、好きだなぁと染み染み思いながら、美味しい料理をがっつり完食した。
もっと喋りたい気分だったので、ショーヘイとお喋りをしながら、一緒に後片付けをやった。今は、ショーヘイは風呂に入っている。
ダンテは、お土産の焼き菓子を部屋に取りに行き、お気に入りの酒をグラスに注いでから、居間でちびちび酒を飲み始めた。
髪が濡れたままのショーヘイが居間にやって来たので、風の魔法で髪を乾かしてやる。バッサリ短く切っていた髪は、そこそこ伸びていた。
「ショーヘイ。お土産のお菓子を一緒に食べよう」
「おぉ! ありがとうございます! お茶淹れてきまーす。ダンテさんは、お茶はどうします?」
「もらおうかな」
「はーい」
ショーヘイが顔を輝かせて、いそいそと台所へ向かった。酒を飲み切る頃に、ショーヘイがお盆を持って戻ってきた。
買ってきた焼き菓子は、ダンテの人差し指くらいの厚さで、中には王都では珍しい果物のジャムが入っている。外側のサクサクした食感と、ねっとりとした濃厚なジャムが、試食したら、すごく美味しかったので、買ってきた。
ふんわりと花の匂いがするラーリオ茶を淹れてくれたショーヘイと一緒に、焼き菓子を食べ始める。一口齧ったショーヘイの目が、キラキラと輝いた。
「うんまー! これ、中身はなんのジャムなんです? めちゃくちゃ美味いです。林檎を更にレベルアップしたみたいな、めちゃくちゃ濃厚だけど、くどくなくて、すっげぇ美味いです」
「ダーンディルっていう果物でね。カカリア地方でしか採れない果物なんだ。王都では、殆ど出回ってないんじゃないかな。ジャムも買ってきてるよ」
「やった! ありがとうございます! ジャムはどうやって食います?」
「ペッタにつけてもいいし、ミミーナさんにケーキにしてもらうのもいいなぁ」
「いいですねぇ。うんまー。もう一個……」
「私ももう一個。あ、ドーラちゃんの誕生日の日まで、休みなんだ。明日にでも、ドーラちゃんの誕生日プレゼントを買いに行きたいから、付き合ってもらえないかな」
「勿論いいですよー。俺は髪飾りを自作しました。ミミーナさんに習って」
「うーん。手作りもありかな? ピエリーの牙のお守りは、間に合うかな……」
「あ、それはやめといた方がいいかもです」
「え? なんで?」
「自分の飛竜の牙を渡すのって、竜騎士の求婚らしいですよ」
「はいっ!? えっ!? 本当にっ!?」
「お祖父ちゃんが言ってました」
「……全然知らなかった……」
「だと思ってました」
「あ、だからかな。部下から、『お式はいつ頃ですか』って聞かれて、なんの式かな? って思ってたんだけど」
「間違いなく、結婚式のことですねぇ」
「え、えぇ……どうしよう……適当に、そのうち? とか答えちゃったんだけど」
「まぁ、細かいことは気にしない方向で大丈夫なんじゃないですか? また聞かれたら、もう少し恋人期間を楽しんでからとか言えばいいだけですし」
「あ、そうだね。はぁー。ビックリした。教えてくれてありがとう。ショーヘイ。危うく、ドーラちゃんに求婚するところだった」
「あはは。ドーラちゃんへのプレゼントは、候補を決めてるんですか?」
「あ、うん。文房具はどうかなって。インクの補充がいらない魔法ペンがあるらしくて、それにしようかなぁと」
「何それ便利ー」
「ショーヘイもいる? 色んな色のペンがあるらしいから、ドーラちゃんと色違いのお揃いで」
「いいんですか!? 是非とも欲しいです! ……あ、でも、お高いならいいです」
「そんなに高くないらしいよ。ショーヘイも、よく書き物するでしょ。一本あったら、便利だよ」
「ですね。じゃあ、ありがたくいただきます!」
「うん。じゃあ、明日はお昼ご飯は外で食べようか」
「はい。今の時期のオススメってあります?」
「そうだねぇ。バランドロンっていう貝が美味しいね。美味しいお店を知ってるよ」
「初めて聞くやつです。じゃあ、明日の昼飯はそれで!」
「うん」
楽しそうに笑っているショーヘイを見ているだけで、ダンテも楽しくなってくる。幸せってこんな感じだろうなと思いながら、ダンテは、少し遅い時間まで、のんびりショーヘイとお喋りを楽しんだ。
家の玄関の鍵を開けると、すぐにパタパタと軽い足音がして、ショーヘイが玄関にやって来た。少し久しぶりに見るショーヘイは、少しだけ日焼けしていた。ショーヘイがどことなく嬉しそうに、ゆるく笑って、ダンテを見上げてきた。
