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24:楽しい年越し
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ガイナはご機嫌に下手くそな鼻歌を歌いながら、ラウトと一緒にご馳走を作っていた。今日は年越しの日である。
中央の街にいた時は、年越し前後三ヶ月くらいは、仕事がくっそ忙しかった。中央の街は、土の神子を戴く聖地神殿がある丘の麓にあり、聖地神殿を詣でる観光客がうんざりする程やって来る。それ故、治安維持の為に、領軍の軍人達にとっては、年越し前後三ヶ月は、地獄のような毎日を送ることになっていた。
バーバラは、そこまで忙しくないらしく、フィガロがいるからと、年越し前後3日も休みがもらえた。フィガロと一緒に年越しをするなんて、育児休暇で仕事を休んでいた時以外では、ほんの一、二回だ。飛び切り美味しいご馳走を作って、ラウト一家と一緒に楽しく新年を祝いたい。
下拵えした鶏の丸焼きを魔導オーブンに入れたラウトが、デカい牛肉の塊を焼いているガイナの手元を覗き込んできた。
「このまま食べても美味しそう」
「だよなー。でも、こいつを表面だけ焼いて、香草と赤ワインに漬けてから魔導オーブンで焼いた方が美味い。明日の朝のご馳走だ。野菜と一緒にパンに挟んで食ってもいいよなー」
「あー。それは間違いなく美味しいやつだ」
ラウトが楽しそうに笑った。ラウトもここ数ヶ月で、すっかり敬語じゃなくなった。ラウトとの距離がより近くなった気がして、ガイナとしては、ものすごーく嬉しい。
美味そうな匂いにつられてか、フィガロとニーズが手を繋いで台所にやって来た。魔導オーブンを覗き込んで、フィガロとニーズが歓声を上げた。
「鶏の丸焼きだ! 初めて食べる!」
「ははっ。僕の家では、これが年越しの日のご馳走の定番なんだ。明日の朝は、残った骨や肉で雑穀粥にするよ。美味しいよー」
「すごい! 楽しみ! 父さんは? 何作ってんの?」
「ん? 牛肉の表面を軽く焼いて、香草と赤ワインに漬けて、魔導オーブンで焼く! まぁ、初めて作るもんなんだが、ちゃんと料理本通りにやるから、上手くいく……はず!」
「そっちも美味そう」
「さてと。僕はデザートを仕込もうかな。デザートは林檎のタルトだよ。これも、うちの定番。ねー。ニーズ」
「ねー! おにいちゃん! すっごく美味しいの!」
「へぇー。作ってるとこ、見たい」
「いいよ。なんなら、一緒に作ってみるかい?」
「一緒にやる!」
「僕もー!」
「ははっ! じゃあ、2人とも手を洗ってこいよ。ニーズはエプロンは持ってるか?」
「持ってるー!」
「よぉし。じゃあ、エプロン着けて、手を洗って、ここに集合! 皆でご馳走を作るぞー」
「ん!」
「はぁい!」
子供達がパタパタと走って台所から出ていった。ガイナは、2人が可愛くて、クックッと笑った。ラウトもおっとり穏やかに笑っている。
牛肉の表面が全部焼けたので、香草と赤ワインに漬け込む。これは暫く寝かせておかなければいけないので、次に作るスープに使う材料を魔導冷蔵庫から取り出していく。スープは子供達と一緒に作ったらいいだろう。
ラウトが穏やかな顔で、ぴったりくっついてきたので、ガイナはラウトの細い腰に手を回して、ラウトの唇に触れるだけのキスをした。
ラウトが穏やかにゆるく笑った。
「今年の年越しは賑やかで素敵だね」
「おう。年甲斐もなくワクワクしてるわ」
「ははっ! 僕も。……ね、子供達が寝たら、ガイナの家に行かない?」
「喜んで。朝になるまでに、こっちに戻ればいいだろ」
「うん」
