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始まりの終わり
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戦争はどんどん悪化していきます。
アレキア帝国からも、ネモフィラ王国からも、助けを求める声が多く聞こえ始めましたが、戦争はまだまだ続くと思われました。
両国とも、皇帝・王様の命を受けて戦っているので、引くに引けないのです。
そんな中、唐突に、光がさしました。
否、光がさしたのではなく、光をまとった少女が舞い降りてきたのです。
「もうやめなさい!」
彼女は叫びました。
辺りは静まり返ります。
銃声や叫び声も止みました。
「私は、天使、リリー・ホワイト。貴方達の戦争を止めるようにと、大天使様の命を受けてやって参りました。」
天使だと名乗る少女はそう言い放ちました。
普通、いきなり天使だと言われても、大抵の人は信じないでしょう。
でも、この時は、誰もがすぐに彼女を本物の天使なのだと信じました。
なぜなら、彼女にはたいそう美しい、汚れのない純白の羽がついていたからです。
リリーは語り始めました。
「戦いに意味などありません。大抵の出来事は話し合いで解決出来るものです。さぁ、武器を置きなさい。そして、戦いをやめな・・・さ・・・・・・」
突然、リリーは喋るのをやめました。
彼女が来ている白いワンピースの真ん中辺りに、赤いシミができています。
誰かが彼女を撃ったのです。
その場でリリーは、フラッと倒れました。
辺りは一瞬しんとなりました。
このまま戦争が終わるのではないかという空気も流れました。
が、誰かが銃を撃ち始めると、もう何事もなかったかのように戦争が再開してしまいました。
リリーのまわりだけ、変に空白が出来ています。
少ししてから、リリーのそばにかけていく人影がありました。
カメラを首から下げている、人の良さそうな青年です。
彼は、リリーをお姫様抱っこで抱えて、元来た方向へとまたかけていきました。
戦っている者達は、誰一人としてその様子を気に止めませんでした。
アレキア帝国からも、ネモフィラ王国からも、助けを求める声が多く聞こえ始めましたが、戦争はまだまだ続くと思われました。
両国とも、皇帝・王様の命を受けて戦っているので、引くに引けないのです。
そんな中、唐突に、光がさしました。
否、光がさしたのではなく、光をまとった少女が舞い降りてきたのです。
「もうやめなさい!」
彼女は叫びました。
辺りは静まり返ります。
銃声や叫び声も止みました。
「私は、天使、リリー・ホワイト。貴方達の戦争を止めるようにと、大天使様の命を受けてやって参りました。」
天使だと名乗る少女はそう言い放ちました。
普通、いきなり天使だと言われても、大抵の人は信じないでしょう。
でも、この時は、誰もがすぐに彼女を本物の天使なのだと信じました。
なぜなら、彼女にはたいそう美しい、汚れのない純白の羽がついていたからです。
リリーは語り始めました。
「戦いに意味などありません。大抵の出来事は話し合いで解決出来るものです。さぁ、武器を置きなさい。そして、戦いをやめな・・・さ・・・・・・」
突然、リリーは喋るのをやめました。
彼女が来ている白いワンピースの真ん中辺りに、赤いシミができています。
誰かが彼女を撃ったのです。
その場でリリーは、フラッと倒れました。
辺りは一瞬しんとなりました。
このまま戦争が終わるのではないかという空気も流れました。
が、誰かが銃を撃ち始めると、もう何事もなかったかのように戦争が再開してしまいました。
リリーのまわりだけ、変に空白が出来ています。
少ししてから、リリーのそばにかけていく人影がありました。
カメラを首から下げている、人の良さそうな青年です。
彼は、リリーをお姫様抱っこで抱えて、元来た方向へとまたかけていきました。
戦っている者達は、誰一人としてその様子を気に止めませんでした。
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