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無感情
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ある小さなボロアパートに一人の中年がいた、なにかを書いてる様子だった、しばらく書いてるとこうつぶやく「やっと‥完成したよ、、」そう呟くそんな男の過去を見てみよう‥‥‥‥‥‥‥‥、
その男の名前は健一と呼ばれていた主に4男の男の子だ、長男でも次男でもないためそこまでらお家柄のために生きる必要性もない時代だ、
健一の家はボロボロで貧乏の家だったため、常にいじめが耐えなかった、それは次女もおなじだった、次女は中学一年生 健一は小学生5年生そして、末っ子が5歳という、なんとも年が離れた兄弟が何人もいるのだ、
男「あっちいけよ!くさいな!」
男「きたない!ちかよるな!」そう罵られる毎日だった。、
健一はボロボロなみだを流しながら泣いていた、
健一「なんでや‥なんでや‥‥‥‥なんもわて悪いことしてないのに、、ただ、お家がお金ないだけなのに‥‥‥‥‥」そう、嗚咽を吐くように泣いてる、次女である真奈美も同じだった
真奈美「‥‥‥‥‥‥」ザシュ そんな肉を斬りつける音がした、それに気づいたからもう、ダッシュで玄関から走りました、そこには腕から血がダラダラ出てる姉がいました
健一「姉ちゃん!!!なにしてるんや!!」そう怒鳴ると、姉は泣き叫びながら
真奈美「限界なの!!!!殺してよ!!死なせてよ!!」そう言い放ったのです、母はリビングにいるはずなのにその叫び声デすら飛んでこないことに違和感を持ちました
健一「おっかぁ!!!おっかぁ!!」そう叫ぶと、母は「うるさいねぇ‥」とリビングから顔をのぞかせた、
健一「姉ちゃんが腕から血が!!!」そう言うと母はその腕を見ても冷めた目をしているのです。こんなのが母親なのかと背筋が凍っていくのがわかりました、
母「この子はなんども傷つけるんだよ包帯も無駄になりゃありったらしない、」そうグチグチいい、リビングに戻っていきました、姉は叫ぶばかりで、ポカーンとしていた、
その数日後、学校から戻ると、姉は家の柱に縄をくりつけて、首吊り自殺をしていました、その下は尿から汗みたいなもんから色々飛び出して汚物が下にたれ流れていました、
健一「姉ちゃん!姉ちゃん!」わては降ろされて動かなくなった姉を揺さぶりながら泣きながら、問いかけていました、いくら問いかけても姉が戻ることはありませんでした、
そこに久しく再開する長男と長女がいました、二人は働ける年になるとすぐ家を出て働きに出ていました、
長男「ちっ‥‥‥‥‥クズが」そう姉を見下しながら文句を言っていました、
長女「はぁ、役立たずは最期まで役立たずってこのことね、」だれも姉の心配はしてないのです。
健一「姉ちゃんは!いじめで苦しんで苦しんで!それでー!」そう突っかかると長男に腹パンをされ、よろけへたりこみました、左手をお腹抑えながら もん絶しながら、長男の方を見ると長男は汚いものをみるかのようにわてをみていました、
健一「つっ!、」その冷めた目が人間ではないかのようなまるでロボットかのようなかんじでした、
長男「俺らも同じだったんだよ、同じような目にあってきた、同じようにいじめられてきた、だけど、俺らは死ななかった、こいつは死んだ!」そう言い終わると 遺体の真奈美を蹴り飛ばす 少し遠くまで、ぶんっととんでいく
長女「ちよっと、やめてよ、ただでさえ、その遺体きたないのに汁を飛ばさないでよ」そう呆れたかのように長男に言い放つ
末っ子である心がわてのすでをクイックイッと引っ張る、
健一「‥ん?どうしたんや?心」そう問いかけると不思議そうに姉を指さしながら、無邪気な質問をする
心「なんで、ねえたん、起きないの?なんでお水だらけなの?なんで?」そう聞いてきた、わては少し考え、ぱっと笑顔になり、優しく心に言う
