10 / 33
妄想中 R18
カフェから家に帰ってきた。
捨てられなかった。
佐藤のいとこの雑誌の切り抜き。
スムーモで貰った資料の間にしっかり挟んできてしまった。
破り捨てようとしたのに…破れなかった。その彼が「俺を捨てて良いのか?」と言っているような気がして。
どうしよう、これ…僕、完全に浮気だよ!!
なんで!?
佐藤のこと大好きなんだよ!
もしかして、予定とは違うけどヒート来るの?そのせいで、欲求不満なのかな?
運命の番なのに佐藤には我慢させちゃっていると思ってたけど…実は…僕も欲求不満??
だから、こんな勘違いを?
よ、よし……ちょっと自分で慰めちゃおうかな…。
そっとズボンの中に右手を入れる。
そして、左手で切り抜きを…
「うわああ!!!だめだめ!何してるんだよ馬鹿!!僕、ばかあああ!!」
なに、佐藤のいとこさんをおかずにしようとしてるんだ!!
僕のアホ!浮気者!
あんなに素敵な佐藤という男が居ながら、似ているからって他人を…そんな…なんて酷いやつだ…。
ズボンから手を出して、切り抜きを投げ捨てる。
ドンドンドン
「石川さん!なんだか叫び声が聞こえましたけど大丈夫ですか!?」
「っ!?」
隣の部屋に住む警備員の仕事をしている笹原さんだ!
僕の叫び声を聞いて駆けつけてくれたに違いない。この部屋壁薄いし…。
佐藤とニャンニャンするときも声を抑えるのに必死だ。
「なっ、何でも無いです!独り言です!騒いでごめんなさい。」
今は人に顔を見せたくなくて、ドア越しに答える。
心配してきてくれた隣人に失礼かな…。
「…そうですか、何かあったら声かけてくださいね」
「すいません。有難うございます!」
笹原さんが去って行く足音と、隣のドアが閉まる音がした。
世の中には、いい人がいるものだなぁ。
僕は玄関に背を向けて、再び部屋のほうを向いた。
ベッドの上に投げ捨てた雑誌の切り抜きが目に入る。
「っ…処分しよう!僕は佐藤だけがすき!三郎太が好き!」
切り抜きに近づいて、手に取る。
もしも、日焼けが抜けて、高いスーツを着て、サングラスをつけてキメキメにしたら、佐藤だってきっとこん風に色気抜群の王様αになるよ!
そんな佐藤に抱きしめられたらどうしよう…
もちろん今の作業着で、もさもさの佐藤も好きだよ。でも、好きな人のおしゃれした姿ってまた格別だ。
普段とのギャップにきゅんきゅんする。
スーツ姿の佐藤が、僕に壁ドンして、キスとかしたらどうしよう!?
うわぁああ、良い!!
でも、壁が抜けるから!
佐藤ってば馬鹿力だから、うっかり壁がぬけて隣の部屋の笹原さん、こんにちはだよ!!
壁ドンじゃなくて壁抜きになる。
もう、佐藤ったら、しょうがないな。
僕を押し倒した佐藤が、スーツのネクタイを外しながら…。
千歳…って僕の名前を囁いて……
「……っ…」
どうしよう、ちょっと勃ってきちゃった…。
これは浮気じゃ無いよ、雑誌の男性を佐藤に置き換えて妄想中だから…。
だから、これは断じて浮気じゃ無い…。
ゆるっとしたズボンをパンツと一緒に足の付け根まで下げた。
僕の息子が顔を出す。
佐藤のものよりも小さくて細くて、色素が薄いそれを、そっと手にする。
その雑誌のようなスーツ姿の佐藤が、僕に覆い被さって僕の性器を握る。
「あぁ…だめだよ…佐藤のスーツが汚れちゃう……」
今日は張り切ってオシャレしているのに…
「そんな事より、お前に触れてぇ…」
妄想の中の佐藤が、僕の性器を優しく摩りはじめる。
「……っん…」
実際の僕の手が、自分のペニスを刺激し始める。
最近はずっと佐藤がしてくれていたから、自分でやるのは久しぶりかも…
「…あっ……ぅ……」
佐藤の大きな手が僕のペニスを掴むと、すっぽり収まってしまう。
節くれ立ってゴツゴツしているのに、優しく触れてくれるから、彼の優しさを感じて堪らない。
佐藤に触れられると、いつも気持ちよくて、フワフワして、愛されていると感じることができる。
αとΩの性行為ってもっと乱暴な行為だと思っていた。
「…あ…ん…さとう……いいよ…」
佐藤のスーツから覗く胸板が逞しくて、きっと素敵…。
想像すると更にペニスが大きくなる。
だんだんと濡れてきた。
「ん…だめ……あ…」
あぁ、どうしよう佐藤のスーツに僕の精液がついちゃうよ。
それ以上擦っちゃだめ
だめぇ…駄目だけど、でも、でも気持ちいいから…やっぱり……こすって、シコシコして。
「さとう…気持ちいい…」
佐藤の事が好き、佐藤に、触れられたら幸せで気持ちよくなっちゃう。
佐藤の手が少し乱暴になってきた。
鋭い目で僕を見つめて、口元は少しニヒルに笑っている。
ちょっと痛いけど…堪らない。
「んん……もう…だめ……あっ…」
実際の僕の手も、より強く自分を刺激して…完全に立ち上がったペニスから、先走りが溢れて、ぬちょぬちょと音がする。
もう少し、もう少しで、いっちゃう…
雑誌の彼が目に入った。
佐藤に見られているようで…鼓動が高まる。
「あっ……ふっ……んん!」
僕のペニスから精液が飛び出した。
切り抜きの彼の上についてしまった。
「あっ!!」
思わず切り抜きを手にしてしまい、もっと汚れてしまった。
「……千歳…」
ん?佐藤?
