74 / 77
74:愉快な合同結婚式
しおりを挟む
月日は賑やかに穏やかに流れて、ゴンドロフは40歳の誕生日を迎えた。昨年の最後の仕事で冒険者は引退である。20年以上、冒険者として生きてきた。これからは、街に住んで、大事な家族の為に生きていく。
来月の頭にデーリ達と合同結婚式をする。婚礼衣装はもう出来ている。招待状は出していない。来るとしたら冒険者関係とギルド関係、あとはナクールの長年の常連客くらいのものなので、口頭で日程と場所を伝えてある。酒も料理もしこたま頼んだし、まぁなんとでもなるだろう。
ゴンドロフは、引退後はギルトの養成所で働くことが正式に決まった。春先からの勤務なのだが、その前に一か月の研修とやらがある。実技を教えるのは多分問題ないと思うのだが、座学が不安しかない。ベテランの講師がゴンドロフの経験を聞き取りして、分かりやすくまとめてくれるらしい。それを資料に講義を行うそうだ。『ゴンドロフの経験を話してくれたら大丈夫だから』とギルドマスターからは言われているが、本当にそれで大丈夫なのか、やっぱり不安である。
ゴンドロフはアイナ指導の元、リリン用をワンピースをちくちく縫っていた。アキムと色んな体験や見学をしたが、なんだかんだで裁縫が一番やりやすくて楽しいという結論に落ち着いた。アキムも刺繍が楽しいようで、ゴンドロフがハンカチ本体やスカート本体を作り、アキムがそれに刺繍を施すという感じで、リリンの服などを量産している。
早いもので、リリンも今年で5歳になる。毎日、外を元気いっぱいに走り回っている。絵本が好きだから、自分でも読めるようにとアキムが毎晩読み書きを教えている。また、リリンは土遊びも好きだから、洗濯前にちゃんとリリンのスカートのポケットを確認しないと、砂や土、虫の死骸がポケットから出てくることがある。
リリンは食べることが好きなので、リリンが喜ぶ顔が見たくて、ここ1年程お菓子作りを頻繁にするようになった。ゴンドロフがお菓子を作ると、もれなくアキムやアイナも喜ぶので、作り甲斐がある。
リリンの結婚式用のスカートが漸く完成した。アイナにチェックしてもらったら『大丈夫!』と言ってもらえた。あとはアキムが刺繍を施せば完成である。
ゴンドロフが丁寧に小さなワンピースを畳んでいると、アイナが穏やかに笑って口を開いた。
「なんかいよいよって感じねー。ふふっ。ゴンちゃん。お兄ちゃんを末永くよろしくね」
「おー。こっちこそ、改めてよろしくな。変な遠慮はすんなよ」
「遠慮なんてしたことないわよー。甘えてばっかりよ。私」
「そうか?」
「そうよ。ゴンちゃん。いーっぱい! 家族の思い出を作っていきましょうね!」
「おぅ! まずは愉快な結婚式からだな!」
「あはっ! すっごい楽しみ!」
弾けるような笑顔のアイナの頭をやんわりと撫でて、昼寝から起きてきたリリンを抱っこして、リリンの柔らかい頬にキスをした。
翌月の頭。今日はいよいよ合同結婚式である。会場は街の神殿で、広い中庭で披露パーティーもする。
ゴンドロフは控室でこの日の為に作った婚礼衣裳を着て、姿見を見た。白い婚礼衣裳だけ見れば格好いいんだが、全体を見るとなんとも残念だ。
「うん。絶妙に似合わねぇ」
「そうでもないっすよー。まぁ、ちょー格好いい!! とまではいかなかったんすけどー。俺のお洒落センス大敗北っす!」
「ダーリンはすっごく似合うな! 格好いいー! 惚れ直すわー」
「ふふっ。デーリも素敵だ」
4人とも着替えて、髪を弄ったりしていると、コンコンッと部屋のドアがノックされた。ドアを開ければ、きれいに着飾ったアイナとリリンである。
ゴンドロフはリリンを抱っこして、2人を控室に入れた。
「あらー! お兄ちゃん、いい感じじゃない! 落ち着いた大人に見えるわよ」
「落ち着いた大人ですけどぉ!?」
「え?」
「え? ゴンちゃん。俺、落ち着いた大人っすよね」
「……自己認識って人それぞれだよな」
「なにその微妙な返答ー! 俺はちょー落ち着いた大人の色気のある男前ですぅ」
「そういうとこよ。お兄ちゃん。デーリさんとナクールさんも素敵ー! ほんとによくお似合いです!」
「ありがとー。アイナちゃん」
リリンが下りたがったので下ろしてやると、リリンがワンピースのポケットから可愛らしい小さな布でできた花を取り出した。
