193 / 211
第2章『ガイ-過去編-』
第129障『時止』
しおりを挟む
【4月2日、朝9時、フリージア王国よりさらに北、コールの村にて…】
芝見川の第二のタレント『魅廻』により、村人全員を収容していた民家が球状に消滅していた。その中に居たガイともょもとの姿も確認できない。
先程まで民家があった場所の前には、芝見川と魔物化した時和が立っている。
「はてさて。いささか生に執着し過ぎではないですか?障坂ガイ。」
芝見川は上を見上げ、そう話しかけた。上空に居たのは、もょもとを抱えて浮遊するガイの姿が。ガイは民家が消滅する寸前に『飛翼』で翼を創造し、民家から脱出していたのだ。
『飛翼』なら『現代のオーパーツ』とは違い、瞬時に翼を生成できる。さらに、飛空をメインとしたタレント故、精密性や機動力は高い。その為、意識が朦朧としていた状況ガイでも、かろうじて回避が間に合ったのだ。
「ハァ…‼︎ハァ…‼︎ハァ…‼︎」
間一髪で死を免れたガイ。しかし、今のガイは圧倒的に不利な立場にあった。相当なダメージを受けた上、芝見川の『リアムの無限戒』により、物理攻撃・防御・PSIの纏いを封じられている。それに残りPSIも少ない。
「(芝見川のタレント…おそらく、回転を伴う物が媒体…回転…いや、だったら何故、銃を使わないんだ…?もしかして、目押し…?)」
説明しよう!
芝見川の第二のタレント『魅廻』は回転する物体に引力を付加する能力である!
予め、PSIさえ与えていれば、回転体は芝見川の好きなタイミングで引力を発生できる。そして、引力の強さは回転体に付加されたPSIの量と角速度の大きさに比例。
このタレントは回転する物体なら何でもOKな訳で、それこそ、弾丸でも発動可能。しかし、芝見川はそれをしない。いや、できないのだ。引力発生時の『芝見川の好きなタイミング』とは即ち、芝見川が視認できる事が前提条件。弾丸だと速度が速過ぎて、タイミングを見失う。ガイが『目押し』と言ったのはそういう訳だ。
タイプ:付加型
ガイは『魅廻』をコピーできない。『模倣』はコピーする対象のタレントの詳細を詳しく知っていなければならないから。回転体が媒体だと理解できても、そこに引力を付加して周囲の物体全てを極小に凝縮している事など想像も付かない。
「(コピーは無理…まぁいい。奴のタレントはある程度理解できた。回転する物体にだけ気をつけておけば良いだけの事。それより問題はあの時和…)」
ガイが『現代のオーパーツ』で自身を治療していたその時、目の前に時和の姿が現れた。
「(また時を…‼︎)」
時和はタレントで時間を止め、空中にいるガイの目の前までやってきたのだ。時和はガイに向けて右腕陰茎を放っている。だが、ガイは『飛翼』の翼で瞬時にその拳を回避し、時和から離れた。
「なッ…⁈」
しかし、時和は再び時を止めて、ガイの背後に現れた。
「クソッ‼︎」
PSIを纏えない今のガイでは、魔物化した時和にダメージを与えられない。希望は『誤謬通信』による洗脳か、『青面石化談話』による石化。しかし、うっかり術中にハマるような相手では無い事はガイも重々承知。
「(考えろ…奴らを殺せる方法を…)」
次の瞬間、再びガイの目の前に時和の姿が現れた。
「えっ……」
ガイは思わず声が出た。時和のいきなりの出現に驚いたから、いや、コレは何度も経験している。今更驚かない。では何故、ガイは声が漏れたのか。
「おまっ…背中……」
空を舞うガイに腕を掴まれていたもょもとが、ガイの変化に気がついた。そう。ガイの翼が消えていたのだ。球状に。
どうやら、時間が止まっていた間に芝見川の『魅廻』でガイの翼を抉り取ったようだ。
「(やばいッ‼︎)」
『飛翼』は再度発動までにはインターバルが必要だ。『現代のオーパーツ』の翼も創造に時間がかかってしまう。
翼が無ければ空中では動けない。そして、目の前には右腕陰茎を振りかざす時和の姿が。
「昇天アクメじゃッヒョォォォォォォオ!!!!」
生身で魔物化した時和の一撃を喰らう。そうなれば、ガイは地上に着く前に死ぬ。宙で体を粉砕され、肉片が周囲に飛び散る。ガイの頭の中で、そのビジョンが浮かんだ。
「うわっ‼︎」
しかし、そうはならなかった。
「(もょもと…⁈)」
もょもとがガイの腕を引き、時和の攻撃から身を逸らしたのだ。もょもとが下から引っ張った事で、ガイの体はもょもとよりも下の位置に来た。
「邪魔ジャあアッ‼︎」
時和はもょもとに蹴りを放った。
「ぐあぁぁあッ‼︎」
時和の蹴りはもょもとの左脇腹に命中した。PSIを纏っているが故、多少のダメージは軽減できたが、左の肋骨は全て砕かれた。
「もょもと!!!」
蹴り落とされた事により、もょもとはガイよりも先に地面へ落下した。
「か…は……ッ‼︎」
もょもとは気を失った。一方、ガイの目の前には拳、いや、陰茎を振り上げた時和の姿が。今度こそ避けられない。
「今度こそ逝かセテやるゾえェェェェェェェェェェエ!!!!!!」
放たれる陰茎。躱せないガイ。今度こそガイは時和に逝かせれてしまう。もょもとの助けは無駄だったのか。
「ふっ……」
瞬間、ガイは笑みをこぼした。それを時和は見逃さなかった。しかし、放たれた陰茎はもう止まらない。ガイの死は目の前。そのはずだった。
しかし、時和の攻撃は一向にガイに届かない。まるで、時間が止まったかのように。
「なるほどな。理解した。お前のタレント…!」
そう。ガイは時和のタレントをコピーし、時を止めたのだ。
説明しよう!
時和のタレントは『時止』!ある一定範囲内の時間を停止させる能力である!
射程は可視下のみ。範囲決定は射程内なら自由。停止時間は無制限だが、時間を止めている間はPSIを供給し続け無ければならない。
また、このタレントで停止させた範囲内には立ち入る事ができない。理由は簡単。その範囲内の全てが止まっているから。時間停止を受けた範囲は空間ごと静止していて、空気すら動く事ができない。故に、他の物体の立ち入りや、時間停止範囲内にある物体の取り出しも絶対不可。だから、時和は時間を止めている間にガイを攻撃しなかったのだ。
タイプ:支配型
ガイは翼を削られた事で『時止』の詳細を理解した。
ガイが認知できていないという事は、翼を削り取られたのは時間停止中の出来事。つまり、芝見川は時間停止させられていたガイの翼を攻撃できたのだ。しかし、時間停止範囲内は絶対不可侵。何故、芝見川はガイの翼を攻撃できたのか。
「(翼しか攻撃できなかった…か。)」
そう。もし、『魅廻』だけは絶対不可侵の対象外だとして、時間停止中にガイを攻撃できたのなら、何故にガイそのものへの攻撃をしなかったのか。翼ではなく頭を削れば、勝負は決まっていた。しかし、それをしなかったのは、翼しか攻撃できなかったから。
「(時間停止の範囲を、俺ともょもとの身体周辺にし、上手いこと翼を範囲内から出した。そして、時間停止範囲内から飛び出た翼部分を削り取った。)」
全てはガイの思考通り。この翼の一件で、ガイは『時止』の範囲条件と絶対不可侵条件を見抜いたのだ。そして、コレを思考する猶予を与えたもょもとの功績は大きい。
「見当が付けば後は試すだけ。まさか時間停止が無制限とは思わなかったけど。」
ガイは地上に着地し、芝見川に近づく。そんなガイに、芝見川はやや焦りの表情を見せ、ガイにハンドスピナーを投げつけた。
「ネグ……」
「『時止』!!!」
瞬間、芝見川を含めた周囲の時間が止まった。そして、ガイは芝見川が放ったハンドスピナーを手に取る。
「…ナふッ⁈」
芝見川とその周辺の時間が止まったと同時に、時和辺りの時間が動き出した。どうやら、同時に二つの範囲で時間は停止できないようだ。
「(コレ範囲指定結構むずいな。)」
ガイは空中から落下してくる時和に向けて、芝見川のハンドスピナーを投げた。
「解除ッ!!!」
ガイは『時止』を解除した。すると、芝見川の時間が再び動き始めた。
「…ロスッ‼︎」
芝見川は『魅廻』を発動した。
「やはっ…‼︎」
発動後に気づく。自身は時を止められていたと。そして、自身が放ったそれは、今、我が師の目の前にあると。
次の瞬間、『魅廻』が発動し、時和の上半身が削り取られた。
「お師匠…ッ‼︎」
芝見川はかつてない程の焦りを表情に出す。
「(やってしまった…‼︎タレントを逆に利用されてしまった…‼︎)」
後悔が募る芝見川を他所に、ガイは再度『時止』を使用する。
「ッ⁈」
『時止』を使用し、芝見川の目の前に瞬間的に現れた。その手には、いつもより数倍大きな骨刀が握られていた。
「(魔物化する前に殺すッ‼︎)」
ガイはその巨大骨刀を芝見川の首めがけて振り下ろした。
「ギィャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
ガイは巨大骨刀の重量により、芝見川の首を切断した。
芝見川の第二のタレント『魅廻』により、村人全員を収容していた民家が球状に消滅していた。その中に居たガイともょもとの姿も確認できない。
先程まで民家があった場所の前には、芝見川と魔物化した時和が立っている。
「はてさて。いささか生に執着し過ぎではないですか?障坂ガイ。」
芝見川は上を見上げ、そう話しかけた。上空に居たのは、もょもとを抱えて浮遊するガイの姿が。ガイは民家が消滅する寸前に『飛翼』で翼を創造し、民家から脱出していたのだ。
『飛翼』なら『現代のオーパーツ』とは違い、瞬時に翼を生成できる。さらに、飛空をメインとしたタレント故、精密性や機動力は高い。その為、意識が朦朧としていた状況ガイでも、かろうじて回避が間に合ったのだ。
「ハァ…‼︎ハァ…‼︎ハァ…‼︎」
間一髪で死を免れたガイ。しかし、今のガイは圧倒的に不利な立場にあった。相当なダメージを受けた上、芝見川の『リアムの無限戒』により、物理攻撃・防御・PSIの纏いを封じられている。それに残りPSIも少ない。
「(芝見川のタレント…おそらく、回転を伴う物が媒体…回転…いや、だったら何故、銃を使わないんだ…?もしかして、目押し…?)」
説明しよう!