健一「ねえたんは‥ね少し疲れちゃったみたいなんやしばらくおねんねしたいみたい、おねぇたくさん動いたのみてたやろ?しばらくお休みがほしいみたいなんや、」そう言うと、心はニコッと笑顔になり、そうなんや!という、そして、とととっ、とどこかに行ってしまった、
葬式もしなかった‥それから何日過ぎたのだろう日にちの感覚すらなかった、そのとき、
母から、この地を離れるという宣伝を受けたそして、母が連れて行くのは末っ子である心にだけだった、この意味はわてに一人で生きていけという命令に近かった父親はどうしたって?父親は等に戦争の血で戦死したというのが分かったこれわかったのはだいぶ先の話だ、
心が母につれていかれようとすると、心は嫌がった、母の手を振りほどき、ワテのそばによってきた
母「どうしたの?私と行かないと自由にご飯食べれないし、家もないのよ?」そう言われえとわての後で首を横に降るだけだった
健一「心、おっかぁのそばに‥近くに‥一緒にいかなくていいのかい?」そうきくと、心は首をたてにふった、母はそれが腹立ったのかどうなのか分からなかったが、ワテと同じ目を見るように心にも同じ目になり無言で玄関を出てった、
健一「心、わて頑張るからね」そう頭を撫でる
心はえへへ、と笑顔ただ笑顔で答えていた
この無邪気の笑顔に何度救われたことか、
健一「ふふ」わてもそう笑い返す、それから何事もなく数年がたち、、わては高校生一年になり心は10歳になりました
そのころになると心の様子がおかしいのです、咳込み、微熱が続いたのです、薬もその時代簡単に変えるものではありませんでした、すごくすごく貴重で高価なもので、わては新聞記者とかしながら、日々の食べていくもので精一杯のため、見てやる暇もかまってやる暇もありませんでした、
健一「ただいま‥」わてが遅くにいつもどおり帰ると、いつも聞こえてくるはずのおかえりが聞こえてこなかったのです、不思議に思い、リビングに向かいました、そこには胸を抑えながら冷や汗をかいてる心がいたのです、わては物を[ドサドサ]とその立ってるところに落とし、無心で、心のそばに寄りました、
健一「‥‥‥心!!!」と、すぐに抱き寄せました、すると仕事に夢中で気づかなかったのですが、そんときに、まるで、骸骨(ガイコツ)並に痩せてる心に気づいたのです、
心「‥あ、あ、あれ?にぃた、ん?」そう弱々しく答えてくれるが、わては焦って焦ってぎゅっとつい握りしめてしまったのです、
心「ぼ、ぼ、ぼくはだ、だいじ、じょうぶだよ」と途切れ途切れながらいったのです、なんでわては気づかなかったのだろうどこまで残酷なのだろう、弟‥心はいま 流行している噂に聞く結核というものに似ていた
健一「こころっ!く、くすり買ってきてやるからな!あした、明日まで!」そう泣き叫びたい心を抑えながら心を元気づける、心は痛んでいる胸を抑えつつ ニコッと笑顔で答える
次の日の朝2時くらいに 店長がいたため、頼み込む
健一「お願いしますお願いします!お金をお金をまえがりさせてください!」そう土下座してまで頼み込むけれど店長‥は残酷なものだ
店長「うちも、いっぱいいっぱいでやってるんだよね、雇ってもらってるだけありがたいと思ってよね」そういい、配達する分の新聞をバサバサと頭の上に落ちてきた、絶望を感じた、
次の日も次の日も頼み込んでも結果は同じだったしまいにはこれ以上言うと首にするといわれてしまった、頼み込んでるうちに心派弱ってきた、血も吐くようになった、熱もでて、起きられないような体になってしまった、
健一「心、絶対絶対くすりかってくるかんなぁ‥」そう唇をかみしめていう、
心「ぅ‥う、に、に、にい、たん、ぼ、僕はだ、大丈夫だ、だよ」そう、途切れ途切れに答えてくれるがそのときになんとなくわかってしまった、弟の命がもうあと少しだと、その次の日から仕事の合間とか見つけて通り言う人に薬を恵むお願いをした無論聞いてくれる人なんていない、ドロとか、つばをかけてくる人もいた
