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第2章 氷獄への旅路 ~移動式サウナ馬車で行く、世界を温める「混浴」ロードムービー~
白銀の殺意、灼熱の防壁 ☆
一夜明け、難民たちの救助活動も一段落した早朝。
俺たちは出発の準備を整えていた。
「ふぁ……。ごうさん、おはよう」
サウナ馬車のリビングでセレーネが目を擦りながら起きてきた。
昨夜の激しい情事の余韻か、彼女の銀髪は少し乱れ、彼シャツ(俺の予備の服)から覗く鎖骨には俺がつけた赤いキスマークが咲いている。
(あーん……体がダル重い。でも、幸せな重み。腰の奥がまだじんじんする……)
「おはよう、セレーネ。顔色が良くなったな」
「ごうさんのおかげよ。……あんなに激しくされたら元気にならざるを得ないわ」
彼女は頬を染めコーヒー(カフェインレスの特製ハーブティー)を淹れている俺の背中に抱きついた。
柔らかい感触。
温かい体温。
平和だ。
外の世界が死に絶えていることなど忘れてしまいそうになる。
だが、その平穏は唐突に破られた。
ピキキキキッ……!
不快な音が響き、馬車の窓ガラスに蜘蛛の巣状のヒビが入った。
それと同時に車内の温度計が異常な速度で低下を始める。
25度……10度……マイナス5度。
「きゃっ!? なに、急に寒い……!」
寝ていたゼファが飛び起きた。
彼女の褐色の肌に一瞬で鳥肌が立つ。
「……敵襲だ! それも桁違いのバケモノだぞ!」
俺はセレーネとゼファに防寒着(バスローブだが、魔導断熱仕様)を投げ渡し、馬車の外へと飛び出した。
外に出た瞬間、俺の肌を刺したのは空気そのものが凶器と化したような冷気だった。
難民たちの悲鳴が聞こえる。
救護用テントが氷の彫像のように凍りつき、砕け散っていく。
「愚かな人間どもよ。我が『冬』の静寂を乱すとは」
吹雪の向こうから重厚な足音が響く。
現れたのは身長3メートルはあろうかという巨躯。
全身を透き通るような氷の鎧で覆った騎士。
手には、身の丈ほどもある巨大な氷柱の大剣が握られている。
「あれは……まさか!」
セレーネが青ざめた顔で剣を構える。
「魔王軍四天王が一角……『冬将軍』フィンブル! なぜこんな辺境に!」
「『太陽樹の種』の気配を感じた。……それに不愉快な熱源もな」
冬将軍フィンブルの兜の奥で青い光が明滅した。
彼が一歩踏み出すだけで地面の雪が黒く変色し、死の凍結が広がる。
「貴様らか。世界を温めなどという、無駄な抵抗を企てる虫ケラは」
「虫ケラじゃねぇよ。俺はサウナの支配人だ」
俺は腰にタオルを巻いたまま仁王立ちで立ち塞がった。
フィンブルが、面白くもなさそうに鼻を鳴らす。
「支配人? くだらん。……死ね」
彼が大剣を振るう。
物理的な斬撃ではない。
剣先から放たれたのは、全てを原子レベルで停止させる「絶対零度の波動」だ。
「させないっ!」
セレーネが飛び出し氷の盾を展開する。
だが、格が違う。
彼女の盾はフィンブルの冷気にあっけなく粉砕された。
「きゃあぁぁぁっ!」
(うそ……! 私の氷魔法が一瞬で支配された!? 体が動かない……!)
吹き飛ばされたセレーネが雪に埋もれる。
「セレーネ!」
ゼファが影から飛び出し毒の短剣を投擲する。
だが、刃はフィンブルの鎧に触れる前に凍りつき空中で砕け散った。
「小賢しい」
フィンブルが指を弾くと無数の氷の槍がゼファを襲う。
「んくっ、あぐぅっ!」
ゼファは身軽さで直撃を避けたが、掠めただけで皮膚が凍傷を負い、その場にうずくまった。
「終わりだ。貴様らの熱など我が永遠の冬の前では蝋燭の火にも劣る」
フィンブルが動けなくなった二人と、震える難民たちに向けて大剣を振り上げた。
絶望的な光景。
だが俺の心は冷えるどころか、マグマのように沸騰していた。
「……おい」
俺は低く、ドスの効いた声を出した。
「俺の客(ツレ)に、何してくれてんだ?」
「……何?」
「客の体を冷やすのは、俺の仕事じゃねぇ。だがな……」
俺は右手に持ったタオルを、バチーン! と鳴らした。
「冷え切った性根の野郎を熱湯で叩き直すのも、俺の流儀だ!」
俺は一歩踏み出した。
魔力はない。
剣技もない。
だが、俺には「熱」を操るスキルがある。
「スキル発動!【領域展開:ロウリュ・ゾーン】!」
ジュワアァァァァァッ!!
