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本編
18.二度目の現実
「兄貴がどうかしたのか!?」
「燈夜様はご無事です。学園の外に馬車を用意致しました。重要なお話もありますので続きはそこでお話致します」
兄が無事だと聞きほっとしたがそれでも何か緊急事態なんだろう。
いつの間にか不知火さんは俺の荷物を受け取り、出口の前にいた。
「君は早く帰った方がいい。千秋が来たら伝えておく」
霧ヶ谷さんも真剣な表情でそう言ってくれている。
俺は促されるまま温室を出た。
不知火さんと共に早足で学園を出る。
久しぶりに見た美園の家紋の入った馬車。
急いで乗り込むと扉を閉めて直ぐに馬車は動き出した。
体にガタンガタンッと振動が伝わる度に、俺の鼓動も早まるようだ。
待てよ?兄貴は無事だったんだよな?それなのに何でこんなに急いで······。
そう考えたら少し冷静になった俺は一度深く息を吸って吐く。
「っ──律花様、落ち着いて聞いてください」
見上げたその先にある不知火さんの真剣な表情。
「旦那様と奥様が──」
「──兄貴!!」
「··············律花、おかえり」
家に着いて直ぐ俺は兄が居るというサロンへと駆け込んだ。
いつもの様に笑顔で俺におかえりと言う兄はやはり動揺しているようだった。
·······いつもより声色が固いか。
それに普段はしっかり着ている制服も父の書斎や物置で探し物をしていたのだろう。ホコリだらけでヨレヨレになってしまっている。
「律花も聞いたよね。···父さんと母さん、行方不明だって」
「っ·······聞いた」
「一週間経って見つからないようだったら·······お別れだよ」
「············っ」
「その間学園は休学になるからね。父さんの方の親戚はもう連絡したけど親戚とも言えない血の濃さだ。曾曾お祖父さんまで遡ったよ···大変だった」
「母さんの方は直ぐに見つけてね、連絡したら三日後に一度来てくれるって···母さんの方の親戚なんて初めて会うから緊張するね」
·······前世の俺は物心つく前に父が亡くなってからシングルマザーで俺を大切に育ててくれた母までも18歳で失った。
今度は親孝行出来るかも、って思ってたのに···。
転生してもまた成人する前に両親を失うなんて。
なかなか家に帰ってこない両親だったけど16年も執拗いくらいに愛情いっぱい育てて貰った。二週間前だって俺の入学式·······っ、それに今度はお土産買って帰るって······。
兄も微笑んではいるが表情固く、ゆっくり淡々と現状を説明している。
二度目の人生だからって悲しくないわけが無い。
いつかは来ることだって分かっていたはずだ。
だけど·······。
「それで──。·········律」
「っ、っぅ·······ぅっ」
「·······律花、泣かないで」
ボロボロと泣き出した俺をふわりと兄は俺を引き寄せ抱きしめる。
泣くなって言われても無理だ。···勝手に溢れてくるから。涙も鼻水も抱きしめる兄の制服を汚してぐっちゃぐちゃで止めろって言われてもそれも無理だ。
馬車の中で不知火さんに聞いた話では行方不明だってことだけ。
でも、ただ行方不明だって聞いただけなら俺だって泣かない。
別に二人が死んだって確定した訳じゃない···。
·······でも希望が薄いのも確かだ。
不知火さんの話では仕事中に父が居なくなったのが三日前。父は仕事でも自由奔放な人だった事もあり、一日や二日居なくなってもいつもの事と他の国家魔法士の人達は気に停めなかったらしい。しかし父が居なくなって一日目に母は何か嫌な予感がすると村の人に言い残して一人、父を探しに向かったと言う。
それから二日後。
村からそう遠くない場所に父のロッドと母の物と思われる髪留めが落ちているのが見つかった。·······そしてその傍に“父の腕”と即死は免れないような大量の血痕が──。
