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10度:抑えきれない欲求
35話
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なかなか会えないと、少し不安になる。相手も同じ気持ちかどうか。
こうやってはっきりと言ってもらえると、自信が持てる。優希の親友だと…。
「私も嬉しいよ。京香がそう思ってくれていて」
改めて確認するのもおかしな話だが、言葉にして伝えると、相手の思っていることが知れて嬉しい。
優希との友情がこれからも長く続くことを願った。
「ふふ。なんかニヤけちゃうね」
女友達と過ごす時間はとても楽しい。居心地が良くて。素の自分を解放できる。
久しぶりに友達と過ごして、そんなことを思った。
「京香は彼氏とどうなの?将来の話とかしてるの?」
私はまだ慧くんとそこまで話せていない。
いつか…とは思う。もちろん慧くんと。
「まだ将来の話はしてない。彼も若いし、私も初めて彼氏ができたから、それだけで浮かれてた」
優希にバカだと思われたかもしれない。良い大人が何も考えずにお付き合いしていることを。
恥ずかしい。浮かれていた自分が。そろそろ真面目に将来のことについて考えようと肝に銘じた。
「そっか。その気持ち分かる。私も今の彼とお付き合いできて浮かれちゃったもん。彼の方が大人だから、色々考えてくれてるって感じだからさ」
誰しも誰かを好きになると、恋の熱に浮かされて、周りが見えなくなってしまう。
優希も同じだと知り、私だけじゃないということが分かって安心した。
「そうなの?皆そんな感じなのかな?」
今まで恋愛経験がないため、こんな感覚は初めてで。
知らなかった感覚を知り、皆はずっとこんな感覚を味わってきたんだと感動した。
「そんな感じだよ。好きな人ができたら、その人のことしか考えられなくなっちゃうもん」
その言葉を聞き、安心した。
せっかくなので、悩みも打ち明けてみることにした。私より経験豊富な優希に。
「あのさ、優希って彼氏とした後、悶々とすることある…?」
直球で聞けなかったので、言葉を濁して聞いてみた。
意図を理解した優希は、真面目に答えてくれた。
「うーん…、どうだろう?私は今の彼と同棲してるけど、そんなにしないからなんとも」
つまりこれって…、私がおかしいってことだろうか。
今まで経験がなかっただけで、どうやら私はそういったことをするのが好きなタイプの人間みたいだ。
「そっか…。私、異常なのかな?」
私が不安そうに聞くと、優希がすぐに否定してくれた。
「それは違うよ。きっと彼氏さんが京香をたくさん愛してくれてるからだよ。その愛がちゃんと京香に伝わってるから、京香ももっと欲しいってなるんだよ」
優希の言葉を聞いて、感動した。そういう綺麗な捉え方もあるんだなと思った。
「言い方を変えれば、それって彼氏さんが上手いってことだけどね。だからもっとしたくなるのもあるのかもしれないね」
優希が急にぶっ込んできた。私はそれにどう反応したらいいか分からず、耳まで真っ赤になってしまった。
「そう…かもしれない。優希はどうなの?」
この際だから、聞いてみた。この機会じゃないと、聞けないから。
「上手いか下手かで言えば、上手いよ。でも彼も私もそんなにしたいって人じゃないから、軽いスキンシップくらいで満足してるかな」
優希は私と違って経験がある分、余裕がある。
だから、私より大人な付き合い方ができているのかもしれない。
「そうなんだ…。好きな人とだったら、一緒に居られるだけで幸せだよね」
紛れもない本音だ。私だってスキンシップだけでも幸福感を味わえる。
でもそれ以上を知ってしまった私は、刺激が欲しくて物足りない。この乾きはこの先も続くと思う。あなたが教えてくれた熱だから。
「京香、人それぞれだよ。付き合うカップルによって、それぞれの形があるから。京香がそれで幸せなら、それでいいんだよ」
人と比べる必要なんてない。当人がそれで幸せなら、それでいい。優希の言葉を聞いて、安心した。私は私で良くて。これが慧くんとの愛の形なのだと。
「そうだよね。自分達らしくいればいいんだよね」
心に抱えていたものがなくなった瞬間、急に慧くんに会いたくなってきた。
優希と解散したら、慧くんの元へ会いに行こうと思う。
「うん。そうだよ。実際、女性は付き合う男性によって、変わるからね」
どういう意味だろうか。優希の言葉の意図が分からなかった。
「どういうこと?」
「付き合う男性が上手いと相手のことが欲しくなるけど、下手だと地獄のように感じて、欲しないってこと」
経験がない私には比較対象がないため、そう言われても分からない。
でももし、とても愛を感じなかったから、それはとても辛い。心も身体も。
そう思うと、地獄という言葉は間違いないと思った。そんなの欲しないのは当然だ。
「なるほど。優希はそういう経験があるの?」
踏み込み過ぎたかもしれないが、思い切って聞いてみた。経験がないと、実感がこもって言えないと思うから。
「あるよ。実際、なんでも相性ってあると思うから」
相性…か。慧くんしか知らない私には、まだよくその点が分からない。人として合う合わないは分かるが、皆よくそういったことが分かるなと思う。それだけ経験があるということだろう。
「相性か…。私はよく分からないかも。比較対象がないし」
「それはそうかもしれないけど、京香は一発で良い人を当ててるから、すごいことだよ」
確かになかなかないことだと思う。それでも分からないことは分からない。
でも私は知らなくていい。慧くんが大好きだから。
「そうだね。運に感謝しないと…」
込み入った話をしている途中で、店員さんが食べ物を運びに来た。
会話の内容がアレなので、一旦、会話を中断し、店員さんが去るまで待った。
「なんかこういう話をしてると、彼氏に会いたくなるね」
優希がボソッと言った。優希も同じことを思っていたみたいだ。
「うん。会いたい。同じ気持ちでいてくれてるといいな」
慧くんも会いたいと思ってくれてるかな。同じ気持ちでいると信じた。
「同じ気持ちでいてくれてると思う。だってお互いに好きだから」
想い合えるってとても奇跡なことで。この運があったからこそ、今こうしてその奇跡を味わうことができている。
私には数少ない運。その中でも素敵な人に出会えることができた。本当に奇跡に感謝だ。
「そうだね。お互いにちゃんと想い合っているからね」
「うん。お互いにちゃんと想い合っていたら、それだけで大丈夫」
その気持ちを失ってしまった時、二人の関係は終わる。
私達にはまだないと思うが、いつか冷めてしまう日がくるかもしれない。永遠なんてないから。
それでも、慧くんとはずっと甘い雰囲気を保てる関係でいたい。
「そうだね。それだけで充分だね」
友達とこうして彼氏について語れる日がくるなんて思わなかった。こんなふうに語れて嬉しい。
これからも優希とこんなふうに語りたい。近いうちにまた優希と色んなことを喋りたいので、今度は自分から誘おうと思う。
「…ランチを終えたら、今日は解散しよっか。お互い彼氏に会いたいし」
優希も我慢できないみたいだ。私も会いたいと思っていたので、お互いに自分の気持ちを優先することにした。
「そうだね。そうしよっか」
でもまだ優希との時間を楽しみたい。せっかく久しぶりに会えたのだから。
「でも京香ともう少し一緒に居たいけどね」
優希もそう思ってくれていて、嬉しかった。やっぱり女友達っていいなと思った。
こうやってはっきりと言ってもらえると、自信が持てる。優希の親友だと…。
「私も嬉しいよ。京香がそう思ってくれていて」
改めて確認するのもおかしな話だが、言葉にして伝えると、相手の思っていることが知れて嬉しい。
優希との友情がこれからも長く続くことを願った。
「ふふ。なんかニヤけちゃうね」
女友達と過ごす時間はとても楽しい。居心地が良くて。素の自分を解放できる。
久しぶりに友達と過ごして、そんなことを思った。
「京香は彼氏とどうなの?将来の話とかしてるの?」
私はまだ慧くんとそこまで話せていない。
いつか…とは思う。もちろん慧くんと。
「まだ将来の話はしてない。彼も若いし、私も初めて彼氏ができたから、それだけで浮かれてた」
優希にバカだと思われたかもしれない。良い大人が何も考えずにお付き合いしていることを。
恥ずかしい。浮かれていた自分が。そろそろ真面目に将来のことについて考えようと肝に銘じた。
「そっか。その気持ち分かる。私も今の彼とお付き合いできて浮かれちゃったもん。彼の方が大人だから、色々考えてくれてるって感じだからさ」
誰しも誰かを好きになると、恋の熱に浮かされて、周りが見えなくなってしまう。
優希も同じだと知り、私だけじゃないということが分かって安心した。
「そうなの?皆そんな感じなのかな?」
今まで恋愛経験がないため、こんな感覚は初めてで。
知らなかった感覚を知り、皆はずっとこんな感覚を味わってきたんだと感動した。
「そんな感じだよ。好きな人ができたら、その人のことしか考えられなくなっちゃうもん」
その言葉を聞き、安心した。
せっかくなので、悩みも打ち明けてみることにした。私より経験豊富な優希に。
「あのさ、優希って彼氏とした後、悶々とすることある…?」
直球で聞けなかったので、言葉を濁して聞いてみた。
意図を理解した優希は、真面目に答えてくれた。
「うーん…、どうだろう?私は今の彼と同棲してるけど、そんなにしないからなんとも」
つまりこれって…、私がおかしいってことだろうか。
今まで経験がなかっただけで、どうやら私はそういったことをするのが好きなタイプの人間みたいだ。
「そっか…。私、異常なのかな?」
私が不安そうに聞くと、優希がすぐに否定してくれた。
「それは違うよ。きっと彼氏さんが京香をたくさん愛してくれてるからだよ。その愛がちゃんと京香に伝わってるから、京香ももっと欲しいってなるんだよ」
優希の言葉を聞いて、感動した。そういう綺麗な捉え方もあるんだなと思った。
「言い方を変えれば、それって彼氏さんが上手いってことだけどね。だからもっとしたくなるのもあるのかもしれないね」
優希が急にぶっ込んできた。私はそれにどう反応したらいいか分からず、耳まで真っ赤になってしまった。
「そう…かもしれない。優希はどうなの?」
この際だから、聞いてみた。この機会じゃないと、聞けないから。
「上手いか下手かで言えば、上手いよ。でも彼も私もそんなにしたいって人じゃないから、軽いスキンシップくらいで満足してるかな」
優希は私と違って経験がある分、余裕がある。
だから、私より大人な付き合い方ができているのかもしれない。
「そうなんだ…。好きな人とだったら、一緒に居られるだけで幸せだよね」
紛れもない本音だ。私だってスキンシップだけでも幸福感を味わえる。
でもそれ以上を知ってしまった私は、刺激が欲しくて物足りない。この乾きはこの先も続くと思う。あなたが教えてくれた熱だから。
「京香、人それぞれだよ。付き合うカップルによって、それぞれの形があるから。京香がそれで幸せなら、それでいいんだよ」
人と比べる必要なんてない。当人がそれで幸せなら、それでいい。優希の言葉を聞いて、安心した。私は私で良くて。これが慧くんとの愛の形なのだと。
「そうだよね。自分達らしくいればいいんだよね」
心に抱えていたものがなくなった瞬間、急に慧くんに会いたくなってきた。
優希と解散したら、慧くんの元へ会いに行こうと思う。
「うん。そうだよ。実際、女性は付き合う男性によって、変わるからね」
どういう意味だろうか。優希の言葉の意図が分からなかった。
「どういうこと?」
「付き合う男性が上手いと相手のことが欲しくなるけど、下手だと地獄のように感じて、欲しないってこと」
経験がない私には比較対象がないため、そう言われても分からない。
でももし、とても愛を感じなかったから、それはとても辛い。心も身体も。
そう思うと、地獄という言葉は間違いないと思った。そんなの欲しないのは当然だ。
「なるほど。優希はそういう経験があるの?」
踏み込み過ぎたかもしれないが、思い切って聞いてみた。経験がないと、実感がこもって言えないと思うから。
「あるよ。実際、なんでも相性ってあると思うから」
相性…か。慧くんしか知らない私には、まだよくその点が分からない。人として合う合わないは分かるが、皆よくそういったことが分かるなと思う。それだけ経験があるということだろう。
「相性か…。私はよく分からないかも。比較対象がないし」
「それはそうかもしれないけど、京香は一発で良い人を当ててるから、すごいことだよ」
確かになかなかないことだと思う。それでも分からないことは分からない。
でも私は知らなくていい。慧くんが大好きだから。
「そうだね。運に感謝しないと…」
込み入った話をしている途中で、店員さんが食べ物を運びに来た。
会話の内容がアレなので、一旦、会話を中断し、店員さんが去るまで待った。
「なんかこういう話をしてると、彼氏に会いたくなるね」
優希がボソッと言った。優希も同じことを思っていたみたいだ。
「うん。会いたい。同じ気持ちでいてくれてるといいな」
慧くんも会いたいと思ってくれてるかな。同じ気持ちでいると信じた。
「同じ気持ちでいてくれてると思う。だってお互いに好きだから」
想い合えるってとても奇跡なことで。この運があったからこそ、今こうしてその奇跡を味わうことができている。
私には数少ない運。その中でも素敵な人に出会えることができた。本当に奇跡に感謝だ。
「そうだね。お互いにちゃんと想い合っているからね」
「うん。お互いにちゃんと想い合っていたら、それだけで大丈夫」
その気持ちを失ってしまった時、二人の関係は終わる。
私達にはまだないと思うが、いつか冷めてしまう日がくるかもしれない。永遠なんてないから。
それでも、慧くんとはずっと甘い雰囲気を保てる関係でいたい。
「そうだね。それだけで充分だね」
友達とこうして彼氏について語れる日がくるなんて思わなかった。こんなふうに語れて嬉しい。
これからも優希とこんなふうに語りたい。近いうちにまた優希と色んなことを喋りたいので、今度は自分から誘おうと思う。
「…ランチを終えたら、今日は解散しよっか。お互い彼氏に会いたいし」
優希も我慢できないみたいだ。私も会いたいと思っていたので、お互いに自分の気持ちを優先することにした。
「そうだね。そうしよっか」
でもまだ優希との時間を楽しみたい。せっかく久しぶりに会えたのだから。
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