俺を中心に半径50メートルの雪が一瞬で蒸発した。
大量の水蒸気が発生し、辺り一面が真っ白な霧に包まれる。
「なんだ、この煙は。目くらましか?」
フィンブルが嘲笑う。
だが次の瞬間、彼の余裕は驚愕に変わった。
「ぬっ……!? なんだ、この空気は……熱い!?」
「ただの煙じゃねぇ。『過熱水蒸気』だ」
俺は霧の中でニヤリと笑った。
通常の蒸気ではない。
圧力をかけ、100度を超えてさらに加熱された400度以上の透明な殺人蒸気。
魚を焼くオーブンと同じ原理だ。
「貴様のような氷塊野郎には、これが一番効くんだよ!」
「おのれ、小賢しいマネを!」
フィンブルが剣を振り回すが蒸気は剣で切れない。
逆に、彼の氷の鎧が急激な温度変化によって悲鳴を上げ始めた。
ピキッ、パキキキッ……!
「な、なんだ!? 我が絶対氷壁がひび割れていく!?」
「『ヒートショック』って知ってるか? 冷え切ったガラスに熱湯をかけると割れるアレだ」
俺は蒸気の中でタオルを振りかぶった。
ここからが本番だ。
ただ熱いだけじゃない。
この熱気を、風に乗せて一点に叩き込む。
「いくぞ、冬将軍! 今日の風速は『台風並み』だッ!」
俺の筋肉が隆起する。
前世で何万回と振るった、魂のアウフグース。
「必殺!【灼熱旋風(ヘル・バーン)・ランバージャック】!!」
ドォォォォォォォンッ!!
俺がタオルを振り下ろした瞬間、圧縮された400度の熱波が砲弾のような塊となってフィンブルを直撃した。
「ぐ、ぐオオオオオオオッ!?」
氷の鎧が爆発するように砕け散った。
絶対零度の冷気が圧倒的な熱量によってねじ伏せられ、中和されていく。
「馬鹿な……! 魔力を持たぬ人間ごときが精霊級の私を押し返すと……!?」
「魔力じゃねぇ! これは『サービス精神』という名の熱量だ!」
俺は追撃の手を緩めない。
タオルを八の字に旋回させ、連続で熱波を叩き込む。
「熱いか? 苦しいか? だったらその鎧を脱いで素っ裸になりやがれ!」
「ぬぐゥゥゥッ! お、覚えておれ……!」
フィンブルの巨体が蒸気に耐えきれず後退した。
鎧の半分以上が溶解し、露出した本体(青白い霊体のような姿)が煙を上げている。
これ以上ここにいれば、蒸発して消滅すると悟ったのだろう。
「この借りは返すぞ、熱波師……!」
フィンブルは捨て台詞と共に、猛吹雪を巻き起こして撤退していった。
嵐が去った後には、もうもうと立ち込める湯気とサウナ上がりのように火照った俺だけが残っていた。
「……ふぅ。換気完了、ってな」
俺はタオルを肩にかけた。
「ごうさん……!」
「ごうさん、すごすぎ……!」
セレーネとゼファがフラフラと立ち上がりながら駆け寄ってくる。
二人ともフィンブルの冷気で服が破れ、肌の一部が赤くなっているが、無事だ。
「怪我はないか? 二人とも」
「平気……。ごうさんの熱い風が守ってくれたから」
セレーネが涙目で俺の胸に飛び込んでくる。
(怖かった……。あんな化け物、勝てるわけないと思ったのに……。この人は熱波ひとつで追い払っちゃった。……やっぱり私の英雄(ヒーロー)……)
「私も……。ごうさんの背中、すごく大きくてかっこよかった」
ゼファも反対側から抱きついてくる。
戦闘の興奮と吊り橋効果で、二人の心拍数は爆上がりしているようだ。
俺の体に押し付けられる柔らかい感触が、戦闘モードだった俺の神経を男のそれへと引き戻していく。
「おっと、二人とも。今はまだ戦闘態勢だぞ」
俺は苦笑しながら二人の肩を抱いた。
敵は退けた。
だが、これで魔王軍に完全に目をつけられた。
旅はここからさらに過酷になるだろう。
「急いでここを離れるぞ。……でもその前に」
俺は凍えかけた二人を見下ろした。
冷気を浴びた体は、早急なケアが必要だ。
「馬車に戻って、温め直しだな」
「……うん。ごうさんの熱でいっぱいにして」
「……中まで、熱くしてくれないと風邪ひいちゃう」
二人が潤んだ瞳で俺を見上げる。
どうやら次の戦場は「ベッドの上」になりそうだ。
俺たちは難民たちに別れを告げ、再び湯気を上げる馬車へと乗り込んだ。
俺たちは出発の準備を整えていた。
「ふぁ……。ごうさん、おはよう」
サウナ馬車のリビングでセレーネが目を擦りながら起きてきた。
昨夜の激しい情事の余韻か、彼女の銀髪は少し乱れ、彼シャツ(俺の予備の服)から覗く鎖骨には俺がつけた赤いキスマークが咲いている。
(あーん……体がダル重い。でも、幸せな重み。腰の奥がまだじんじんする……)
「おはよう、セレーネ。顔色が良くなったな」
「ごうさんのおかげよ。……あんなに激しくされたら元気にならざるを得ないわ」
彼女は頬を染めコーヒー(カフェインレスの特製ハーブティー)を淹れている俺の背中に抱きついた。
柔らかい感触。
温かい体温。
平和だ。
外の世界が死に絶えていることなど忘れてしまいそうになる。
だが、その平穏は唐突に破られた。
ピキキキキッ……!