·······もし、父が重症を負い逃げている途中に母と合流したのであれば血痕の量から父の生存の可能性は低いだろうが母は無事かもしれない。父と母がいた村近辺の魔物は複数の国家魔法士で相手する程だと聞いていた···もし手負いの父と一緒であるなら·······その可能性ももっと低いが····。
魔物のいるこの世界では行方不明は珍しいことじゃない。
しかし、行方不明になっている人が体の一部が欠けているような重症を負っているなら、ポーション持っていても回復は難しいだろうし、今回の場合は何処かの村で保護されている可能性もない。
──だから一週間後。
·······それまでに見つからなければお別れ。
遺体が見つかってなくとも、遺物がある以上は二人が生きている可能性がほぼ無いと言うことだ。
「なんで·······なんでぇ··········っ」
「·······律花」
「父さんも、母さん、も·······っ」
泣かないで。
大丈夫だよ。
僕がいるから。
そう何度も何度も耳元で兄の声がする。
兄の声がする度に俺は感情のままに強く兄の袖を掴み、八つ当たりするようにダンダンと兄の胸を叩いた。
何で、何でだよ、何で俺はブラコン拗らせて実の弟の睡眠中に強姦仕掛けてくるやつに縋らないといけないんだよっ···なんで兄貴が兄貴なんだよ·······っ。父と母の訃報が悲しくて辛いのに、こんな兄に慰められているというのが悔しい。
もう感情が滅茶苦茶だ。
悲しさも悔しさも安心感も絶望も全部が全部一遍に来て言うことを聞かない体は無我夢中に意識が拒む兄に縋る。俺はゲームのストーリーを追ってたはずなのに、急に襲った両親の死の現実。俺自身、俺の人生をゲームと同じだと甘んじていた事を痛感した。
「──律花、僕がいるよ」
泣き叫ぶうちに意識が遠退いていく。
もう兄が何を言っているのかも聞こえないし、頭に入らない。
俺は兄に抱きしめられながらいつの間にか意識を失うように寝てしまっていた。
気づいたら夜中で熱を帯びた瞼が熱い。
霞む視界に兄の姿を映すと俺はバッと飛び起きた。
俺の部屋···········ベッドに運んでくれたのか。
特に体に変な違和感はない。
それもそうだ。
こんな時にこんな状態の弟に手を出す方がおかしい。
「················律花······起きたの?」
「·······うん」
「···泣き疲れたんだね。もう夜だ」
そう言って俺をベッドに横になるように促し抱き込む。
腕枕された頭に兄の吐息がかかる。寝起きと泣き疲れの頭の怠さに兄の体温が眠気を誘い心地いい。安堵している自分に、結局は何をされてもこの兄のことを嫌いになれないのだと実感する。
「···流石に僕もこんな時に律に手を出せる程落ちてないよ」
くすっ、と苦笑した兄は俺の髪を梳くように優しく撫でた。
擽ったいようなふわふわする感じ。兄が俺を慰める時にいつもする撫で方······昔から変わらない。
「···明日から美園の本邸に行くからね」
「·······うん」
本邸は王都のあるローガ州の一番南に位置している。俺たちの今いる別邸は学園へ通学用に用意された屋敷で同じローガにあるがここから本邸はやや遠い。最後に行ったのは······3年前か······。
「···暫く休もうね。律も、僕も·······」
顔に出さずとも兄だって辛いのは当たり前だ。
休むと言ってもこれから兄が休めることはない。後継として美園の家を守って行かなくてはならないのだから···。その重圧もあるだろうに弱音も吐かない。···悔しいが、そんな兄のことは俺は凄く尊敬している。
···おやすみ、そう言われて俺は目を閉じた。
✻✻✻✻✻ ✻✻✻✻✻ ✻✻✻✻✻
side 美園燈夜
「···おやすみ」
そう言うと長く瑞々しい睫毛を震わせ目を閉じた律花。
スーッと伝い落ちた涙を指先で拭う。
·······塩辛いけど、とても甘い。
拭いとった律花の涙を舐めると不謹慎だけれどつい笑みが零れた。
·······両親がこんなことになるなんて思ってもみなかったけれど。
まさか──ふふ、こんな機会が来るなんて···。
「·······律花、愛してるよ」
···でも·········これからはずっと一緒に居られるね。
律花の柔らかい髪に軽く唇を触れると僕も目を閉じた。
「燈夜様はご無事です。学園の外に馬車を用意致しました。重要なお話もありますので続きはそこでお話致します」
兄が無事だと聞きほっとしたがそれでも何か緊急事態なんだろう。
いつの間にか不知火さんは俺の荷物を受け取り、出口の前にいた。
「君は早く帰った方がいい。千秋が来たら伝えておく」
霧ヶ谷さんも真剣な表情でそう言ってくれている。
俺は促されるまま温室を出た。
不知火さんと共に早足で学園を出る。
久しぶりに見た美園の家紋の入った馬車。
急いで乗り込むと扉を閉めて直ぐに馬車は動き出した。
体にガタンガタンッと振動が伝わる度に、俺の鼓動も早まるようだ。
待てよ?兄貴は無事だったんだよな?それなのに何でこんなに急いで······。
そう考えたら少し冷静になった俺は一度深く息を吸って吐く。
「っ──律花様、落ち着いて聞いてください」
見上げたその先にある不知火さんの真剣な表情。
「旦那様と奥様が──」
「──兄貴!!」
「··············律花、おかえり」
家に着いて直ぐ俺は兄が居るというサロンへと駆け込んだ。
いつもの様に笑顔で俺におかえりと言う兄はやはり動揺しているようだった。
·······いつもより声色が固いか。
それに普段はしっかり着ている制服も父の書斎や物置で探し物をしていたのだろう。ホコリだらけでヨレヨレになってしまっている。
「律花も聞いたよね。···父さんと母さん、行方不明だって」
「っ·······聞いた」
「一週間経って見つからないようだったら·······お別れだよ」
「············っ」
「その間学園は休学になるからね。父さんの方の親戚はもう連絡したけど親戚とも言えない血の濃さだ。曾曾お祖父さんまで遡ったよ···大変だった」
「母さんの方は直ぐに見つけてね、連絡したら三日後に一度来てくれるって···母さんの方の親戚なんて初めて会うから緊張するね」
·······前世の俺は物心つく前に父が亡くなってからシングルマザーで俺を大切に育ててくれた母までも18歳で失った。
今度は親孝行出来るかも、って思ってたのに···。
転生してもまた成人する前に両親を失うなんて。
なかなか家に帰ってこない両親だったけど16年も執拗いくらいに愛情いっぱい育てて貰った。二週間前だって俺の入学式·······っ、それに今度はお土産買って帰るって······。
兄も微笑んではいるが表情固く、ゆっくり淡々と現状を説明している。
二度目の人生だからって悲しくないわけが無い。
いつかは来ることだって分かっていたはずだ。
だけど·······。
「それで──。·········律」
「っ、っぅ·······ぅっ」
「·······律花、泣かないで」
ボロボロと泣き出した俺をふわりと兄は俺を引き寄せ抱きしめる。
泣くなって言われても無理だ。···勝手に溢れてくるから。涙も鼻水も抱きしめる兄の制服を汚してぐっちゃぐちゃで止めろって言われてもそれも無理だ。
馬車の中で不知火さんに聞いた話では行方不明だってことだけ。
でも、ただ行方不明だって聞いただけなら俺だって泣かない。
別に二人が死んだって確定した訳じゃない···。
·······でも希望が薄いのも確かだ。
不知火さんの話では仕事中に父が居なくなったのが三日前。父は仕事でも自由奔放な人だった事もあり、一日や二日居なくなってもいつもの事と他の国家魔法士の人達は気に停めなかったらしい。しかし父が居なくなって一日目に母は何か嫌な予感がすると村の人に言い残して一人、父を探しに向かったと言う。
それから二日後。
村からそう遠くない場所に父のロッドと母の物と思われる髪留めが落ちているのが見つかった。·······そしてその傍に“父の腕”と即死は免れないような大量の血痕が──。
·······もし、父が重症を負い逃げている途中に母と合流したのであれば血痕の量から父の生存の可能性は低いだろうが母は無事かもしれない。父と母がいた村近辺の魔物は複数の国家魔法士で相手する程だと聞いていた···もし手負いの父と一緒であるなら·······その可能性ももっと低いが····。