「おかえりなさい。お疲れ様でした」
「ただいま。ショーヘイ」
『ショーヘイ! ただいまー! 撫でてー! 撫でてー! ぶふーっもしてー!』
「あははっ! ピエリーちゃんもおかえりー。ん? ぶふーっする? うりゃ。ぶふーっ」
『擽ったいわ! ショーヘイ!』
「ははっ。先にお風呂に入るよ。3日くらい入ってないから」
「はーい」
ピエリーと戯れていたショーヘイが、何故かピエリーを頭の上に乗せ、ジリジリと近寄ってきた。今はものすごく汗臭いと思うので、あまり近寄らないでほしい。ダンテがジリジリと後ろに下がり、玄関のドアに背中がつくと、『うりゃ』とショーヘイが抱きついてきた。
「わぁ!? ちょっ、ちょっ、今臭いから! 今臭いから!」
「わーお。目に沁みる汗臭さ」
「もぉー。3日お風呂に入ってないって言ったじゃない」
「くっさー」
「酷いなぁ」
ショーヘイがダンテの首のあたりに顔を埋めて、すんすん匂いを嗅いでくる。ダンテは、遠い目をして諦めて、くっついているショーヘイをゆるく抱きしめた。ショーヘイの頭に鼻を埋めれば、微かに汗の匂いと、いつも使っている洗髪剤の匂いとなにやら美味しそうな匂いがした。ショーヘイは、汗の匂いも体臭も薄い。抱きしめているショーヘイの温もりが心地いい。
ショーヘイからほのかに香る美味しそうな匂いに、ぐぎゅるるる……と腹が鳴った。ショーヘイがダンテを見上げて、ニッと笑った。
「腹ぺこさんもおかえりなさい。ということで、お風呂の準備してきまーす。今日の晩飯は、ミミーナさんと一緒に作った新作料理です!」
「やった。すごくいい匂いがしてる」
「ちょっと待っててくださーい。あ、洗濯物を出しといてくださいね」
「うん」
ショーヘイが、ダンテから離れて、パタパタと小走りで風呂場に向かった。ダンテは、今更ながらに、ちょっと照れくさくなって、ゴシゴシと自分の頬を手で擦った。ちょっと顔が熱い。
ダンテは、鞄を片手に風呂場に向かい、洗濯物を洗濯籠に入れてから、二階の自室に向かった。鞄の中身を片付けて、着替えを持って階下に行くと、ショーヘイの声が風呂場から聞こえた。
「お風呂、もう大丈夫ですよー」
「はーい」
脱衣場から出てきたショーヘイと入れ替わるように、脱衣場に入り、服を脱いで、風呂場に入る。この暑い時期に3日も風呂に入れなかったので、髪も身体も汗でベタベタしている。しっかりと髪と身体を洗ってから、浴槽のお湯に浸かると、なんだかほっとした。耳をすませば、ピエリーのご機嫌な声が聞こえてくる。帰ってきてんだな、と改めて思って、ダンテは小さく笑い、立ち上がって浴槽から出た。
寝間着を着て、居間に行くと、テーブルの上に初めて見る料理があった。すごくいい匂いがしている。ダンテが好きなデリデリのスープと薄いパンもある。大きめの耐熱皿ごとテーブルに乗っている料理を眺めて、ダンテは首を傾げた。
「これはどんな料理? すごくいい匂いがしてる」
「ムサカもどきです。まぁ、食べてみましょう。多分、ダンテさん、好きなやつですよ」
「ははっ。じゃあ、早速」
ショーヘイがフォークで取り分けてくれた皿を受け取り、早速食べてみる。ダンテは、はふはふと食べながら、あまりの美味しさにパチパチと瞬きをした。本当にものすっごく美味しい。
「何これ。すっごい美味しい!」
「はっはっはー! やったぜ! 大成功!」
「もしかして、ショーヘイの故郷の料理?」
「厳密に言うと、俺の故郷の世界の違う国の料理ですね。一回だけ食べたことがあって、美味しかった記憶があったんで、料理の天才ミミーナ先生に協力してもらって、なんとなく再現してみました」
「すごいなぁ。美味しいなぁ。もっと食べていい?」
「どうぞどうぞ。本当はチーズをかけて焼くものなんですけど、こっちのチーズは苦手なんで、パンタリで代用しました」
「チーズをのせたら、全部台無しになりそう」
「ですよね」
「パンと一緒に食べても美味しいなぁ。無限に食べられそう」
「ははっ! 気に入ってもらえてよかったです」
ショーヘイが、ちょっと照れたように笑った。ダンテが不在だった時の事を聞きながら、美味しい夕食を楽しむ。ショーヘイが美味しそうに楽しそうに食べながら喋るのを見ているだけで、胸の奥がぽかぽかしてくる。
