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第232話 ホークの愚痴
イールス達は、別荘に向かい、リゼッタ隊が屋敷内を確認してから、ユリアリース達は屋敷の部屋で寛いでいる。 クリストファー隊は、別荘の周囲を警戒するように布陣している。 イールス隊は、別荘の前に天幕をいくつか組み立てている
「兄様、暫くここで過ごすのですか?」
リシリアがイールスの元に来て聞く
「貴族は動きが遅くて困るよね」
イールスがリシリアと話し始める
「ポーションでも作りますか?」
リシリアが笑顔で聞く
「ポーションか… その前に窯を乗せた荷車が欲しいかな?」
イールスが笑顔で言う
「窯ですか? パンを焼くのですか?」
「長旅になりそうだからね… パンは必要だし」
「魔導具にするのですか?」
「ここで作るのは難しいから、普通に荷車に窯を乗せるだけだよ」
ルーセリオが笑顔で説明している
バロンと御者の大工と鍛冶師と料理人を集めて説明すると、それぞれ準備や手配を始めている
「問題があります。 岩から石の板を作り、研く時間が有りません」
大工が考えながらイールスを見ている
「岩を? どうやれば良いのかな? 岩はどんな岩が必要?」
「岩は有りますが… 盗賊に襲われた辺りの岩は硬く使用出来ますが… 運んでくるのが難しいと思いますが…」
大工が考えながら言う
「バロン、1度見に行こうか? 」
イールスが考えながら言う
「イールス様、今から離れるのは良くないと思われます。 パーティーやユリアリース王女殿下の事も有ります」
バロンが苦笑いしている
「あ! パーティー出たくないな」
「イールス様! ユリアリース殿下の護衛なのですから離れない様にしてください」
バロンが慌てて言う
料理人が屋敷から戻って来てイールスの元にくる
「イールス様の考案通りか確認をお願いします。 こちらが小麦を練ってから、木の実を砕いて煎った物を混ぜて焼いた物です。こちらは果実の乾燥させた物を入れて焼いた物です」
料理人が四角く焼いた物を差し出している
イールスが観察してから、食べている
「少し固いですが、味は… 塩をもう少し入れた方が良いのかな? 焼く前に薄い生地で巻いた方が良いかな? 移動中に馬の上で食べれるかな? バロンどうだろう?」
イールスがバロンを見て言うと、バロンも1口食べている
「固いパンよりも良いですが…菓子ですか? 気軽に食べても良いのでしょうか?」
バロンが食べてから言う
「作るのにどのぐらいの費用になるかな?」
イールスが料理人を見ている
「大量に作れば、費用は押さえられます。 パンと違い、発酵させる必要が有りません… 卵も使いましたので、口当たりから結構良いものと勘違いされるでしょう」
料理人が説明をしている
「取り敢えず1万個作っておいてね」
イールスが笑顔で言う
「は! 1万!! 何故そんなに多く」
バロンが驚いて叫ぶ
「隣国に入ったら保存食必要でしょ? それに10日ぐらい足止めだし… 騎士も戦いになったら、携帯食欲しいでしょ」
イールスが笑顔で説明をしている。バロンが手に持ちながら考えている
(イールス様に何を言っても無駄だが… 保存食なら必要になるな… 固いパンと干し肉だけでも問題は無いが… 固いパンよりも良いかも… イールス様の考えは国として準備するべきでは無いか? 後でクリストファー様にも報告をした方が良さそうだな…)
「バロンこの件は任せた! 兵士達にも聞いて、準備をしておいてね」
イールスがバロンを見ている
「畏まりましたイールス様」
バロンが頭を下げて言うと、料理人をと話している
「あ! そろそろ時間かな? ホーク様の所に行ってきます」
イールスが笑顔で言うと、天幕を出ていく
「イールス様は休まないのか? ホーク様の愚痴も…」
バロンが呟いている
イールスがホークの天幕に入ると、ホークとメリーサリアとシルビアがいる
「ホーク様、本日も勉強を教えて欲しいと思います」
イールスが丁寧に頭を下げながら言う
「イールス様… お座り下さい」
ホークが顔を引き攣りながら言うと、イールスが座り、ホークが本を出して説明をしている
「ホーク様、こちらですが、この説明間違いでは?」
イールスが書物を読みながら聞く
「この…あ! これは50年ほど前に改定されていますが… 内容は」
ホークが慌てていると、イールスが説明している
「イールス様、こちらの説明は?」
ホークが本のページを見せていると、イールスが説明をしている
「イールス様、凄いです」
メリーサリアが笑顔でイールスを見ている
「未熟者の半人前ですから、まだまだ勉強しないと…」
イールスが笑顔で言う
「まだまだ… 既に王立学院の勉強の範囲を越えてますが… こちらの問題を解いて貰えますか?」