魔物のいるこの世界では行方不明は珍しいことじゃない。
しかし、行方不明になっている人が体の一部が欠けているような重症を負っているなら、ポーション持っていても回復は難しいだろうし、今回の場合は何処かの村で保護されている可能性もない。
──だから一週間後。
·······それまでに見つからなければお別れ。
遺体が見つかってなくとも、遺物がある以上は二人が生きている可能性がほぼ無いと言うことだ。
「なんで·······なんでぇ··········っ」
「·······律花」
「父さんも、母さん、も·······っ」
泣かないで。
大丈夫だよ。
僕がいるから。
そう何度も何度も耳元で兄の声がする。
兄の声がする度に俺は感情のままに強く兄の袖を掴み、八つ当たりするようにダンダンと兄の胸を叩いた。
何で、何でだよ、何で俺はブラコン拗らせて実の弟の睡眠中に強姦仕掛けてくるやつに縋らないといけないんだよっ···なんで兄貴が兄貴なんだよ·······っ。父と母の訃報が悲しくて辛いのに、こんな兄に慰められているというのが悔しい。
もう感情が滅茶苦茶だ。
悲しさも悔しさも安心感も絶望も全部が全部一遍に来て言うことを聞かない体は無我夢中に意識が拒む兄に縋る。俺はゲームのストーリーを追ってたはずなのに、急に襲った両親の死の現実。俺自身、俺の人生をゲームと同じだと甘んじていた事を痛感した。
「──律花、僕がいるよ」
泣き叫ぶうちに意識が遠退いていく。
もう兄が何を言っているのかも聞こえないし、頭に入らない。
俺は兄に抱きしめられながらいつの間にか意識を失うように寝てしまっていた。
気づいたら夜中で熱を帯びた瞼が熱い。
霞む視界に兄の姿を映すと俺はバッと飛び起きた。
俺の部屋···········ベッドに運んでくれたのか。
特に体に変な違和感はない。
それもそうだ。
こんな時にこんな状態の弟に手を出す方がおかしい。
「················律花······起きたの?」
「·······うん」
「···泣き疲れたんだね。もう夜だ」
そう言って俺をベッドに横になるように促し抱き込む。
腕枕された頭に兄の吐息がかかる。寝起きと泣き疲れの頭の怠さに兄の体温が眠気を誘い心地いい。安堵している自分に、結局は何をされてもこの兄のことを嫌いになれないのだと実感する。
「···流石に僕もこんな時に律に手を出せる程落ちてないよ」
くすっ、と苦笑した兄は俺の髪を梳くように優しく撫でた。
擽ったいようなふわふわする感じ。兄が俺を慰める時にいつもする撫で方······昔から変わらない。
「···明日から美園の本邸に行くからね」
「·······うん」
本邸は王都のあるローガ州の一番南に位置している。俺たちの今いる別邸は学園へ通学用に用意された屋敷で同じローガにあるがここから本邸はやや遠い。最後に行ったのは······3年前か······。
「···暫く休もうね。律も、僕も·······」
顔に出さずとも兄だって辛いのは当たり前だ。
休むと言ってもこれから兄が休めることはない。後継として美園の家を守って行かなくてはならないのだから···。その重圧もあるだろうに弱音も吐かない。···悔しいが、そんな兄のことは俺は凄く尊敬している。
···おやすみ、そう言われて俺は目を閉じた。
✻✻✻✻✻ ✻✻✻✻✻ ✻✻✻✻✻
side 美園燈夜
「···おやすみ」
そう言うと長く瑞々しい睫毛を震わせ目を閉じた律花。
スーッと伝い落ちた涙を指先で拭う。
·······塩辛いけど、とても甘い。
拭いとった律花の涙を舐めると不謹慎だけれどつい笑みが零れた。
·······両親がこんなことになるなんて思ってもみなかったけれど。
まさか──ふふ、こんな機会が来るなんて···。
「·······律花、愛してるよ」
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律花の柔らかい髪に軽く唇を触れると僕も目を閉じた。
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