【完結】勘当されたい悪役は自由に生きる

雨野

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学園4年生編

02

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 ふう…緊張するぅ…!
 現在VIP客用サロンにて、2人の到着を待つ。しかしこの部屋、男性しかいなくてむさいなあ。
 お父様含め皇族の男性陣と僕、給仕なんかも皆男性。少那殿下の女性恐怖症ってどのくらいなんだろ?女顔の僕もアウト判定されたらオシマイだよね…。

 少那殿下は僕の1こ上、木華殿下は同い年…で、2人共4年生に編入してくるんだよね。
 仲良くなれるかなあ…ルシアンみたいに、最悪な初対面にならなきゃいいけど…。まあ手紙の感じじゃフレンドリーっぽかったし、なんとかなるかな?

「なんか其方、失礼な事考えてないか?」

「気のせいさ」

 うん。今は僕達こんなに仲良しだもんね!



「陛下。箏国よりスクナ殿下、コハナ殿下お見えになりました」

「お通ししなさい」


 き、来た…!!!
 陛下をはじめ、全員席を立つ。ドキドキ。


 扉がゆっくりと開き姿を現した和服姿の彼らが…箏の王弟、王妹殿下…!
 まずはこちらの陛下から挨拶をする。

「遠いところからよく来てくれた。私はグランツ皇国第28代皇帝、ローラン・グランツと申す」

「ご丁寧にありがとうございます。私は箏国第52代国王、凪の弟少那と申します。こちらは我が妹、木華。共にお世話になります」

 そうグランツ語で挨拶をし、陛下が差し出した手を取る少那殿下。エスコートされている木華殿下はスッと頭を下げた。

 少那殿下は…こう言うのも失礼だが、年上には見えない可愛らしい男性だな。やっぱグランツの人に比べると小柄で、目はおっきいし髪も長くて…ポニーテールにしている。
 そして木華殿下。こちらはこう…大和撫子?お人形さんみたいな、幼い感じの和風美少女!姫カット!!僕と目が合うと、にっこり笑ってくれた。
 彼女とこの場にはいない侍女のみ、僕が女だと知っているんだよね。優しそうな女の子…是非お友達になりたい。


 だが、次の瞬間…ルキウス様が挨拶しようと前に出た途端。彼女の顔色が変わった。


「お初にお目に掛かる。私は皇太子であるルキウス・グランツです」


 ルキウス様はさっきまでルクトル様、ルシアンから散々注意されていた。

「姫君を怯えさせないよう、絶対に笑っちゃ駄目ですよ!」
「そうですよ!ルキウス兄上は笑顔が怖いんですから、無表情のほうがまだマシです!!」
「……そこまで…言わなくても…」
「「足りないくらいです!!」」

 と2人の弟からの言われように、しょぼんと肩を落としていたぞ。結果超簡素な挨拶になってしまったのだが…それでも怖かったのかな?
 木華殿下はルキウス様の顔を凝視したまま動かない。違うよ、ルキウス様は年下の女の子に緊張して目が怖くなっているだけだよ!!顔は厳ついけど優しい紳士だよ!!


「…………………」

「……その、コハナ殿。私の顔に何か…?」

「………木華?」

『………………テキ……』

 へっ?今なんかボソっと言ったみたいだけど…聞こえんかった。隣に立つ少那殿下には聞こえたようで、目をまん丸くしている。どしたの…?
 しかも…うっすら頬を染めてませんか?どうしたんだろう、木華殿下も緊張して熱でも出てしまったのだろうか?