不快な音が響き、馬車の窓ガラスに蜘蛛の巣状のヒビが入った。
それと同時に車内の温度計が異常な速度で低下を始める。
25度……10度……マイナス5度。
「きゃっ!? なに、急に寒い……!」
寝ていたゼファが飛び起きた。
彼女の褐色の肌に一瞬で鳥肌が立つ。
「……敵襲だ! それも桁違いのバケモノだぞ!」
俺はセレーネとゼファに防寒着(バスローブだが、魔導断熱仕様)を投げ渡し、馬車の外へと飛び出した。
外に出た瞬間、俺の肌を刺したのは空気そのものが凶器と化したような冷気だった。
難民たちの悲鳴が聞こえる。
救護用テントが氷の彫像のように凍りつき、砕け散っていく。
「愚かな人間どもよ。我が『冬』の静寂を乱すとは」
吹雪の向こうから重厚な足音が響く。
現れたのは身長3メートルはあろうかという巨躯。
全身を透き通るような氷の鎧で覆った騎士。
手には、身の丈ほどもある巨大な氷柱の大剣が握られている。
「あれは……まさか!」
セレーネが青ざめた顔で剣を構える。
「魔王軍四天王が一角……『冬将軍』フィンブル! なぜこんな辺境に!」
「『太陽樹の種』の気配を感じた。……それに不愉快な熱源もな」
冬将軍フィンブルの兜の奥で青い光が明滅した。
彼が一歩踏み出すだけで地面の雪が黒く変色し、死の凍結が広がる。
「貴様らか。世界を温めなどという、無駄な抵抗を企てる虫ケラは」
「虫ケラじゃねぇよ。俺はサウナの支配人だ」
俺は腰にタオルを巻いたまま仁王立ちで立ち塞がった。
フィンブルが、面白くもなさそうに鼻を鳴らす。
「支配人? くだらん。……死ね」
彼が大剣を振るう。
物理的な斬撃ではない。
剣先から放たれたのは、全てを原子レベルで停止させる「絶対零度の波動」だ。
「させないっ!」
セレーネが飛び出し氷の盾を展開する。
だが、格が違う。
彼女の盾はフィンブルの冷気にあっけなく粉砕された。
「きゃあぁぁぁっ!」
(うそ……! 私の氷魔法が一瞬で支配された!? 体が動かない……!)
吹き飛ばされたセレーネが雪に埋もれる。
「セレーネ!」
ゼファが影から飛び出し毒の短剣を投擲する。
だが、刃はフィンブルの鎧に触れる前に凍りつき空中で砕け散った。
「小賢しい」
フィンブルが指を弾くと無数の氷の槍がゼファを襲う。
「んくっ、あぐぅっ!」
ゼファは身軽さで直撃を避けたが、掠めただけで皮膚が凍傷を負い、その場にうずくまった。
「終わりだ。貴様らの熱など我が永遠の冬の前では蝋燭の火にも劣る」
フィンブルが動けなくなった二人と、震える難民たちに向けて大剣を振り上げた。
絶望的な光景。
だが俺の心は冷えるどころか、マグマのように沸騰していた。
「……おい」
俺は低く、ドスの効いた声を出した。
「俺の客(ツレ)に、何してくれてんだ?」
「……何?」
「客の体を冷やすのは、俺の仕事じゃねぇ。だがな……」
俺は右手に持ったタオルを、バチーン! と鳴らした。
「冷え切った性根の野郎を熱湯で叩き直すのも、俺の流儀だ!」
俺は一歩踏み出した。
魔力はない。
剣技もない。
だが、俺には「熱」を操るスキルがある。
「スキル発動!【領域展開:ロウリュ・ゾーン】!」
ジュワアァァァァァッ!!
