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猛暑日の学校?
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気温が35度を超える、暑い日だった。
去年の今頃は公務員試験が終わっていて、大学生最後の年だからと、海外で1か月間の1人キャンプをしていた。
気温は高いが湿度が低くて過ごしやすくて、自然豊かで、日本に強制的に連れて来られてから一番幸せな時間だった。
「なんでこんな暑い日に、赤点野郎どもの補習なんかをやらなきゃならないんだ」
まあ、高校教師は生徒と違って長期休暇なんてないんだが。
百歩譲って補習は許せる。
許せないのは、補習をしなければならないのが自分の生徒ではないということだ。
高校1年の中間・期末試験の両方の追試で不合格になったままの生徒が対象の補習なんて、憂鬱でしかない。
この高校の偏差値はそれなりに高い。
その高校の入学試験に合格して入って来たはずなのに、英語のテストでは4人中3人が「be動詞ってなに?」レベルらしいのだ。
それを追試合格まで補習で教える?
高校に入って3ヶ月以上勉強しても追試に合格できなかったのに、夏休み丸々使っても無理だろ。
他の教科の補習担当教師も「あー、これ英語に関してだけは絶対に無理だよなぁ~」と、1年の学年主任の無茶ぶりに嘆いていた。
職員室の扉を開けると、誰もいない。
「…変だな。今日は誰も休みの予定はなかったはずなのに。時間、間違えてないよな?」
誰もいない職員室は、外より暑かった。
エアコンのスイッチを入れる。
この学校は各部屋にエアコンがあって、使用時にスイッチを入れ使用後にはスイッチを切って使っている。
そう言えば、いつも五月蠅いくらいに聞こえてくる運動部員たちの声が聞こえてこない。
スマートウォッチを確認する。
日付も時間も間違っていない。
「遅延か?」
だが車通勤の教師もいるし、自転車や徒歩通学の生徒も多い。
なんか気持ち悪いが、日時は間違っていないので補習の準備を始める。
教師になんてなりたくなかった。
けれど親父も爺も教師で、俺も教師になることを強いられた。
父方は親戚中教師だらけだった。
親父も爺も教師は素晴らしい職だと言い続けるだけで、どう素晴らしいのかは教えてくれなかった。
自宅は2人の勤務先からそう遠くない地域にあったが、教え子が遊びに来たことは俺が知る限りでは一度もない。
敷地内には剣道の道場があって常に道場生を募集していたが、道場生がいたこともなかった。
1~2年に1人くらいの割合で申し込みがあったが、2度目に訪れる子どもは1人もいなかった。
教師としての親父と爺の人間性を窺い知ることができる。
大学を卒業するまで、良い教師、尊敬できる教師に出会ったことはなかった。
教師という職業のどこがいいのか分からないのは、親父と爺のせいだろう。
2人とも気に入らないことがあると、すぐ理不尽な物理を向けてくる人間だった。
俺は一人っ子だ。
まだ若かった日本大好きな母親が父親の本性を知らずに騙されるように結婚して、俺が生まれてからずっと離婚したがっていたからだ。
物心ついた頃から、教師以外の道は選ばせてもらえなかった。
親父と爺は親不孝だと言うだろうが、俺は親父と爺が死んだら、即教師を辞めて好きなことをやろうと考えている。
「あのクソ親父、絶対長生きするよなぁ…気の長い話だ…」
始業5分前の予鈴が鳴った。
いつもなら全教職員で行う朝礼の時間が過ぎてしまった。
「なんで誰も来ないんだ?」
誰もいないが、補習が終わって帰って来た時に暑い思いをしたくないので、遅刻してくるであろう先輩たちのために、エアコンをつけっぱなしで職員室を出る。
1階に降りて上履きのまま歩ける屋根付き通路を通り、職員室がある専門棟から1年生が使っている教室棟に向かう。
「暑い…」
補習をする教室を覗くと、補習を受ける4人の生徒はちゃんと登校していた。
「はぁ…」
溜息をつきながら、本鈴を待つ。
本鈴が鳴り終わってから、教室の扉を開けて中に入った。
4人とも、ちらりと視線をこちらに向けるが、誰も挨拶をしない。
礼儀がなっていないと感じるも、この教室にいるのは全員高校1年生で、俺が受け持っていない英語の授業を受けているクラスの生徒たちだ。
2・3年と校舎が違うので、俺のことを知らないんだろう。
こいつらからしたら知らない人間が教室に入ってきた、と警戒しているのかもしれない。
俺は教師一年目ではあるが、アメリカの高校を卒業して大学に入り、こちらの大学に編入してきた経歴があったため、俺の担当は高校2年の全クラスと3年の英語コミュニケーションⅢか英語表現を選択した生徒たちがいるクラスの内、4年制大学に進学を希望していないクラスだ。