え?
玄関から佐藤の声!?
佐藤が居たあああ!!
玄関にいつの間にか佐藤!!
佐藤の方からベッドは丸見えで…
つまり他人の切り抜きを手に、オナニーをしていた姿が丸見えなわけで…
最低だ!僕!
考えていたのは佐藤の事だけど、現場は浮気じゃないか!
切り抜きを投げ捨てて、急いでズボンを上げた。
パンツの中が濡れていて気持ち悪い。
「うああああ!!ど、どこ……どこ…どこから見てたの!?」
「…多分、割と最初から…」
お…終わった。
恥ずかしさと、申し訳なさと、色々な感情が交ざって瞳に涙が溜まってきた。
「お前、これ…」
佐藤が僕の投げ捨てた切り抜きを拾い上げた。
「ごめっ!ごめんなさい!これは、違うよ!」
佐藤に嫌われる!?そんなの嫌だ。
でも疑わしいことしていたのは事実で…
「ごめん!…でも…僕……佐藤の事考えてしてたんだ!佐藤にして貰っていること考えて!!」
佐藤が凄く怖い顔で僕を見ている。睨んでいる。
やっぱり怒っているよね。いとこを見ながらだと思うよね!
最低だよね僕!
「…さとう……僕を……嫌いにならないで……うぅ……」
目をつぶって下を向いたら、涙がポタポタ垂れた。
こんなことして泣くなんてΩだけど、男らしくない…僕、かっこ悪い。
「佐藤が好き……」
「っ!!俺も好きだ。でも、悪いが、今日は帰る。このまま一緒にいたら乱暴しちまいそうだ…」
佐藤がそう言うと、急いでドアから出て行った。
僕は、その背中を追いかけることも出来ずに固まっていた。
アパートの二階にある千歳の部屋から出た俺は、階段を駆け下り、下の階の部屋に飛び込んだ。
このアパートの部屋は全部で4部屋。千歳の部屋は二階の南側で、横の部屋と下の部屋には警備員を配置しているが、それ以外の一室は空にしていた。
その部屋に入り玄関にしゃがみ込んだ。
「くそおお!!なんなんだ、アイツは!俺を殺す気か!?」
勃起しすぎて股間がいてぇ。
自然と握りしめていた拳を開くとクシャクシャになった紙が落ちた。
俺が昔、早瀬に言われて何かのPRのため雑誌の撮影に応じた時のものだ。
わざわざ、こんなもの切り抜いて、それを見てしてやがった…。
俺のことそんなに好きだったのかぁぁ!!
いや、好かれているとは思ってたけどよ。
俺はアイツのそんな姿みて、抱きたくならねぇほど枯れちゃいねぇ。
あのまま、あの部屋に居たら、アイツの服を無理矢理ぬがして、欲望のまま抱いて、首輪ごと噛みついてた。
「あああ!!可愛すぎるぜ!」
本当に、馬鹿みたいに可愛い。
実際、ちょっと馬鹿かも知れないが…本当に愛しい。
人を好きすぎて悶絶するとは思わなかったぞ。
俺のこと考えながらしていただって!?
嫌いにならないでだって!?
その上に、あの状況で俺が好きと言うとは……
逮捕だぁあ!
もうアイツは逮捕した方が良い。
番の股間爆発罪だ。
あぁ…くそう、早く結婚してぇ!番になりてぇ!
それまで、アイツを野放しにしていて良いのか、佐藤三郎太。
これは危険すぎる。
いつ、どこで、そこら辺の男に襲われるかわからない。
よし、警備を強化しよう。
あっ、しまったデザイナーと建築家と話し合って出来た新居のプランを確認してもらうのを忘れた。
捨てられなかった。
佐藤のいとこの雑誌の切り抜き。
スムーモで貰った資料の間にしっかり挟んできてしまった。
破り捨てようとしたのに…破れなかった。その彼が「俺を捨てて良いのか?」と言っているような気がして。
どうしよう、これ…僕、完全に浮気だよ!!
なんで!?
佐藤のこと大好きなんだよ!
もしかして、予定とは違うけどヒート来るの?そのせいで、欲求不満なのかな?
運命の番なのに佐藤には我慢させちゃっていると思ってたけど…実は…僕も欲求不満??
だから、こんな勘違いを?
よ、よし……ちょっと自分で慰めちゃおうかな…。
そっとズボンの中に右手を入れる。
そして、左手で切り抜きを…
「うわああ!!!だめだめ!何してるんだよ馬鹿!!僕、ばかあああ!!」
なに、佐藤のいとこさんをおかずにしようとしてるんだ!!
僕のアホ!浮気者!
あんなに素敵な佐藤という男が居ながら、似ているからって他人を…そんな…なんて酷いやつだ…。
ズボンから手を出して、切り抜きを投げ捨てる。
ドンドンドン
「石川さん!なんだか叫び声が聞こえましたけど大丈夫ですか!?」
「っ!?」
隣の部屋に住む警備員の仕事をしている笹原さんだ!
僕の叫び声を聞いて駆けつけてくれたに違いない。この部屋壁薄いし…。
佐藤とニャンニャンするときも声を抑えるのに必死だ。
「なっ、何でも無いです!独り言です!騒いでごめんなさい。」
今は人に顔を見せたくなくて、ドア越しに答える。
心配してきてくれた隣人に失礼かな…。
「…そうですか、何かあったら声かけてくださいね」
「すいません。有難うございます!」
笹原さんが去って行く足音と、隣のドアが閉まる音がした。
世の中には、いい人がいるものだなぁ。
僕は玄関に背を向けて、再び部屋のほうを向いた。
ベッドの上に投げ捨てた雑誌の切り抜きが目に入る。
「っ…処分しよう!僕は佐藤だけがすき!三郎太が好き!」
切り抜きに近づいて、手に取る。
もしも、日焼けが抜けて、高いスーツを着て、サングラスをつけてキメキメにしたら、佐藤だってきっとこん風に色気抜群の王様αになるよ!
そんな佐藤に抱きしめられたらどうしよう…
もちろん今の作業着で、もさもさの佐藤も好きだよ。でも、好きな人のおしゃれした姿ってまた格別だ。
普段とのギャップにきゅんきゅんする。
スーツ姿の佐藤が、僕に壁ドンして、キスとかしたらどうしよう!?
うわぁああ、良い!!
でも、壁が抜けるから!
佐藤ってば馬鹿力だから、うっかり壁がぬけて隣の部屋の笹原さん、こんにちはだよ!!
