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学園1年生編
13
しおりを挟む今の僕に、泣いてる暇も資格もない。
これからは犠牲者は出さない、絶対に!!
「…全部終わったら、もっと立派なお墓を作ろう。
これ以上数は増やさない。君達が教会を出る時は、大人になって卒業する時なんだから」
僕は女の子の手を取りゆっくりと立たせ、そう宣言した。彼女はまだ泣き止まないが、ゆっくりと頷いてくれた。
教会まで戻り、持ってきた物を纏めて帰り支度をする。重症の子供達は中に寝かせ、代表として長男に挨拶した。
「遅くなったね。僕はセレスタン・ラサーニュ。これからは、僕が君達を必ず守る」
「ボクはエリゼ・ラブレーだ。尊き者の義務として、お前らを保護する」
君、もっと素直な言い方は出来んのかい。
差し出した手は取ってもらえなかったが、もう彼は最初のように警戒はしていなかった。
「……俺らは、名前は無い。ここにいる連中は、全員そうだ。
最初から無かったり、自分で捨てたり…様々だ」
ふむ…バジルも確か、ロッティが名付けたんだっけ。
僕はここにいる17人の子供達の性別やら特徴をメモし、帰ったらロッティとバジルも含めて皆で考えようと決めた。
他の子供達にも挨拶したかったのだが、今は教会の中を満喫しているようだ。…ま、明日来るしいっか。
しかし不安だ。急にこんなに教会が綺麗になって、変な人が侵入して来たらどうしよう。
誰か、精霊に警備をお願いしようかな?…契約してくれるかな?
エリゼに相談してみたら、賛同してくれた。彼もニンフと契約するつもりらしい。
契約というのは、精霊側にメリットはほぼ無い。なので、彼らが人間と一緒にいたいと思っている場合に限り成立する。精霊が希望して、人間が名付けたら契約完了だ。
契約すれば呼んだらすぐ来てくれるし、魔力が切れても精霊界に戻るだけで回復したらまた会える。まあこの霊脈にいる限りは不要な心配だが。
いっぱい喚んだし、誰か1人くらい僕と契約してくれないかな~…?
各々好きに過ごす精霊達を集め、お願いしてみた。
「えっと…僕、セレスタンと契約してくれる精霊さんはいませんか~…?無理強いはしません、よかったら…えええっ!?」
言い切る前に、僕の前に全員縦一列に並んだ。契約オッケー!?
「本当に好かれてるんだなお前は。
見てみろ、ニンフも1体そっちにいったぞ。お前と契約したいらしい」
モテモテだな、とエリゼは言った。そんな彼の肩には、もう1人のニンフが。
「ああ、こいつはボクと契約してくれた。これからよろしくな、ニナ」
ニナ?もう名付けたのか。ニナは差し出されたエリゼの指を握り、ニコニコ笑っている。
よっし、僕も!
「う~ん…ドワーフさんだけで7人いるしな…。
よし、テンポ良くいくぞ!」
まず!前から太一、次郎、三助、よっちゃん、五右衛門、ろくろ、なな…な、しち?七味だ!!
次ィ!ノームのノモさん、ウンディーネのアクア、シルフのエア、サラマンダーのヒトカ…おっといかん。じゃあ君は暖炉だ!
最後、ニンフ。向こうがニナだし…じゃあラナにしよう。
「ふう…という訳で、これから皆よろしくね!」
僕がそう言うと、皆おーっ!と返事してくれた。こうやって契約したことで、言葉は無くても彼らの伝えたい事が分かるようになった。
「所々変なの混じってないか?」というエリゼのツッコミは無視する。僕にセンスは無いのでな。
早速お仕事、教会の警備を頼んだ。彼らは僕の言う事しか聞かないが、変な人が来たら追い返して!くらいはやってくれるはず。ここはマナも満ちているし、居心地もよかろう。
皆応じてくれたが、アクアと暖炉は一緒に来たがった。まあ、ノモさんやエアがいれば大丈夫かな?
教会の影から、子供達が様子を窺っているのが見えた。彼らに「また来るから!」とだけ告げ、僕らは教会を後にした。
「「…………」」
帰り道、僕らは無言で歩く。おしゃべりする気分じゃないし…なにより…。
精霊達は、僕の肩に乗り町並みを眺めている。面白いものあった?
伯爵邸も近付き、エリゼが「この辺で着替えるぞ」と言った。
…あ、そっか。今僕スカート穿いてるんだった。このまま帰るところだった…危ない危ない。
………。
「………なあセレス」
「……んー?」
早く帰らなきゃ。夏なのでまだ薄暗い程度だけど、もう7時だ。夕飯に間に合わないよ。
今日はエリゼもいるから、一緒に部屋で食べるんだ。ロッティは父上が許可しなかったから、残念ながらいないけど。
だから無駄話なんてしてる暇無いよ。着替え終わったらさっさと帰…
「……少しくらいなら、泣いてもいいんじゃないか?」
「…!……こんの、バカぁ…!せっかく、せっかく堪えてんのにい…!!」
エリゼの言葉に、抑えていた涙腺が限界を迎えた。
もっと、もっと早く行動していればよかった!!
何年も前から視察をしているくせに、僕は暗い部分に目を向けようとしなかった!!
どうせ自分は操り人形だと、諦めて現状維持だけしてればいいと思っていた!!
もしも、もしも僕が……!
「先週って、僕達…「夏期休暇は何して過ごそうか、どこで遊ぼうか」なんて、はしゃいでたじゃない…っ!
そんな時にも、彼らは…生死の境を彷徨って、耐え切れず死んじゃう子もいて…!」
だが、こんな考え方偽善だって分かってる。
日本にいた頃だってそうだ。テレビで外国のスラムだとか貧困地区の映像を見て、「可哀相に」とか思ってもそれだけだ。募金すらもしやしない、完全に他人事。
僕自身は病気の治療をしてもらい、暖かくて涼しい場所でのほほんと過ごしていた。
それが今回は身近にあった。しかも僕は、解決出来る立場にいる人間だ。
もしも伯爵家でなく平民に生まれていたら…無視していたに違いない。
だから、こんなに胸が痛いんだ。自分の無力さ、情けなさ、儚くなった子供達への申し訳なさなんかが混ざり合い、涙が溢れる。
「…僕はもう、泣くのはこれでやめにする。だから、もう少しだけ…ちょっとだけ見逃して…」
その場に蹲り泣く僕を、精霊達は心配そうに慰めてくれた。泣かないで、自分達も頑張るから、笑顔を見せて、と…。
僕はそんな…優しくされていい人間じゃないよ…。
エリゼは何も言わず、ただ僕の頭を撫でてくれていた。
「…よっし、弱音・弱気は終了!
もう僕は迷わない。さあ帰ろう、エリゼ!」
これ以上誰になんと言われようと、泣かない後ろ向きにならない!!
いっそ開き直れ、全部あのハゲ親父が悪いんだと!!!僕は知ってるぞ、横の毛を上に持ってきている事を!!
僕はいずれ家を出る気なのは変わらない。伯爵家にいる以上女に戻れないし、やっぱり僕は人の上に立つ器じゃない。
ただしそん時は、あのクソ親父も道連れにしたらあ!他の腐った奴らもだ!!
さっきまでとは打って変わってやる気に満ちている僕を、エリゼが保護者のような視線を向けていた事には気付かなかった。
夕飯をさっさと食べ終え、作戦会議開始!ロッティとバジルも仲間入りだ。
彼らに今日の様子を伝え、今後の事を決める。
「やっぱ問題はお父様よね。私のほうからお願いしてみましょうか?」
「それは悪手かと。恐らく坊ちゃんが責められます」
「そっか、私は何も知らない体でいなきゃ駄目よね…ごめんなさい、お兄様」
「ううん、大丈夫。でも父上の説得は、ロッティのほうが適任だとは思うけどね…」
僕の部屋に集まり、テーブルを挟んで4人意見を出し合う。バジルが書記係で、意見をどんどん書き留めていく。
絶対条件として父上の許可が必須だ。許可さえくれれば何もしなくていい、勝手にするから。
「服なんかは領民から古着を集めるのも手だ。売れなそうな、汚れていてもほつれていても構わない」
「水は確保出来たし、食料は畑を耕そう。あと…本来国から補助金出るよね?」
「申請が必要よ。それが通れば職員も雇えるようになるし、足りない物も買えるわね」
「しばらくは坊っちゃんの精霊に力を貸してもらいましょう。井戸には急ぎ滑車が必要ですし」
アクアと暖炉も会議に参加している。いくらでも力を貸すから、もう泣いちゃイヤ!と僕の顔の両側にくっついているのだ。
うーん、右側が暖かくて左側はひんやりしてる。ありがとう、もう少しだけ力を借りるね!
「…ふむ。お前ら明日はうちに来る予定だったよな。取り止めにしようと思ったが…やっぱり来い」
へ?今は遊んでる場合じゃないんだけど…。
エリゼが言うにはラブレー領にある孤児院の見学と、もう1つ理由があるらしい。
「……なるほど。うーん、それで父上納得するかなあ?」
「そこはシャルロットが頑張れ。泣き落としでもおねだり攻撃でもなんでもいい」
「そうね…考えるだけで吐き気がするけれど、子供達の命に比べればなんて事ないわ!」
……前から思ってたけど、ロッティって父上の事嫌い?
「?嫌いに決まってるじゃない。お兄様を蔑ろにして笑顔を奪うお父様なんて、今すぐ蹴落としてやりたいわ。私に向ける笑顔も気色悪くてたまにぶん殴りたくなるもの。
でも今は我慢。いつかお兄様が爵位を継ぐまで、私は良い娘を演じてみせるわ!」
…そっか。握り拳を震わせるロッティは勇ましいなあ。
僕絶対怒らせないようにしよう。
結局深夜まで会議は続いた。
ただロッティは淑女なのである程度の時間でメイドに連れ去られ、バジルも仕事をこなす。
僕とエリゼは意見が止まらず、気付けば2人とも眠ってしまっていた。
朝起きると、目の前にエリゼの顔があったもんで心臓が口から飛び出るかと思ったわ…。でもいつの間にベッドに移動したんだろ?
ん?アクア、何…エリゼが僕を運んでくれた?そりゃ申し訳ない。後でお礼言っとこう。
時間は朝6時か。うーん、もう少し寝かせておこう。
ていうか、サラシずっとつけっぱなしでキツい…今日は緩めにして、ちょっと大きい服を着て行こうっと。
ふふ…僕はここで、「キャッ☆エリゼ起きちゃったの!?えっち~!!」的なお約束をするつもりは毛頭ない!!!
賢い僕はバスルームに移動してから着替えをするとも!!…あれ、昨日もここで着替えれば良かったんじゃない…?
やっぱ僕ってアホだわ。
7時にはエリゼも起こし、また部屋で朝食を摂る。
「昨夜はごめんね、ベッドに運んでくれたんでしょう?重かったんじゃない?」
「ん?いや、そんな事ない。ボクも軽いほうだと思ってたけど…お前軽すぎ。もっと肉を食べろ」
そんなジスランみたいな事を…僕そんなに軽いかな?ロッティのほうが細いもんよ。
まあ、男子にしては軽いのかも。
食べながら、今日のスケジュールを確認する。
この後ロッティ、バジルと合流してまず教会に向かう。またパンを持っていくのだが、昨夜のうちに34個注文しておいたので取りに行ってから。
しかしいつまでも同じ事は出来ない、早く補助金の申請しなきゃ…!
いずれはわざわざパンを買わなくても、小麦から自作出来るようにしたいなあ。
その後は、井戸の滑車を作る。多分材料さえあればドワーフさんが作れるはず、お願いしてみよう。
木材は現地調達、ロープだけ持って行こう。桶もそれでいいかな。
そしたら今日は、すぐにラブレー領に向かう。なんか予定ギチギチでエリゼには申し訳ないなぁ…
とはもう言わない。手伝ってくれている彼に失礼だから。
馬車を脇道に停めて、歩いて向かう。
そうして教会に着き中を覗いてみると…礼拝堂には誰もいない。精霊達は思い思いに過ごしているようだ。ドワーフ達は礼拝堂で寝てるし、ノモさん達は外で過ごしている。
子供達が寝てるかもしれないので、起こすのはやめて滑車作りをしてしまおうっと。
バジルは綺麗になった教会に感激してるし、ロッティも興味津々だ。彼らは中の探索を始めたが、誰か起きて来た時ビックリさせたらまずいのでエリゼも2人と一緒に行動してもらう。
その間僕は外で作業っと。
シルフのエアに木を切ってもらうんだが…ラナ、自然を愛するニンフ的にオッケー?
と、ちょっと心配だったけど乱伐しなければオッケーらしい。良かった。
エアに切ってもらった木を、ドワーフ職人達に加工してもらう。今日の作業員は七味とよっちゃん、三助か。持って来た設計図を見せると、見事に作り上げてくれた!
「おお~!すごい、屋根まできっちり!ありがとうね!」
やっぱ凄いわ、ドワーフ。ぶっちゃけ職人要らずじゃない?とか思ってしまう。なんで皆契約しないんだろう…?人間の仕事無くなるから??