この4人を追試合格まで導くことができず匙を投げた1年の英語担当教師と学年主任が俺に補習を押しつけてきて、それが何故か校長に認められてしまったのだ。
「あー…俺は君たちとは初対面だが、林先生の代わりに君たちの補習を担当することになった清泉だ。君たちの顔と名前を一致させるために、初めに出席を取る。今井吊」
「はぁい♪」
廊下側の前から二番目に座っている今井吊がウインクをしながら手を挙げた。
小柄で細身なのに出るところは出ていて、小動物を彷彿とさせる可愛い顔をしている。
高校一年なのに、肩までの髪は薄茶に染めてパーマをかけ、濃い化粧をしている。
絶対に天然パーマではない。
学力に力を入れているこの高校では、あまりいないタイプだ。
複数回、この生徒を巡って男子生徒たちが喧嘩をして停学になっている。
「葛葉愛」
「はい」
目の前に座っているのに、こちらを一切見ずに返事をするのは、葛葉愛。
2つに分けて前に垂らした三つ編みは黒く、解けば腰まではあるのではと思える程長い。
今井と正反対で、座っていても背が高めなのが分かる。
体つきはかなりがっしりとしている。
今の姿では、スカートでなければ後ろ姿は男子に見えるだろう。
伊達メガネをかけて、学校では冴えない地味子を演出しているつもりらしい。
自己顕示欲が強く、目立つことが好きらしい。
同僚が頼んでもいないのに、葛葉が流出している普段の画像を拾ってきては見せてくれる。
普段の画像は加工されていて、華奢な可愛い姿には、目の前の姿の面影はまったくない。
学校内外の派手な裏の顔が広く知られていることを、本人は気付いていないらしい。
先日の職員会議の際に、要注意人物として周知された。
更に全教科期末試験は追試不合格で何のために高校に通っているのか分からないため、証拠がつかめ次第即退学処分にすると、温厚な教頭が強い発言をしていた。
夏休み中は毎日数科目の補習を受けることになっている。
「佐藤聖能」
「はーい」
窓際の前から三番めの席に座っている佐藤聖能。
緩いウエーブのかかった濃い茶色の長めの髪は、天然かパーマかちょっと判断ができない。
肌色も薄めなので、髪色も染めているのか判断ができない。
ただ、一見人の良いさわやか君に見えるが暴力的な性格をしていて、陰湿ないじめを先導しているらしいのだが、なかなか証拠が掴めない。
成績は下の上で、補習は英語だけ。
勉強していないのか自頭が良くないのか分からない。
こいつも要監視対象となっている生徒だ。
「鈴木有人」
「は~い。よろしく~」
廊下側の一番後ろの席に座っている鈴木有人が軽く片手を挙げて返事をするが、視線は廊下側を向いたままだ。
少し長めのストレートな髪は、内側に金色のメッシュが入っている。
申告では、水泳のスクールに通っていて色素が抜けてしまうためとなっている。
周りには常に女生徒が複数いるが、女癖が悪いのか天然なのかよく分からない奴だ。
他の3人と違って問題行動は見られないが、中間試験、期末試験、追試と連続して、英語のテストの開始直後に体調不良を起こして保健室に連れて行かれている。
授業で行われた小テストでは平均点以上が採れているので、何故ここに参加しているのか……
「今日は最初に、4人がどこまで理解できているのか、今後補習を効率よく進めていくためにテストを行う。分かるところだけ解くように。感で解くことはしないように。正確な実力を教えてほしい。では、テスト用紙を…」
「きゃあ!」
「……」
「おっ!」
「わっ、なんだこれ」
教室にバラバラに座っていた4人の真ん中辺りから、急に白い光が立ち上がって広がり始めた。
眩し過ぎて、目を開けていられない。
目を閉じても眩しくて、思わず右腕で目を覆った。
次の瞬間。
鈴木有人の能天気な声が聞こえてきた。
「異世界召喚 キター!!」
去年の今頃は公務員試験が終わっていて、大学生最後の年だからと、海外で1か月間の1人キャンプをしていた。
気温は高いが湿度が低くて過ごしやすくて、自然豊かで、日本に強制的に連れて来られてから一番幸せな時間だった。
「なんでこんな暑い日に、赤点野郎どもの補習なんかをやらなきゃならないんだ」
まあ、高校教師は生徒と違って長期休暇なんてないんだが。
百歩譲って補習は許せる。
許せないのは、補習をしなければならないのが自分の生徒ではないということだ。
高校1年の中間・期末試験の両方の追試で不合格になったままの生徒が対象の補習なんて、憂鬱でしかない。
この高校の偏差値はそれなりに高い。
その高校の入学試験に合格して入って来たはずなのに、英語のテストでは4人中3人が「be動詞ってなに?」レベルらしいのだ。
それを追試合格まで補習で教える?
