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アランたんとの出会い
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カーディは軍詰所内の図書室に来ていた。
最近軍事戦略系の本にハマっているのだ。家では邸の書庫の本を読んでいるが、分厚くて重い本を持ち歩くのは嫌なので、職場では図書室を利用している。
少し埃臭い図書室の中で、本のタイトルを書いたメモ紙片手にお目当ての本が置いてある本棚へと向かい歩いていると、1人の男が本を並べていた。軍服を着ていないので間違いなく図書室の職員だろう。図書室には何年も通っているが、初めて見る顔だ。まだ20歳くらいの若い男で、眼鏡をかけた地味な雰囲気である。しかし、本を並べる横顔はそれなりに整っていた。黙々と本を並べて整理する姿はなんとなく好感が持てる。
カーディはとりあえず話しかけてみることにした。
「ねぇ」
「あ、はい」
「この本ある?」
「はい。えーと……あ、こちらです」
「ありがと。君新しい人?前いた太っちょのオジサンは?」
「えっと、前の人は腰を痛めて辞めたそうです。先週から僕が代わりに入りました」
「あら、そうなの。名前は?」
「アラン・テイラーと申します」
「そ。アラン君ね。俺はカーディ。貸し出し手続きお願いしていい?」
「はい。カウンターへどうぞ」
「はいはーい」
2人でカウンターに移動して、アランはカウンターの内側へ入った。カーディから本を受け取り、貸し出し手続きを始める。カーディは俯いて手続きをするアランの顔をじっと見つめた。眼鏡で少し分かりにくいが、大人しそうな雰囲気のそこそこ整った顔である。長くハッキリした下睫毛が印象的だ。わりと好みである。
「本の返却は2週間以内にお願いします」
「はーい。ありがと。またね、アラン君」
「あ、はい」
カーディは手を軽く振って借りたばかりの本を片手に図書室から出た。廊下を自分のデスクがある部屋へと向かい歩きながら、今会ったばかりのアランの顔を思い出す。地味で大人しそうな感じであった。眼鏡っ子なのも個人的にはポイントが高い。好みである。図書室で働いているなら、多分本も好きなのではないだろうか。尚更よい。新しい図書室通いの楽しみが増えた。カーディはご機嫌に鼻歌を歌いながら、廊下を歩いた。
自分のデスクがある部屋につくと、すぐにマーディが寄ってきた。
「カーディ。仕事だ」
「今度はどこ?」
「ダブリン領だってさ。山賊退治」
「ふーん。ちょっと遠いな」
「山賊のアジトに結界が張ってあるのは分かるけど、結界の規模も強度も結界の要がどこかも分からないんだと」
「それさ、見た魔術師の腕が悪いだけなんじゃない?」
「かもな。ま、なんにせよご指名だ」
「いつから?」
「明日の朝出発」
「りょーかい」
「ちょっとでも面白いといいな」
「本当それ」
カーディは肩をすくめて、本を返してくると言って図書室へと戻った。マーディとカーディは出張が多い。他の領地に駐屯している国軍の中隊から、結界破壊の依頼がくるからだ。ダブリン領は王都からそこそこ離れており、馬を飛ばしても片道10日はかかる。2週間じゃ帰ってこれない。本を折角借りたばかりで読む気満々だったのに。
まぁ、仕事は嫌いじゃない。せいぜい面白い仕事になるといい。
すぐに本を返しにきたカーディに目を丸くしたアランを内心可愛いなぁ、と愛でながら返却手続きをしてもらい、出張の準備をするためにカーディは足早に動き始めた。
ーーーーーー
「はぁー。アランたんのちんこペロペロしてぇー」
「誰だよアランたん。ていうか、男のちんこペロペロしたいとかマジきめぇ」
「うるせぇわよ、マーディ」
「はぁー。可愛い女の子のまんこペロペロしてぇー」
「女のまんこペロペロしたいとかマジきめぇ」
「おだまり、カーディ」
「セックスしたーい」
「それなー」
マーディもカーディも童貞である。
「男が好きなら花街行けよ、カーディ」
「やだよ。地元じゃ知り合いに会いそうだし、王都じゃ病気が怖いじゃん。そういうマーディこそ適当にヤらせてくれそうな人妻引っ掻けてこいよ」
「やだよ。俺、使用済みのまんこには興味ないの」
「やだー。処女厨がいるー。さーいてーい」
