ワタシハダレ

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私達は親友゛だった゛

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私達はなんでも分かち合いできる存在だと思っていた、なんでも助け合い助けにできると思っていた゛あの頃は゛私達が未熟で愚かな話をしよう。
『ピリリリリリッピリリリリリッ』机においてある目覚まし時計がなり数秒間を置いてから布団がモゾモゾし始める‥
相川「ん・・・」とゆっくり起き上がり目覚ましが置いてある机に向かい『バンッ』と止める
時計には七時と書かれてある、昨日夜ふかししてまで見ていた、ダンスのオーディションのチラシが床とかに散らばっていたそれを取るようにかき集めるジッと少し眺め、机においた
相川「ふぅ・・・」と一息つくとリビングから母の声が聞こえたか「光~ごはんたべちゃいなさいー」とすこし大きめの声が私の耳元まで響き渡った
相川「・・・・」それに返事も返さず無言でリビングに向かう母はキッチンにいてコトコトと支度とか鍋の片付けとかをしていたそれを横目にテーブルにおいてあるご飯のところへ向かう
『コトッ・・・・』と音を立てながら椅子に座るその音に気づいたのか母は一旦手を止めこちらに振り向く
母「おはよう、また夜ふかししてたの?」と問いかけてきた、箸を手につけ『コクッ』とだけ頷いて返事をする、黙々と食べるうちにあっという間に七時半になってしまった、いそいそと準備しているうちに『ピンポーン』とインターホンがなった、私はそれに出るそこには友人である゛北岡 夢゛がいた、夢はニッコリして
北岡「おはよ!準備できてる!?」と朝っぱらから元気よく問いかけてきた、それに元気良く答えるエネルギーはないため、少し眠そうな声で答える
相川「・・・・ん、できてる」とカバンを持ち直しつつ言うとグイッと腕を引っ張ってきたそれに体勢を崩しそうになり足がよろけそうになったが、腕をしっかり掴まれてたため、少し夢にもたれ掛かった、夢はその私の姿をみてクスッと笑う
北岡「も~!しっかりしてよ!」とぐいっと引っ張り直され体勢を直された
相川「ごめんごめん」そういつつ鞄をしっかり肩にかけ、夢と腕くんで学校へと向かう、
電車に乗り‥トコトコと歩いて30分くらいかけてやっと学校へとついた、
北岡「あっ!」夢は思い出したかのように急に声を張り上げた、私はその声に『ビクッ』と体を少し震わせてしまったいや正確にはビックリしたという方が正しい私は数秒間を空けて問いかける
相川「・・・・・どうしたの?」そう言うと腕組んでたのを離してこちらへと笑顔で体も向けてきた、私はハテナマークが頭の上に浮かんでしまった、夢は楽しそうか声ですぐに返答が返ってきた
北岡「今日さ!ダンスの体育あるやん!」と顔の頬を赤くしながらこちらに伝えてきた、それは、前回の体育の授業で伝えられたことだからもちろん知っている、だけど夢は忘れていたみたいだった、私は少しため息混じりで静かに返答する
相川「・・・・いやいや、それは前の授業で言われてたでしょう忘れてたの?(笑)」と言ったら夢は『確かに!』という顔で手をポンッと叩いたいや納得するんかい!と心のなかでツッコミを入れつつ教室へと向かおうとすると後ろから『ドーン』と私の背中になにかぶつかったかのような衝撃が走った。
相川「うおっとっと・・・・・・」とよろけるのを直し、軽く後ろを振り向くと友人である佐藤 静香がいた 静香は元気一杯の女の子だ
佐藤「おはよう!今日も~元気で行こう!」相変わらず耳がキーンとなるくらいの声で言ってくる、
相川「げ、元気だねぇ(笑)」と苦笑い混じりで返す 夢はあれっ?という顔をして静香に問いかけていた
北岡「あれ?・・・恵とかは?」と静香に問いかけると静香はあそこあそこと指を指した指を指した先にはもうひとりの友人の中田 恵がいた、恵は静かにこちらに歩いてきた
佐藤「もー!恵おそーい!」と問いかけると恵はその静香の行動をみてふぅ・・・と一ため息をついてから読みかけていた参考書をパタンとしめると
中田「貴方が勝手に走ったんでしょ?静香?」と小さく静かな声で言った静香はえぇ~という顔になった、なんだかんだで教室へと向かう
