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蛇石の封印
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恋愛ドラマが大好きなあいりが一番気になっている恋愛模様。
そんな、彼女がリアルで長期に渡って気になっている事。
それは勿論あゆみとひみかの間についてだ。
あゆみは彼女の従兄弟で幼い頃から一緒に育ってきた。
ひみかも同じくらい長い付き合いの親友同士。
この二人の関係をずっと身近で見てきていて、しかも他人の恋愛事情が大好きないまりが気にしないわけないのだ。
ただ、あゆみは金鞠家の血筋が影響しているのだろうか、いまりの能力が効かない。
それは、半分妖怪の血が流れているひみかも同様。
二人の胸中を知る術がない。
だからこそ、余計に気になってしまうのだ。
お互いに好意を抱いていることは分かる。
ただ、それがどれほどのものなのか。
どの様な種類なのかが量りかねた。
勿論、いまりが気にかけているのは、二人の恋愛に発展するようなものなのかだ。
あゆみは分かりやすい。はっきり気持ちを聞いたわけではないがひみかを恋愛対象と手見ているのは明白だった。
が、ひみかの気持ちがわからない。
彼女等の関係性を考えれば、それは家族愛、兄弟愛、友愛などどれでも当て嵌まる。事実、ひみかはあゆみに対して「好きだ」と言いながら、表向き姉のような態度で接している。
それが、ひみかの本心なのか。照れ隠しなのか分からない。
長年見守ってきたいまりも流石にしびれをきらしてきた。
そして何とかこの関係を進展させる術はないかと思案を巡らせているところなのである。
「でもさ。それでいいの?もう高校生になるんだし、彼ピ作ろうなんて思わないの?私たち女子高生だよ、女子高生。別に男の人嫌いって訳でもないでしょうに」
それに対してひみかは寂しいような、悲しいような、表情を見せて言った。
「別に男性が嫌いって訳じゃないよ。でもね、私は半分雪女なんだ」
「うん。それは知ってるけど。それがどうかしたの?」
「雪女っていうのはね。昔から魔性の者と言われている。男を惑わし最後には命を取る存在なんだよ」
「そんなの、言い伝えでしょ。だって、ひみは雪女がお母さんでお父さんが人間。問題なく生まれて暮らしてきたんじゃないの」
「まあね。私が生まれて暫くは何事もなかったんだ。でも、ある日父さんは雪崩に巻き込まれて死んだんだ。雪のせいで命を奪われたんだよ」
「そ、それって……」
「幼い頃の事だし、実際の状況は私の良く分からない。勿論、それが母さんのせいだとは思わないよ。でも雪女の母さんと一緒になった父さんが雪で死んだ。それも事実なんだ」
「考えすぎとは思うけどなあ」
いまりは口にしながらその言葉の内容に根拠がある訳ではない。
その事が彼女の心に棘のようにしてひっかかっているのかもしれない。
「私、連れ去られそうになったことあったの覚えているかい」
「ああ、あったねー。そんなこと」
小学校2年のことだったか。
子供何人かで近所の公園を起点にしてかくれんぼをすることになった。
そんな、彼女がリアルで長期に渡って気になっている事。
それは勿論あゆみとひみかの間についてだ。
あゆみは彼女の従兄弟で幼い頃から一緒に育ってきた。
ひみかも同じくらい長い付き合いの親友同士。
この二人の関係をずっと身近で見てきていて、しかも他人の恋愛事情が大好きないまりが気にしないわけないのだ。
ただ、あゆみは金鞠家の血筋が影響しているのだろうか、いまりの能力が効かない。
それは、半分妖怪の血が流れているひみかも同様。
二人の胸中を知る術がない。
だからこそ、余計に気になってしまうのだ。
お互いに好意を抱いていることは分かる。
ただ、それがどれほどのものなのか。
どの様な種類なのかが量りかねた。
勿論、いまりが気にかけているのは、二人の恋愛に発展するようなものなのかだ。
あゆみは分かりやすい。はっきり気持ちを聞いたわけではないがひみかを恋愛対象と手見ているのは明白だった。
が、ひみかの気持ちがわからない。
彼女等の関係性を考えれば、それは家族愛、兄弟愛、友愛などどれでも当て嵌まる。事実、ひみかはあゆみに対して「好きだ」と言いながら、表向き姉のような態度で接している。
それが、ひみかの本心なのか。照れ隠しなのか分からない。
長年見守ってきたいまりも流石にしびれをきらしてきた。
そして何とかこの関係を進展させる術はないかと思案を巡らせているところなのである。
「でもさ。それでいいの?もう高校生になるんだし、彼ピ作ろうなんて思わないの?私たち女子高生だよ、女子高生。別に男の人嫌いって訳でもないでしょうに」
それに対してひみかは寂しいような、悲しいような、表情を見せて言った。
「別に男性が嫌いって訳じゃないよ。でもね、私は半分雪女なんだ」
「うん。それは知ってるけど。それがどうかしたの?」
「雪女っていうのはね。昔から魔性の者と言われている。男を惑わし最後には命を取る存在なんだよ」
「そんなの、言い伝えでしょ。だって、ひみは雪女がお母さんでお父さんが人間。問題なく生まれて暮らしてきたんじゃないの」
「まあね。私が生まれて暫くは何事もなかったんだ。でも、ある日父さんは雪崩に巻き込まれて死んだんだ。雪のせいで命を奪われたんだよ」
「そ、それって……」
「幼い頃の事だし、実際の状況は私の良く分からない。勿論、それが母さんのせいだとは思わないよ。でも雪女の母さんと一緒になった父さんが雪で死んだ。それも事実なんだ」
「考えすぎとは思うけどなあ」
いまりは口にしながらその言葉の内容に根拠がある訳ではない。
その事が彼女の心に棘のようにしてひっかかっているのかもしれない。
「私、連れ去られそうになったことあったの覚えているかい」
「ああ、あったねー。そんなこと」
小学校2年のことだったか。
子供何人かで近所の公園を起点にしてかくれんぼをすることになった。
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