健一「お願いします!弟をすくいたいんです!!」そういってもだれもきいてはくれない、助けてもくれない、ゴミをなげてくるだけだった、
健一(また、だめだった‥‥‥)そう落ち込みながら帰ってくると心がおかしいことに気づいた、
健一「心!!!!」そう呼びかけると心はゼェゼェと言いながら薄めを開けてワテを見た
心「あ、あ、あれ?にぃたん、は、はやいね、ケホケホガハッ」血を吹き出してしまった わてはすぐにタオルを取りに行こうと思い
健一「まってろ!すぐ水とタオルを!」そう言いかけると心は弱よわしくやけこけた、腕でわての腕を掴んだ
心「に、にいたんま、ま、待って、」そう、止める布団は血だらけだった
健一「だけど、、」そう言いかけると、心はニコッと、わらう 心がニコッと笑うときは相手を気遣ってる時の証拠だ、なにか言いたいことを隠してるときもニコッと軽く、笑う癖がある
健一「‥‥‥なにか言いたいことあるのか?」そういうと、心は少し息を整える
心「ぼ、ぼぼくはこ、この病を、をの、の、乗り越えるこ、ことがで、できなかっ、った、だ、だ、だからに、に、にいたんには、ぼ、ぼぼくとおなじよう、、苦しいおも、、をして。、る人をた、すけてほしい」そう途切れ途切れながら言うゼェゼェと、胸を抑え、冷や汗かき、しかも体は暑いという、異様なものを、抱いてるかんじやった
健一「おまえさんは、わてに医者になれと?、学歴も家柄もないやつがなれんか?」そう問いかけると心はわての顔をじっとみるそして、頬に手をあてた
心「に、にいたんならできる、るよ、だってこの世、、で、一番大好きで、、す、すごい、にい、、たんだも‥」そう言いかけると、手がするりと、頬から手が離れていくのが分かった
トンッとふとんの上にに手が当たる、
健一「おい‥おい‥おい!!おきろよ!」痩せこけた弟の心を揺さぶる、全く動かない眉一つも動かない、
健一「おまえんさがいなくなったら、わてらどうすればいいんや!なぁ!!、おきろよ!」いつの間にか涙でぐじゃぐじゃになって目の前が滲んで行くのがわかった、何時間泣き続けたのだろう、その間も弟の体が冷えていくのが分かったどんどん、冷たくなり、人間では無くなっていく感じを肌で感じていた、そこから何日も何日も日が過ぎていくのが信じられなかった、その時からワテの心はもう消えてしまった、何も感じられなくなってしまった、わてが二十歳のときに一人の中年の男性と出会った、わてはそのときもまだ新聞配達をしていた、
その中年男性はわてがお金を回収してきたときに、話しかけてきた
中年「ねぇ‥‥‥‥‥君、ここで勉強するきはないか?」と突拍子のない話が急に吹っかけられてきたわてははぁ?とおもい
健一「わては学歴もない、底辺の人間ですよ」そう淡々とお金の計算しながら答えると中年男性はケラケラ笑う
中年男「気づいてないようだけど君は頭が良い、お金の計算はたいていそんなすぐには終わらんよ、しかもなぜ、わざと数えにくい小銭でだしてるの知りたいかい?」そう言ってきたわてはむっとして
健一「わざとなら上に報告しますよ」それだけいうと、中年男性は、少し黙ってしまったが
中年男性「皆小銭だすと、嫌がるんだ、時間はかかるし、だけど、君はすぐおわる、だからここで勉強というものを学んでみないか?」そう言ってきた、勉強というワードが出た瞬間わてら上を向いた
中年男性はニコッと笑い「オッケーということやな」といい おくにはいっていった、そこからワテの人生はドンそこから光が入ったかのようにすくい上げられました、勉強したいことは勉強させてもらい、人脈もつくってもらいと、その時の男性にはいくらお礼しても頭があがりません、そのときにここでわかったことなのですが、なぜ、感染力のつよい結核がわてにかからなかったかというと、いや正確にはかかっていたが殺していたというほうが正しいのでしょう、結核菌は人から人へ移すときはくしゃみ、せきというものから移るということらしいのですが、わては新聞配達して日光に当たっていたため、奇跡的に結核菌を殺せたということらしいです、進行もそんなしてなかったのも要因の一つということでしょう‥‥‥だけど、そんなわても40代になり医者になったころ、残酷なことにその時の男性が結核にかかりしんだと 手紙の知らせを受けました、わてはとうにしんじられませんでした、そのときまだ、医療があまり進歩していなかったため治すことは叶えられませんでした、守りたいものを何一つ護れずに他の人の命は救えるというなんと愚かな医者なのでしょう、こんなもん、医者ではないのですね、
それから年数がたち定年退職となり家にいる時間も増えました、
健一「家にいるとおもいだすなおまえさんのこと」とボロボロになった巾着袋を目の前におきつつ語りかける
ボロボロのアパート ボロボロの巾着袋‥それでも満足
健一「本当の幸せとは金でもなく薬でもなく職業でもなく家柄でもなくただ、守りたいというおまえさんがいる未来やったな」そう唇を噛みしめるかのような言う、心をわすれないためにあの頃に住んでいた家にちかいボロボロアパートをかりすんでいる、
健一「なぁ‥‥‥沢山命救い、おまえんさんの願いも叶えつつある、結核に対抗薬も開発され始めもうできるんとーよ」と優しく笑う
だから、もう、おまえんさんの元へ行っていいよな‥‥‥‥?また、おまえんさんと遊びおまえんさんのために、働き心と一緒にご飯を食べたい
そんなこと思いだんだんと眠くなってきた、持っていた酒を静かに起き、テーブルにうつ伏せになるかのようによたれかかる、
健一「心‥おまえんさに会いたいな、また‥」その呟くかのようにいいながら、目を瞑った。
その男の名前は健一と呼ばれていた主に4男の男の子だ、長男でも次男でもないためそこまでらお家柄のために生きる必要性もない時代だ、
健一の家はボロボロで貧乏の家だったため、常にいじめが耐えなかった、それは次女もおなじだった、次女は中学一年生 健一は小学生5年生そして、末っ子が5歳という、なんとも年が離れた兄弟が何人もいるのだ、
男「あっちいけよ!くさいな!」
男「きたない!ちかよるな!」そう罵られる毎日だった。、
健一はボロボロなみだを流しながら泣いていた、
健一「なんでや‥なんでや‥‥‥‥なんもわて悪いことしてないのに、、ただ、お家がお金ないだけなのに‥‥‥‥‥」そう、嗚咽を吐くように泣いてる、次女である真奈美も同じだった
真奈美「‥‥‥‥‥‥」ザシュ そんな肉を斬りつける音がした、それに気づいたからもう、ダッシュで玄関から走りました、そこには腕から血がダラダラ出てる姉がいました
健一「姉ちゃん!!!なにしてるんや!!」そう怒鳴ると、姉は泣き叫びながら
真奈美「限界なの!!!!殺してよ!!死なせてよ!!」そう言い放ったのです、母はリビングにいるはずなのにその叫び声デすら飛んでこないことに違和感を持ちました
健一「おっかぁ!!!おっかぁ!!」そう叫ぶと、母は「うるさいねぇ‥」とリビングから顔をのぞかせた、
健一「姉ちゃんが腕から血が!!!」そう言うと母はその腕を見ても冷めた目をしているのです。こんなのが母親なのかと背筋が凍っていくのがわかりました、
母「この子はなんども傷つけるんだよ包帯も無駄になりゃありったらしない、」そうグチグチいい、リビングに戻っていきました、姉は叫ぶばかりで、ポカーンとしていた、
その数日後、学校から戻ると、姉は家の柱に縄をくりつけて、首吊り自殺をしていました、その下は尿から汗みたいなもんから色々飛び出して汚物が下にたれ流れていました、
健一「姉ちゃん!姉ちゃん!」わては降ろされて動かなくなった姉を揺さぶりながら泣きながら、問いかけていました、いくら問いかけても姉が戻ることはありませんでした、
そこに久しく再開する長男と長女がいました、二人は働ける年になるとすぐ家を出て働きに出ていました、
長男「ちっ‥‥‥‥‥クズが」そう姉を見下しながら文句を言っていました、
長女「はぁ、役立たずは最期まで役立たずってこのことね、」だれも姉の心配はしてないのです。
健一「姉ちゃんは!いじめで苦しんで苦しんで!それでー!」そう突っかかると長男に腹パンをされ、よろけへたりこみました、左手をお腹抑えながら もん絶しながら、長男の方を見ると長男は汚いものをみるかのようにわてをみていました、
健一「つっ!、」その冷めた目が人間ではないかのようなまるでロボットかのようなかんじでした、
長男「俺らも同じだったんだよ、同じような目にあってきた、同じようにいじめられてきた、だけど、俺らは死ななかった、こいつは死んだ!」そう言い終わると 遺体の真奈美を蹴り飛ばす 少し遠くまで、ぶんっととんでいく
長女「ちよっと、やめてよ、ただでさえ、その遺体きたないのに汁を飛ばさないでよ」そう呆れたかのように長男に言い放つ
末っ子である心がわてのすでをクイックイッと引っ張る、
健一「‥ん?どうしたんや?心」そう問いかけると不思議そうに姉を指さしながら、無邪気な質問をする
心「なんで、ねえたん、起きないの?なんでお水だらけなの?なんで?」そう聞いてきた、わては少し考え、ぱっと笑顔になり、優しく心に言う
健一「ねえたんは‥ね少し疲れちゃったみたいなんやしばらくおねんねしたいみたい、おねぇたくさん動いたのみてたやろ?しばらくお休みがほしいみたいなんや、」そう言うと、心はニコッと笑顔になり、そうなんや!という、そして、とととっ、とどこかに行ってしまった、
葬式もしなかった‥それから何日過ぎたのだろう日にちの感覚すらなかった、そのとき、
母から、この地を離れるという宣伝を受けたそして、母が連れて行くのは末っ子である心にだけだった、この意味はわてに一人で生きていけという命令に近かった父親はどうしたって?父親は等に戦争の血で戦死したというのが分かったこれわかったのはだいぶ先の話だ、
心が母につれていかれようとすると、心は嫌がった、母の手を振りほどき、ワテのそばによってきた
母「どうしたの?私と行かないと自由にご飯食べれないし、家もないのよ?」そう言われえとわての後で首を横に降るだけだった
健一「心、おっかぁのそばに‥近くに‥一緒にいかなくていいのかい?」そうきくと、心は首をたてにふった、母はそれが腹立ったのかどうなのか分からなかったが、ワテと同じ目を見るように心にも同じ目になり無言で玄関を出てった、
健一「心、わて頑張るからね」そう頭を撫でる
心はえへへ、と笑顔ただ笑顔で答えていた
この無邪気の笑顔に何度救われたことか、
健一「ふふ」わてもそう笑い返す、それから何事もなく数年がたち、、わては高校生一年になり心は10歳になりました
そのころになると心の様子がおかしいのです、咳込み、微熱が続いたのです、薬もその時代簡単に変えるものではありませんでした、すごくすごく貴重で高価なもので、わては新聞記者とかしながら、日々の食べていくもので精一杯のため、見てやる暇もかまってやる暇もありませんでした、
健一「ただいま‥」わてが遅くにいつもどおり帰ると、いつも聞こえてくるはずのおかえりが聞こえてこなかったのです、不思議に思い、リビングに向かいました、そこには胸を抑えながら冷や汗をかいてる心がいたのです、わては物を[ドサドサ]とその立ってるところに落とし、無心で、心のそばに寄りました、
健一「‥‥‥心!!!」と、すぐに抱き寄せました、すると仕事に夢中で気づかなかったのですが、そんときに、まるで、骸骨(ガイコツ)並に痩せてる心に気づいたのです、
心「‥あ、あ、あれ?にぃた、ん?」そう弱々しく答えてくれるが、わては焦って焦ってぎゅっとつい握りしめてしまったのです、
心「ぼ、ぼ、ぼくはだ、だいじ、じょうぶだよ」と途切れ途切れながらいったのです、なんでわては気づかなかったのだろうどこまで残酷なのだろう、弟‥心はいま 流行している噂に聞く結核というものに似ていた
健一「こころっ!く、くすり買ってきてやるからな!あした、明日まで!」そう泣き叫びたい心を抑えながら心を元気づける、心は痛んでいる胸を抑えつつ ニコッと笑顔で答える
次の日の朝2時くらいに 店長がいたため、頼み込む
健一「お願いしますお願いします!お金をお金をまえがりさせてください!」そう土下座してまで頼み込むけれど店長‥は残酷なものだ
店長「うちも、いっぱいいっぱいでやってるんだよね、雇ってもらってるだけありがたいと思ってよね」そういい、配達する分の新聞をバサバサと頭の上に落ちてきた、絶望を感じた、
次の日も次の日も頼み込んでも結果は同じだったしまいにはこれ以上言うと首にするといわれてしまった、頼み込んでるうちに心派弱ってきた、血も吐くようになった、熱もでて、起きられないような体になってしまった、
健一「心、絶対絶対くすりかってくるかんなぁ‥」そう唇をかみしめていう、
心「ぅ‥う、に、に、にい、たん、ぼ、僕はだ、大丈夫だ、だよ」そう、途切れ途切れに答えてくれるがそのときになんとなくわかってしまった、弟の命がもうあと少しだと、その次の日から仕事の合間とか見つけて通り言う人に薬を恵むお願いをした無論聞いてくれる人なんていない、ドロとか、つばをかけてくる人もいた
健一「お願いします!弟をすくいたいんです!!」そういってもだれもきいてはくれない、助けてもくれない、ゴミをなげてくるだけだった、
健一(また、だめだった‥‥‥)そう落ち込みながら帰ってくると心がおかしいことに気づいた、
健一「心!!!!」そう呼びかけると心はゼェゼェと言いながら薄めを開けてワテを見た
心「あ、あ、あれ?にぃたん、は、はやいね、ケホケホガハッ」血を吹き出してしまった わてはすぐにタオルを取りに行こうと思い
健一「まってろ!すぐ水とタオルを!」そう言いかけると心は弱よわしくやけこけた、腕でわての腕を掴んだ
心「に、にいたんま、ま、待って、」そう、止める布団は血だらけだった
健一「だけど、、」そう言いかけると、心はニコッと、わらう 心がニコッと笑うときは相手を気遣ってる時の証拠だ、なにか言いたいことを隠してるときもニコッと軽く、笑う癖がある
健一「‥‥‥なにか言いたいことあるのか?」そういうと、心は少し息を整える
心「ぼ、ぼぼくはこ、この病を、をの、の、乗り越えるこ、ことがで、できなかっ、った、だ、だ、だからに、に、にいたんには、ぼ、ぼぼくとおなじよう、、苦しいおも、、をして。、る人をた、すけてほしい」そう途切れ途切れながら言うゼェゼェと、胸を抑え、冷や汗かき、しかも体は暑いという、異様なものを、抱いてるかんじやった
健一「おまえさんは、わてに医者になれと?、学歴も家柄もないやつがなれんか?」そう問いかけると心はわての顔をじっとみるそして、頬に手をあてた
心「に、にいたんならできる、るよ、だってこの世、、で、一番大好きで、、す、すごい、にい、、たんだも‥」そう言いかけると、手がするりと、頬から手が離れていくのが分かった
トンッとふとんの上にに手が当たる、
健一「おい‥おい‥おい!!おきろよ!」痩せこけた弟の心を揺さぶる、全く動かない眉一つも動かない、
健一「おまえんさがいなくなったら、わてらどうすればいいんや!なぁ!!、おきろよ!」いつの間にか涙でぐじゃぐじゃになって目の前が滲んで行くのがわかった、何時間泣き続けたのだろう、その間も弟の体が冷えていくのが分かったどんどん、冷たくなり、人間では無くなっていく感じを肌で感じていた、そこから何日も何日も日が過ぎていくのが信じられなかった、その時からワテの心はもう消えてしまった、何も感じられなくなってしまった、わてが二十歳のときに一人の中年の男性と出会った、わてはそのときもまだ新聞配達をしていた、
その中年男性はわてがお金を回収してきたときに、話しかけてきた
中年「ねぇ‥‥‥‥‥君、ここで勉強するきはないか?」と突拍子のない話が急に吹っかけられてきたわてははぁ?とおもい
健一「わては学歴もない、底辺の人間ですよ」そう淡々とお金の計算しながら答えると中年男性はケラケラ笑う
中年男「気づいてないようだけど君は頭が良い、お金の計算はたいていそんなすぐには終わらんよ、しかもなぜ、わざと数えにくい小銭でだしてるの知りたいかい?」そう言ってきたわてはむっとして
健一「わざとなら上に報告しますよ」それだけいうと、中年男性は、少し黙ってしまったが
中年男性「皆小銭だすと、嫌がるんだ、時間はかかるし、だけど、君はすぐおわる、だからここで勉強というものを学んでみないか?」そう言ってきた、勉強というワードが出た瞬間わてら上を向いた
中年男性はニコッと笑い「オッケーということやな」といい おくにはいっていった、そこからワテの人生はドンそこから光が入ったかのようにすくい上げられました、勉強したいことは勉強させてもらい、人脈もつくってもらいと、その時の男性にはいくらお礼しても頭があがりません、そのときにここでわかったことなのですが、なぜ、感染力のつよい結核がわてにかからなかったかというと、いや正確にはかかっていたが殺していたというほうが正しいのでしょう、結核菌は人から人へ移すときはくしゃみ、せきというものから移るということらしいのですが、わては新聞配達して日光に当たっていたため、奇跡的に結核菌を殺せたということらしいです、進行もそんなしてなかったのも要因の一つということでしょう‥‥‥だけど、そんなわても40代になり医者になったころ、残酷なことにその時の男性が結核にかかりしんだと 手紙の知らせを受けました、わてはとうにしんじられませんでした、そのときまだ、医療があまり進歩していなかったため治すことは叶えられませんでした、守りたいものを何一つ護れずに他の人の命は救えるというなんと愚かな医者なのでしょう、こんなもん、医者ではないのですね、
それから年数がたち定年退職となり家にいる時間も増えました、
健一「家にいるとおもいだすなおまえさんのこと」とボロボロになった巾着袋を目の前におきつつ語りかける
ボロボロのアパート ボロボロの巾着袋‥それでも満足
健一「本当の幸せとは金でもなく薬でもなく職業でもなく家柄でもなくただ、守りたいというおまえさんがいる未来やったな」そう唇を噛みしめるかのような言う、心をわすれないためにあの頃に住んでいた家にちかいボロボロアパートをかりすんでいる、
健一「なぁ‥‥‥沢山命救い、おまえんさんの願いも叶えつつある、結核に対抗薬も開発され始めもうできるんとーよ」と優しく笑う
だから、もう、おまえんさんの元へ行っていいよな‥‥‥‥?また、おまえんさんと遊びおまえんさんのために、働き心と一緒にご飯を食べたい
そんなこと思いだんだんと眠くなってきた、持っていた酒を静かに起き、テーブルにうつ伏せになるかのようによたれかかる、
健一「心‥おまえんさに会いたいな、また‥」その呟くかのようにいいながら、目を瞑った。
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王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。
(小説家になろう様にも投稿しています)
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
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しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
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選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
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☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
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