「えっと…妹は緊張しているようです。どうぞお気になさらず…」

 いや気にするよ。でもまあ、早く挨拶を終わらせて座ったほうがよさそうね!
 皆もそう考えたのか、次からサクサク挨拶が進むぞ。


『初めまして、僕は第二皇子のルクトル・グランツと申します。お2人もご同行されてきた方々も、分からない事があったらなんでもお聞きくださいね』

 ルクトル様はこの日の為に、ずっと漢語を勉強してきた。僕もお付き合いしたが、この通りすっかりペラペラだ。
 少那殿下や侍従、護衛の人達も安心したような表情だ。言葉が通じる人がいるって、頼もしいよね!木華殿下はまだボーッとしている。


「私は第三皇子のルシアン・グランツです。両殿下とは同学年として、学園でもよろしくお願いします」

 ルシアンの挨拶に、少那殿下はにこにこになった。…どっか嬉しい要素あった?学園の辺り?木華殿下はまだルキウス様から目を離さない。

「私は皇帝ローランの弟のオーバン・ラウルスペードと申します。そしてこちらが我が息子で、殿下方とは学友として共に通います」

 と…お父様が僕を紹介した…!よし!
 

『ご紹介に預かりました、セレスタン・ラウルスペードと申します。お会いできる日を心待ちにしておりました、今日からよろしくお願いします』

 僕が挨拶すれば…少那殿下はもう満面の笑み。彼の喜びポイントがようわからん。
 でも現段階では僕の事を拒否はしてなさそう、よっしゃ!

 とりあえず全員挨拶を終えたので、座ってお茶にしようという流れに。木華殿下はまだ戻らない。少那殿下が彼女の肩を揺らす。


『…おい、おい、木華!!』
『………はっ!兄上…』
『あ、戻った。どうしたんだお前?もう皆挨拶を終えてしまったぞ』
『兄上……ごにょごにょ…』
『……そうか…聞き間違いじゃなかったか…』

 
 あ、正気に戻ったようだ。どうしたんだろう…?お客様の2人は上座へご案内~。


「申し訳ない、私達は作法を学んではきたがあまり自信は無く…」

「いいんですよ、身内だけのお茶会だと思っていただければ。
 よろしければ私達に、そちらの作法も教えていただきたい」

「ええ、是非!」

「少那殿下、部屋は気に入っていただけただろうか?」

「はい。異国情緒溢れる素敵なお部屋でした。箏とはやはり違いますね、こちらの家屋は石から作られているのもが多いとか。
 向こうでは家屋は基本的に木で出来ておりますから…屋根は瓦という、粘土か金属で出来た物を使用していますが。
 それに、部屋に入る際草履…靴を脱いでしまいそうになったのですよ」

「ほう…」

 少那殿下はルシアンや陛下とお話をされている。

 僕とルシアンはこれからお友達になるという事で、2人の近くに座った。並びでいうとルシアン、少那殿下が隣り合わせ。僕と木華殿下がその向かいに隣り合っている。


「その…セレスタン様。少々よろしいですか…?」

「はい、なんでしょうか木華殿下」

 でだ。ルシアンと少那殿下は早くも打ち解けたよう。じゃあ僕も木華殿下と…と思っていたら、彼女がこそっと話し掛けてくれた。

 彼女は頬を染め…僕の隣に座るルキウス様をちらっと見て…?


『そ、その…ルキウス殿下は、ご結婚、されているのでしょうか…!!』

「ゴボッフォ!」

 全員が僕に注目した。しかし僕は、噴き出さず咽せるに留めた僕を褒めたい。

「げほっ、ごほ!ごほっ、ガハッ!!」

「ほら、あんな風に大暴れしても大丈夫ですよ」

「なるほど…」

 おいルシアン、僕をマナー違反の例に挙げるんじゃねーわ。


 それより…落ち着かない僕の背を、ルキウス様が隣からさすってくれている。その様子に木華殿下は『なんてお優しい…!』と目を輝かせているぞ。あ、よく見るとハートだ…

 …マジ!!?ちょっと詳しいお話よかですか?


「陛下、少々僕ら内緒のお話をしますので…」

「へ?ちょっと?」

 と、陛下の答えも聞く前に僕らは移動した。椅子だけ持って、2人でテーブルを離れ壁に向かって座った。
 レッツ、ガールズトーーーク!!!



「スクナ殿下…コハナ殿下はどうされたのですか?」

「……想像はつきますが…セレスタン殿と打ち解けてくれたみたいですね。
 …ご存知でしょうが、私の所為でこの場には男性しかいないでしょう。木華には暫く苦労を掛けると思いますが…セレスタン殿がよき相手となっていただければ嬉しいです。
 ところで…」

「?」

「えー……と…ルキ…申し訳ない、やっぱなんでも…」

「???」



 後ろの様子も気になるが、今はこっちじゃい!!僕らは一応男女なので少し距離を取り…内緒話を始めた。


『で、で?もしかして…ルキウス様に一目惚れしちゃいました!?』

『い、言わないでー!!』

『あででででっ!!』

 しかし木華殿下は距離を詰め、僕の背中をばしんばしんと叩く。意外と力ある!!!
 
『いてて…ちなみに、どの辺りに?』

『あ、ごめんなさい。そうですね…あのキリッとした目元…ガッシリしたお身体…男らしくて素敵…!』

「ふむ…ルキウス様、ちょっとこちらへ」

「?私か…?」

 僕はくるっと振り向き、こっちの様子を窺っていたルキウス様を呼ぶ。彼が近付くと…また木華殿下は固まってしまった。


「ルキウス様、ちょっと彼女に笑い掛けてくれません?」

「へ!?いや、そんな…怯えさせてしまうのでは…?」

 ルキウス様は自分で言ってダメージを受けているようだ。いいから、早く!!
 と急かすと「こ、こうか…?」と、いつもの悪人面でニヤァ…と笑った。僕はもう慣れてるからいいけど、木華殿下の反応は…!?


 と思い2人で彼女の様子を見ると…袖で口元を隠し、ぷるぷる震えながら…

『不器用な笑顔…可愛い…!!』


 と、キュンキュンしてた。


「まじでえ!?……ルキウス様、笑顔が可愛いって言われてま『訳さないでーーー!!!』おごあっ!!」

 彼女にど突かれ僕吹っ飛んじゃった。犯人はきゃーきゃー言ってるし…周りは何事かと騒ついてるし…
 そんでルキウス様は…


「え…か、かわ…?」

 カ~…っと顔を赤くしている。僕はヨロヨロと椅子に戻るが…ルキウス様のレア顔見ちゃった!確かに可愛いかも…?

 とまあ、用は済んだのでルキウス様にはとっとと席に戻っていただき…と。


「兄上…?どうしたんですか、顔が赤いですよ?」

「コハナ殿下に泣かれてしまったのですか?」

「……違う…」

「「?」」

 後ろでは珍しくルキウス様がテーブルに突っ伏していたが…そっちを気にする余裕は僕には無かった。
 椅子に座り直し、キリッと木華殿下と目を合わせる。


「木華殿下…よろしければ僕の事は、セレスとお呼びください。敬称も敬語も不要です」

「では私も木華と。同じく敬語は不要よ」

「うん!で…ルキウス様は今年で20歳。まだ結婚どころか婚約者もいないけど…今まとまりそうな婚約話があるらしいよ…!」

「なんですって…!?どうしましょう、まだ間に合うかしら…!」

 ひょーーー!!!すでに結婚まで視野に入れてらっしゃる!!


「あ…誤解のないよう言っておくけど!私別に惚れっぽい訳ではないわ!こんな気持ち初めてだもの…!
 凪兄上には、好きな相手と結ばれたらいいと言われているけれど…今までそう思える相手なんていなかったわ。
 でもでも、私達まだお互いの事を知らなすぎるわ!その…お友達から…なーんて…」


 そう言って頬を染め、はにかみ顔を手で覆う木華は…
 か…可愛い…!!


 よし…こうなったら僕が、ルキウス様と木華のキューピッドとなろうじゃないですか!!!



「陛下!この後ディナーまで僕らは親睦を深めるんですよね?」

「ああ。ルシアンと2人で、両殿下に皇宮内を案内して差し上げなさい」

 イエッサー!!という訳で!


「よっしゃ行くぞルシアン!!まずは作戦会議だ!ほら少那殿下も!」

「なんの!?」

 いいから!僕はよく分かっていなさそうなルシアンと少那殿下の手を引き、彼らの付き人やら護衛を引き連れてルシアンの部屋を目指すのであった。




『なんと有無を言わせぬ強引さ…!これが友達かー!!』



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