とにかく、ふっふっ…今日はちゃーんとお礼持って来たよ!僕は鞄から、おもむろに瓶を取り出す。
じゃじゃーん!お酒でーっす!!
精霊、特にドワーフはお酒好きらしいからね!父上のワインをパクって来たよ、どうせ大量にあるんだからいいの。数だって把握してないし、味の違いなんて分かんないんだから。
だが彼らにワインを見せたら…目の色を変え、一斉に襲いかかってきた!!
「きゃ~~~!あははははっ!」
待って待って!ちゃんと器に…きゃー!
僕の抵抗虚しく、ワインは奪われあっという間に空に。こんなに喜んでもらえるなら、また隙を見て持ち出そう。
「…お前」
「ん?」
彼らとはしゃいでいたら急に誰かの声が聞こえ、振り向くと…次男が立っていた。
「おはよう。ほら、井戸に滑車を付けてもらったよ!使い方説明するから…」
「お前…やっぱ男なのか?」
へ?あ、ああ。
今日の僕は髪は染めてあるけど男物を着ている。髪は一応上げてるけど…ここを離れたら下ろすよ。
しかしなんと答えたものか。可能なら僕は、ここでは女として過ごしたいんだけど…うーん、ここから周囲にバレる可能性も。
うーん、うーん。
「……さあ、どっちでしょう?」
口に人差し指を当て、ニッと笑ってみせる。僕は誤魔化す事に決めた。
すると次男は頬を赤らめ、「なんだよ…」と呟いた。初心よの~。
しかし他の子も起きてきてるのかな?次男に滑車の説明をして、一緒に教会の中に入る。そこには、ロッティ達と長女とちびっ子5人がいた。
「?…あ、あんたも男だったの!?」
ん?また同じ反応。どうやらエリゼは先にネタバラシしたようだ。すでに染料も落として、ピンクに戻ってるし。
「んー、ヒ・ミ・ツ」
次男同様に、シーっとやってみせたら彼女も顔を真っ赤にした。可愛いんだから~もう。
僕も茶色を落として赤髪に戻す。ちびっ子達は新しく来た2人にビビってたが、ロッティの天使スマイルにすぐ懐いた。
…羨ましくなんかないやい!!
その後全員起きてきたので、外に出て横一列に並んでもらった。
「おい、セレスタン…サマ。一体なんの真似だ?」
長男が訝しげに聞いてくる。ふっふ…ずばり!
「君達の名前さ!!昨夜4人で考えたんだから!!」
僕が声高らかに宣言すると、皆目を見開いた。散々悩んだけど、バジルに合わせてハーブシリーズで行くことにした。
「まず長男、セージ!次男がグラス、三男はパセリ。長女がミント!」
代表して僕が命名して行く。
どう?今んとこどう?気に入らなかったら名乗らなくてもいいけど。
「…いや、いいんじゃない?あたいはミントっての気に入ったよ」
フーゥ!さっすが女の子、分かってるーぅ!!長女改めミントは、嬉しそうに肯定してくれた。
3兄弟もまあ…いいんじゃない?てな感じだったので、このまま全員いくぞ!
「んっと、君がオレガノ、君はタイム。サルビア、アシタバ…」
その後もメモを見ながら、全員付け終わった!「おれセルバ!」「わたし、マリー?」と、自分の名前に喜んでくれたようだ。よっしゃ!
「で、早速だけどセージ。今日は僕達もう行くから、これパン分けて食べて。
朝と夜ね、一気に食べちゃ駄目だよ。それと井戸の使い方はグラスに聞いて。オッケー?」
「おっけー…多分…。えっと、グラスって誰だっけ?」
「おれ」
なんとも頼りない返事ですこと。彼にパンを託したが、早速ちびっ子が群がってきたぞ。
…早く、お腹いっぱい食べさせてあげないと。その為にも、今日色々勉強してくるからね。
皆がパンに夢中になっているうちに、早く出発してしまおう。
4人でそろ~っと出て行こうとしたら、誰かが僕の服をつまんだ。
後ろを振り向き視線を落とすと…5歳前後の女の子、アーティだ。
「…どうしたの?」
膝をつき目線を合わせ、なるべく優しく言ってみる。すると「…なんでもない」と言って皆の輪に戻って行った。
彼女が何を伝えたかったのかは分からない。でもいずれ…言いたい事を我慢しなくていいような、そんな環境にしてみせるからね。
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