【3章完結!】最弱の「色使い」の冒険譚〜追放された少年は第二の人生を歩む〜

やのもと しん

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第1章 「冒険者狩りの少年」

13話 「打ち合わせとその結果」

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 ファルベには一度だって勝てていないと彼女は言った。ファルベの性格からして、真剣での戦いではなく、木剣もしくはそれ以外の比較的危険度の低い得物を使った模擬戦だろうが、時間停止が可能な相手にどういった立ち回りをしたのか、気になるところではあるが、

「その辺の話は次の機会でいいだろ。それより今回の仕事の話だ。まあ、何をするかってのもだいたい想像はつくけどな」

 直後に発せられた声に中断された。それは肘を立てて、顎を右の掌で支えるように窓の外に目を向けていたファルベによるものだった。

「それもそうだね。今日は私の仕事の調査を手伝ってもらう、そこまではいいかな」

「そうだな。それはルナにも伝えてある。ただ、調査の内容は俺も知らないから、ルナも同じだけどな」

 ファルベ自身も詳しい話は聞いていない。事前に取り決めていたのは、今日という日時と場所のみだ。

「では、本題に入るとするよ。今回は、ここ城下町から東に向かうと、広い平原に出るだろう?そこでの被害について調査をすることになっていてね。どうやら、下級冒険者の数人が盗賊まがいの行為で平原を横断する商人を襲っているらしい」

「ふうん。それって本当に俺たちが必要なのか?話聞いた限りだと、お前一人でも十分対処できそうだと思うんだが」

「私もそれだけならキミたちに頼ろうとも思わなかったんだけどね、厄介なことが判明したんだ」

「厄介なこと?」

 シャルロットが厄介だ、とはっきり発言することも中々に珍しい出来事だ。彼女はスキルの関係により、依頼された仕事の大半はこなせる。
 調査員が直接冒険者と戦うことはほとんどないが、彼女の場合たとえ戦ったところで「下級」相手に手こずるとは思えないが。

 厄介な出来事、その言葉だけで何か不穏なものを感じる。その言葉の意味は、すぐに判明することになる。

「東の平原は魔物の群生地である森から近くてね。平原にも時折出てきているらしい。いくら時を止めても、手が増えるわけではないから、冒険者と魔物と同時に囲まれたりすると対処が難しくなる。だからね、なるべく戦える人員を用意しておきたいんだ」

 この国は、中心にそびえる王城から東に行くと、話の通り大きな平原に出る。
 北に行くと岩山の連なる山脈へと出ることになり、西に行くと砂漠の広がる荒廃した土地が存在し、南に行くと雄大な湖に到達する。

 四方向でそれぞれ特色があるが、今回はそのうちの東に向かうらしく、その近くにはシャルロットの言にある通り、森が広がっている。平原と森とが半々ぐらいに土地を占拠しており、森には魔物が生息している。

 本来ならば、国の外に魔物が棲んでいる。だからこそ、この世界の各国は領地に沿って巨大な壁を建造している。
 壁は、他国からの侵入を防ぐとともに、魔物から国を守る意味でも必要なのだ。だが、ここ――アイナハル王国では国の中に魔物の存在が発覚している。他の国ではあり得ない、この国だけの特色なのだ。

 その原因は未だ発見されていない。何故、この国にだけ魔物がいるのか、魔物を専門とする研究家が頭を悩ませている。

 ともかく、その平原に出没から身を守りつつ、任務を全うするため、という事情があるのなら、ファルベたちに依頼をしてくるのも納得できる。

「そういう事か。で、その盗賊もどきをどうやって調査する予定なんだ? 出会わないと調査どころじゃないし、出会うにしても平原の中なんて情報だけで探すのは時間かかりそうなんだが」

「それについては私に考えがある」

 シャルロットが、ファルベの質問を予期していたのか、まるで用意していたように主張する。

「私たちが商人のフリをして、向こうが襲ってくるのを待つ。そうすれば、こちらから探しに行かなくても、出会えるだろう。あとは適当に会話して情報を引き出したあと、逃げるという体でその場を離脱すれば良い」

 自分一人でで考えたのだろう作戦を語る彼女の顔は――近年まれに見る、ドヤ顔だった。


 *


 彼女の作戦を聞き終わって、二人は各々思考を巡らせていた。…いや、ルナの方は何も考えていないような呆けた面を晒しているので考えているのはファルベだけだった。

「あのさ……ちょっと一つ思ったことがあるんだが」

「ん?なんだい?そんな許可を貰うような発言しなくても、どんどん言ってくれて構わないんだよ?特に頭いい~とか流石シャル様!とか、私のオススメだよ?」

 普段は澄ました顔で表情の機微が分かりづらいのだが、今の彼女は誰がどう見ても純度百パーセントのドヤ顔だった。
 少し頬を赤らめて、満足そうにしている様子は可愛らしい部分もある。しかし、ファルベはそれ以外に聞きたいことがある。

「お前、実は馬鹿だな?」

 呆れたと言わんばかりの落胆を含んだ発言にシャルロットは驚いた顔をする。

「え!? ど、どうしてだい? 素晴らしく完璧な作戦じゃないか。それと、お前じゃなくてシャルと呼んでくれても…」

 動揺していながらも呼び名の要求は続ける辺り、彼女は本気なのだろうか。
 けれど、ファルベが素直に愛称を呼ぶとも思えないため、今後呼ばれることはないのだろうということがはっきりとわかる。

 その結論に行き着いたルナがシャルロットに哀れみの目を向けているのだが、彼女はそれも気付いていない様子だった。

「そもそも、なんで俺に依頼する前に調査って行為を挟んでいるのかわかっているのか? 相手のスキルが分からないと、実際に捕らえようとするときにどんな風に抵抗してくるのか予想できないからだ。それで、知らないまま突撃しいって人死にが発生したらどうするって話だ。だから情報を集めるだけで無理に戦いに行かない調査員と、情報の詳細を聞いて対策してから相手しに行く、実行員って役割分担があるんだ」

 出来る限りリスクは分散させて、一人に大きな負担を負わせない。それが原則だ。
 だから、調査での戦闘行動は基本禁止となっているし、調査員に採用されている人物は隠れたり、移動したり出来るスキルの冒険者が多いのだ。

「でも、今の作戦だと、襲ってきてる相手から逃げるのに、戦闘にならない保証はない。で、戦闘になったら相手の情報を知らないわけだから、死人が出るとまでいかなくても、大きな被害が出る恐れはある。下級冒険者が相手だとしても、な。そうなったら、調査員と実行員に分けてる意味がない」

 彼女の作戦の欠点はつまるところ、そこなのだ。
 出来る限り安全に、出来るだけ安定して任務に全う出来るように作られている仕組みから外れるような作戦は許容できない。

「じゃあ、ファルベ君はどういった作戦がいいと考えているんだい?私の意見よりふさわしいものがあるなら聞かせて欲しいものだね」

 先ほどまでの自信満々に語っていた時と違う、不服を体現した表情で拗ねたように言った。

「一応なくはないが、話す前に確認したいことがある」

 特に考えるようなそぶりは見せていなかったが、シャーロットに反論を返している間に別の案を用意していたのだろう。

 ファルベの言葉を聞いたシャルロットは、

「なんだい?聞きたいことがあるなら、なんでも答えるよ。それで私も満足できるような意見が聞けるなら十分な対価だ」

 気分を切り替えるように、一度目を伏せると、

「それで? 何が聞きたいのかな?」

「そうだな……東の平原での被害報告っていつの時間帯が多いんだ? 朝か、昼か、夜か。一応、なんとなくの想像はつくが、聞いときたい」

「そんなことか。それなら、夜が多いみたいだね。昼にも出るし、朝にも出会うけれど、夜の被害報告が一番多い」

「そうか。分かった。それで俺の意見は固まったよ」

「なら、聞かせてもらえないかな? キミの作戦を」

 体を前のめりにして、机に肘をつき、顔の前で両手の指を絡ませて、まるで会社で圧迫面接でも行うかのような姿勢になりながら、少し微笑みを浮かべる。

 その視線を受け、ファルベの出した答えは、

「俺が考えたのは――」


 *


 時は、日が落ち景色の全てが漆黒で埋め尽くされた頃だった。
 彼らの周りに広がる草花も、太陽からの光を失ったことで鮮やかな色を見せなくなっていた。
 この場には複数人の男たちが顔を突き合わせているが、本来なら暗闇の中に隠れて、近くにいるはずの向かい側の相手が見えなくなる状況だ。
 しかし、彼らはお互いに顔をしっかりと判別できるし、誰がどこで何をしているのかは分かっている。

 何故、これほどの暗闇の中で状況把握ができているのか、それは単純だ。円を描くように座った四人の男の中心に位置している焚火があるからだ。
 彼らの座っている地面だけは、草花がなくなっている。焚火を焚いても問題ないような配慮なのだろう。

 パチパチという木材の燃える心地よい音を聞きながら、彼らは談笑していた。

「なあ……お前ら、昼の成果はどうだったよ」

「今日はあんまり商人の馬車が通らなかったからな。いつもよりは少なめだが」

 いって、一人の男が背後から大きな袋と、いくつかの小物を取り出す。目に見えるもので特筆すべきものといえば、いかにも高級そうな時計や、装飾をふんだんにこしらえた衣類だ。

 だが、それらではなく、彼らの視線は袋の方に移っている。
 その理由はというと、

「ハハハッ! おいこんなに金持ってるカモがいたのかよ! まあ確かにいつもと比べりゃモノ足りねえけどよ……みんなで山分けできる分は十分あるじゃねえか」

 下卑た笑い声を上げながら、目の前にある貨幣を掴む。
 そう、この服もや時計といった物品も、金銭も商人から奪ったモノだ。
 彼らは俗に言う、盗賊である。無理やりに奪うという意味では強盗と言った方がより適しているのかもしれないが。

 ともかく彼らは、奪った戦利品を確かめ合うように見せびらかしていた。

「でもよお。やっぱりちっとばかし少ねえのは気に入らねえよな」

 また別の男が、不満げな声を出す。両手で抱えるほどの袋いっぱいに詰め込まれた貨幣を見ても、満足できていないらしい。

「ま、大丈夫だって」

 その男のすぐ隣から軽薄そうな声がする。楽観的で、適当だとも思える声で肩を叩く彼は、

「俺らが稼ぐのは、これからなんだからよ」

 ニヤリ、と他の男たちに負けないぐらい下品に笑う彼はそう言う。

 その言葉に同意するように笑い声が連鎖して、直後。不審な音が聞こえた。

「あ? なんだ、この音は……」

 今聞こえてきているのは、誰かの足音だろう。音の混ざり具合から一人が発生させている音ではなく、複数人がいるのだろう。

 相変わらずの暗闇なので、よく見えないがそもそも彼らは誰かと待ち合わせをしているわけでもない。
 つまり、ここに向かってきているのは、招かれざる客ということだ。

「誰だ……」

 もしかして、自分たちがカモにした人間が復讐しにきたのか、と警戒しかけるが、それならもっと急ぎ足でくるはず。少なくともこんなにのんびりとした足音で向かってくるとは思えない。

 それか、足音を殺しているつもりなのか。しかし、そうも思えないほど堂々としている。

 足音が近づく。まだ警戒を解かない男たちとは真逆の、のんびりとしたその足音が。

 そして、その発生源をようやく知ることになる。

「どうも、皆さんこんばんは。この平原で、盗みを働いているのはあなたたちで間違い無いですか?」

 それは、焦げ茶色の外套を頭からかぶった、少年が発していた声だった。

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