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十五.南都へ【4】
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「きみは?」
「楓流軒のお客さまは、濃い味を好まれる方が多いので、私も自然と濃い味付けに慣れ親しんでいますね」
南から来た宿泊客の中には、時々薄味を希望する者もいる。そのような場合には、厨房に竹紙を置いておき、料理を担当する父親に伝えるようにしている。
「一緒だ」
「ふふ。味の好みが近いと、なんだか嬉しいですね?」
「うん。だけど、もしも違ったとしても、俺はきみに合わせるけどね」
好きだから合わせたい、と率直に言われてしまうと、春鶯も同じように楚月に合わせたいという気持ちが沸き上がってくる。
「私も楚月さんに合わせたいので、これだけは合わせてほしい! というものがあれば、遠慮なく主張してくださいね?」
「俺に合わせてくれるの?」
「……私にできることなら、なんでも。ああ、でも、どうしても苦手なものは、少し時間がかかるかもしれませんけど……」
例えば、辛すぎるものはそこまで得意ではないので、もし激辛料理を食べに行こうと誘われたら、慣れるまでは一緒に楽しむことは難しいかもしれない。
「耀耀はなにが苦手なの?」
「んー……辛味の強すぎるものと……そうですね、徹夜が苦手ですね」
「徹夜が苦手って、かわいい」
「え、かわいいですか? 私は毎朝、卯の刻の朝五時には起床するので、亥の刻の二十二時を過ぎると、どうしても眠くなってしまうんですよ」
睡眠時間が短いと、仕事中に集中力が低下し、周囲に迷惑をかけてしまう可能性もある。そのため、できる限り十分な睡眠時間を確保するように心がけている。
「そういえば、前に夜遅くまで麺を作っていたときがあったけど、大変だったんじゃない?」
楚月にそう指摘され、春鶯は思わず苦笑した。それは、元継母である趙嬌の陰湿な嫌がらせが原因だった。趙嬌は、春鶯が翌日の朝食のために蔵に保管していた食材をわざと台無しにし、朝餉の提供に深刻な支障を来たそうとしたのだ。食材を買いに走ろうにも、すでに店は閉まっている時間帯で、まさに絶体絶命の状況だった。
その時、春鶯は、なにもないよりはましだと開き直り、自分で麺を準備しようと決意した。ひたすら麺を捏ね続けた。捏ねて捏ねて捏ねまくった。麺づくり自体、慣れているとはいえ、量が量だったのであの時は本当に大変だった。
「ああ、確かにあの日は眠気も感じましたが、それ以上に焦りの方が大きくて、眠いどころじゃありませんでしたよ」
あんな辛い思いは二度としたくない。あの日、食材を提供してくれた楚月と月影団には、感謝してもしきれないほどの恩義を感じている。
「夜の公演はどうしても遅くなるから、眠くなったら遠慮せずに先に休んでいいんだからね? 耀耀の寝顔を楽しみに、俺は頑張るからさ」
結婚する前も、結婚してからも、楚月は変わらず春鶯のことを慮ってくれる。慈しんでくれる。そんな楚月の優しさに触れるたびに、春鶯はますます愛情を深めていく。こんなにも人を気遣ってくれる人と結婚できたのだから、甘えすぎて自堕落な生活にならないか、少し心配になる。
しかし、楚月ならば、そんな春鶯の未熟な部分もきっと受け入れてくれるだろうという安心感もあった。
「ありがとうございます。でも、これから何度もそういう機会はあるでしょうし、そのうち、私の寝顔も見飽きちゃいますよ?」
「都度、耀耀の寝顔で幸せを噛み締めるから、心配しなくても絶対に飽きないよ。けど、もし我慢できなくなって、寝込みを襲ってしまったらごめん」
「別に我慢しなくてもいいんですよ?」
「えっ」
驚いた表情の楚月を見て、「私たちは、夫婦ですから」と微笑みながら付け加えた。楚月には、我慢だけはしてほしくないと思っていた。正直に打ち明けてほしい。
「昨日も言ったじゃないですか。体力には自信があるって」
「……耀耀は時々、大胆になるなぁ」
「経験不足で恥ずかしいですが、体力だけはあるので、楚月さんをきっと満足させてあげられる気がします」
「それならさ、今すぐ襲っていい?」
楚月の目つきが急に鋭くなり、春鶯の真上から覆いかぶさろうとする。それを察知した襦袢姿の春鶯は、咄嗟に横に転がり、体勢を立て直した。
「お腹が空いたので、今はダメで~す♡」
「あれっ、さっきと言うこと違うような……?」
「ふふ、気のせいですよ?」
昨日の夕餉は軽く済ませただけだったので、今の春鶯はなによりも食欲を満たしたいと思っていた。春鶯のお腹は「ググゥ……」と盛大な音を立てて鳴り響く。その音を聞いた楚月は、思わず吹き出したほどだ。
「仕方ないな。腹ごしらえしに行こう」
「すぐに着替えますから、あっちを向いていてください」
「昨夜、散々肌を見せ合った仲なのに、どうして恥ずかしいの?」
「楚月さん?」
「はい、すいません。そっちを向きます」
着替えている春鶯の様子を、目に焼きつけようとした楚月だったが、珍しく冷ややかな視線に気づき、慌てて体の向きを変えた。楚月も薄手の衣から長袍に着替えた。
