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5 こぼれそうな愛

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高級感あふれる煌びやかなホテル
そして、そのホテルのスイートルームなのだろうか
ロイヤルブルーを基調とした室内は薄暗いオレンジ色の照明と
よくあい品があふれていた。


――――――――――ボフッ

ベットに投げ出された体
目の間には二匹の美しい獣

ヒヤリと背中を流れる汗…。


「ちょちょっちょっ!!
 ねぇ、ちょっと落ち着こうか?!
 さっき添い寝するだけって言ったよね!!」

そう、先ほど自分の旅館に返してもらえると思いきや
車は旅館の前を通り過ぎ強制的に彼らの泊まるホテルへと
連れ込まれたのだった。

嫌々と暴れまくる私にレイは
今日は何もしない、添い寝するだけだよ
少しでも凛と一緒にいたいんだと言われ、渋々
今にいたったわけなんだが、

今ベットの上で、私の目の前にいる彼らはちっとも
寝る気は無く、目が欲望でギラギラと光っている。

まるで猛獣ににらまれているかのようだ。

「ふふっそんな約束したかな?
 どうだろロイは知ってるかい?」

「くふッ 僕も知らないや
 誰かそんなこといったかなー?」


…二人の意地悪な顔が憎たらしい。


「まっ待って!百歩譲ってヤルとしよう
 でも、いきなり二人!?私初めてなんですけど!!
 無理無理無理!!!」

怯える凛に、レイは近づき
頭をなでで、慰めるように額にキスをする。

――――――――チュッ

「大丈夫、優しくドロドロに溶かしてあげる」

さあ、もう黙って。と
レイは凛の頬に手を当て深く、ねっとりとしたキス
を始めた。

「んっ!!…ふっ んん」

長い舌が歯茎をなぞり
短い舌を絡めとる

舌がこすれ合うたびに
ゾクゾクとした体がしびれる感覚に支配される。

「ふぁっ…んーっ…んんっ!!」


そしてキスに気をとられているうちに
ロイが器用に凛の服を脱ぎさる…。

レイは凛の服が消え去るのを確認すると
ようやく、唇を離した。

「んっはぁ、はぁ、」

「凛やはり貴女は美しい…」

舐めるような視線に違和感を覚え
自分の体を見下ろす…

「…ふっ服が!?」

「もうっ、凛てば僕もいるのに
 レイばっかりかまっちゃってさ!
 今度は僕の番だからね!!」

凛はレイの降らせるキスの雨が凄すぎて
ロイのことを忘れていた。

凛は変な罪悪感を
覚えながらも、ロイの方へ視線を向けた

「えっ…」

「ふふふっ我慢できなくて僕も脱いじゃった
 でも、どうせすぐ脱ぐんだからそんな変わらないよね」

「……」

…なんとまぶしい体だろうか?
まるでギリシャ彫刻だ。

そして目をそらしたくなるほどの
一物

「…ねぇロイ?それが私の中に入るの?」

「んっそうだよ…僕の可愛い息子 
 おいしくたべてね?」

可愛いというには凶暴すぎる大きさだ。

「全然可愛くない!!そんな大きいの入らないよ!」

もうそんなに褒めないでよ とロイは
頬を赤く染める

「…これで大きいってそれじゃあ
 レイのはどうなんだろうね?」

ロイはレイの方へ視線を向けた
そしてつられるように凛の視線も動く。

「…。」

もう絶句だった。

凛とロイが話しているうちにレイも
服を脱ぎ捨てたようで、

ロイと同じくギリシャ彫刻のような美しい体と
その美しさには似つかない赤黒く大きな一物が
お腹につきそうなぐらい立ち上がっていた。

「そんなに怖がらなくても大丈夫だよ
 しっかり解せばはいるさ」

そういうとレイは凛が逃げる前に
グイッと足首を自分の方へ引きよせ
凛を倒した。

「わわっ!!」

バランスを崩した凛は
ベットに再び沈み込む

レイは熱い瞳でうっとり凛を見下ろすと
子宮の上のお腹を撫でた。

「…ひっ!?」

「いずれは、私達の子供もここから出てくる。
 それに比べれば可愛いものだろう?」

そしてその手はそのまま流れるように下がり
堅く閉ざした花弁に滑り込む。

――――くちゅり

「あっ…いやっ!!」

凛は自分が出したものとは思えない卑猥な
音に一気に頬を赤く染める…。

「ふふっ 凛は感度がいいんだね?
 …ほら、もうこんなに濡れてる。」

レイは自分の指についた蜜を凛に見せつけると
ねっとりと舐めあげた…それはもう、おいしそうに

「…っ」

凛は言葉にできないほどの色気にやられた。

「…いい顔だね。」

レイは凛の女の顔に満足そうに
微笑むと かわいらしくバードキスをした。

―――――チュッ

「凛は嬉しいことに初めてなんだ
 たっぷりここを可愛がってあげないと、
 さぁ、足を開いてごらん?」


そんな恥ずかしい真似できるか!!っと
凛は首をぶんぶん左右に振る

「いやっ!!」

そして股を閉じる力をさらに上げる

「あぁ、困った子だ。…ロイ?」

レイの声に今まで大人しく見守っていた
ロイが動き出した。

「おっけーおっけー!!
 …さぁ凛、観念しようねー」

ロイは凛の背中に回り込むと
凛の太ももを撫で上げ…グッ!!と力を入れる

凛の必死の抵抗も一人の男の前では
全くの無力だ。

「あっ!…二人ががりなんてずるい!!」

「ずるいなんて、今ほぐさないと
 後で辛い思いするの凛なんだよ?」

「でも、こんな恰好あんまりだよおおお!」

今の凛の恰好は不本意ながら完璧な
M字開脚となっている。

もちろん股の目の前にいるレイには
全てが見えてしまっている。

「可愛いピンク色で…美味しそうだ。」

レイは今の内にと、凛の股に顔を近づけ
もう足を閉じれないように体もねじ込む。

そして、花の中心に舌をさし込んだ

「――――ああああっ!!」

熱く、柔らかい舌が
奥へ奥へと触れてはならない
場所にあたる感覚は
すさまじく生々しい。

止めて!!と体をひねり逃げようとするが
しっかりと上半身ロイに抑えられて動けない。

くちゅっ―くちゅっ
…んっ…はぁっ…

さわさわとレイの髪は
太ももを刺激し、耳は卑猥な音とレイの息遣いに侵された。
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