ラウトからの夜のお誘いがものすごく嬉しい。ラウトとは、月に数回程度の頻度だが、セックスをしている。お互いに、恥ずかしいところも情けないところも見せあって、セックスをする前よりも、心の距離も身体の距離も近くなった気がする。あれだけ悩んでいたのは何だったのか……と、ちょっと遠い目をしたくなる時もあるが、ラウトと一緒に熱を分け合えるのが、本当に嬉しい。
ラウトの唇にもう一度触れるだけのキスをしたタイミングで、子供達がパタパタと戻ってきた。バスクも一緒に台所へ来たので、全員でご馳走作りをする。準備の段階なのに、もう楽しくて仕方がない。
ガイナはだらしなく笑いながら、賑やかにご馳走を作った。
夕方には粗方ご馳走が完成したので、年越しパーティーの始まりである。
ガイナは、ラウト手作りの鶏の丸焼きから食べ始めた。外側はパリッとしていて、噛めば肉汁がじゅわぁっと口内に広がり、ふわっと香草のいい香りが鼻に抜ける。思わず拳を握ってしまったくらい美味しい。
隣に座って、同じく鶏の丸焼きを食べたフィガロが、もぐもぐしながら、キラキラした目でガイナを見上げた。
ごくんと飲み込んだフィガロが、ぱぁっと明るい笑みを浮かべた。
「父さん! これ、めちゃくちゃ美味しい!」
「だよな!! 美味すぎてヤバい!」
「ふふっ。お口に合ってよかったー」
「おーいしーい。パパ。あれ取って。牛のお肉」
「はい。ニーズ」
「ありがとー」
「やぁ。どれも美味しいねぇ。お肉がいっぱいで幸せー」
「バスクじいさんは本当に肉が好きだな」
「だって美味しいもの。あ、でも、ニーズ達が作った野菜スープも美味しいよ」
「えへへー。おにいちゃんと作った!」
「先生。この豚肉の唐揚げ、めちゃくちゃ美味い」
「豚肉って、意外と唐揚げにしても美味しいんだよねぇ」
「ラウト。バスクじいさん。酒飲もうぜ。こんだけ美味いもんがあるなら、飲まねぇと勿体ねぇ」
「いいねぇ。ふふっ。僕の秘蔵のお酒を出しちゃおうかなぁ」
「秘蔵のお酒なんてあったの? 父さん」
「まぁね。ここぞって時に飲もうと思ってた蒸留酒だよ。年代物だから美味しいよぉ」
「よっしゃ! 美味い飯には美味い酒だよな!」
「ははっ! すごく贅沢な年越しパーティーだなぁ」
「パパ! ジュースちょーだい!」
「父さん。俺もジュース」
「おーう。ちゃんとジュースも美味しいのを買ってあるぞ。めちゃくちゃ美味い林檎ジュース。職場の同僚のお勧めのやつ」
「「やった!」」
大人は酒を飲み、子供達はジュースを飲みながら、賑やかに楽しく年越しパーティーは盛り上がった。子供達は、普段は寝る時間になっても、今日だけは起きていていいことにした。新年のカウントダウンをするのである。
眠気に負けないように、カードで遊んだりしていると、いよいよ、日付が変わる時間が近づいてきた。
壁の時計を見つめながら、皆でカウントダウンをして、新年を迎えると、ガイナはフィガロを抱き上げて、フィガロの頬にキスをした。ラウトもニーズを抱き上げて、ニーズの頬にキスをしている。ラウトとも触れるだけのキスをして、抱っこしている子供達を交換して、今度はニーズの頬にキスをした。バスクともハグをして、頬にキスをし合った。
まだ正式な家族ではないが、感覚的には、もう家族である。
新年を迎えた途端に力尽きて眠ってしまった子供達をベッドに寝かせると、バスクは朝まで寝ると言って自室に入っていった。
ガイナは、ラウトのほっそりしたペン胼胝がある手を握り、少し屈んで、ラウトの頬にキスをした。
ラウトが悪戯っぽく笑って、少しだけ背伸びをして、ガイナの唇にキスをした。
「ガイナ。しに行こうか」
「おう。朝まで寝かせねぇぞ」
「あははっ! すごい楽しみ!」
「ふはっ! 俺もだ」
ガイナはラウトと顔を見合わせて笑い、ラウトと一緒に、ラウトの家を出た。自宅に入るとすぐに、ラウトの身体を抱き上げて、そのまま自室に向かった。ラウトが楽しそうに笑っている。ガイナも楽しくて、ラウトが愛おしくて、だらしなく笑いながら、自室のベッドにラウトをそっと下ろした。
