22 / 32
4章 旅の始まり
21. 真実と困惑
しおりを挟む俺はおじさんにあの"名も無い村"について、知っていることを話した。
「つまり、君がその村に行った時は君にはあまり問題は無かったが仲間達が少し具合が悪くなったのか……」
おじさんは考えこんでいる。そしたら、俺を見た。
「多分だが、君が行ったっていうその村に長い時間いたら大変な事になっていたのかもしれない……」
「どういう事?」
そしたら、さっきまで座って食べて居た人が盗み聞きをしていたのか、こちらにやってきた。
「なんの話しをしてるんだっ!!」
「……!?」
がたいの良さそうなおじさんが俺の肩にバンッと体重を乗せた。
「俺にもその話し聞かせてくれよ、なぁ?」
「そこの客かが良いと言ったら大丈夫じゃが……」
目の前の視線と背後からの威圧で、「良いですよ」と言うしかなかった。
そして、おじさんががたいのいいおじさんに簡単に話した。
「そう言うことか……もしかしてそれ"魔女の村"ていう可能性があるぞ」
「"魔女の村"?」
「確かにその可能があるかも知れないなぁ。それなら話がつく、時々魔女の村に入る人で具合が悪くなる人がいるし、君の仲間が食ったというご飯は実は土などで、なんかの薬と幻覚の魔法を組み合わせれば出来ることじゃからな」
じゃあその話によると 、グラス達はご飯じゃなく実は土などを食べたということ……行かなくて良かった。
そして、俺は残りのご飯を残さず食べた。
「では」
「また来るんじゃぞ!」
「機会があったら」
俺が扉を開けると、ドンッと誰かに当たった。
「大丈夫……?」
その当たった人は赤い髪をしている女性だった。
「大丈夫です……」
そう言って、お店に入って行った。
歩きながら、空を見ると夜になっている。そしていつも通りに四方向に月が一つずつ見える。
この世界はどこに行っても、空が見える所は綺麗な星空が広がっている。
ーー
泊まる場所に行ってみたら、俺以外はみんな集まっていたようだ。
グラス達はまだ具合が悪そうで、フライヤは普通になったと思う。
グラスは俺たちを集めて、難しい顔をして周りを見渡した。
「みんなに話があるんだ……」
「なにそれ……」
「それが俺たちがさっき行った村だが実は "魔女の村"と呼ばれる場所だったんだよ」
「え……」
グラスもどっかから、話を聞いてきたようだ。
「そうだったんだ……おかしいと思ったんだよね……」
「なにがだ? ツキユ?」
「実はあの村を僕の魔眼で見た時にその村を囲むかのように、魔力が覆っていたから、何か変だと思ったんだよ……」
「え? それを村に来た時に言ってくれよ!」
グラスは本当に嫌の思いをしたみたいで、ツキユの胸ぐらを掴んだ。
「あ、ごめん……」
そしてグラスは落ち着いて、ツキユを離した。
「大丈夫……言わなかったのは悪かったと思ってるよ」
俺が話したら、皆んなの気分が悪くなりそうだったが言おうかな? 次また嫌な思いをされても困る気がする。
「俺を一つ話ていいかな?」
「いいよけど……何か知ってるのかラーメン?」
「俺が言っても、俺に何も言うなよ……」
「わかったけど……」
「今日行ったお店で聞いたんだけど、グラスが言っていた"魔女の村"と言うことと、グラス達が食べたご飯だが……あれは土とかだったかも知れないんだ……!!」
「「え!?」」
ご飯を食べたグラス達は絶望的な顔になっている。
「方法だけど……俺の予想だと、まずご飯を食べる前に飲み物を配られなかったか?」
「まあ、そうだな」
「それを皆んなその飲み物を飲んだ?」
「飲んだけど……」
「僕も……」
「ん……」
ニアは首を縦に振り振りしている。
「私も……まさか!?」
「そうなだよ、多分だけど……その中に味覚を変える薬でも入っていたんだろ、そしてグラス達に幻覚を見せる魔法で食べ物のように見させて、食べさせた可能性があるんだ……」
「そ、そんな……」
実は【推理】というスキルで少し考えてみたんだよね。色んな事件もこのスキルがあれば大丈夫!!
その後、グラスは「少し空気を吸って来る」と言って、外に行った。リーア達はそこら辺に倒れ込んだ。
0
あなたにおすすめの小説
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
追放されたので田舎でスローライフするはずが、いつの間にか最強領主になっていた件
言諮 アイ
ファンタジー
「お前のような無能はいらない!」
──そう言われ、レオンは王都から盛大に追放された。
だが彼は思った。
「やった!最高のスローライフの始まりだ!!」
そして辺境の村に移住し、畑を耕し、温泉を掘り当て、牧場を開き、ついでに商売を始めたら……
気づけば村が巨大都市になっていた。
農業改革を進めたら周囲の貴族が土下座し、交易を始めたら王国経済をぶっ壊し、温泉を作ったら各国の王族が観光に押し寄せる。
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだが……?」
一方、レオンを追放した王国は、バカ王のせいで経済崩壊&敵国に占領寸前!
慌てて「レオン様、助けてください!!」と泣きついてくるが……
「ん? ちょっと待て。俺に無能って言ったの、どこのどいつだっけ?」
もはや世界最強の領主となったレオンは、
「好き勝手やった報い? しらんな」と華麗にスルーし、
今日ものんびり温泉につかるのだった。
ついでに「真の愛」まで手に入れて、レオンの楽園ライフは続く──!
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる