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鈴木有人
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清泉は今井吊が水晶に手を載せて『ステータス、職業オープン』と言うと、素早く周囲に視線を走らせた。
キンキラでっぷりな男は顔を真っ赤にしながら「治癒師か」と口に出している。
周りの人たちの視線も、ステータス全体を見ているようには動いておらず、一点だけを凝視している。
視線が動いているのは、ダンドウだけだった。
(ダンドウにしか本当のステータスは見えていないっぽいな。後で報告するのかもしれない)
佐藤聖能の職業が『勇者』と表示された時には、室内にいる全員から歓声が上がった。
(「勇者(※ある意味)」って出てるけど、大丈夫か?)
歓声が少し静まると、次に葛葉愛が水晶に手を載せて『ステータス、職業オープン』と言った。
***************
職業:該当なし
***************
室内にあった歓声が、ざわざわした囁きに変わる。
「『該当無し』・・初めて見る職業ですねぇ。」
葛葉から離れている者たちからは蔑むような視線が向けられているが、ダンドウは葛葉のスキルに罹ってしまっているのか、葛葉に対する態度が柔らかいというか異常だった。
『該当無し』は「職業が無い」という意味ではなく、『該当無し』という名称の職業だと言ってのけてしまうほどに。
しかし自己顕示欲の強い葛葉は、両手を握りしめてブルブル震えている。
「先生も早く確認しなよ!」
鈴木有人が清泉を手招きしながら声をかけてきた。
清泉がゆっくりとした足取りで水晶の前まで行くと、鈴木有人がぎりぎり体が触れないくらいまで近づいてきて、生徒たちの結果を説明し始めた。
「先生大丈夫?異世界に召喚されてショックなのは分かるけどさ、ボーっとしてちゃだめじゃん。みんなの職業見てなかったでしょ。僕が将来賢者の魔法使いで佐藤君が堂々の勇者。今井さんが将来聖女の治癒師。凄いでしょ。で、もう一人の人は・・・職業『該当無し』だったよ。ざまぁ」
清泉には鈴木有人の最後の言葉は聞き取れなかったが、葛葉愛に対して良い感情を持っていないことは伝わった。
そんなことよりも、体が触れそうな距離まで近付いてきた鈴木有人に怖さを感じた。
「そうか、教えてくれてありがとうな、鈴木」
「もう、先生ったら、僕のことは有人って呼んでよ。ほらほら、先生も早く職業調べなよ」
鈴木有人に急かされて、清泉はそっと水晶に手を載せて、同じように言葉を紡ぐ。
『ステータス、職業オープン』
***************
職業:旅人
***************
葛葉愛の職業でざわついていた室内が、更にざわつき始めた。
「職業は旅人…なのに、スキルは剣術?…なんだ、これは……」
ダンドウがぶつぶつ言いながら、清泉のステータスボードを食い入るように見ている。
その視線は忙しなく動き続けている。
(やはり、全て見えているな)
「ねぇ先生、僕たち騙されてるんじゃないのかな」
鈴木有人が更に清泉に体を寄せてぴったりとくっ付いてから、顔を清泉の耳元に近付け、小さな声で囁いた。
清泉は身長181cm、鈴木有人の身長はそれより数センチ低いだけなので、この位置で囁けばまわりには聞こえないのだろうが、その行為に清泉は鳥肌が立った。
しかし状況が状況なので、振り切ることができないでいた。
『…今のこいつの言動で、俺はそうだと確信した。他のやつらはどうか分からんが、こいつには俺たちのステータスが全て見えているぞ』
清泉は視線を水晶に向けたまま、意識して小声で日本語で話した。
鈴木有人は一瞬目を見開いてから、清泉に合わせてきた。
『どうして確信できたの?』
『俺は自分のステータスを確認したいと思ったら、頭に自分のステータスが浮かんだんだよ。で、こいつは職業しか見ることができないはずなのに、俺が確認したスキルを口にした。後は、視線だ。俺のステータスはこいつが口にしたスキル以外は文字化けしてて自分でも読めなかった。こいつの目を見てみろよ。必死に目を動かしてるだろ?俺のステータスが分からなくて慌ててるんだろう』
鈴木有人がダンドウを見る。
『…本当だぁ。先生凄いねぇ。僕も自分のステータス見ようとしたけどできなかったから水晶で確認したんだ。ねぇ?先生鑑定持ってるんじゃないの?僕のこと鑑定してみてよ。ちょっと不安に思ってることがあるんだ』
『おう…』
清泉は自分のステータスについて、誰にも伝えるつもりはなかった。
『無理だな。俺に鑑定のスキルは無いらしい。何が不安なんだ?職業から推測しても、恵まれてるんじゃないか?魔法が使えるんだろ?』
『そうなんだけどねぇ…職業もスキルも恵まれてるとは思うんだけどさ。…あのね、召喚されて直ぐはこっちの人が言ってること全部分かったんだけど、だんだん聞こえてくる知らない言葉が増えてるんだよ。それでステータスの【言語理解】の側に大き目の数字が並んでいたのを思い出して不安になっちゃって。先生はどう?』
『…俺に【言語理解】というスキルがあるか分からないが、知らない言葉はまだ聞こえてきていないと思うぞ』
清泉は生徒たちのステータスを思い出してみる。
4人とも【言語理解】の後ろに数字が並んでいた気がする。
(【言語理解】と【アイテムボックス】に気を取られて正確には覚えていないが、分母と分子で桁の大きい数字が表示されていたように思う)
清泉は自分を鑑定するフリをして、もう一度怒りに震えている葛葉愛を鑑定してみた。
***************
名前:葛葉愛
年齢:18
職業:該当なし
スキル:
【魅了<Lv.1>】〖常時発動中〗
【誘惑<Lv.1>】〖常時発動中〗
【詐術<Lv.1>】〖常時発動中〗
特殊スキル:
【自己記憶改竄<Lv.Max>】
【アイテムボックス(極小)】
【自動回復<Lv.1>】
【言語理解(小)9746/10000】
称号:巻き込む者
***************
『ああ、本当だ。スキル名は文字化けしてるが、分母が1万で分子が9千台の数字は表示されているな』
『やっぱり…』
清泉は鑑定結果を表示したままにして様子を見ることにした。
すると、まわりで誰かが言葉を発すると、不規則に分子が減っていくことが確認できた。
『想像でしかないが…意識すると日本語で会話できるということは、意識すればこちらの言葉でも会話ができるということじゃないか?』
『どういうこと?』
『考えられるのは、複数回同じ言葉を聞くとその言葉を学習したと認識されるとか、一定量こちらの言葉を聞くことで学習したと認識されるとかかな。どういう原理か分からないが、なにかしらの規則性によって、条件が満たされると分子の数字が減っていき、減っていく分子の数字に比例して……こちらの言葉が日本語で理解できなくなる』
鈴木有人の顔色が悪くなる。
『やっぱり、そういうことなのかな?言葉を覚える前に分からなくなちゃったらどうしよう…怖いな…先生が一緒に逃げてくれるなら嬉しいけど、このままじゃ僕賢者にされて魔王討伐に行かなきゃいけないのかな』
そう言ってするりと腕を組まれ、清泉は悪寒がしてきた。
(気持ち悪い。なんだこいつ)
清泉に腕を絡めながら、鈴木有人は周囲に視線を向けては、清泉を見て満足そうに笑うということを繰り返している。
清泉は鈴木有人がこの場にいる異世界人と自分の容姿を見比べていて、自分がロックオンされたのかもしれないと怖くなった。
『鈴木、離れてくれ』
『い・や』
『こんなところでふざけるんじゃない』
清泉の静かな怒りを感じ取ったのか、しぶしぶだったが鈴木有人が清泉の腕から離れた。
『右も左も分からない異世界だ。魔法を使いこなせるように頑張れよ。きっと俺はすぐに追い出される。鈴木はここで頑張るんだ』
清泉は別れの言葉を口にしたつもりだった。
『先生なら大丈夫な気がする。だって『旅人』だよ?神様がこの世界を自由に旅しなさいって言ってくれてるんだよ?』
「なにするのよ!離して!!」
鈴木有人との小声での会話に集中していた清泉の耳に、葛葉愛の叫び声が聞こえてきた。
キンキラでっぷりな男は顔を真っ赤にしながら「治癒師か」と口に出している。
周りの人たちの視線も、ステータス全体を見ているようには動いておらず、一点だけを凝視している。
視線が動いているのは、ダンドウだけだった。
(ダンドウにしか本当のステータスは見えていないっぽいな。後で報告するのかもしれない)
佐藤聖能の職業が『勇者』と表示された時には、室内にいる全員から歓声が上がった。
(「勇者(※ある意味)」って出てるけど、大丈夫か?)