お互いに服を脱がせ合いながら、夢中でキスをする。
ガイナは朝が近くなるまで、ラウトと交代交代に挿れたり、挿れられたりしながら、情熱的な夜を過ごした。
中央の街にいた時は、年越し前後三ヶ月くらいは、仕事がくっそ忙しかった。中央の街は、土の神子を戴く聖地神殿がある丘の麓にあり、聖地神殿を詣でる観光客がうんざりする程やって来る。それ故、治安維持の為に、領軍の軍人達にとっては、年越し前後三ヶ月は、地獄のような毎日を送ることになっていた。
バーバラは、そこまで忙しくないらしく、フィガロがいるからと、年越し前後3日も休みがもらえた。フィガロと一緒に年越しをするなんて、育児休暇で仕事を休んでいた時以外では、ほんの一、二回だ。飛び切り美味しいご馳走を作って、ラウト一家と一緒に楽しく新年を祝いたい。
下拵えした鶏の丸焼きを魔導オーブンに入れたラウトが、デカい牛肉の塊を焼いているガイナの手元を覗き込んできた。
「このまま食べても美味しそう」
「だよなー。でも、こいつを表面だけ焼いて、香草と赤ワインに漬けてから魔導オーブンで焼いた方が美味い。明日の朝のご馳走だ。野菜と一緒にパンに挟んで食ってもいいよなー」
「あー。それは間違いなく美味しいやつだ」
ラウトが楽しそうに笑った。ラウトもここ数ヶ月で、すっかり敬語じゃなくなった。ラウトとの距離がより近くなった気がして、ガイナとしては、ものすごーく嬉しい。
美味そうな匂いにつられてか、フィガロとニーズが手を繋いで台所にやって来た。魔導オーブンを覗き込んで、フィガロとニーズが歓声を上げた。
「鶏の丸焼きだ! 初めて食べる!」
「ははっ。僕の家では、これが年越しの日のご馳走の定番なんだ。明日の朝は、残った骨や肉で雑穀粥にするよ。美味しいよー」
「すごい! 楽しみ! 父さんは? 何作ってんの?」
「ん? 牛肉の表面を軽く焼いて、香草と赤ワインに漬けて、魔導オーブンで焼く! まぁ、初めて作るもんなんだが、ちゃんと料理本通りにやるから、上手くいく……はず!」
「そっちも美味そう」
「さてと。僕はデザートを仕込もうかな。デザートは林檎のタルトだよ。これも、うちの定番。ねー。ニーズ」
「ねー! おにいちゃん! すっごく美味しいの!」
「へぇー。作ってるとこ、見たい」
「いいよ。なんなら、一緒に作ってみるかい?」
「一緒にやる!」
「僕もー!」
「ははっ! じゃあ、2人とも手を洗ってこいよ。ニーズはエプロンは持ってるか?」
「持ってるー!」
「よぉし。じゃあ、エプロン着けて、手を洗って、ここに集合! 皆でご馳走を作るぞー」
「ん!」
「はぁい!」
子供達がパタパタと走って台所から出ていった。ガイナは、2人が可愛くて、クックッと笑った。ラウトもおっとり穏やかに笑っている。
牛肉の表面が全部焼けたので、香草と赤ワインに漬け込む。これは暫く寝かせておかなければいけないので、次に作るスープに使う材料を魔導冷蔵庫から取り出していく。スープは子供達と一緒に作ったらいいだろう。
ラウトが穏やかな顔で、ぴったりくっついてきたので、ガイナはラウトの細い腰に手を回して、ラウトの唇に触れるだけのキスをした。
ラウトが穏やかにゆるく笑った。
「今年の年越しは賑やかで素敵だね」
「おう。年甲斐もなくワクワクしてるわ」
「ははっ! 僕も。……ね、子供達が寝たら、ガイナの家に行かない?」
「喜んで。朝になるまでに、こっちに戻ればいいだろ」
「うん」
ラウトからの夜のお誘いがものすごく嬉しい。ラウトとは、月に数回程度の頻度だが、セックスをしている。お互いに、恥ずかしいところも情けないところも見せあって、セックスをする前よりも、心の距離も身体の距離も近くなった気がする。あれだけ悩んでいたのは何だったのか……と、ちょっと遠い目をしたくなる時もあるが、ラウトと一緒に熱を分け合えるのが、本当に嬉しい。
ラウトの唇にもう一度触れるだけのキスをしたタイミングで、子供達がパタパタと戻ってきた。バスクも一緒に台所へ来たので、全員でご馳走作りをする。準備の段階なのに、もう楽しくて仕方がない。
ガイナはだらしなく笑いながら、賑やかにご馳走を作った。
夕方には粗方ご馳走が完成したので、年越しパーティーの始まりである。
ガイナは、ラウト手作りの鶏の丸焼きから食べ始めた。外側はパリッとしていて、噛めば肉汁がじゅわぁっと口内に広がり、ふわっと香草のいい香りが鼻に抜ける。思わず拳を握ってしまったくらい美味しい。
隣に座って、同じく鶏の丸焼きを食べたフィガロが、もぐもぐしながら、キラキラした目でガイナを見上げた。
ごくんと飲み込んだフィガロが、ぱぁっと明るい笑みを浮かべた。
「父さん! これ、めちゃくちゃ美味しい!」
「だよな!! 美味すぎてヤバい!」
「ふふっ。お口に合ってよかったー」
「おーいしーい。パパ。あれ取って。牛のお肉」
「はい。ニーズ」
「ありがとー」
「やぁ。どれも美味しいねぇ。お肉がいっぱいで幸せー」
「バスクじいさんは本当に肉が好きだな」
「だって美味しいもの。あ、でも、ニーズ達が作った野菜スープも美味しいよ」
「えへへー。おにいちゃんと作った!」
「先生。この豚肉の唐揚げ、めちゃくちゃ美味い」
「豚肉って、意外と唐揚げにしても美味しいんだよねぇ」
「ラウト。バスクじいさん。酒飲もうぜ。こんだけ美味いもんがあるなら、飲まねぇと勿体ねぇ」
「いいねぇ。ふふっ。僕の秘蔵のお酒を出しちゃおうかなぁ」
「秘蔵のお酒なんてあったの? 父さん」
「まぁね。ここぞって時に飲もうと思ってた蒸留酒だよ。年代物だから美味しいよぉ」
「よっしゃ! 美味い飯には美味い酒だよな!」
「ははっ! すごく贅沢な年越しパーティーだなぁ」
「パパ! ジュースちょーだい!」
「父さん。俺もジュース」
「おーう。ちゃんとジュースも美味しいのを買ってあるぞ。めちゃくちゃ美味い林檎ジュース。職場の同僚のお勧めのやつ」
「「やった!」」
大人は酒を飲み、子供達はジュースを飲みながら、賑やかに楽しく年越しパーティーは盛り上がった。子供達は、普段は寝る時間になっても、今日だけは起きていていいことにした。新年のカウントダウンをするのである。
眠気に負けないように、カードで遊んだりしていると、いよいよ、日付が変わる時間が近づいてきた。
壁の時計を見つめながら、皆でカウントダウンをして、新年を迎えると、ガイナはフィガロを抱き上げて、フィガロの頬にキスをした。ラウトもニーズを抱き上げて、ニーズの頬にキスをしている。ラウトとも触れるだけのキスをして、抱っこしている子供達を交換して、今度はニーズの頬にキスをした。バスクともハグをして、頬にキスをし合った。
まだ正式な家族ではないが、感覚的には、もう家族である。
新年を迎えた途端に力尽きて眠ってしまった子供達をベッドに寝かせると、バスクは朝まで寝ると言って自室に入っていった。
ガイナは、ラウトのほっそりしたペン胼胝がある手を握り、少し屈んで、ラウトの頬にキスをした。
ラウトが悪戯っぽく笑って、少しだけ背伸びをして、ガイナの唇にキスをした。
「ガイナ。しに行こうか」
「おう。朝まで寝かせねぇぞ」
「あははっ! すごい楽しみ!」
「ふはっ! 俺もだ」
ガイナはラウトと顔を見合わせて笑い、ラウトと一緒に、ラウトの家を出た。自宅に入るとすぐに、ラウトの身体を抱き上げて、そのまま自室に向かった。ラウトが楽しそうに笑っている。ガイナも楽しくて、ラウトが愛おしくて、だらしなく笑いながら、自室のベッドにラウトをそっと下ろした。
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