虐待され続けた少女は何を願う

みな

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1章

34話

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「おいロベルト、あの女をここに連れてこい。俺が殺してやる」
「待てサルヴァトーレ、いくらなんでも殺人を許可することはできない」
「じゃお前はあいつを許せるってのか」
「許せるわけねぇだろ、だがあいつに死なれたら困る。あいつに死は軽すぎる」


「わかった、なら殺さねぇぐらいにするから連れてこいって」
「ここで拷問はダメだろ?やるなら牢屋まで行け」
「チッ...アナから離れられるわけねぇだろうが、あいつは今もこんなに頑張ってんのに」


アナが目を瞑ってから数分後に救護班が到着し、今アナは治療を受けている。アナは魔力が無くなったせいかあまり強い回復魔法がかけられず、ゆっくり治療することになった。大精霊様はアナとの約束を守り、決してアナのそばを離れることはなく、今も手を握ってアナに話しかけている。


そのあとデルガド公爵家の人間は全て拘束され、デルガド公爵家に加担していた家も全て相応の罰が与えられた。国王は変わり、今はとても平和な国になっている。隣国との国交も回復し、良い関係を築いているとロベルトが言っていた。


事件が終わって半年経った今でもアナは目を覚さない。その間一歩もそばを離れることなくついているルナ。俺もそばにいたかったけど、お金を稼ぐために少しはそばを離れなくては行けなかった。


なぁアナ早く目を覚ませよ。もうこの国にお前を縛るものはないもねぇ、全て終わったんだ。あとはアナが目を覚ますだけなんだぞ?早く目を覚まして俺に笑いかけてくれよ。


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