歓声が少し静まると、次に葛葉愛が水晶に手を載せて『ステータス、職業オープン』と言った。
***************
職業:該当なし
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室内にあった歓声が、ざわざわした囁きに変わる。
「『該当無し』・・初めて見る職業ですねぇ。」
葛葉から離れている者たちからは蔑むような視線が向けられているが、ダンドウは葛葉のスキルに罹ってしまっているのか、葛葉に対する態度が柔らかいというか異常だった。
『該当無し』は「職業が無い」という意味ではなく、『該当無し』という名称の職業だと言ってのけてしまうほどに。
しかし自己顕示欲の強い葛葉は、両手を握りしめてブルブル震えている。
「先生も早く確認しなよ!」
鈴木有人が清泉を手招きしながら声をかけてきた。
清泉がゆっくりとした足取りで水晶の前まで行くと、鈴木有人がぎりぎり体が触れないくらいまで近づいてきて、生徒たちの結果を説明し始めた。
「先生大丈夫?異世界に召喚されてショックなのは分かるけどさ、ボーっとしてちゃだめじゃん。みんなの職業見てなかったでしょ。僕が将来賢者の魔法使いで佐藤君が堂々の勇者。今井さんが将来聖女の治癒師。凄いでしょ。で、もう一人の人は・・・職業『該当無し』だったよ。ざまぁ」
清泉には鈴木有人の最後の言葉は聞き取れなかったが、葛葉愛に対して良い感情を持っていないことは伝わった。
そんなことよりも、体が触れそうな距離まで近付いてきた鈴木有人に怖さを感じた。
「そうか、教えてくれてありがとうな、鈴木」
「もう、先生ったら、僕のことは有人って呼んでよ。ほらほら、先生も早く職業調べなよ」
鈴木有人に急かされて、清泉はそっと水晶に手を載せて、同じように言葉を紡ぐ。
『ステータス、職業オープン』
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職業:旅人
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葛葉愛の職業でざわついていた室内が、更にざわつき始めた。
「職業は旅人…なのに、スキルは剣術?…なんだ、これは……」
ダンドウがぶつぶつ言いながら、清泉のステータスボードを食い入るように見ている。
その視線は忙しなく動き続けている。
(やはり、全て見えているな)
「ねぇ先生、僕たち騙されてるんじゃないのかな」
鈴木有人が更に清泉に体を寄せてぴったりとくっ付いてから、顔を清泉の耳元に近付け、小さな声で囁いた。
清泉は身長181cm、鈴木有人の身長はそれより数センチ低いだけなので、この位置で囁けばまわりには聞こえないのだろうが、その行為に清泉は鳥肌が立った。
しかし状況が状況なので、振り切ることができないでいた。
『…今のこいつの言動で、俺はそうだと確信した。他のやつらはどうか分からんが、こいつには俺たちのステータスが全て見えているぞ』
清泉は視線を水晶に向けたまま、意識して小声で日本語で話した。
鈴木有人は一瞬目を見開いてから、清泉に合わせてきた。
『どうして確信できたの?』
『俺は自分のステータスを確認したいと思ったら、頭に自分のステータスが浮かんだんだよ。で、こいつは職業しか見ることができないはずなのに、俺が確認したスキルを口にした。後は、視線だ。俺のステータスはこいつが口にしたスキル以外は文字化けしてて自分でも読めなかった。こいつの目を見てみろよ。必死に目を動かしてるだろ?俺のステータスが分からなくて慌ててるんだろう』
鈴木有人がダンドウを見る。
『…本当だぁ。先生凄いねぇ。僕も自分のステータス見ようとしたけどできなかったから水晶で確認したんだ。ねぇ?先生鑑定持ってるんじゃないの?僕のこと鑑定してみてよ。ちょっと不安に思ってることがあるんだ』
『おう…』
清泉は自分のステータスについて、誰にも伝えるつもりはなかった。
『無理だな。俺に鑑定のスキルは無いらしい。何が不安なんだ?職業から推測しても、恵まれてるんじゃないか?魔法が使えるんだろ?』
『そうなんだけどねぇ…職業もスキルも恵まれてるとは思うんだけどさ。…あのね、召喚されて直ぐはこっちの人が言ってること全部分かったんだけど、だんだん聞こえてくる知らない言葉が増えてるんだよ。それでステータスの【言語理解】の側に大き目の数字が並んでいたのを思い出して不安になっちゃって。先生はどう?』
『…俺に【言語理解】というスキルがあるか分からないが、知らない言葉はまだ聞こえてきていないと思うぞ』
清泉は生徒たちのステータスを思い出してみる。
4人とも【言語理解】の後ろに数字が並んでいた気がする。
(【言語理解】と【アイテムボックス】に気を取られて正確には覚えていないが、分母と分子で桁の大きい数字が表示されていたように思う)
清泉は自分を鑑定するフリをして、もう一度怒りに震えている葛葉愛を鑑定してみた。
***************
名前:葛葉愛
年齢:18
職業:該当なし
スキル:
【魅了<Lv.1>】〖常時発動中〗
【誘惑<Lv.1>】〖常時発動中〗
【詐術<Lv.1>】〖常時発動中〗
特殊スキル:
【自己記憶改竄<Lv.Max>】
【アイテムボックス(極小)】
【自動回復<Lv.1>】
【言語理解(小)9746/10000】
称号:巻き込む者
***************
『ああ、本当だ。スキル名は文字化けしてるが、分母が1万で分子が9千台の数字は表示されているな』
『やっぱり…』
清泉は鑑定結果を表示したままにして様子を見ることにした。
すると、まわりで誰かが言葉を発すると、不規則に分子が減っていくことが確認できた。
『想像でしかないが…意識すると日本語で会話できるということは、意識すればこちらの言葉でも会話ができるということじゃないか?』
『どういうこと?』
『考えられるのは、複数回同じ言葉を聞くとその言葉を学習したと認識されるとか、一定量こちらの言葉を聞くことで学習したと認識されるとかかな。どういう原理か分からないが、なにかしらの規則性によって、条件が満たされると分子の数字が減っていき、減っていく分子の数字に比例して……こちらの言葉が日本語で理解できなくなる』
鈴木有人の顔色が悪くなる。
『やっぱり、そういうことなのかな?言葉を覚える前に分からなくなちゃったらどうしよう…怖いな…先生が一緒に逃げてくれるなら嬉しいけど、このままじゃ僕賢者にされて魔王討伐に行かなきゃいけないのかな』
そう言ってするりと腕を組まれ、清泉は悪寒がしてきた。
(気持ち悪い。なんだこいつ)
清泉に腕を絡めながら、鈴木有人は周囲に視線を向けては、清泉を見て満足そうに笑うということを繰り返している。
清泉は鈴木有人がこの場にいる異世界人と自分の容姿を見比べていて、自分がロックオンされたのかもしれないと怖くなった。
『鈴木、離れてくれ』
『い・や』
『こんなところでふざけるんじゃない』
清泉の静かな怒りを感じ取ったのか、しぶしぶだったが鈴木有人が清泉の腕から離れた。
『右も左も分からない異世界だ。魔法を使いこなせるように頑張れよ。きっと俺はすぐに追い出される。鈴木はここで頑張るんだ』
清泉は別れの言葉を口にしたつもりだった。
『先生なら大丈夫な気がする。だって『旅人』だよ?神様がこの世界を自由に旅しなさいって言ってくれてるんだよ?』
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