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異世界の常識
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「あの、私実は別の世界から来たんです…。」
「……なにいってるんだい?」
眉をひそめられた。
異世界トリップは信じてくれるのが王道じゃないんかいっ!!どうやらここは王道じゃなかったらしい。
「なるほど……精神病持ちなのか。女人区域は心身の健康に厳しいという噂だが、まさか捨てるまでするなんて……。」
「え!?いや元気です!めちゃくちゃ元気!」
「うん、そうだね、あなたは元気だよ……捨てられて辛かったね……あなたはみたところ成人のようだし、ここで寮母として働くのはどうだろう。ここにはあなたが恐れるものはないし、少しやんちゃな子供たちがいるだけだよ。」
「え、子持ちなんですか?」
よく考えれば、イケメンだし奥さんいても可笑しくないか、と少し残念な気持ちになる。
ほら、恋愛感情がなくても、イケメンには独り身でいてほしいというか……なんて一人言い訳していれば、さらりといないよ?といわれ驚愕する。
「ここは寮制中高一貫校なんだ。ちょうど人手が足りなかったから、良かったよ。どうだい?」
「いいんですか…?」
「ああ。」
「よろしくおねがいしますっ!!」
「よかったよかった。僕の学校生活が気持ち的に華やかになるよ。それじゃ、はい。」
笑顔でなにかを渡され、反射的に受け取る。見れば黒髪のウィッグとズボンとハイネックのセーター。そしてエプロン。
最後以外寮母要素がない。服まで支給してくれるのは嬉しいが、ウィッグがよくわからない。わたしはげてないわよ??
「これは?」
「男子校なんだから男装してもらわなきゃあなた危ないよ?」
「だんしこう…?」
「そう男子校。だってここ、男人区域だし。」
「ん??なんにん…え?」
「え??え、まさか記憶喪失もあるのかい?どれだけ辛い目に……いいだろう、説明してあげよう。」
なんだかひどい勘違いだが、気にしてられない。
「ここは男人区域。一度目のお見合いで女性に結婚相手として論外とされた成人男性と、成人前の男子たちが住んでいるよ。女人区域は、独り身でいたい女性と、成人前の女子たちがいるところだね。」
「なんで分けてるんですか?男女一緒に暮らしたらいいのでは…。」
「?そんなこと許されるわけがないだろう?男は狼なんだよ、危険だろう?」
「狼だらけの男子校で雇ってくれるんですか?」
「だからそれだろう?男装したらなんとかなるさ。それに僕も人生で一度しか女性をみてないからね、華がほしいんだよ。」
「一度?そんな馬鹿な…。」
「言ったろう?お見合いで結婚相手に選ばれなかった男供がここに住んでいるって。」
「お見合いって人生で一回なんですか!?」
「当然だろう。一度女性にフラれた男は問題があると見なされるんだから、縁談が来るわけがないさ。」
「なんていう理不尽な……。」
「ってことで、君は狼の群れに飛び込む狼のふりした羊だから、皮を剥がされて喰われないようしっかり男装するんだよ。万が一の時はこれで僕のこと呼んでくれたらすぐ行くから。」
渡されたのは、スマホのようなもの。テレビなくてスマホあるの?ここ。
え、これ予備?何台持ってるんですかあなた……。
「……なにいってるんだい?」
眉をひそめられた。
異世界トリップは信じてくれるのが王道じゃないんかいっ!!どうやらここは王道じゃなかったらしい。
「なるほど……精神病持ちなのか。女人区域は心身の健康に厳しいという噂だが、まさか捨てるまでするなんて……。」
「え!?いや元気です!めちゃくちゃ元気!」
「うん、そうだね、あなたは元気だよ……捨てられて辛かったね……あなたはみたところ成人のようだし、ここで寮母として働くのはどうだろう。ここにはあなたが恐れるものはないし、少しやんちゃな子供たちがいるだけだよ。」
「え、子持ちなんですか?」
よく考えれば、イケメンだし奥さんいても可笑しくないか、と少し残念な気持ちになる。
ほら、恋愛感情がなくても、イケメンには独り身でいてほしいというか……なんて一人言い訳していれば、さらりといないよ?といわれ驚愕する。
「ここは寮制中高一貫校なんだ。ちょうど人手が足りなかったから、良かったよ。どうだい?」
「いいんですか…?」
「ああ。」
「よろしくおねがいしますっ!!」
「よかったよかった。僕の学校生活が気持ち的に華やかになるよ。それじゃ、はい。」
笑顔でなにかを渡され、反射的に受け取る。見れば黒髪のウィッグとズボンとハイネックのセーター。そしてエプロン。
最後以外寮母要素がない。服まで支給してくれるのは嬉しいが、ウィッグがよくわからない。わたしはげてないわよ??
「これは?」
「男子校なんだから男装してもらわなきゃあなた危ないよ?」
「だんしこう…?」
「そう男子校。だってここ、男人区域だし。」
「ん??なんにん…え?」
「え??え、まさか記憶喪失もあるのかい?どれだけ辛い目に……いいだろう、説明してあげよう。」
なんだかひどい勘違いだが、気にしてられない。
「ここは男人区域。一度目のお見合いで女性に結婚相手として論外とされた成人男性と、成人前の男子たちが住んでいるよ。女人区域は、独り身でいたい女性と、成人前の女子たちがいるところだね。」
「なんで分けてるんですか?男女一緒に暮らしたらいいのでは…。」
「?そんなこと許されるわけがないだろう?男は狼なんだよ、危険だろう?」
「狼だらけの男子校で雇ってくれるんですか?」
「だからそれだろう?男装したらなんとかなるさ。それに僕も人生で一度しか女性をみてないからね、華がほしいんだよ。」
「一度?そんな馬鹿な…。」
「言ったろう?お見合いで結婚相手に選ばれなかった男供がここに住んでいるって。」
「お見合いって人生で一回なんですか!?」
「当然だろう。一度女性にフラれた男は問題があると見なされるんだから、縁談が来るわけがないさ。」
「なんていう理不尽な……。」
「ってことで、君は狼の群れに飛び込む狼のふりした羊だから、皮を剥がされて喰われないようしっかり男装するんだよ。万が一の時はこれで僕のこと呼んでくれたらすぐ行くから。」
渡されたのは、スマホのようなもの。テレビなくてスマホあるの?ここ。
え、これ予備?何台持ってるんですかあなた……。
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