「はい。これゴンちゃんの。これはおじちゃんの。デーリおじちゃんとナクールおじちゃんにもー」
「花飾りか?」
「そうなの。リリンとこっそり作ったのよねー。ねー。リリン」
「うん! しあわせのお花なの!」
「ははっ! ありがとな。リリン」
ゴンドロフは嬉しくてでれっと笑い、婚礼衣裳の胸ポケットのボタンに紐付きの花飾りを着けた。他の3人も嬉しそうに着けている。
いよいよ結婚式が始まる時間が近づいてきた。アイナ達が式場へ向かうと、じわじわ緊張してきたゴンドロフの手をアキムが握った。アキムの手がしっとりしている。手汗だろう。どうやらアキムも緊張しているようだ。
ゴンドロフはアキムを見下ろし、あえてニッと笑った。
「正式に家族になる日だ。ひたすら笑うぞ」
「うぃーっす!」
アキムも嬉しそうにニッと笑った。
神殿内の祈りの間で神に永遠の愛を誓い、誓いのキスをした。結婚式の参列者自体はアイナとリリンだけだ。集まった客が予想外に多くて式場に入りきらなかったので、急遽アイナ達だけになった。
幸せそうに笑っているデーリ達と一緒に、アキムと手を繋いで祈りの間を出て、中庭へと向かう。
中庭に着くと、盛大な拍手で出迎えられた。ゴンドロフはこっそり中庭の隅っこに置かせてもらった大剣を手に取って肩に担ぎ、堂々と宣言した。
「アキムと結婚したぞー! つーことで、アイナは俺の妹だ! アイナと喋りてぇ奴は俺から一本取ってみやがれ!」
「はぁぁぁぁ!? 無理だろ!!」
「横暴だぞ! ゴンドロフー! 美女と話くらいさせろー!」
「そうだそうだーー!!」
「ゴンドロフさんっ! 美女との楽しい時間の為に犠牲になってもらいますっ!」
「おっ! 一人目きやがったか。よっしゃ! かかってこいやー!」
「うぉりゃーーーー!!」
ゴンドロフは片手剣を持った若い男を全力でぶっ飛ばした。『俺も』『俺もだー!』と次から次へとアイナと喋りたい若造達がやって来る。事前に愛用の武器を持ってこいと通達してあったのは、実はこの為だったりする。
ゴンドロフは張り切って若造達をしばき倒した。
ーーーーーー
アキムはしれっとアイナ達と一緒にご馳走をもぐもぐしながら、楽しそうに暴れまくっているゴンドロフを眺めていた。アイナは今年で28歳になるが、まだまだお肌ぴちぴちだし、我が妹ながら問答無用で美女である。
アイナにお近づきになりたがる連中が多いだろうと予測できたので、こういう展開になった。面白すぎて最高である。
一緒に料理を食べているデーリ達も楽しそうに暴れ回るゴンドロフを眺めている。そのうち、デーリがそわそわし始めた。
「ダーリン。僕もちょっと暴れてくるよ」
「いってらっしゃい。楽しんでおいで」
「うん。よーし! 魔法使い共ー! アイナちゃんとお喋りしたい奴は僕が相手だー!!」
デーリも参戦した結果、益々カオスな状態になっていく。
アキムがニヤニヤしながら眺めていると、ギルドマスターがやって来た。
「やぁ。愉快な結婚式だな。結婚おめでとう。アキム。ナクール殿」
「ありがとうございますっ! ギルマス!」
「ありがとうございます。とても楽しい結婚式になっています」
「ははっ! こんなに賑やか過ぎる結婚式なんて中々ないねぇ。いやはや。愉快過ぎて、ほんとに君達らしいよ」
「あははー。まぁ、俺とゴンちゃんなんでー」
「ふふっ。デーリも暴れるのが好きですから」
「君達の幸福を願うよ。それじゃあ、美味しいお酒をもらってくるかな」
「酒も料理もめちゃくちゃ用意してるんで、いっぱい召し上がってくださいっす! どれも味は保証しまっす!」
「いいねぇ。今日はとことん楽しませてもらうよ」
ギルドマスターが楽しそうに笑いながら、料理や酒を置いているコーナーへと向かった。肉体派じゃないギルドの先輩や同僚達が次々とお祝いの言葉をくれた。ナクールも常連客達から祝福されていた。
アキムはおねむになったリリンを抱っこすると、柔らかい頬にキスをして、賑やか過ぎるけどたくさんの人が祝福してくれる結婚式が嬉しくて、とても幸せで、穏やかに笑った。
来月の頭にデーリ達と合同結婚式をする。婚礼衣装はもう出来ている。招待状は出していない。来るとしたら冒険者関係とギルド関係、あとはナクールの長年の常連客くらいのものなので、口頭で日程と場所を伝えてある。酒も料理もしこたま頼んだし、まぁなんとでもなるだろう。
ゴンドロフは、引退後はギルトの養成所で働くことが正式に決まった。春先からの勤務なのだが、その前に一か月の研修とやらがある。実技を教えるのは多分問題ないと思うのだが、座学が不安しかない。ベテランの講師がゴンドロフの経験を聞き取りして、分かりやすくまとめてくれるらしい。それを資料に講義を行うそうだ。『ゴンドロフの経験を話してくれたら大丈夫だから』とギルドマスターからは言われているが、本当にそれで大丈夫なのか、やっぱり不安である。
ゴンドロフはアイナ指導の元、リリン用をワンピースをちくちく縫っていた。アキムと色んな体験や見学をしたが、なんだかんだで裁縫が一番やりやすくて楽しいという結論に落ち着いた。アキムも刺繍が楽しいようで、ゴンドロフがハンカチ本体やスカート本体を作り、アキムがそれに刺繍を施すという感じで、リリンの服などを量産している。
早いもので、リリンも今年で5歳になる。毎日、外を元気いっぱいに走り回っている。絵本が好きだから、自分でも読めるようにとアキムが毎晩読み書きを教えている。また、リリンは土遊びも好きだから、洗濯前にちゃんとリリンのスカートのポケットを確認しないと、砂や土、虫の死骸がポケットから出てくることがある。
リリンは食べることが好きなので、リリンが喜ぶ顔が見たくて、ここ1年程お菓子作りを頻繁にするようになった。ゴンドロフがお菓子を作ると、もれなくアキムやアイナも喜ぶので、作り甲斐がある。
リリンの結婚式用のスカートが漸く完成した。アイナにチェックしてもらったら『大丈夫!』と言ってもらえた。あとはアキムが刺繍を施せば完成である。
ゴンドロフが丁寧に小さなワンピースを畳んでいると、アイナが穏やかに笑って口を開いた。
「なんかいよいよって感じねー。ふふっ。ゴンちゃん。お兄ちゃんを末永くよろしくね」
「おー。こっちこそ、改めてよろしくな。変な遠慮はすんなよ」
「遠慮なんてしたことないわよー。甘えてばっかりよ。私」
「そうか?」
「そうよ。ゴンちゃん。いーっぱい! 家族の思い出を作っていきましょうね!」
「おぅ! まずは愉快な結婚式からだな!」
「あはっ! すっごい楽しみ!」
弾けるような笑顔のアイナの頭をやんわりと撫でて、昼寝から起きてきたリリンを抱っこして、リリンの柔らかい頬にキスをした。
翌月の頭。今日はいよいよ合同結婚式である。会場は街の神殿で、広い中庭で披露パーティーもする。
ゴンドロフは控室でこの日の為に作った婚礼衣裳を着て、姿見を見た。白い婚礼衣裳だけ見れば格好いいんだが、全体を見るとなんとも残念だ。
「うん。絶妙に似合わねぇ」
「そうでもないっすよー。まぁ、ちょー格好いい!! とまではいかなかったんすけどー。俺のお洒落センス大敗北っす!」
「ダーリンはすっごく似合うな! 格好いいー! 惚れ直すわー」
「ふふっ。デーリも素敵だ」
4人とも着替えて、髪を弄ったりしていると、コンコンッと部屋のドアがノックされた。ドアを開ければ、きれいに着飾ったアイナとリリンである。
ゴンドロフはリリンを抱っこして、2人を控室に入れた。
「あらー! お兄ちゃん、いい感じじゃない! 落ち着いた大人に見えるわよ」
「落ち着いた大人ですけどぉ!?」
「え?」
「え? ゴンちゃん。俺、落ち着いた大人っすよね」
「……自己認識って人それぞれだよな」
「なにその微妙な返答ー! 俺はちょー落ち着いた大人の色気のある男前ですぅ」
「そういうとこよ。お兄ちゃん。デーリさんとナクールさんも素敵ー! ほんとによくお似合いです!」
「ありがとー。アイナちゃん」
リリンが下りたがったので下ろしてやると、リリンがワンピースのポケットから可愛らしい小さな布でできた花を取り出した。
「はい。これゴンちゃんの。これはおじちゃんの。デーリおじちゃんとナクールおじちゃんにもー」
「花飾りか?」
「そうなの。リリンとこっそり作ったのよねー。ねー。リリン」
「うん! しあわせのお花なの!」
「ははっ! ありがとな。リリン」
ゴンドロフは嬉しくてでれっと笑い、婚礼衣裳の胸ポケットのボタンに紐付きの花飾りを着けた。他の3人も嬉しそうに着けている。