ホークが紙を出してイールスに説明すると、イールスが問題を解きながら書き込んでいる
イールスが書き終わると、ホークが書物を見ながら採点している
「満点です… もう教えられることが有りません」
ホークがイールスを見ている
「え! 何故ですか!!」
「この問題は昨年の宮廷魔術師試験の問題です。 昨日のは宮廷薬師試験問題です… 満点を取れる人に教えられません」
ホークが苦笑いしながら説明している
「まだまだ未熟者の半人前ですから色々教えて下さい」
イールスが頭を下げている
「シルビア!! 助けてくれーーーー! 知識で自分よりもある人に何を教えたら良いのですか!! 常識を教えろと言われたが、どう教えれば良いのか!! セーレン師は何を教えていたんだ!!」
ホークがシルビアを見て叫ぶ
「本が先生です」
シルビアが本を読みながら言う
「シルビアもセーレン師に聞いてくれ!! 頼む!!」
ホークがシルビアに頭を下げている
「キレたら、この手紙を渡すように言われていました」
シルビアが懐から手紙を出してホークに差し出すと、ホークが手紙を読んで頭を抱えている
(勉強をほとんど教えてない!! イールスの魔法の知識は、セーレン師を越えている!! 本だけでも数千冊読んで知識豊富!! 何を教えるための家庭教師なんだ!!…………え! 常識に疎いから常識を覚える勉強を頼む? は? バウルトリア師も常識を教えろと言っていたが… まさか… 教える事が不可能な事を誰が教えるんだ!! は? 2000冊の写本をイールスに渡している? この本は… 魔法全集の写本まで… )
「イールス様、魔法全集をお持ちですか?」
ホークが頭を抱えながら聞く
「これですか? もう全部読みました」
イールスが魔法の鞄から本を出している
「魔法全集!!」
メリーサリアが驚いたように本を見ている
「大賢者様が残した、あの魔法全集! 書庫でも一部の宮廷魔術師しか読めない本を…」
シルビアが驚きながら本を見ている
「バウルトリア様より写本を貰いました。 本当に勉強になります」
「無理だ… この魔導書を読める人に何を教えるんだ… こんな仕事受けなければ良かった」
ホークが頭を抱えながら叫ぶ
「シルビア様、読みたいのですか?」
イールスが本を見詰めているシルビアを見て言う
「え! よろしいのですか!!」
シルビアが驚いたように叫ぶ
「写本を作ってくれますか?」
「はい! 喜んで!!」
シルビアが満面の笑顔でイールスを見ている
「本好きのネクラがイールス様に近付きすぎです…」
メリーサリアが小声で呟く
「メリーサリア様どうかしましたか?」
イールスがメリーサリアを見ている
「イールス様、魔法の練習はなさいますか?」
メリーサリアが笑顔で聞くと、ホークが慌てて止めようとしている
「メリーサリア様、迷宮内でないと周囲に迷惑が掛かります。人前で魔法を使うのをセーレン様に止められています」
イールスが笑顔で説明している
「イールス様に魔法の指導をして欲しいです」
メリーサリアが笑顔でイールスを見ている
(イールス様に教えて欲しい… 2人きりの時間を過ごしたいです)
「魔法の? 下賤な身の未熟者の半人前ですから人に教える能力は有りませんので、御遠慮したいと思います」
イールスが頭を下げて言う
「少しだけで良いです… ダメですか? イールス様、お願いします」
メリーサリアがイールスを見詰めて言う
「メリーサリア様、メデル様よりイールス様と魔法の練習はしないように申し付かっています。 こちらの手紙を」
ホークが慌てて手紙をメリーサリアに手渡している。メリーサリアが手紙を見て驚いたように読んでいる
(え! 魔法研究所の魔法練習場の壁を破壊した? 迷宮の3層を殲滅して進むほどイールス様が強いのですか? 魔法の実力は…バウルトリア師が認める実力者で、国家機密だから魔法練習を禁止中!! 魔法練習は迷宮に限定中なのですか?)
メリーサリアがホークを見ている
「この手紙の内容は本当ですか?」
「真実は知りませんが…セーレン様より迷宮以外で魔法を放たない様にイールス様に伝える様に厳命されています」
ホークが苦笑いしながら説明している
「なんだか、メデル様とセーレン様に危険人物として風潮されてないですか?」
イールスが不満そうに言う
「最重要人物ですが…」
ホークが苦笑いしてイールスを見ている
「帰ったら、メデル様とセーレン様に問い詰めます」
イールスが不機嫌そうに言うと、ホークがイールスを見ながら溜め息をしている
(重要人物ですが… 有る意味、取り扱い注意の危険人物です… この手紙が本当なら本当に国土を破壊しそうな危険人物として監視対象です… 1度魔法を拝見したいが…恐ろしい想像なのか?)
「兄様、暫くここで過ごすのですか?」
リシリアがイールスの元に来て聞く
「貴族は動きが遅くて困るよね」
イールスがリシリアと話し始める
「ポーションでも作りますか?」
リシリアが笑顔で聞く
「ポーションか… その前に窯を乗せた荷車が欲しいかな?」
イールスが笑顔で言う
「窯ですか? パンを焼くのですか?」
「長旅になりそうだからね… パンは必要だし」
「魔導具にするのですか?」
「ここで作るのは難しいから、普通に荷車に窯を乗せるだけだよ」
ルーセリオが笑顔で説明している
バロンと御者の大工と鍛冶師と料理人を集めて説明すると、それぞれ準備や手配を始めている
「問題があります。 岩から石の板を作り、研く時間が有りません」
大工が考えながらイールスを見ている
「岩を? どうやれば良いのかな? 岩はどんな岩が必要?」
「岩は有りますが… 盗賊に襲われた辺りの岩は硬く使用出来ますが… 運んでくるのが難しいと思いますが…」
大工が考えながら言う
「バロン、1度見に行こうか? 」
イールスが考えながら言う
「イールス様、今から離れるのは良くないと思われます。 パーティーやユリアリース王女殿下の事も有ります」
バロンが苦笑いしている
「あ! パーティー出たくないな」
「イールス様! ユリアリース殿下の護衛なのですから離れない様にしてください」
バロンが慌てて言う
料理人が屋敷から戻って来てイールスの元にくる
「イールス様の考案通りか確認をお願いします。 こちらが小麦を練ってから、木の実を砕いて煎った物を混ぜて焼いた物です。こちらは果実の乾燥させた物を入れて焼いた物です」
料理人が四角く焼いた物を差し出している
イールスが観察してから、食べている
「少し固いですが、味は… 塩をもう少し入れた方が良いのかな? 焼く前に薄い生地で巻いた方が良いかな? 移動中に馬の上で食べれるかな? バロンどうだろう?」
イールスがバロンを見て言うと、バロンも1口食べている
「固いパンよりも良いですが…菓子ですか? 気軽に食べても良いのでしょうか?」
バロンが食べてから言う
「作るのにどのぐらいの費用になるかな?」
イールスが料理人を見ている
「大量に作れば、費用は押さえられます。 パンと違い、発酵させる必要が有りません… 卵も使いましたので、口当たりから結構良いものと勘違いされるでしょう」
料理人が説明をしている
「取り敢えず1万個作っておいてね」
イールスが笑顔で言う
「は! 1万!! 何故そんなに多く」
バロンが驚いて叫ぶ
「隣国に入ったら保存食必要でしょ? それに10日ぐらい足止めだし… 騎士も戦いになったら、携帯食欲しいでしょ」
イールスが笑顔で説明をしている。バロンが手に持ちながら考えている
(イールス様に何を言っても無駄だが… 保存食なら必要になるな… 固いパンと干し肉だけでも問題は無いが… 固いパンよりも良いかも… イールス様の考えは国として準備するべきでは無いか? 後でクリストファー様にも報告をした方が良さそうだな…)
「バロンこの件は任せた! 兵士達にも聞いて、準備をしておいてね」
イールスがバロンを見ている
「畏まりましたイールス様」
バロンが頭を下げて言うと、料理人をと話している
「あ! そろそろ時間かな? ホーク様の所に行ってきます」
イールスが笑顔で言うと、天幕を出ていく
「イールス様は休まないのか? ホーク様の愚痴も…」
バロンが呟いている
イールスがホークの天幕に入ると、ホークとメリーサリアとシルビアがいる
「ホーク様、本日も勉強を教えて欲しいと思います」
イールスが丁寧に頭を下げながら言う
「イールス様… お座り下さい」
ホークが顔を引き攣りながら言うと、イールスが座り、ホークが本を出して説明をしている
「ホーク様、こちらですが、この説明間違いでは?」
イールスが書物を読みながら聞く
「この…あ! これは50年ほど前に改定されていますが… 内容は」
ホークが慌てていると、イールスが説明している
「イールス様、こちらの説明は?」
ホークが本のページを見せていると、イールスが説明をしている
「イールス様、凄いです」
メリーサリアが笑顔でイールスを見ている
「未熟者の半人前ですから、まだまだ勉強しないと…」
イールスが笑顔で言う
「まだまだ… 既に王立学院の勉強の範囲を越えてますが… こちらの問題を解いて貰えますか?」
ホークが紙を出してイールスに説明すると、イールスが問題を解きながら書き込んでいる
イールスが書き終わると、ホークが書物を見ながら採点している
「満点です… もう教えられることが有りません」
ホークがイールスを見ている
「え! 何故ですか!!」
「この問題は昨年の宮廷魔術師試験の問題です。 昨日のは宮廷薬師試験問題です… 満点を取れる人に教えられません」
ホークが苦笑いしながら説明している
「まだまだ未熟者の半人前ですから色々教えて下さい」
イールスが頭を下げている
「シルビア!! 助けてくれーーーー! 知識で自分よりもある人に何を教えたら良いのですか!! 常識を教えろと言われたが、どう教えれば良いのか!! セーレン師は何を教えていたんだ!!」
ホークがシルビアを見て叫ぶ
「本が先生です」
シルビアが本を読みながら言う
「シルビアもセーレン師に聞いてくれ!! 頼む!!」
ホークがシルビアに頭を下げている
「キレたら、この手紙を渡すように言われていました」
シルビアが懐から手紙を出してホークに差し出すと、ホークが手紙を読んで頭を抱えている
(勉強をほとんど教えてない!! イールスの魔法の知識は、セーレン師を越えている!! 本だけでも数千冊読んで知識豊富!! 何を教えるための家庭教師なんだ!!…………え! 常識に疎いから常識を覚える勉強を頼む? は? バウルトリア師も常識を教えろと言っていたが… まさか… 教える事が不可能な事を誰が教えるんだ!! は? 2000冊の写本をイールスに渡している? この本は… 魔法全集の写本まで… )
「イールス様、魔法全集をお持ちですか?」
ホークが頭を抱えながら聞く
「これですか? もう全部読みました」
イールスが魔法の鞄から本を出している
「魔法全集!!」
メリーサリアが驚いたように本を見ている
「大賢者様が残した、あの魔法全集! 書庫でも一部の宮廷魔術師しか読めない本を…」
シルビアが驚きながら本を見ている
「バウルトリア様より写本を貰いました。 本当に勉強になります」
「無理だ… この魔導書を読める人に何を教えるんだ… こんな仕事受けなければ良かった」
ホークが頭を抱えながら叫ぶ
「シルビア様、読みたいのですか?」
イールスが本を見詰めているシルビアを見て言う
「え! よろしいのですか!!」
シルビアが驚いたように叫ぶ
「写本を作ってくれますか?」
「はい! 喜んで!!」
シルビアが満面の笑顔でイールスを見ている
「本好きのネクラがイールス様に近付きすぎです…」
メリーサリアが小声で呟く
「メリーサリア様どうかしましたか?」
イールスがメリーサリアを見ている
「イールス様、魔法の練習はなさいますか?」
メリーサリアが笑顔で聞くと、ホークが慌てて止めようとしている
「メリーサリア様、迷宮内でないと周囲に迷惑が掛かります。人前で魔法を使うのをセーレン様に止められています」
イールスが笑顔で説明している
「イールス様に魔法の指導をして欲しいです」
メリーサリアが笑顔でイールスを見ている
(イールス様に教えて欲しい… 2人きりの時間を過ごしたいです)
「魔法の? 下賤な身の未熟者の半人前ですから人に教える能力は有りませんので、御遠慮したいと思います」
イールスが頭を下げて言う
「少しだけで良いです… ダメですか? イールス様、お願いします」
メリーサリアがイールスを見詰めて言う
「メリーサリア様、メデル様よりイールス様と魔法の練習はしないように申し付かっています。 こちらの手紙を」
ホークが慌てて手紙をメリーサリアに手渡している。メリーサリアが手紙を見て驚いたように読んでいる
(え! 魔法研究所の魔法練習場の壁を破壊した? 迷宮の3層を殲滅して進むほどイールス様が強いのですか? 魔法の実力は…バウルトリア師が認める実力者で、国家機密だから魔法練習を禁止中!! 魔法練習は迷宮に限定中なのですか?)
メリーサリアがホークを見ている
「この手紙の内容は本当ですか?」
「真実は知りませんが…セーレン様より迷宮以外で魔法を放たない様にイールス様に伝える様に厳命されています」
ホークが苦笑いしながら説明している
「なんだか、メデル様とセーレン様に危険人物として風潮されてないですか?」
イールスが不満そうに言う
「最重要人物ですが…」
ホークが苦笑いしてイールスを見ている
「帰ったら、メデル様とセーレン様に問い詰めます」
イールスが不機嫌そうに言うと、ホークがイールスを見ながら溜め息をしている
(重要人物ですが… 有る意味、取り扱い注意の危険人物です… この手紙が本当なら本当に国土を破壊しそうな危険人物として監視対象です… 1度魔法を拝見したいが…恐ろしい想像なのか?)
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