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おっさんのパンチラは素直に萎える
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カードゲームで賭けをした。負けた方は女装をするという酔っ払い達の下らない賭けだ。しかし、ハンスはちょっぴりイカサマしつつ、全力で勝ちにいった。賭けをしているのは、最近ちょっと気になるおっさん、ダリスである。
ダリスは無精髭が標準装備の下っ腹が出た普通のおっさんである。歳は42だ。
ハンスはまだ26歳で、年の差があるが、2人は飲み友達である。馴染みの飲み屋で意気投合して、一緒に酒を飲むようになってから早一年。ハンスは、どこにでもいるような普通のおっさんであるダリスの何気ない仕草に、最近ちょっとドキドキするようになっていた。これはもしかすると恋かもしれない。
ハンスは両刀だが、男は年下で小柄で可愛らしい容姿の子がタイプである。ダリスはハンスよりも背が高いし、下っ腹が出てるし、いつもだらしなく無精髭が生えている普通顔のおっさんである。全然好みのタイプじゃないのに、性格が温厚で、酒が入ると陽気になるダリスが、どうにも気になる。
ダリスが酒を飲みながら煙草を吸う仕草を思い出して、何度もうっかりズリネタにしちゃったくらい、気になっている。
ハンスはちょっぴり悩んでから、あわよくばを狙って、酒を飲みながらダリスと賭けをすることにした。
賭けはハンスが勝った。ちょっとイカサマもしたので当然である。
ハンスはかなり酔っているダリスと一緒に、貸衣装がある連れ込み宿へと向かった。酔っ払っているダリスは、男と連れ込み宿に行くという状況に、特に疑問や嫌悪感を抱いていない様子である。賭けに負けたことを悔しがってはいるが、『俺も男だ!可愛い女装をしてやんよ!』と、ノリノリである。
ハンスは連れ込み宿の一室の大きなベッドに腰掛け、ドキドキしながら、ダリスがシャワー室から出てくるのを待った。
貸衣装はダリス本人が選んだ。一体どんな女装を見せてくれるのかと、期待で既に、ハンスの股間はもっこりちゃんしている。
ダリスはかなり酔っていた。あわよくば、このままベッドでズッコンバッコンしちゃいたい。ハンスはムラムラしながら、ダリスが着替え終わるのを待った。
シャワー室のドアが開いて、ダリスが出てきた。ダリスが着ているのは、スカートが極端に短い某有名女学院の制服である。スカートが短すぎて、おっさん臭い縞柄のトランクスが普通に見えている。
白い脛の半ばまでの長さの靴下を穿いているのだが、スネ毛が普通にもじゃっと生えている。
ダリスは思わず叫んだ。
「パンツ脱げよ!!そしてスネ毛も剃ってくれよ!!」
「フリちんでスカート穿いたら変態じゃねぇか」
「そこは男の浪漫だろぉ!?俺のわくわくもっこりにごめんなさいしろぉ!」
「意味が分からん」
「ヤバい……なんだろう……なんかすっごい萎えた……おっさんの豪快過ぎるパンチラで全力で萎えた……色気も糞もねぇ」
「ここの石鹸すげぇな。薔薇の匂いがやべぇの。俺の脇嗅いでみろよ。薔薇の香りがすんぞ」
「薔薇の香りがするおっさんの脇とか誰得だよ!素直にきめぇわ!」
「もれなくチン毛とケツ毛も薔薇の香り」
「やだぁ!なんか違う!なんか思ってたのと違うぅぅ!!」
「はぁー、どっこらしょ。煙草、煙草……」
「足おっ広げて煙草を吸うなよ。本当台無し!!」
「あ?まぁ気にすんな。中々可愛いだろ。ほれ。パンチラ」
「スカート捲らなくてもパンチラ状態じゃん」
「サービス、サービスぅ。5万ニーロな」
「金とんのかよ!つーか、たけぇわ!おっさんのパンチラのくせに!」
「はっはっは。で?」
「ん?」
「俺とヤリてぇんだろ。ほれ。一発ヤんぞ」
「色気も糞もねぇな!!マジで!!」
「ほぉれ。パンチラ~」
「スカートひらひらさせんな。なんか腹立つ」
ダリスが煙草を吸いながら、ニヤニヤ笑って、短いスカートをひらひらとさせた。だっさい縞柄トランクスがチラチラ見えて、なんか逆に萎える。
ダリスとセックスしたいが、この状況は本当に萎える。思ってたのと全然違う。ていうか、ダリスはハンスとセックスしてもいいのか。
「……俺とセックスしてもいいのかよ」
「ん?たまには若い奴を食うのも一興だよな」
「ダリスって、もしかして男もイケる人?」
「男専門の人」
「……マジかよ……」
「ほれ。さっさと来い。抱いてやっからよ。ケツで」
「えぇ……堂々としすぎて逆に萎えてるんだけど。俺」
「あん?なら、ちょっと可愛がってやるかね」
「お、俺に何をする気だ!?」
「はっはっは。気持ちいいこと?おらおらー。とっとと服脱げやー」
「きゃー!服を脱がすなぁ!」
「はっはっは!とっととちんこ出せやぁ!」
「にゃーーーー!」
ハンスはダリスにあんなことやこんなことをされまくり、見事に美味しく抱かれた。ケツで。
ちんこ突っ込んだのはハンスの筈なのに、ひゃんひゃん喘がされたのはハンスの方だった。知らない世界を見てしまった。
なんかもう色々ショックでひんひん泣くハンスの隣で、ダリスがぷかぁと煙草の煙を吐き出した。
「セフレと恋人、どっちがいい?」
「うぇっ、うぇっ、恋人がいいです……」
「んじゃ、とりあえず恋人ってことで。そろそろ回復すんだろ。もう一発いくぞー」
「マジかよ」
「あ、言っておくが、俺は浮気は許さん主義だから。浮気したら金玉潰す」
「マジかよ」
「それじゃあ、ハニー。天国にイこうぜー」
「……お手柔らかに。ダーリン」
ハンスに、ノリノリでドスケベなことをしてくれる年上の彼氏ができてしまった。
ハンスはダリスに振り回されながらも、覚めぬ眠りに落ちたダリスを見送るまで、なんだかんだでずっと一緒にいて、2人で下らないことや小さなことで笑って過ごした。
(おしまい)
ダリスは無精髭が標準装備の下っ腹が出た普通のおっさんである。歳は42だ。
ハンスはまだ26歳で、年の差があるが、2人は飲み友達である。馴染みの飲み屋で意気投合して、一緒に酒を飲むようになってから早一年。ハンスは、どこにでもいるような普通のおっさんであるダリスの何気ない仕草に、最近ちょっとドキドキするようになっていた。これはもしかすると恋かもしれない。
ハンスは両刀だが、男は年下で小柄で可愛らしい容姿の子がタイプである。ダリスはハンスよりも背が高いし、下っ腹が出てるし、いつもだらしなく無精髭が生えている普通顔のおっさんである。全然好みのタイプじゃないのに、性格が温厚で、酒が入ると陽気になるダリスが、どうにも気になる。
ダリスが酒を飲みながら煙草を吸う仕草を思い出して、何度もうっかりズリネタにしちゃったくらい、気になっている。
ハンスはちょっぴり悩んでから、あわよくばを狙って、酒を飲みながらダリスと賭けをすることにした。
賭けはハンスが勝った。ちょっとイカサマもしたので当然である。
ハンスはかなり酔っているダリスと一緒に、貸衣装がある連れ込み宿へと向かった。酔っ払っているダリスは、男と連れ込み宿に行くという状況に、特に疑問や嫌悪感を抱いていない様子である。賭けに負けたことを悔しがってはいるが、『俺も男だ!可愛い女装をしてやんよ!』と、ノリノリである。
ハンスは連れ込み宿の一室の大きなベッドに腰掛け、ドキドキしながら、ダリスがシャワー室から出てくるのを待った。
貸衣装はダリス本人が選んだ。一体どんな女装を見せてくれるのかと、期待で既に、ハンスの股間はもっこりちゃんしている。