壁ドンじゃなくて壁抜きになる。
もう、佐藤ったら、しょうがないな。
僕を押し倒した佐藤が、スーツのネクタイを外しながら…。
千歳…って僕の名前を囁いて……
「……っ…」
どうしよう、ちょっと勃ってきちゃった…。
これは浮気じゃ無いよ、雑誌の男性を佐藤に置き換えて妄想中だから…。
だから、これは断じて浮気じゃ無い…。
ゆるっとしたズボンをパンツと一緒に足の付け根まで下げた。
僕の息子が顔を出す。
佐藤のものよりも小さくて細くて、色素が薄いそれを、そっと手にする。
その雑誌のようなスーツ姿の佐藤が、僕に覆い被さって僕の性器を握る。
「あぁ…だめだよ…佐藤のスーツが汚れちゃう……」
今日は張り切ってオシャレしているのに…
「そんな事より、お前に触れてぇ…」
妄想の中の佐藤が、僕の性器を優しく摩りはじめる。
「……っん…」
実際の僕の手が、自分のペニスを刺激し始める。
最近はずっと佐藤がしてくれていたから、自分でやるのは久しぶりかも…
「…あっ……ぅ……」
佐藤の大きな手が僕のペニスを掴むと、すっぽり収まってしまう。
節くれ立ってゴツゴツしているのに、優しく触れてくれるから、彼の優しさを感じて堪らない。
佐藤に触れられると、いつも気持ちよくて、フワフワして、愛されていると感じることができる。
αとΩの性行為ってもっと乱暴な行為だと思っていた。
「…あ…ん…さとう……いいよ…」
佐藤のスーツから覗く胸板が逞しくて、きっと素敵…。
想像すると更にペニスが大きくなる。
だんだんと濡れてきた。
「ん…だめ……あ…」
あぁ、どうしよう佐藤のスーツに僕の精液がついちゃうよ。
それ以上擦っちゃだめ
だめぇ…駄目だけど、でも、でも気持ちいいから…やっぱり……こすって、シコシコして。
「さとう…気持ちいい…」
佐藤の事が好き、佐藤に、触れられたら幸せで気持ちよくなっちゃう。
佐藤の手が少し乱暴になってきた。
鋭い目で僕を見つめて、口元は少しニヒルに笑っている。
ちょっと痛いけど…堪らない。
「んん……もう…だめ……あっ…」
実際の僕の手も、より強く自分を刺激して…完全に立ち上がったペニスから、先走りが溢れて、ぬちょぬちょと音がする。
もう少し、もう少しで、いっちゃう…
雑誌の彼が目に入った。
佐藤に見られているようで…鼓動が高まる。
「あっ……ふっ……んん!」
僕のペニスから精液が飛び出した。
切り抜きの彼の上についてしまった。
「あっ!!」
思わず切り抜きを手にしてしまい、もっと汚れてしまった。
「……千歳…」
ん?佐藤?
え?
玄関から佐藤の声!?
佐藤が居たあああ!!
玄関にいつの間にか佐藤!!
佐藤の方からベッドは丸見えで…
つまり他人の切り抜きを手に、オナニーをしていた姿が丸見えなわけで…
最低だ!僕!
考えていたのは佐藤の事だけど、現場は浮気じゃないか!
切り抜きを投げ捨てて、急いでズボンを上げた。
パンツの中が濡れていて気持ち悪い。
「うああああ!!ど、どこ……どこ…どこから見てたの!?」
「…多分、割と最初から…」
お…終わった。
恥ずかしさと、申し訳なさと、色々な感情が交ざって瞳に涙が溜まってきた。
「お前、これ…」
佐藤が僕の投げ捨てた切り抜きを拾い上げた。
「ごめっ!ごめんなさい!これは、違うよ!」
佐藤に嫌われる!?そんなの嫌だ。
でも疑わしいことしていたのは事実で…
「ごめん!…でも…僕……佐藤の事考えてしてたんだ!佐藤にして貰っていること考えて!!」
佐藤が凄く怖い顔で僕を見ている。睨んでいる。
やっぱり怒っているよね。いとこを見ながらだと思うよね!
最低だよね僕!
「…さとう……僕を……嫌いにならないで……うぅ……」
目をつぶって下を向いたら、涙がポタポタ垂れた。
こんなことして泣くなんてΩだけど、男らしくない…僕、かっこ悪い。
「佐藤が好き……」
「っ!!俺も好きだ。でも、悪いが、今日は帰る。このまま一緒にいたら乱暴しちまいそうだ…」
佐藤がそう言うと、急いでドアから出て行った。
僕は、その背中を追いかけることも出来ずに固まっていた。
アパートの二階にある千歳の部屋から出た俺は、階段を駆け下り、下の階の部屋に飛び込んだ。
このアパートの部屋は全部で4部屋。千歳の部屋は二階の南側で、横の部屋と下の部屋には警備員を配置しているが、それ以外の一室は空にしていた。
その部屋に入り玄関にしゃがみ込んだ。
「くそおお!!なんなんだ、アイツは!俺を殺す気か!?」
勃起しすぎて股間がいてぇ。
自然と握りしめていた拳を開くとクシャクシャになった紙が落ちた。
俺が昔、早瀬に言われて何かのPRのため雑誌の撮影に応じた時のものだ。
わざわざ、こんなもの切り抜いて、それを見てしてやがった…。
俺のことそんなに好きだったのかぁぁ!!
いや、好かれているとは思ってたけどよ。
俺はアイツのそんな姿みて、抱きたくならねぇほど枯れちゃいねぇ。
あのまま、あの部屋に居たら、アイツの服を無理矢理ぬがして、欲望のまま抱いて、首輪ごと噛みついてた。
「あああ!!可愛すぎるぜ!」
本当に、馬鹿みたいに可愛い。
実際、ちょっと馬鹿かも知れないが…本当に愛しい。
人を好きすぎて悶絶するとは思わなかったぞ。
俺のこと考えながらしていただって!?