「うるさいわねぇ。中古のどこがいいのよぉ」
「まぁ、多少分からんでもない」
2人は真っ昼間から街道を馬で飛ばしつつ品のないことを喋っていた。周りに何人か軍人がいるが、皆聞こえないフリをしている。
カーディはまだ1度しか会ったことがないアランのことをセックスしてみたいと思う程度には気に入っていた。まだセックスをしたことがないため、ぶっちゃけセックスに興味津々なのである。出張だと中々オナニーもできない。出張前日の夜は、昼間に会ったばかりのアランをおかずに何発も抜いた。カーディの妄想の中でカーディのペニスを薄めの唇で咥えこむアランたんは超絶にエロかった。その妄想だけで何発でも抜けそうだ。現実でも是非ともしてもらいたい。
馬を飛ばして早くも8日目である。目的のダブリン領へはあと2日程で到着するが、いい加減溜まってきている。仕事が終わって王都の自宅に帰るまで強制オナ禁なんて憂鬱過ぎる。他の野郎達がいる宿じゃオナニーなんてできないし、トイレで手早く出すだけなんて絶対に嫌だ。カーディはオナニーはじっくり妄想して時間をかけて楽しむ派だ。ちなみにマーディはエロ本片手にやはりじっくり楽しみたい派である。カーディは女に興味がないので基本的にエロ本は読まないが、オナニーをじっくり楽しみたいという点だけはマーディと一緒である。マーディも溜まってきているのだろう。ボソッと呟いてしまったカーディの心の声にバッチリ反応してくれた。ノリのいい兄と品のない会話をして、馬を走らせるだけのつまらない道中の慰めにした。これで仕事もつまらなかったら絶対になんか派手な悪戯をしてやる。カーディはそう決意した。
ーーーーーー
マーディとカーディは約1ヶ月ぶりに王都へと戻ってきた。ダブリン領の山賊達の結界は存外複雑かつ強固で、中々に破り甲斐があり、意外と楽しい仕事であった。退屈な移動以外は満足のいく出張であったので、2人は戻ってきた中央軍詰所の一室で上機嫌に報告書を書き上げた。
マーシャル将軍へと提出する自分の分の報告書をマーディに頼むと、カーディはすぐに図書室へと向かった。軍服の胸ポケットに入れている携帯通信具に触れる。携帯通信具は数年前に発売された魔導具で、遠隔地同士でも短い会話や文章のやり取りができる画期的な代物である。すぐに爆発的に普及した。
今のところカーディの携帯通信具には身内と職場の人間の連絡先しか入っていない。是非ともここにアランたんの連絡先を入れたいところである。
図書室にいるであろうアランたんの顔を思い浮かべて、むふふっとカーディは1人笑った。
図書室につくと、カーディはすぐにアランたんの姿を見つけた。今日はカウンターの所に座っている。いそいそと前回すぐに返す羽目になった本を本棚から取って、カウンターに持っていった。
「こんにちは。アラン君」
「こんにちは。カーディさん。貸し出しですか?」
「うん。お願い」
「はい。本を少しお預かりします」
控えめに微笑んでカーディから本を受けとるアランたんは、なんとも地味可愛い。なんかこう……アランたんからは癒しオーラ的ななにかが出ている気がする。少し俯いて作業しているアランたんの薄めの唇が目に入った。カーディの妄想の中の姿を思い出して、うっかり勃起しそうになる。しかし今はうっかり勃起している場合ではない。アランたんにお近づきになるために、まずは連絡先を交換せねば。
「はい。お待たせしました。返却は2週間以内にお願いします」
「ありがと。ねー、アラン君さ。携帯通信具持ってる?」
「え?あ、はい。一応」
「よかったら連絡先交換しない?本が好きなお友達募集中なのよ、俺」
「えっ!えっと……あの……」
「いや?」
「え、あ、い、いやではないのですけど……」
「けど?」
「あの……僕は多分つまらないと思うんです……」
「そんなことないよー。まぁ、お試し気分でさー、友達になってよ」
「え、えっと……」
アランたんが少し困ったように眉を下げたが、すぐにコクンと頷いて、おずおずと服の上から着けている緑色のエプロンのポケットから携帯通信具を取り出した。
カーディはとびきりの笑顔を振り撒いて、嬉々としてその場でアランたんの連絡先を携帯通信具に登録した。ふっ。アランたん攻略の大いなる第一歩である。内心悦りながらも、表面上はにこやかに、連絡するねー、と手を振って借りた本を片手に図書室から出た。
カーディは1人でニヤニヤと笑いながら、ご機嫌なスキップで軍詰所内の廊下を通った。そんなカーディを不審なものでも見るような目で周囲の通りがかった軍人達が眺めていた。
最近軍事戦略系の本にハマっているのだ。家では邸の書庫の本を読んでいるが、分厚くて重い本を持ち歩くのは嫌なので、職場では図書室を利用している。
少し埃臭い図書室の中で、本のタイトルを書いたメモ紙片手にお目当ての本が置いてある本棚へと向かい歩いていると、1人の男が本を並べていた。軍服を着ていないので間違いなく図書室の職員だろう。図書室には何年も通っているが、初めて見る顔だ。まだ20歳くらいの若い男で、眼鏡をかけた地味な雰囲気である。しかし、本を並べる横顔はそれなりに整っていた。黙々と本を並べて整理する姿はなんとなく好感が持てる。
カーディはとりあえず話しかけてみることにした。
「ねぇ」
「あ、はい」
「この本ある?」
「はい。えーと……あ、こちらです」
「ありがと。君新しい人?前いた太っちょのオジサンは?」
「えっと、前の人は腰を痛めて辞めたそうです。先週から僕が代わりに入りました」
「あら、そうなの。名前は?」
「アラン・テイラーと申します」
「そ。アラン君ね。俺はカーディ。貸し出し手続きお願いしていい?」
「はい。カウンターへどうぞ」
「はいはーい」
2人でカウンターに移動して、アランはカウンターの内側へ入った。カーディから本を受け取り、貸し出し手続きを始める。カーディは俯いて手続きをするアランの顔をじっと見つめた。眼鏡で少し分かりにくいが、大人しそうな雰囲気のそこそこ整った顔である。長くハッキリした下睫毛が印象的だ。わりと好みである。
「本の返却は2週間以内にお願いします」
「はーい。ありがと。またね、アラン君」
「あ、はい」
カーディは手を軽く振って借りたばかりの本を片手に図書室から出た。廊下を自分のデスクがある部屋へと向かい歩きながら、今会ったばかりのアランの顔を思い出す。地味で大人しそうな感じであった。眼鏡っ子なのも個人的にはポイントが高い。好みである。図書室で働いているなら、多分本も好きなのではないだろうか。尚更よい。新しい図書室通いの楽しみが増えた。カーディはご機嫌に鼻歌を歌いながら、廊下を歩いた。
自分のデスクがある部屋につくと、すぐにマーディが寄ってきた。
「カーディ。仕事だ」
「今度はどこ?」
「ダブリン領だってさ。山賊退治」
「ふーん。ちょっと遠いな」
「山賊のアジトに結界が張ってあるのは分かるけど、結界の規模も強度も結界の要がどこかも分からないんだと」
「それさ、見た魔術師の腕が悪いだけなんじゃない?」
「かもな。ま、なんにせよご指名だ」
「いつから?」
「明日の朝出発」
「りょーかい」
「ちょっとでも面白いといいな」
「本当それ」
カーディは肩をすくめて、本を返してくると言って図書室へと戻った。マーディとカーディは出張が多い。他の領地に駐屯している国軍の中隊から、結界破壊の依頼がくるからだ。ダブリン領は王都からそこそこ離れており、馬を飛ばしても片道10日はかかる。2週間じゃ帰ってこれない。本を折角借りたばかりで読む気満々だったのに。
まぁ、仕事は嫌いじゃない。せいぜい面白い仕事になるといい。
すぐに本を返しにきたカーディに目を丸くしたアランを内心可愛いなぁ、と愛でながら返却手続きをしてもらい、出張の準備をするためにカーディは足早に動き始めた。
ーーーーーー
「はぁー。アランたんのちんこペロペロしてぇー」
「誰だよアランたん。ていうか、男のちんこペロペロしたいとかマジきめぇ」
「うるせぇわよ、マーディ」
「はぁー。可愛い女の子のまんこペロペロしてぇー」
「女のまんこペロペロしたいとかマジきめぇ」
「おだまり、カーディ」
「セックスしたーい」
「それなー」
マーディもカーディも童貞である。
「男が好きなら花街行けよ、カーディ」
「やだよ。地元じゃ知り合いに会いそうだし、王都じゃ病気が怖いじゃん。そういうマーディこそ適当にヤらせてくれそうな人妻引っ掻けてこいよ」
「やだよ。俺、使用済みのまんこには興味ないの」
「やだー。処女厨がいるー。さーいてーい」
「うるさいわねぇ。中古のどこがいいのよぉ」
「まぁ、多少分からんでもない」
2人は真っ昼間から街道を馬で飛ばしつつ品のないことを喋っていた。周りに何人か軍人がいるが、皆聞こえないフリをしている。
カーディはまだ1度しか会ったことがないアランのことをセックスしてみたいと思う程度には気に入っていた。まだセックスをしたことがないため、ぶっちゃけセックスに興味津々なのである。出張だと中々オナニーもできない。出張前日の夜は、昼間に会ったばかりのアランをおかずに何発も抜いた。カーディの妄想の中でカーディのペニスを薄めの唇で咥えこむアランたんは超絶にエロかった。その妄想だけで何発でも抜けそうだ。現実でも是非ともしてもらいたい。
馬を飛ばして早くも8日目である。目的のダブリン領へはあと2日程で到着するが、いい加減溜まってきている。仕事が終わって王都の自宅に帰るまで強制オナ禁なんて憂鬱過ぎる。他の野郎達がいる宿じゃオナニーなんてできないし、トイレで手早く出すだけなんて絶対に嫌だ。カーディはオナニーはじっくり妄想して時間をかけて楽しむ派だ。ちなみにマーディはエロ本片手にやはりじっくり楽しみたい派である。カーディは女に興味がないので基本的にエロ本は読まないが、オナニーをじっくり楽しみたいという点だけはマーディと一緒である。マーディも溜まってきているのだろう。ボソッと呟いてしまったカーディの心の声にバッチリ反応してくれた。ノリのいい兄と品のない会話をして、馬を走らせるだけのつまらない道中の慰めにした。これで仕事もつまらなかったら絶対になんか派手な悪戯をしてやる。カーディはそう決意した。
ーーーーーー
マーディとカーディは約1ヶ月ぶりに王都へと戻ってきた。ダブリン領の山賊達の結界は存外複雑かつ強固で、中々に破り甲斐があり、意外と楽しい仕事であった。退屈な移動以外は満足のいく出張であったので、2人は戻ってきた中央軍詰所の一室で上機嫌に報告書を書き上げた。
マーシャル将軍へと提出する自分の分の報告書をマーディに頼むと、カーディはすぐに図書室へと向かった。軍服の胸ポケットに入れている携帯通信具に触れる。携帯通信具は数年前に発売された魔導具で、遠隔地同士でも短い会話や文章のやり取りができる画期的な代物である。すぐに爆発的に普及した。
今のところカーディの携帯通信具には身内と職場の人間の連絡先しか入っていない。是非ともここにアランたんの連絡先を入れたいところである。
図書室にいるであろうアランたんの顔を思い浮かべて、むふふっとカーディは1人笑った。
図書室につくと、カーディはすぐにアランたんの姿を見つけた。今日はカウンターの所に座っている。いそいそと前回すぐに返す羽目になった本を本棚から取って、カウンターに持っていった。
「こんにちは。アラン君」
「こんにちは。カーディさん。貸し出しですか?」
「うん。お願い」
「はい。本を少しお預かりします」
控えめに微笑んでカーディから本を受けとるアランたんは、なんとも地味可愛い。なんかこう……アランたんからは癒しオーラ的ななにかが出ている気がする。少し俯いて作業しているアランたんの薄めの唇が目に入った。カーディの妄想の中の姿を思い出して、うっかり勃起しそうになる。しかし今はうっかり勃起している場合ではない。アランたんにお近づきになるために、まずは連絡先を交換せねば。
「はい。お待たせしました。返却は2週間以内にお願いします」
「ありがと。ねー、アラン君さ。携帯通信具持ってる?」
「え?あ、はい。一応」
「よかったら連絡先交換しない?本が好きなお友達募集中なのよ、俺」
「えっ!えっと……あの……」
「いや?」
「え、あ、い、いやではないのですけど……」
「けど?」
「あの……僕は多分つまらないと思うんです……」
「そんなことないよー。まぁ、お試し気分でさー、友達になってよ」
「え、えっと……」
アランたんが少し困ったように眉を下げたが、すぐにコクンと頷いて、おずおずと服の上から着けている緑色のエプロンのポケットから携帯通信具を取り出した。
カーディはとびきりの笑顔を振り撒いて、嬉々としてその場でアランたんの連絡先を携帯通信具に登録した。ふっ。アランたん攻略の大いなる第一歩である。内心悦りながらも、表面上はにこやかに、連絡するねー、と手を振って借りた本を片手に図書室から出た。
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