ダンテは、好きだなぁと染み染み思いながら、美味しい料理をがっつり完食した。
もっと喋りたい気分だったので、ショーヘイとお喋りをしながら、一緒に後片付けをやった。今は、ショーヘイは風呂に入っている。
ダンテは、お土産の焼き菓子を部屋に取りに行き、お気に入りの酒をグラスに注いでから、居間でちびちび酒を飲み始めた。
髪が濡れたままのショーヘイが居間にやって来たので、風の魔法で髪を乾かしてやる。バッサリ短く切っていた髪は、そこそこ伸びていた。
「ショーヘイ。お土産のお菓子を一緒に食べよう」
「おぉ! ありがとうございます! お茶淹れてきまーす。ダンテさんは、お茶はどうします?」
「もらおうかな」
「はーい」
ショーヘイが顔を輝かせて、いそいそと台所へ向かった。酒を飲み切る頃に、ショーヘイがお盆を持って戻ってきた。
買ってきた焼き菓子は、ダンテの人差し指くらいの厚さで、中には王都では珍しい果物のジャムが入っている。外側のサクサクした食感と、ねっとりとした濃厚なジャムが、試食したら、すごく美味しかったので、買ってきた。
ふんわりと花の匂いがするラーリオ茶を淹れてくれたショーヘイと一緒に、焼き菓子を食べ始める。一口齧ったショーヘイの目が、キラキラと輝いた。
「うんまー! これ、中身はなんのジャムなんです? めちゃくちゃ美味いです。林檎を更にレベルアップしたみたいな、めちゃくちゃ濃厚だけど、くどくなくて、すっげぇ美味いです」
「ダーンディルっていう果物でね。カカリア地方でしか採れない果物なんだ。王都では、殆ど出回ってないんじゃないかな。ジャムも買ってきてるよ」
「やった! ありがとうございます! ジャムはどうやって食います?」
「ペッタにつけてもいいし、ミミーナさんにケーキにしてもらうのもいいなぁ」
「いいですねぇ。うんまー。もう一個……」
「私ももう一個。あ、ドーラちゃんの誕生日の日まで、休みなんだ。明日にでも、ドーラちゃんの誕生日プレゼントを買いに行きたいから、付き合ってもらえないかな」
「勿論いいですよー。俺は髪飾りを自作しました。ミミーナさんに習って」
「うーん。手作りもありかな? ピエリーの牙のお守りは、間に合うかな……」
「あ、それはやめといた方がいいかもです」
「え? なんで?」
「自分の飛竜の牙を渡すのって、竜騎士の求婚らしいですよ」
「はいっ!? えっ!? 本当にっ!?」
「お祖父ちゃんが言ってました」
「……全然知らなかった……」
「だと思ってました」
「あ、だからかな。部下から、『お式はいつ頃ですか』って聞かれて、なんの式かな? って思ってたんだけど」
「間違いなく、結婚式のことですねぇ」
「え、えぇ……どうしよう……適当に、そのうち? とか答えちゃったんだけど」
「まぁ、細かいことは気にしない方向で大丈夫なんじゃないですか? また聞かれたら、もう少し恋人期間を楽しんでからとか言えばいいだけですし」
「あ、そうだね。はぁー。ビックリした。教えてくれてありがとう。ショーヘイ。危うく、ドーラちゃんに求婚するところだった」
「あはは。ドーラちゃんへのプレゼントは、候補を決めてるんですか?」
「あ、うん。文房具はどうかなって。インクの補充がいらない魔法ペンがあるらしくて、それにしようかなぁと」
「何それ便利ー」
「ショーヘイもいる? 色んな色のペンがあるらしいから、ドーラちゃんと色違いのお揃いで」
「いいんですか!? 是非とも欲しいです! ……あ、でも、お高いならいいです」
「そんなに高くないらしいよ。ショーヘイも、よく書き物するでしょ。一本あったら、便利だよ」
「ですね。じゃあ、ありがたくいただきます!」
「うん。じゃあ、明日はお昼ご飯は外で食べようか」
「はい。今の時期のオススメってあります?」
「そうだねぇ。バランドロンっていう貝が美味しいね。美味しいお店を知ってるよ」
「初めて聞くやつです。じゃあ、明日の昼飯はそれで!」
「うん」
楽しそうに笑っているショーヘイを見ているだけで、ダンテも楽しくなってくる。幸せってこんな感じだろうなと思いながら、ダンテは、少し遅い時間まで、のんびりショーヘイとお喋りを楽しんだ。
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