高校に入って3ヶ月以上勉強しても追試に合格できなかったのに、夏休み丸々使っても無理だろ。
他の教科の補習担当教師も「あー、これ英語に関してだけは絶対に無理だよなぁ~」と、1年の学年主任の無茶ぶりに嘆いていた。
職員室の扉を開けると、誰もいない。
「…変だな。今日は誰も休みの予定はなかったはずなのに。時間、間違えてないよな?」
誰もいない職員室は、外より暑かった。
エアコンのスイッチを入れる。
この学校は各部屋にエアコンがあって、使用時にスイッチを入れ使用後にはスイッチを切って使っている。
そう言えば、いつも五月蠅いくらいに聞こえてくる運動部員たちの声が聞こえてこない。
スマートウォッチを確認する。
日付も時間も間違っていない。
「遅延か?」
だが車通勤の教師もいるし、自転車や徒歩通学の生徒も多い。
なんか気持ち悪いが、日時は間違っていないので補習の準備を始める。
教師になんてなりたくなかった。
けれど親父も爺も教師で、俺も教師になることを強いられた。
父方は親戚中教師だらけだった。
親父も爺も教師は素晴らしい職だと言い続けるだけで、どう素晴らしいのかは教えてくれなかった。
自宅は2人の勤務先からそう遠くない地域にあったが、教え子が遊びに来たことは俺が知る限りでは一度もない。
敷地内には剣道の道場があって常に道場生を募集していたが、道場生がいたこともなかった。
1~2年に1人くらいの割合で申し込みがあったが、2度目に訪れる子どもは1人もいなかった。
教師としての親父と爺の人間性を窺い知ることができる。
大学を卒業するまで、良い教師、尊敬できる教師に出会ったことはなかった。
教師という職業のどこがいいのか分からないのは、親父と爺のせいだろう。
2人とも気に入らないことがあると、すぐ理不尽な物理を向けてくる人間だった。
俺は一人っ子だ。
まだ若かった日本大好きな母親が父親の本性を知らずに騙されるように結婚して、俺が生まれてからずっと離婚したがっていたからだ。
物心ついた頃から、教師以外の道は選ばせてもらえなかった。
親父と爺は親不孝だと言うだろうが、俺は親父と爺が死んだら、即教師を辞めて好きなことをやろうと考えている。
「あのクソ親父、絶対長生きするよなぁ…気の長い話だ…」
始業5分前の予鈴が鳴った。
いつもなら全教職員で行う朝礼の時間が過ぎてしまった。
「なんで誰も来ないんだ?」
誰もいないが、補習が終わって帰って来た時に暑い思いをしたくないので、遅刻してくるであろう先輩たちのために、エアコンをつけっぱなしで職員室を出る。
1階に降りて上履きのまま歩ける屋根付き通路を通り、職員室がある専門棟から1年生が使っている教室棟に向かう。
「暑い…」
補習をする教室を覗くと、補習を受ける4人の生徒はちゃんと登校していた。
「はぁ…」
溜息をつきながら、本鈴を待つ。
本鈴が鳴り終わってから、教室の扉を開けて中に入った。
4人とも、ちらりと視線をこちらに向けるが、誰も挨拶をしない。
礼儀がなっていないと感じるも、この教室にいるのは全員高校1年生で、俺が受け持っていない英語の授業を受けているクラスの生徒たちだ。
2・3年と校舎が違うので、俺のことを知らないんだろう。
こいつらからしたら知らない人間が教室に入ってきた、と警戒しているのかもしれない。
俺は教師一年目ではあるが、アメリカの高校を卒業して大学に入り、こちらの大学に編入してきた経歴があったため、俺の担当は高校2年の全クラスと3年の英語コミュニケーションⅢか英語表現を選択した生徒たちがいるクラスの内、4年制大学に進学を希望していないクラスだ。
この4人を追試合格まで導くことができず匙を投げた1年の英語担当教師と学年主任が俺に補習を押しつけてきて、それが何故か校長に認められてしまったのだ。