芝見川の第二のタレント『魅廻』は回転する物体に引力を付加する能力である!
予め、PSIさえ与えていれば、回転体は芝見川の好きなタイミングで引力を発生できる。そして、引力の強さは回転体に付加されたPSIの量と角速度の大きさに比例。
このタレントは回転する物体なら何でもOKな訳で、それこそ、弾丸でも発動可能。しかし、芝見川はそれをしない。いや、できないのだ。引力発生時の『芝見川の好きなタイミング』とは即ち、芝見川が視認できる事が前提条件。弾丸だと速度が速過ぎて、タイミングを見失う。ガイが『目押し』と言ったのはそういう訳だ。
タイプ:付加型
ガイは『魅廻』をコピーできない。『模倣』はコピーする対象のタレントの詳細を詳しく知っていなければならないから。回転体が媒体だと理解できても、そこに引力を付加して周囲の物体全てを極小に凝縮している事など想像も付かない。
「(コピーは無理…まぁいい。奴のタレントはある程度理解できた。回転する物体にだけ気をつけておけば良いだけの事。それより問題はあの時和…)」
ガイが『現代のオーパーツ』で自身を治療していたその時、目の前に時和の姿が現れた。
「(また時を…‼︎)」
時和はタレントで時間を止め、空中にいるガイの目の前までやってきたのだ。時和はガイに向けて右腕陰茎を放っている。だが、ガイは『飛翼』の翼で瞬時にその拳を回避し、時和から離れた。
「なッ…⁈」
しかし、時和は再び時を止めて、ガイの背後に現れた。
「クソッ‼︎」
PSIを纏えない今のガイでは、魔物化した時和にダメージを与えられない。希望は『誤謬通信』による洗脳か、『青面石化談話』による石化。しかし、うっかり術中にハマるような相手では無い事はガイも重々承知。
「(考えろ…奴らを殺せる方法を…)」
次の瞬間、再びガイの目の前に時和の姿が現れた。
「えっ……」
ガイは思わず声が出た。時和のいきなりの出現に驚いたから、いや、コレは何度も経験している。今更驚かない。では何故、ガイは声が漏れたのか。
「おまっ…背中……」
空を舞うガイに腕を掴まれていたもょもとが、ガイの変化に気がついた。そう。ガイの翼が消えていたのだ。球状に。
どうやら、時間が止まっていた間に芝見川の『魅廻』でガイの翼を抉り取ったようだ。
「(やばいッ‼︎)」
『飛翼』は再度発動までにはインターバルが必要だ。『現代のオーパーツ』の翼も創造に時間がかかってしまう。
翼が無ければ空中では動けない。そして、目の前には右腕陰茎を振りかざす時和の姿が。
「昇天アクメじゃッヒョォォォォォォオ!!!!」
生身で魔物化した時和の一撃を喰らう。そうなれば、ガイは地上に着く前に死ぬ。宙で体を粉砕され、肉片が周囲に飛び散る。ガイの頭の中で、そのビジョンが浮かんだ。
「うわっ‼︎」
しかし、そうはならなかった。
「(もょもと…⁈)」
もょもとがガイの腕を引き、時和の攻撃から身を逸らしたのだ。もょもとが下から引っ張った事で、ガイの体はもょもとよりも下の位置に来た。
「邪魔ジャあアッ‼︎」
時和はもょもとに蹴りを放った。
「ぐあぁぁあッ‼︎」
時和の蹴りはもょもとの左脇腹に命中した。PSIを纏っているが故、多少のダメージは軽減できたが、左の肋骨は全て砕かれた。
「もょもと!!!」
蹴り落とされた事により、もょもとはガイよりも先に地面へ落下した。
「か…は……ッ‼︎」
もょもとは気を失った。一方、ガイの目の前には拳、いや、陰茎を振り上げた時和の姿が。今度こそ避けられない。
「今度こそ逝かセテやるゾえェェェェェェェェェェエ!!!!!!」
放たれる陰茎。躱せないガイ。今度こそガイは時和に逝かせれてしまう。もょもとの助けは無駄だったのか。
「ふっ……」
瞬間、ガイは笑みをこぼした。それを時和は見逃さなかった。しかし、放たれた陰茎はもう止まらない。ガイの死は目の前。そのはずだった。
しかし、時和の攻撃は一向にガイに届かない。まるで、時間が止まったかのように。
「なるほどな。理解した。お前のタレント…!」
そう。ガイは時和のタレントをコピーし、時を止めたのだ。
説明しよう!