ダリスはかなり酔っていた。あわよくば、このままベッドでズッコンバッコンしちゃいたい。ハンスはムラムラしながら、ダリスが着替え終わるのを待った。
シャワー室のドアが開いて、ダリスが出てきた。ダリスが着ているのは、スカートが極端に短い某有名女学院の制服である。スカートが短すぎて、おっさん臭い縞柄のトランクスが普通に見えている。
白い脛の半ばまでの長さの靴下を穿いているのだが、スネ毛が普通にもじゃっと生えている。
ダリスは思わず叫んだ。
「パンツ脱げよ!!そしてスネ毛も剃ってくれよ!!」
「フリちんでスカート穿いたら変態じゃねぇか」
「そこは男の浪漫だろぉ!?俺のわくわくもっこりにごめんなさいしろぉ!」
「意味が分からん」
「ヤバい……なんだろう……なんかすっごい萎えた……おっさんの豪快過ぎるパンチラで全力で萎えた……色気も糞もねぇ」
「ここの石鹸すげぇな。薔薇の匂いがやべぇの。俺の脇嗅いでみろよ。薔薇の香りがすんぞ」
「薔薇の香りがするおっさんの脇とか誰得だよ!素直にきめぇわ!」
「もれなくチン毛とケツ毛も薔薇の香り」
「やだぁ!なんか違う!なんか思ってたのと違うぅぅ!!」
「はぁー、どっこらしょ。煙草、煙草……」
「足おっ広げて煙草を吸うなよ。本当台無し!!」
「あ?まぁ気にすんな。中々可愛いだろ。ほれ。パンチラ」
「スカート捲らなくてもパンチラ状態じゃん」
「サービス、サービスぅ。5万ニーロな」
「金とんのかよ!つーか、たけぇわ!おっさんのパンチラのくせに!」
「はっはっは。で?」
「ん?」
「俺とヤリてぇんだろ。ほれ。一発ヤんぞ」
「色気も糞もねぇな!!マジで!!」
「ほぉれ。パンチラ~」
「スカートひらひらさせんな。なんか腹立つ」
ダリスが煙草を吸いながら、ニヤニヤ笑って、短いスカートをひらひらとさせた。だっさい縞柄トランクスがチラチラ見えて、なんか逆に萎える。
ダリスとセックスしたいが、この状況は本当に萎える。思ってたのと全然違う。ていうか、ダリスはハンスとセックスしてもいいのか。
「……俺とセックスしてもいいのかよ」
「ん?たまには若い奴を食うのも一興だよな」
「ダリスって、もしかして男もイケる人?」
「男専門の人」
「……マジかよ……」
「ほれ。さっさと来い。抱いてやっからよ。ケツで」
「えぇ……堂々としすぎて逆に萎えてるんだけど。俺」
「あん?なら、ちょっと可愛がってやるかね」
「お、俺に何をする気だ!?」
「はっはっは。気持ちいいこと?おらおらー。とっとと服脱げやー」
「きゃー!服を脱がすなぁ!」
「はっはっは!とっととちんこ出せやぁ!」
「にゃーーーー!」
ハンスはダリスにあんなことやこんなことをされまくり、見事に美味しく抱かれた。ケツで。
ちんこ突っ込んだのはハンスの筈なのに、ひゃんひゃん喘がされたのはハンスの方だった。知らない世界を見てしまった。
なんかもう色々ショックでひんひん泣くハンスの隣で、ダリスがぷかぁと煙草の煙を吐き出した。
「セフレと恋人、どっちがいい?」
「うぇっ、うぇっ、恋人がいいです……」
「んじゃ、とりあえず恋人ってことで。そろそろ回復すんだろ。もう一発いくぞー」
「マジかよ」
「あ、言っておくが、俺は浮気は許さん主義だから。浮気したら金玉潰す」
「マジかよ」
「それじゃあ、ハニー。天国にイこうぜー」
「……お手柔らかに。ダーリン」
ハンスに、ノリノリでドスケベなことをしてくれる年上の彼氏ができてしまった。
ハンスはダリスに振り回されながらも、覚めぬ眠りに落ちたダリスを見送るまで、なんだかんだでずっと一緒にいて、2人で下らないことや小さなことで笑って過ごした。
(おしまい)
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