「あー…俺は君たちとは初対面だが、林先生の代わりに君たちの補習を担当することになった清泉だ。君たちの顔と名前を一致させるために、初めに出席を取る。今井吊」
「はぁい♪」
廊下側の前から二番目に座っている今井吊がウインクをしながら手を挙げた。
小柄で細身なのに出るところは出ていて、小動物を彷彿とさせる可愛い顔をしている。
高校一年なのに、肩までの髪は薄茶に染めてパーマをかけ、濃い化粧をしている。
絶対に天然パーマではない。
学力に力を入れているこの高校では、あまりいないタイプだ。
複数回、この生徒を巡って男子生徒たちが喧嘩をして停学になっている。
「葛葉愛」
「はい」
目の前に座っているのに、こちらを一切見ずに返事をするのは、葛葉愛。
2つに分けて前に垂らした三つ編みは黒く、解けば腰まではあるのではと思える程長い。
今井と正反対で、座っていても背が高めなのが分かる。
体つきはかなりがっしりとしている。
今の姿では、スカートでなければ後ろ姿は男子に見えるだろう。
伊達メガネをかけて、学校では冴えない地味子を演出しているつもりらしい。
自己顕示欲が強く、目立つことが好きらしい。
同僚が頼んでもいないのに、葛葉が流出している普段の画像を拾ってきては見せてくれる。
普段の画像は加工されていて、華奢な可愛い姿には、目の前の姿の面影はまったくない。
学校内外の派手な裏の顔が広く知られていることを、本人は気付いていないらしい。
先日の職員会議の際に、要注意人物として周知された。
更に全教科期末試験は追試不合格で何のために高校に通っているのか分からないため、証拠がつかめ次第即退学処分にすると、温厚な教頭が強い発言をしていた。
夏休み中は毎日数科目の補習を受けることになっている。
「佐藤聖能」
「はーい」
窓際の前から三番めの席に座っている佐藤聖能。
緩いウエーブのかかった濃い茶色の長めの髪は、天然かパーマかちょっと判断ができない。
肌色も薄めなので、髪色も染めているのか判断ができない。
ただ、一見人の良いさわやか君に見えるが暴力的な性格をしていて、陰湿ないじめを先導しているらしいのだが、なかなか証拠が掴めない。
成績は下の上で、補習は英語だけ。
勉強していないのか自頭が良くないのか分からない。
こいつも要監視対象となっている生徒だ。
「鈴木有人」
「は~い。よろしく~」
廊下側の一番後ろの席に座っている鈴木有人が軽く片手を挙げて返事をするが、視線は廊下側を向いたままだ。
少し長めのストレートな髪は、内側に金色のメッシュが入っている。
申告では、水泳のスクールに通っていて色素が抜けてしまうためとなっている。
周りには常に女生徒が複数いるが、女癖が悪いのか天然なのかよく分からない奴だ。
他の3人と違って問題行動は見られないが、中間試験、期末試験、追試と連続して、英語のテストの開始直後に体調不良を起こして保健室に連れて行かれている。
授業で行われた小テストでは平均点以上が採れているので、何故ここに参加しているのか……
「今日は最初に、4人がどこまで理解できているのか、今後補習を効率よく進めていくためにテストを行う。分かるところだけ解くように。感で解くことはしないように。正確な実力を教えてほしい。では、テスト用紙を…」
「きゃあ!」
「……」
「おっ!」
「わっ、なんだこれ」
教室にバラバラに座っていた4人の真ん中辺りから、急に白い光が立ち上がって広がり始めた。
眩し過ぎて、目を開けていられない。
目を閉じても眩しくて、思わず右腕で目を覆った。
次の瞬間。
鈴木有人の能天気な声が聞こえてきた。
「異世界召喚 キター!!」
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