異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

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第249話 イールス出陣 中編

イールス達は、所々に立っている兵士達を目印に進んでいき、ベルケイル騎士爵の陣の近くまで到着する
「イールス様、予想通り多くのゴブリンが集まっています。 予定通りにしますか?」
ロイドがゴブリンと戦っている人達の方を見て言う
「予定通り、突撃するよ! 全軍に合図が有るまで待機を伝えて」
イールスが笑顔で言うと、兵士達が走っていく

「目の前のゴブリンを取り敢えず殲滅してゴブリンの陣地も殲滅するよ! 未熟者の半人前でもゴブリンと戦えることを証明する!! 迷宮のゴブリンと違い返り血と死体に気を付けるように!!」
イールスが笑顔で言うと、兵士達が苦笑いすると、イールスがゴブリンの方に進んでいき、リシアとクレオがすぐ後ろを追いかけていく
「怪我するなよ! 後で何て言われるか… 解ったら目の前のゴブリンを倒して進むぞ!!」
ロイドが大声で言うと、イールスを追い掛けて行く
「やるぞ!! ゴブリンとイールス様のどっちが怖いか思い知らせるぞ!!」
グランが声をあげると、兵士が闘気をまといながらゴブリンの方に突撃を始めている
(怪我しても逃げても、イールス様の鍛練が激しくなるのは良くない!! ギリギリまで追い込まれ続けられる!! )

バロンとクレストファーとディオルバルクがイールス達が戦い始めているのを苦笑いしながら見ている
「バロン殿、何故進まない」
隊長がバロンを睨みながら大声をあげる
「待機が指示だ!! 合図が有るまで待機だ!! 命令無視をするなら後ろから叩き潰す! イールス様の実力を知るのも全員の今日の目的である!!」
バロンが声をあげると、戦いを見ている兵士達が顔を見合わせている
(イールス将軍様と少数の兵で戦っているのを見ているだけなのか? 本当に良いのだろうか? )

イールスはゴブリンに近付くと、闘気をまとい、一気に近付き剣を振り抜き、ゴブリンを両断すると、そのまま次々とゴブリンを斬りながら進んでいき、リシアが光輝く物を投げている。後ろから兵士達も追い掛けてきている
「グォーーーー!!」
大きなゴブリンが奇声をあげると、周囲のゴブリンが一斉にイールスの方目掛けて集まってくる。イールスは動きながら次々とゴブリンを斬っている

普通のゴブリンより大きめのゴブリンが一斉にイールス目掛けて襲い掛かると、イールスは闘気を剣に伝わらせて大きな刃を作りあげて、振り抜き一振で周囲のゴブリンを薙ぎ払い、ゴブリン達は地面に転がりながら奇声をあげている。その後も周囲の近付くゴブリンを次々と薙ぎ払っている

ちょっとうるさい!! あのデカイゴブリン早く近付いてこい!! 来ないならこっちから行くかな? 血が面倒! 死体も面倒!!

イールスが大きいゴブリンに近付いていくと、大きいゴブリンが斧をイールス目掛けて振り下ろし、イールスはかわしながら剣を振り抜き、大きなゴブリンの上半身が地面に倒れて、奇声をあげている
「面倒だから、早くかかってこい!!」
イールスが大声で叫ぶと、近くにいるゴブリンを次々と斬っている

「イールス様、もういなくなりましたけど」
クレオがイールスの近くで言う
「あれ? もういないの? 」
イールスが周囲を見渡している
「どうしますか?」
「ロイド、ゴブリンはどこにいるかな?」
イールスがロイドを見付けて聞く
「向こうの方だと思いますが… 向かうのですか?」
ロイドが苦笑いしている
「向かうよ」
イールスが笑顔で言うと、兵士達が集まり馬に乗り始める
「イールス様、後続に伝令は出しておきますが、ここの処理は騎士爵家に向けて伝令で良いですか?」
ロイドが苦笑いする
「バロンに丸投げしておいて」
イールスが笑顔で馬に乗ると、クレオとリシアが笑っている

イールス達がレトリバス騎士爵が指揮をしている方に到着すると、ゴブリンの大群に向けて突進していき、片っ端から斬っている。ラントリウスは、イールスの戦いを見て唖然と立ち尽くしている
(何が起きている? あの部隊は何処の部隊だ? 少数でゴブリンに奇襲何て… 何処の馬鹿が指揮を… え? 強い? 何が起きているか…誰か教えてくれ…)

イールスは大きなゴブリンを見付けて近付いていく
「グォーーーーー!!」
大きなゴブリンが奇声をあげると、ゴブリンが集まり、イールスに向けて突進していき、イールスは次々とゴブリンを薙ぎ払っている

一回り大きなゴブリン達がイールスに近付きイールスが全部を斬り倒す
「イールス様、デカイ奴逃げています」
クレオが背を向けて逃げている大きなゴブリンを見て言う
「え! 逃がさない!! クレオ追うよ」
イールスが驚いたように声をあげると、大きなゴブリン目掛けて走っていく

「このーーー逃げるな!!」
イールスが大きなゴブリンに近付き声をあげる
「キィーーーーーー!!」
大きなゴブリンが奇声をあげて持っていた斧をイールスに投げ付けて逃げていくと、イールスは斧をかわして一気に大きなゴブリン追い越す
「ぐぉーーーーーー!」
大きなゴブリンが奇声をあげるが、イールスは剣を振り抜き大きなゴブリンの首を斬り、大きなゴブリンの頭が宙を舞うと、地面にたおれる

「キィーーーーー!!!!」
大きなゴブリンが倒れたのを見たゴブリン達が奇声をあげて持っていた武器を棄てて走り始めている
「イールス様、逃げています」
クレオが周囲を見て言う
「え!全部追い掛けられない!! どうしよう? 取り逃がしてしまう」
イールスが周囲を見て慌てている
「イールス様、合図をしても良いですか? 忘れてないですか?」
ロイドが苦笑いしながら言う
「合図? 」
イールスがロイドを見ている
「もう良いです… 」
ロイドが呆れた様に呟き、笛を吹き始める

クレストファーが笛を聞く
「クレストファー様合図ですが…」
騎士が苦笑いしてゴブリンが逃げ始めているのを見ている
「イールス将軍からの突撃命令だ!! ゴブリンを逃がすな!! 騎馬の速さを見せつけるぞ」
クレストファーが声をあげると、騎士達が一斉に突撃していく

クラウザーやディオルバルクやバロン達も笛を聞くと一斉にゴブリン目掛けて進み始める
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