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序章 終わりと始まり
体質の自覚 上
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家に帰るとちょうど母さんが買い物から帰ってきたところだった。玄関で靴を脱いでいるところに出くわした。
直弥に行われたとおり、母さんに俺の周りでおかしなことが起こっていないか聞くことにした。
「母さん、ちょっといい?」
「別にいいけど、何よ」
母さんの機嫌がよさそうで良かった。
もし機嫌が悪ければ、話をすることが不可能になっていた。
「この家で普通とは思えないことってあったりする?」
俺がそういうと、母さんはいきなり顔を伏せ、肩をふるわせた。
母さんのこの行動の意味が分からずただ眺めていた。少しすると、顔を勢いよくあげ肩を力強く捕まれた。
「やっと、自覚したの!」
「自覚って何を?」
「何って、あんたのその爬虫類を引き寄せる体質よ! それに気が付いたから、私に聞いてきたんでしょ?」
全く知らなかった。俺の周りにはいつもヤモリやカエルや亀がいた。それが普通のことだと思っていた。
しかし、昨日の直也の反応で、初めてそれが変かもしれないと気が付いた。
「…もしかして、まだ分かってないわけ?」
「分かるも何も、爬虫類が側にいるのは当たり前じゃないの? 猫が寄ってくる人だっているわけだし」
「あんたはそういう人の比じゃないくらいのホイホイなんだから」
その後、母さんは俺の体質によって初めて起こったときのことを語った。
「あんたがまだ一歳にもなっていないころ、ベビーベッドであんたを寝かしつけていたときにベッドの下を何かが動いた気がしたの。
恐る恐る覗いてみると下には大量の蛇が這っていたわ。
すごく驚いたし、部屋の中に蛇がいる何て経験そうそうすることがないから、どうしたらいいのか分からなくてパニックになったわ。
他にも、その数年後に私がテレビを見てくつろいでいるときにあんたは庭で遊んでた。
一人で楽しく遊んでるのが分かるくらいに声を上げて笑ってたわ。
何が楽しいのか見に行ってみると、庭一面カエルでいっぱいだった。
足の踏み場がないほどにカエルが集まっていたわ。
あんたはそのカエルの集団の中で頭や肩や腕にカエルを乗せながら遊んでた。
そのときには、あんたの異常な体質が分かってきてたから、そんなには驚かなかったわよ。…」
他にも俺の体質に関する愚痴を言われた。
これまでの鬱憤がたまっていたのだろう一時間は話し続けていた。
俺がいきなり自分の体質について思い出していたのは、竜王として異世界に呼ばれたことを現実逃避するためだった。
直弥に行われたとおり、母さんに俺の周りでおかしなことが起こっていないか聞くことにした。
「母さん、ちょっといい?」
「別にいいけど、何よ」
母さんの機嫌がよさそうで良かった。
もし機嫌が悪ければ、話をすることが不可能になっていた。
「この家で普通とは思えないことってあったりする?」
俺がそういうと、母さんはいきなり顔を伏せ、肩をふるわせた。
母さんのこの行動の意味が分からずただ眺めていた。少しすると、顔を勢いよくあげ肩を力強く捕まれた。
「やっと、自覚したの!」
「自覚って何を?」
「何って、あんたのその爬虫類を引き寄せる体質よ! それに気が付いたから、私に聞いてきたんでしょ?」
全く知らなかった。俺の周りにはいつもヤモリやカエルや亀がいた。それが普通のことだと思っていた。
しかし、昨日の直也の反応で、初めてそれが変かもしれないと気が付いた。
「…もしかして、まだ分かってないわけ?」
「分かるも何も、爬虫類が側にいるのは当たり前じゃないの? 猫が寄ってくる人だっているわけだし」
「あんたはそういう人の比じゃないくらいのホイホイなんだから」
その後、母さんは俺の体質によって初めて起こったときのことを語った。
「あんたがまだ一歳にもなっていないころ、ベビーベッドであんたを寝かしつけていたときにベッドの下を何かが動いた気がしたの。
恐る恐る覗いてみると下には大量の蛇が這っていたわ。
すごく驚いたし、部屋の中に蛇がいる何て経験そうそうすることがないから、どうしたらいいのか分からなくてパニックになったわ。
他にも、その数年後に私がテレビを見てくつろいでいるときにあんたは庭で遊んでた。
一人で楽しく遊んでるのが分かるくらいに声を上げて笑ってたわ。
何が楽しいのか見に行ってみると、庭一面カエルでいっぱいだった。
足の踏み場がないほどにカエルが集まっていたわ。
あんたはそのカエルの集団の中で頭や肩や腕にカエルを乗せながら遊んでた。
そのときには、あんたの異常な体質が分かってきてたから、そんなには驚かなかったわよ。…」
他にも俺の体質に関する愚痴を言われた。
これまでの鬱憤がたまっていたのだろう一時間は話し続けていた。
俺がいきなり自分の体質について思い出していたのは、竜王として異世界に呼ばれたことを現実逃避するためだった。
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