いよいよ結婚式が始まる時間が近づいてきた。アイナ達が式場へ向かうと、じわじわ緊張してきたゴンドロフの手をアキムが握った。アキムの手がしっとりしている。手汗だろう。どうやらアキムも緊張しているようだ。
ゴンドロフはアキムを見下ろし、あえてニッと笑った。
「正式に家族になる日だ。ひたすら笑うぞ」
「うぃーっす!」
アキムも嬉しそうにニッと笑った。
神殿内の祈りの間で神に永遠の愛を誓い、誓いのキスをした。結婚式の参列者自体はアイナとリリンだけだ。集まった客が予想外に多くて式場に入りきらなかったので、急遽アイナ達だけになった。
幸せそうに笑っているデーリ達と一緒に、アキムと手を繋いで祈りの間を出て、中庭へと向かう。
中庭に着くと、盛大な拍手で出迎えられた。ゴンドロフはこっそり中庭の隅っこに置かせてもらった大剣を手に取って肩に担ぎ、堂々と宣言した。
「アキムと結婚したぞー! つーことで、アイナは俺の妹だ! アイナと喋りてぇ奴は俺から一本取ってみやがれ!」
「はぁぁぁぁ!? 無理だろ!!」
「横暴だぞ! ゴンドロフー! 美女と話くらいさせろー!」
「そうだそうだーー!!」
「ゴンドロフさんっ! 美女との楽しい時間の為に犠牲になってもらいますっ!」
「おっ! 一人目きやがったか。よっしゃ! かかってこいやー!」
「うぉりゃーーーー!!」
ゴンドロフは片手剣を持った若い男を全力でぶっ飛ばした。『俺も』『俺もだー!』と次から次へとアイナと喋りたい若造達がやって来る。事前に愛用の武器を持ってこいと通達してあったのは、実はこの為だったりする。
ゴンドロフは張り切って若造達をしばき倒した。
ーーーーーー
アキムはしれっとアイナ達と一緒にご馳走をもぐもぐしながら、楽しそうに暴れまくっているゴンドロフを眺めていた。アイナは今年で28歳になるが、まだまだお肌ぴちぴちだし、我が妹ながら問答無用で美女である。
アイナにお近づきになりたがる連中が多いだろうと予測できたので、こういう展開になった。面白すぎて最高である。
一緒に料理を食べているデーリ達も楽しそうに暴れ回るゴンドロフを眺めている。そのうち、デーリがそわそわし始めた。
「ダーリン。僕もちょっと暴れてくるよ」
「いってらっしゃい。楽しんでおいで」
「うん。よーし! 魔法使い共ー! アイナちゃんとお喋りしたい奴は僕が相手だー!!」
デーリも参戦した結果、益々カオスな状態になっていく。
アキムがニヤニヤしながら眺めていると、ギルドマスターがやって来た。
「やぁ。愉快な結婚式だな。結婚おめでとう。アキム。ナクール殿」
「ありがとうございますっ! ギルマス!」
「ありがとうございます。とても楽しい結婚式になっています」
「ははっ! こんなに賑やか過ぎる結婚式なんて中々ないねぇ。いやはや。愉快過ぎて、ほんとに君達らしいよ」
「あははー。まぁ、俺とゴンちゃんなんでー」
「ふふっ。デーリも暴れるのが好きですから」
「君達の幸福を願うよ。それじゃあ、美味しいお酒をもらってくるかな」
「酒も料理もめちゃくちゃ用意してるんで、いっぱい召し上がってくださいっす! どれも味は保証しまっす!」
「いいねぇ。今日はとことん楽しませてもらうよ」
ギルドマスターが楽しそうに笑いながら、料理や酒を置いているコーナーへと向かった。肉体派じゃないギルドの先輩や同僚達が次々とお祝いの言葉をくれた。ナクールも常連客達から祝福されていた。
アキムはおねむになったリリンを抱っこすると、柔らかい頬にキスをして、賑やか過ぎるけどたくさんの人が祝福してくれる結婚式が嬉しくて、とても幸せで、穏やかに笑った。
239
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?
krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」
突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。
なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!?
全力すれ違いラブコメファンタジーBL!
支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる