箱檻（ハコオリ）

僕の世界

ガタッ・・ガタッ・・そんなうるさい物音で起きた、僕の名前は゛リュウ゛みんなからはそう呼ばれてるからそう名乗ってるだけだ
リュウ「うるさいぞ、もう少し静かにできないのか、」不機嫌にいうと、近くで、作業している様子の友人゛アラン゛がいた
アラン「ごめんごめん、起きたか」悪気もなく作業を続けている様子だった、僕は少しイラッとして、ベットから降りる
リュウ「なんの作業してるんだよ」そう問いかけるとアランはニコって笑う
アラン「動物の皮剥ぎ取りだよ、これが儲かるんだよ一番なんせ、みんな皮が大事だと考えてるやつが多いからな」そうニコニコ伝えてきた、僕はそれにため息つく
リュウ「こんなものがねぇ・・・・」そう目をアランの持ってる動物の死骸へと目を向ける、
アランは視線を動物の死骸に戻して、静かな口調に戻す
アラン「お前は珍しいよな、ねるたいぷなんて、皆は２４時間起きててもなんともないというのにさ、」さくさくと作業しながらコンプレックスを言ってきた、そんなことはわかってる、人とは違うことはぼくがいちばんわかってる、僕が寝てる間もみんな仕事してるし動いてる、いわゆる、ここは眠らない街・・・眠ることが不思議な街
リュウ「そんなことわかってて匿ってくれてるんだろ」僕は一度捕まえられてことがある、いわゆるいわゆる実験だ、それを助けてくれたのがアラン。あの、実験後僕は自分の名前も年齢すらもわからない、あらん自身もわからないみたいだ、【コトコト・・・ガタッガタッ】とやっていた物音が静かになった
アラン「でも、そろそろ上の奴らが探ってるみたいなんや、リュウ・・お前も気をつけろ次捕まったら俺たちは命はない」そう長い黒髪をなびかせながら警告してきた、目は赤い目で強い威圧感が感じられる　ゾクッとつい怯えてしまった
リュウ「わかってるよ・・・けれど、自分が何者なのか知りたいんだ、アラン知りたいと思わないのか？僕達は何者だったのか」そうすこしかすれ声みたいにいうと、アランは優しく笑う
アラン「何者・・・だったか、たしかにそう思ってた時期も合ったな、けれど時間が経てば立つほど俺じゃなくなっていく感覚・・こわいんだよ、すべてを忘れてしまうんじゃないかって」その言ってる手には動物の死骸の皮が破れかけるほどの強い力が込められてるのがわかった、僕はそれに対して何も言えなかったいや言う資格がないという方が正しいのだろう
リュウ「・・・」つい数秒間をあけてしまった、それがいけなかったんだろうか、アランは作りかけの動物の死骸を離しバックにいれてあった完成品をもつ
アラン「ちょい、俺は予定あるから行くわ」そういい立ち上がる、僕は何も言えなかった
リュウ「アラン・・・怖くないのか？？いつか本当の自分でなくなってしまうことを止めたくないのか・・・」再度聞くと、アランは軽く笑う
アラン「だいぶ忘れかけてるからな、怖いけど不思議なことにそれとは逆に安心する気持ちにもなるんだよぁあ・・これで解放されるんだって」どこか遠い目をしていたようにかんじるけれど、僕はその時のアランを止めなかったことを後悔することになる、アランは夜になっても一年過ぎても２年過ぎても帰ってこなかった
リュウ「・・・どこにいるんだよ・・・」僕は待つだけでは限界だっただから探すことにした、リュックにナイフ、ロープ、ライター、服などを詰め込んで親しみ慣れた家を離れるきっと、もう待っていても戻ってこないそう思ったのだ、僕は思いっきりガチャとドアを開けるすると、目の前にフードの被った複数人の男がいた
A「リュウお前を確保する」そう伝えられ、瞬くもなく取り押さえられた、
リュウ「な、なんなんだよ！離せよ！」そうもがいてもビクともしない、フードBが僕の腕に何かを指す【ザクッ】と、おとをたてる
リュウ「う、うぐぅ・・・・」意識が飛びかけた瞬間ふわっと人影が見えた
A「うわ、お前っなんグハッ」
B「な、なにをす___グバ」バタバタと倒れて言って僕から離れるのがわかる少女のようにもおもえるきれいな銀色の髪で金の目をしたとても美しい・・
リュウ「だ、だれだ・・・」そこで僕の意識が途切れてしまう、

目を覚めるとどこかのベットに寝かされていた
僕はバッと起き上がり、荷物がそばにあり安堵をする、ここはどころだろうと周りを見渡していると、意識が途切れる前の少女が立っていた
ショートカットだろうか、細身でどうやって倒せたのかわからないくらい可憐だ
少女「目が覚めたか、薬は抜けてある」そう淡々と伝えていた、僕ははっきりいって助けてもらったとはいえ警戒をしていた
リュウ「なぜ、助けてくれたんだ」そう伝えると少女はブハッと笑う
少女「まずはありがとうございますだろーが、まぁ別に期待はしてないけどな」度胸もそれなりにあるようだった、なぜ知らない僕を助けてくれてのか分からなかった
少女「君は・・・コールドGに追われているらしいな不思議な奴だと聞いたぞ」こーるどGだと？初めて聞いた言葉だ、僕はついはてなマークがついてしまう、
少女「おいおい・・かなり、進行進んでるな君が実験された場所だよ」そう言われてもあの実験されたことと助けてもらったことは覚えてるがそれ以外はまるで、覚えていないのだ、
リュウ「なんで。そんなに詳しいし、僕を助けてなんのメリットがあるんだ」少女に強く問いかける、少女は静かにこちらに歩みよってきた、僕は静かにそれにたいして構える
少女「頼まれたからだよ゛アラン゛という奴に」アランだと？？？僕は目を見開いてしまった
リュウ「アランにあったのか！？アランはどこにいる！」焦り声みたいに出てしまう。少女は首を横に振る
少女「知らん、一ヶ月前に行方をくらましたよ、だから頼まれた君の元に戻ってるかも確認も含めて行ったら襲われてるわけだ」この少女はアランとかかわり合いあったが、知らないという、僕はうなだれてしまう
リュウ「お前は誰なんだよアランの」そう下を向きながら問いかけると
少女「陸田　愛（ムツダ　アイ）まぁ１６歳辺りだな私はアロンからはツダと呼ばれてる君もそう呼べ」フルネームである奴なんぞ初めて聞いた、
リュウ「フルネーム・・・ツダさんは忘れていないのか？記憶を・・・・」そう言うとツダさんはマスクだったのだろうかビリビリ破いた
睦田「私は＿＿＿＿＿＿人間だからな」そう少女の顔にはさっきの顔とは別の顔が現れたように感じた白い肌に整ってる顔・・・僕の知ってる顔とは別のように感じる
リュウ「人間・・・？僕は人ではないのか・・・？」そう、ツダさんにいうと　
睦田「君はなりかけているんだよ、ゾンビにな、コールドGの奴らのせいで」
僕は意味が分からなすぎた人でなかった・・？、その衝撃な事実は僕を修羅の道へと落としていくことになる。