時和のタレントは『時止』!ある一定範囲内の時間を停止させる能力である!
射程は可視下のみ。範囲決定は射程内なら自由。停止時間は無制限だが、時間を止めている間はPSIを供給し続け無ければならない。
また、このタレントで停止させた範囲内には立ち入る事ができない。理由は簡単。その範囲内の全てが止まっているから。時間停止を受けた範囲は空間ごと静止していて、空気すら動く事ができない。故に、他の物体の立ち入りや、時間停止範囲内にある物体の取り出しも絶対不可。だから、時和は時間を止めている間にガイを攻撃しなかったのだ。
タイプ:支配型
ガイは翼を削られた事で『時止』の詳細を理解した。
ガイが認知できていないという事は、翼を削り取られたのは時間停止中の出来事。つまり、芝見川は時間停止させられていたガイの翼を攻撃できたのだ。しかし、時間停止範囲内は絶対不可侵。何故、芝見川はガイの翼を攻撃できたのか。
「(翼しか攻撃できなかった…か。)」
そう。もし、『魅廻』だけは絶対不可侵の対象外だとして、時間停止中にガイを攻撃できたのなら、何故にガイそのものへの攻撃をしなかったのか。翼ではなく頭を削れば、勝負は決まっていた。しかし、それをしなかったのは、翼しか攻撃できなかったから。
「(時間停止の範囲を、俺ともょもとの身体周辺にし、上手いこと翼を範囲内から出した。そして、時間停止範囲内から飛び出た翼部分を削り取った。)」
全てはガイの思考通り。この翼の一件で、ガイは『時止』の範囲条件と絶対不可侵条件を見抜いたのだ。そして、コレを思考する猶予を与えたもょもとの功績は大きい。
「見当が付けば後は試すだけ。まさか時間停止が無制限とは思わなかったけど。」
ガイは地上に着地し、芝見川に近づく。そんなガイに、芝見川はやや焦りの表情を見せ、ガイにハンドスピナーを投げつけた。
「ネグ……」
「『時止』!!!」
瞬間、芝見川を含めた周囲の時間が止まった。そして、ガイは芝見川が放ったハンドスピナーを手に取る。
「…ナふッ⁈」
芝見川とその周辺の時間が止まったと同時に、時和辺りの時間が動き出した。どうやら、同時に二つの範囲で時間は停止できないようだ。
「(コレ範囲指定結構むずいな。)」
ガイは空中から落下してくる時和に向けて、芝見川のハンドスピナーを投げた。
「解除ッ!!!」
ガイは『時止』を解除した。すると、芝見川の時間が再び動き始めた。
「…ロスッ‼︎」
芝見川は『魅廻』を発動した。
「やはっ…‼︎」
発動後に気づく。自身は時を止められていたと。そして、自身が放ったそれは、今、我が師の目の前にあると。
次の瞬間、『魅廻』が発動し、時和の上半身が削り取られた。
「お師匠…ッ‼︎」
芝見川はかつてない程の焦りを表情に出す。
「(やってしまった…‼︎タレントを逆に利用されてしまった…‼︎)」
後悔が募る芝見川を他所に、ガイは再度『時止』を使用する。
「ッ⁈」
『時止』を使用し、芝見川の目の前に瞬間的に現れた。その手には、いつもより数倍大きな骨刀が握られていた。
「(魔物化する前に殺すッ‼︎)」
ガイはその巨大骨刀を芝見川の首めがけて振り下ろした。
「ギィャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
ガイは巨大骨刀の重量により、芝見川の首を切断した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる