異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

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第358話 従者と魔法研究院 後編

日が暮れる頃それぞれ片付けを始めている。セーレンとバウルトリアが部屋に入ってきて苦笑いしている
「中級ポーションか… このぐらいで済んで良かったか?」
バウルトリアが苦笑いしながら瓶を見ている
「リシリアが自重してくれるなんて嬉しいですね」
セーレンが微笑みながら瓶を見ている。職員達が苦笑いしている
「セーレン様、ポーションのデキどうですか?」
リシリアが嬉しそうに笑顔で聞くと、従者達が緊張してように見ている
「良いデキだな… 何時もより少し魔力が少ないな… 中級ポーションとしては良いな」
バウルトリアが笑顔で言う
「良かったです。 片付けたら買い取って貰いましょう」
リシリアが笑顔で言う
「買い取る? 買い取りか?」
バウルトリアが苦笑いしている
「ダメなのですか?」
「持ち帰らないのか? その為に作ったのでは?」
バウルトリアが疑問そうに言う
「従者達の練習です」
「は? 従者達の… はーーーーーーーーー!!」
バウルトリアが叫び声をあげると、メデルとシルビアが部屋に入ってくる。セーレンが頭を押さえている
(従者が作ったのですか? この量を… 材料は… 迷宮産… 新たな悩みが…)
「申し訳ありません!! 未熟者が作ったポーションを買取りなんて出来ないですよね! 大変申し訳ありません」
従者達が頭を下げている
「性格までイールスに似るのですか? シルビア!! どうなっているのですか!!」
セーレンがシルビアを見て怒鳴る
「前から初級ポーションを1日に1人30本作ってました」
シルビアが笑顔で説明している
「聞いてないぞ!!」
バウルトリアがシルビアを見て言う
「イールスが増えた… イールスが増殖している… イールス何でポーション作成を教えているのですか!!」
メデルが涙目で従者達を見ている
「いえ、リシリア様が教えています」
シルビアが笑顔で言う
「リシリアが… 監視してません… シルビア!! リシリアもイールスと一緒に監視しなさい!! 従者も魔法研究院以外でポーション作成は禁止です」
セーレンが慌てて言う
「これからも作るのか? 迷宮から材料は取ってこれるのか?」
バウルトリアが苦笑いしている
「5層は兄様がいないと無理です」
リシリアが笑顔で言う
「それなら良いが… 温室が有るから薬草に困らないのか…」
バウルトリアが頭を押さえている

「バウルトリア様、本日もお姿を拝見できて光栄に思います。セーレン様、本日はお美しいお姿を拝見できて本当に嬉しく思います」
イールスが笑顔で部屋に入ってくる
「イールス、何をしていたのですか?」
セーレンが嫌な予感に顔が引き攣っている
「魔道具を作ってました」
イールスが笑顔で言う
「は? イールス何をしているのですか!! 勝手は許せません」
メデルが怒鳴る
「挨拶の時にお伝えしていましたが」
「聞いてません!!」
「メデル様イールス様は最初に魔道具を作りに来たと言ってました」
シルビアが説明をしている
「え! 言ってましたか………」
メデルが泣きそうになっている。バウルトリアが魔道具の部屋を見て苦笑いしている

「イールス説明を…」
バウルトリアが頭を押さえながらイールスを見る
「温室用の魔道具の追加に鍋や水差し… 魔法のランプ… 集光した新しいランプに…」
イールスが笑顔で説明をしている。セーレンとメデルも呆れた様に見ている

「持ち帰ってくれ… 国庫に資金が無い」
バウルトリアが諦めたように言う
「温室用は温室に設置をお願いします」
イールスが笑顔で言う
「メデル任せたぞ… 」
バウルトリアが頭を抱えたまま言う
「温室に… 職員任せました」
メデルが職員を見て言う
「アリシナさん、イールスの監視をしなさい」
セーレンがアリシナに気が付いて言う
「イールス様の監視… 毎日イールス様が近くにいて嬉しいです」
アリシナが笑顔で言う
「恋は盲目… アリシナも監視出来ないですね」
セーレンが諦めたように呟く

イールス達が屋敷に帰ってくると、クリストファーが待っている部屋に向かう
「クリストファー様、本日はお姿を拝見できて嬉しく思います。 お忙しい中御来訪感謝申し上げます」
イールスが丁寧に挨拶をしている
「イールス様、例の賊の件ですが… 金貨百枚を男爵が支払いました。 こちらに持って来ましたが…」
クリストファーが説明をしている
「これでナシェル様の借金を返せます」
イールスが笑顔で言う
「男爵の悪事を見逃して宜しいのでしょうか?」
「見逃す? 借金地獄とどっちが良いでしょう? 監視下にしているのでしょ」
イールスが笑顔でクリストファーを見ている
「監視下ですが… 借金地獄とは…」
クリストファーが苦笑いしている
「監視下なら新しい悪事は出来ませんが、借金は返せません… 膨れ上がる借金どうするかな?  領地運営もまともに出来てないですから3年後破産するだけです」
イールスが笑みを浮かべている
「やはり金貨100枚の裏で企みが…」
クリストファーが苦笑いしている
「早速ジエルと相談して、商会から借用書を買い取らさせます… あの父親は鉱山送りで教育し直せます」
イールスが笑顔で言う
(やっぱり、イールス様は同時にいくつか進めているのか… クラウザー達が出掛けているのも何かしているのだろう… 妹の友達の救出もいくつか出来たから良いが… あの男爵が仕組んでいたとは、イールス様に報告はしない方が良いだろう… 報告が無くても知っているのだろうが…)

翌日、商会に向かいジエルと相談をしている
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