朝餉をたらふく食べた後、二人は部屋で少し休憩してから、賑やかな町へと繰り出した。
「楓流軒のお客さまは、濃い味を好まれる方が多いので、私も自然と濃い味付けに慣れ親しんでいますね」
南から来た宿泊客の中には、時々薄味を希望する者もいる。そのような場合には、厨房に竹紙を置いておき、料理を担当する父親に伝えるようにしている。
「一緒だ」
「ふふ。味の好みが近いと、なんだか嬉しいですね?」
「うん。だけど、もしも違ったとしても、俺はきみに合わせるけどね」
好きだから合わせたい、と率直に言われてしまうと、春鶯も同じように楚月に合わせたいという気持ちが沸き上がってくる。
「私も楚月さんに合わせたいので、これだけは合わせてほしい! というものがあれば、遠慮なく主張してくださいね?」
「俺に合わせてくれるの?」
「……私にできることなら、なんでも。ああ、でも、どうしても苦手なものは、少し時間がかかるかもしれませんけど……」
例えば、辛すぎるものはそこまで得意ではないので、もし激辛料理を食べに行こうと誘われたら、慣れるまでは一緒に楽しむことは難しいかもしれない。
「耀耀はなにが苦手なの?」
「んー……辛味の強すぎるものと……そうですね、徹夜が苦手ですね」
「徹夜が苦手って、かわいい」
「え、かわいいですか? 私は毎朝、卯の刻の朝五時には起床するので、亥の刻の二十二時を過ぎると、どうしても眠くなってしまうんですよ」
睡眠時間が短いと、仕事中に集中力が低下し、周囲に迷惑をかけてしまう可能性もある。そのため、できる限り十分な睡眠時間を確保するように心がけている。
「そういえば、前に夜遅くまで麺を作っていたときがあったけど、大変だったんじゃない?」
楚月にそう指摘され、春鶯は思わず苦笑した。それは、元継母である趙嬌の陰湿な嫌がらせが原因だった。趙嬌は、春鶯が翌日の朝食のために蔵に保管していた食材をわざと台無しにし、朝餉の提供に深刻な支障を来たそうとしたのだ。食材を買いに走ろうにも、すでに店は閉まっている時間帯で、まさに絶体絶命の状況だった。
その時、春鶯は、なにもないよりはましだと開き直り、自分で麺を準備しようと決意した。ひたすら麺を捏ね続けた。捏ねて捏ねて捏ねまくった。麺づくり自体、慣れているとはいえ、量が量だったのであの時は本当に大変だった。
「ああ、確かにあの日は眠気も感じましたが、それ以上に焦りの方が大きくて、眠いどころじゃありませんでしたよ」
あんな辛い思いは二度としたくない。あの日、食材を提供してくれた楚月と月影団には、感謝してもしきれないほどの恩義を感じている。
「夜の公演はどうしても遅くなるから、眠くなったら遠慮せずに先に休んでいいんだからね? 耀耀の寝顔を楽しみに、俺は頑張るからさ」
結婚する前も、結婚してからも、楚月は変わらず春鶯のことを慮ってくれる。慈しんでくれる。そんな楚月の優しさに触れるたびに、春鶯はますます愛情を深めていく。こんなにも人を気遣ってくれる人と結婚できたのだから、甘えすぎて自堕落な生活にならないか、少し心配になる。
しかし、楚月ならば、そんな春鶯の未熟な部分もきっと受け入れてくれるだろうという安心感もあった。
「ありがとうございます。でも、これから何度もそういう機会はあるでしょうし、そのうち、私の寝顔も見飽きちゃいますよ?」
「都度、耀耀の寝顔で幸せを噛み締めるから、心配しなくても絶対に飽きないよ。けど、もし我慢できなくなって、寝込みを襲ってしまったらごめん」
「別に我慢しなくてもいいんですよ?」
「えっ」
驚いた表情の楚月を見て、「私たちは、夫婦ですから」と微笑みながら付け加えた。楚月には、我慢だけはしてほしくないと思っていた。正直に打ち明けてほしい。
「昨日も言ったじゃないですか。体力には自信があるって」
「……耀耀は時々、大胆になるなぁ」
「経験不足で恥ずかしいですが、体力だけはあるので、楚月さんをきっと満足させてあげられる気がします」
「それならさ、今すぐ襲っていい?」
楚月の目つきが急に鋭くなり、春鶯の真上から覆いかぶさろうとする。それを察知した襦袢姿の春鶯は、咄嗟に横に転がり、体勢を立て直した。
「お腹が空いたので、今はダメで~す♡」
「あれっ、さっきと言うこと違うような……?」
「ふふ、気のせいですよ?」
昨日の夕餉は軽く済ませただけだったので、今の春鶯はなによりも食欲を満たしたいと思っていた。春鶯のお腹は「ググゥ……」と盛大な音を立てて鳴り響く。その音を聞いた楚月は、思わず吹き出したほどだ。
「仕方ないな。腹ごしらえしに行こう」
「すぐに着替えますから、あっちを向いていてください」
「昨夜、散々肌を見せ合った仲なのに、どうして恥ずかしいの?」
「楚月さん?」
「はい、すいません。そっちを向きます」
着替えている春鶯の様子を、目に焼きつけようとした楚月だったが、珍しく冷ややかな視線に気づき、慌てて体の向きを変えた。楚月も薄手の衣から長袍に着替えた。
朝餉をたらふく食べた後、二人は部屋で少し休憩してから、賑やかな町へと繰り出した。
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