教室へと入るとある程度人数揃ってるのかザワザワしていた、
北岡「ん~!やっぱりダンスのある日はいい日だ!」と訳のわからないことを言い始めていた、私は苦笑いしながら席へと向かう
『コトン』と席に座るとまだ少し先生くるのに時間があったため、スマホを眺めることにした
相川「ダンス経験者か・・・ここも」と呟いてると恵みが横からノートと参考書開きっぱなしでこちらに静かに問いかけてきた
中田「なぜ、あの子に隠してるの?貴方は」と静かに核をつくかのように唐突に言ってきたついその言葉でスマホをゴトッ・・・と机の上に落としてしまった間抜けな声で
相川「・・・・え?」と答えてしまった恵はすぐに自分のノートと参考書に視線を移した、
相川「何が言いたいの・・・?」と絞り出した言葉を出したが恵は少し間をおいて答えた
中田「・・・貴方達親友なのに隠し事してるの?」と視線をこちらにもくれずに辛辣な言葉が返ってきた、私は机に落ちたスマホを片手に持ち直しつつ視線を自分のスマホを移す
相川「・・・・なんでだろうね、なぜか゛このこと゛だけは夢に言えないんだよねなんか言ってはいけない気がするんだよね」と返すと
中田「ふーん・・・」とだけ返ってきた、少し時間が経ち体育の授業の前の10分休みになった
朝の恵のあの゛言葉゛を気にしつつ 更衣室で体操着に着替えようとしていると
北岡「・・・・・!ねぇ!」と横から少し大きめに耳元で声かけられてビクッてしてしまった
相川「ん、あぁ!夢!どしたの?」と笑いごまかすと夢は少し頬を膨らませつつ
北岡「さっきから呼んでるのにずーぅと上の空だったよ?」と心配そうな漢字の声で言ってきた
相川「ごめんごめん!」と手のひら合わせて謝罪をする謝ったと同時に私はすぐに夢に質問投げかける
相川「呼んでたって・・なにか用でもあったの?」と問いかけると夢はそうそう!とすぐに返してきた、あまりにの勢いに少し横に下がってしまった、夢は笑ってなんで下がるの?と一声あったが続けて言った
北岡「あのね、今日ダブルフリーダンステストがあるみたいなんだよね!一緒に組まない!?」と私にグイグイ聞いてきた
相川「う、うん」と勢い任せでOKをしてしまった、うまくできるのだろうか少し不安もあったなんせ、夢ははっきり言ってダンスがすごくうまいいや、リズム感がすごいといったほうが正しいのであろう・・・だから少し夢とやるのは憂鬱だ着替え終わり体育館へと行くとクラスメートが何人も先についていてざわざわと話していた
北岡「私達何番目にやるんだろーね!」とそんなことを話しているとクラスメートたちの隙間から少し見慣れない人の姿が見えた夢はそれにすぐ気づいたのか視線がすぐそちらに移る、私もそちらに視線を移す、夢は興味津々なのかそこから目を離そうともしなかった、
少し時間が立ち先生の紹介でわかったがさっきの見かけない謎の男性は゛とある ダンス指導者゛の人みたいだった、私達のダンスを見るためにはるばるこの高校までやってきたらしい
その話をされてる最中も終わったあとも夢は目をキラキラと輝かせていた
相川(ダンス指導者ってことは・・・見てもらえる可能性も)と密かにこんな思いにもなっていた、各々見てもらい、私達の番がきた、始まった瞬間゛フリー゛で自由ダンスなのに夢がすごいレベルで踊り始める、私も踊るが夢が一緒だと私の踊りなんて゛存在゛しないにちかいそのばに夢しかいないようなステージになるのだ、夢は目をキラキラ輝いていた、私には少し吹き出る汗も輝いて見えた、けれどそれだとなんの発展もしないと思いスポットライトが当たらないならより゛主役゛が目立つような動きをすればいいのだと思い付きバク転・・足の細かな動きをして、より夢を際立つことにさせたみんなはそれによって夢に注目していたがその指導者は「ほぉ・・・・」という顔をしていたのが踊ってる最中に印象に残った見事3分というフリーのを踊りきった、夢はやりきった!という顔になっていた
相川「・・・・」タオルで汗を拭いていると さっきの指導者が私達めがけてトコトコと歩いてきた
夢も静香もえっ?えっ?という顔になっていた。比較的に冷静なの恵くらいだった指導者は
私達の前に止まると言葉を発する前に夢が先に言葉を発した
北岡「えっ・・・真山さんどうしたんですか?」と驚きの声もありつつ、顔は少し綻んでいた、真山さんはじっと私達四人を見つめる私もつい拭いていたタオルの手を止める
相川「ど、どうしたんですか?」つい問いかけてしまった、真山さんはニコッて笑い
真山「さっきの相川さんと北岡さんのダンスは見事だった・・称賛に値する」と褒め称えてくれた夢はえっ!とテンションがすごく上がっていたけれど、真山さんは言葉を被せるかのように言う
真山「特に相川さん゛ダンス゛というものをわかっていたダンスはグループで踊る場合はけして一人では踊らずに誰かがだれかを゛引き立てなきゃ゛行けないこともちゃんと出来ていたすごいと思う」と肩に手をポンッと乗せて誉めてくれた、その言葉にビックリしつつもつい顔が緩んでしまった
相川「あ、ありがとうございます・・・」とお礼を言う夢は面白くなさそうな顔をしていた、真山さんはそれにとどまらず
真山「良ければだけどさ、今度僕のやるオーディション受けてみないかい?」と思いにもよらない嬉しいお誘いだった、私が答えを出す前に夢がぐいっと目の前に割り込んできた、私はおととと後ろに下がってしまうちょうど後ろにいた恵にポンッと当たってしまった
北岡「真山さん!私もどうでしょうか!オーディション受けさせていただけませんか!?」と直談判していた、真山さんは少し苦笑いをしつつ夢の問いかけに答える
真山「ま、まぁ、どんな子でもやる気と意欲があれば歓迎だよ」と声も少し戸惑っていた
北岡「本当ですか!?」と声も喜んでいた、その姿を見て恵は私には小声で言ってきた
中田「・・・・光気をつけなさいよあの子・・・夢に」と忠告をしてきた、その意味が良くわからなかった、真山さんは夢を少し退かせて、
真山「じゃあ、相川さんこのオーディションのやつね?」とチラシを渡され定位置の場所に戻っていった、私は少しポカーンとしていたでも呆気にとられてる間も数分程度だった、夢はすごく悔しそうな顔をしていた
北岡「・・・・一緒に頑張ろうね!光!」と言ってきたがその顔は心から喜んでるように見えなかった、ここからだろう、夢と関係がおかしくなってしまったのは、私はなんとも言えないまま、帰宅した、貰ったチラシを見つつ少し考えたこのオーディションを本当に゛受けていいのだろうか゛とあの夢の態度にも若干引っかかっていた、もらったチラシをバサッとテーブルの上に荒く置き、ベットにパタンと寝っ転がる
相川「・・・・オーディションか・・・私でいいのかな・・・」と悩んでいたそれもそのはず日にちを見たら一ヶ月後という文字が書かれていた、勿論それには夢も参加するはずだ 夢に勝てるのだろうかそもそも私の゛ダンス゛が通用するのだろうかとそんな思いが入り混じっいた、ピコンと通知がなる見てみると珍しく恵からだった
中田『多分悩んでると思うけど本当に進みたいと思うなら受けてみたほうがいいと思うよ夢のこと気にせずに』という内容だった、恵は静かで時折何考えてるかわからない人であるけど察知能力は何よりもすごい人だった
私はうんとだけかえして スマホをポンッと軽く近くに投げた自分のために・・・かと考えてるといつの間にか寝てしまって朝になっていた、その日は珍しく夢が来なかった昨日の真山さんのことについてなのだろうかよくわからなかったがその日からよりダンスに熱が入ってるのが伝わった、私はそのくらいの、熱量にすら負けるのに・・・た思っているが自分のやりたいようにやるとも決めていた、そしてあっという間にオーディション一週間前になってしまった、真山さんには受けることは連絡済みだ
その日は廊下で先生の許可をもらって遅くまでダンスの練習させてもらう許可を貰った時計を見ると18時を過ぎていて外はすっかりと暗くなってしまった、
相川「あ、もう、こんな時間か・・・」帰る支度をして、ホームの階段を降りていると『ドンッ』と後ろから押された衝撃が走った、私はその衝撃で階段から転げ落ちてしまった『ガタッドドドバタバタ』と一瞬何が起きたか分からなかった上を見上げるともう誰もいなかった
私はパッパッと砂を払い、カバンをまとめ立ち上がらうとしたら左腕と右足がズキッとしたことに気づいた・・・
相川「っう・・・・」かなり激しい痛みだったため、病院で見てもらうことにしたら・・・捻挫だった、誰がなんのためにこんなことしたのか検討もつかない゛なぜ私が゛という思いが強いせいもあったため正常な思考ができなかったのもあるのだろう、
医者からは安全にしろと言われたがなにより一週間後の今までになかったチャンスが誰かのせいで潰されたくない思いもあったため痛みにこらえて当日を迎えた会場には勿論夢もいた、
北岡「・・・光!?何その怪我なんかあったの?」と問いかけてきました私は本当のことを言おうか迷ったが少し言葉詰まった時間あったため数十秒沈黙時間があった、
相川「ダンスの怪我だよ!」と笑ってごまかしたゆめはそうなんだ、、と言っていた
私もこの怪我なら練習してきた通りにやれないしそもそも絶望的展開に近い夢がオーディションを受けていた練習の成果なのかあのときよりもレベルが上がっていた私も少し足が痛むが自分の番に回ってきてしまった、
真山「じゃあよろ・・ん?その怪我はどうしたのですか?」やっぱり怪我について聞かれてしまった、
相川「あっ・・・私のドジでやってしまって」と言うとそうですかと返ってしまった、
ダンスはやっぱり思ったとおりに踊れないけれど足の片方使えないのと腕の片方使えないのを活かしてフリーの部分を大幅に変えた、自分をよく゛見せる゛のではなく゛誰かと゛一緒にいることを想定して踊ったけれど、反応的にもだめかと思った、待合室の椅子に座りふぅ・・と人息ついた、そこに夢がやってきた
北岡「この怪我なら落ちてしまったんじゃない?」と唐突に言ってきた、私はえ?と少し混乱してしまった
相川「な、何が言いたいの?夢」そう問いかけると夢は顔を耳元まで近づいて
北岡「あんた邪魔なのよなんでその怪我になった時点で棄権しないわけ?」そう言ってきたまるで友人とも思えない言葉だった私は耳を疑ったというか信じたくないの間違いだった
相川「・・・・・・えっ」そんな間抜けな声が出てしまった理解するのにも時間がかかった、私は絞り出した声で夢に問いかける
相川「ま、まってよ夢・・じゃああのホームで押したのって・・・」そう言うと
北岡「あんたさぇ棄権すれば私は絶対に受かるのよ!」と強くいってきた恵の気をつけてという゛忠告゛がこれだと辿りくまで夢のその言葉のおかげそう時間はかからなかった
相川「ゆ、夢な、なんてことを!」と言うと、夢は歪んだ笑顔で
北岡「ここは!実力世界なの!」そう言う私は夢の言ってる言葉が頭に入ってこなかった・・たった一つのオーディションのために夢との人間関係が壊れてしまったかのようにも思えてしまったからだ、呆然としていて、どのぐらい時間が立ったのか感覚がわからなかっただが気づけば全ての参加がおわり、このオーディションはめずらしいことに受かった人にはすぐその場で告知される、夢は自分が選ばれると思ってるのか顔があのときよりも晴れやかだっただけど私には歪んでる顔に見えたというより狂気に充ちた顔に見えたという方が正しいのだろうか、
相川「私はきっと落ちたんだろうな・・」そう思い左足をズルズル引きづりながら結果場所へと向かう、やっとの思いで辿り着いたら夢が青ざめている顔が見えたなんでだろう?と結果の紙をみると゛努力賞゛に私の名前が書かれていた、夢のは!?と思い探すと圏外となっていた夢はまるで信じられないという顔をしていた、 
そこに真山さんがやってきた
真山「やぁやぁ、結果を見てくれたみたいだねご覧のとおりだよ」とフラッと現れてきた夢はすぐに真山さんの元へ駆けつけ意見した
北岡「なんで!私か圏外で!光は入ってるんですか!?あの怪我してる子が!」とここまでも貶していた、もう私を友人にすら思ってないなかな?と思ってしまうほどだった、真山さんは少し考えて夢のことをじっと見た
真山「君の踊りは自己が激しすぎて周りのダンスを潰してしまうだから君のダンスは見直す必要性がある」と厳しい言葉を言ってしまって夢はそんなことない!と言ってタタッと言ってしまった私はあ然としてしまった
相川「えっ・・・・?」と思ってしまった、そこに真山さんがこちらに来て『ハリネズミ』のぬいぐるみを渡してくれたえっ?と顔になると
真山さんはニコッて笑って
真山「景品だよオーディションの」といい立ち去ってしまったそのぬいぐるみを受け取りつつ真山さんの去っていった方向を見つめるしかなかった・・・・本当にこれで良かったのだろうか・・・・・・?
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