嫌いにならないでだって!?
その上に、あの状況で俺が好きと言うとは……
逮捕だぁあ!
もうアイツは逮捕した方が良い。
番の股間爆発罪だ。
あぁ…くそう、早く結婚してぇ!番になりてぇ!
それまで、アイツを野放しにしていて良いのか、佐藤三郎太。
これは危険すぎる。
いつ、どこで、そこら辺の男に襲われるかわからない。
よし、警備を強化しよう。
あっ、しまったデザイナーと建築家と話し合って出来た新居のプランを確認してもらうのを忘れた。
あなたにおすすめの小説
処刑エンドの悪役公爵、隠居したいのに溺愛されてます
ひなた翠
BL
目が覚めたら、やり込んだBLゲームの悪役公爵になっていた。
しかも手には鞭。目の前には涙を浮かべた美少年。
——このままじゃ、王太子に処刑される。
前世は冴えない社畜サラリーマン。今世は冷徹な美貌を持つ高位貴族のアルファ。
中身と外見の落差に戸惑う暇もなく、エリオットは処刑回避のための「隠居計画」を立てる。
囚われのオメガ・レオンを王太子カイルに引き渡し、爵位も領地も全部手放して、ひっそり消える——はずだった。
ところが動くほど状況は悪化していく。
レオンを自由にしようとすれば「傍にいたい」と縋りつかれ、
カイルに会えば「お前の匂いは甘い」と迫られ、
隠居を申し出れば「逃げるな」と退路を塞がれる。
しかもなぜか、子供の頃から飲んでいた「ビタミン剤」を忘れるたび、身体がおかしくなる。
周囲のアルファたちの視線が絡みつき、カイルの目の色が変わり——
自分でも知らなかった秘密が暴かれたとき、逃げ場はもう、どこにもなかった。
誰にも愛されなかった男が、異世界で「本当の自分」を知り、運命の番と出会う——
ギャップ萌え×じれったさ×匂いフェチ全開の、オメガバース転生BL。
【本編完結済】巣作り出来ないΩくん
こうらい ゆあ
BL
発情期事故で初恋の人とは番になれた。番になったはずなのに、彼は僕を愛してはくれない。
悲しくて寂しい日々もある日終わりを告げる。
心も体も壊れた僕を助けてくれたのは、『運命の番』だと言う彼で…
繋ぎの婚約を契約通り解消しようとしたら、王宮に溺愛軟禁されました
こたま
BL
エレンは子爵家のオメガ令息として産まれた。年上のアルファの王子殿下と年齢が釣り合うオメガ令息が少なく、他国との縁組も纏まらないため家格は低いが繋ぎとして一応婚約をしている。王子のことは兄のように慕っており、初恋の人ではあるけれど、契約終了時期か王子に想い人が現れた時には解消されるものと考えていた。ところが婚約解消時期の直前に王子宮に軟禁された。結婚を承諾するまでここから出さないと王子から溢れるほどの愛を与えられる。ハッピーエンドオメガバースBLです。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
【完結】運命の番に逃げられたアルファと、身代わりベータの結婚
貴宮 あすか
BL
ベータの新は、オメガである兄、律の身代わりとなって結婚した。
相手は優れた経営手腕で新たちの両親に見込まれた、アルファの木南直樹だった。
しかし、直樹は自分の運命の番である律が、他のアルファと駆け落ちするのを手助けした新を、律の身代わりにすると言って組み敷き、何もかも初めての新を律の名前を呼びながら抱いた。それでも新は幸せだった。新にとって木南直樹は少年の頃に初めての恋をした相手だったから。
アルファ×ベータの身代わり結婚ものです。
【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。
村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました!
ありがとうございました!!
いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い
<あらすじ>
魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。
見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。
いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。
ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。
親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。
※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。
└性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
長年仮番として務めてきましたが、王子は正式な番を娶るそうです
けふ
BL
王都を守る巨大結界は、王族の魔力によって維持されている。
第二王子アデルの傍らには、常に一人の騎士がいた。
近衛騎士レオン。
彼は長年、王子の「仮番」として特別な任務を担っている。
しかし王子は、他国の王女との正式な番契約が決まってしまった。
仮番の役目は、そこで終わるはずだった。
だが結界塔で行われる儀式の中で、
二人の関係は次第に変わり始める。
王族と騎士。
主と臣下。
越えてはならない境界を前にしても、
王子は騎士の手を取る。
「共に立て」
※オメガバースではありません
※ふんわり読んでください
※なんでも許せる方向け
※イラストはChatGPTさん