俺を中心に半径50メートルの雪が一瞬で蒸発した。
大量の水蒸気が発生し、辺り一面が真っ白な霧に包まれる。
「なんだ、この煙は。目くらましか?」
フィンブルが嘲笑う。
だが次の瞬間、彼の余裕は驚愕に変わった。
「ぬっ……!? なんだ、この空気は……熱い!?」
「ただの煙じゃねぇ。『過熱水蒸気』だ」
俺は霧の中でニヤリと笑った。
通常の蒸気ではない。
圧力をかけ、100度を超えてさらに加熱された400度以上の透明な殺人蒸気。
魚を焼くオーブンと同じ原理だ。
「貴様のような氷塊野郎には、これが一番効くんだよ!」
「おのれ、小賢しいマネを!」
フィンブルが剣を振り回すが蒸気は剣で切れない。
逆に、彼の氷の鎧が急激な温度変化によって悲鳴を上げ始めた。
ピキッ、パキキキッ……!
「な、なんだ!? 我が絶対氷壁がひび割れていく!?」
「『ヒートショック』って知ってるか? 冷え切ったガラスに熱湯をかけると割れるアレだ」
俺は蒸気の中でタオルを振りかぶった。
ここからが本番だ。
ただ熱いだけじゃない。
この熱気を、風に乗せて一点に叩き込む。
「いくぞ、冬将軍! 今日の風速は『台風並み』だッ!」
俺の筋肉が隆起する。
前世で何万回と振るった、魂のアウフグース。
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ドォォォォォォォンッ!!
俺がタオルを振り下ろした瞬間、圧縮された400度の熱波が砲弾のような塊となってフィンブルを直撃した。
「ぐ、ぐオオオオオオオッ!?」
氷の鎧が爆発するように砕け散った。
絶対零度の冷気が圧倒的な熱量によってねじ伏せられ、中和されていく。
「馬鹿な……! 魔力を持たぬ人間ごときが精霊級の私を押し返すと……!?」
「魔力じゃねぇ! これは『サービス精神』という名の熱量だ!」
俺は追撃の手を緩めない。
タオルを八の字に旋回させ、連続で熱波を叩き込む。
「熱いか? 苦しいか? だったらその鎧を脱いで素っ裸になりやがれ!」
「ぬぐゥゥゥッ! お、覚えておれ……!」
フィンブルの巨体が蒸気に耐えきれず後退した。
鎧の半分以上が溶解し、露出した本体(青白い霊体のような姿)が煙を上げている。
これ以上ここにいれば、蒸発して消滅すると悟ったのだろう。
「この借りは返すぞ、熱波師……!」
フィンブルは捨て台詞と共に、猛吹雪を巻き起こして撤退していった。
嵐が去った後には、もうもうと立ち込める湯気とサウナ上がりのように火照った俺だけが残っていた。
「……ふぅ。換気完了、ってな」
俺はタオルを肩にかけた。
「ごうさん……!」
「ごうさん、すごすぎ……!」
セレーネとゼファがフラフラと立ち上がりながら駆け寄ってくる。
二人ともフィンブルの冷気で服が破れ、肌の一部が赤くなっているが、無事だ。
「怪我はないか? 二人とも」
「平気……。ごうさんの熱い風が守ってくれたから」
セレーネが涙目で俺の胸に飛び込んでくる。
(怖かった……。あんな化け物、勝てるわけないと思ったのに……。この人は熱波ひとつで追い払っちゃった。……やっぱり私の英雄(ヒーロー)……)
「私も……。ごうさんの背中、すごく大きくてかっこよかった」
ゼファも反対側から抱きついてくる。
戦闘の興奮と吊り橋効果で、二人の心拍数は爆上がりしているようだ。
俺の体に押し付けられる柔らかい感触が、戦闘モードだった俺の神経を男のそれへと引き戻していく。
「おっと、二人とも。今はまだ戦闘態勢だぞ」
俺は苦笑しながら二人の肩を抱いた。
敵は退けた。
だが、これで魔王軍に完全に目をつけられた。
旅はここからさらに過酷になるだろう。
「急いでここを離れるぞ。……でもその前に」
俺は凍えかけた二人を見下ろした。
冷気を浴びた体は、早急なケアが必要だ。
「馬車に戻って、温め直しだな」
「……うん。ごうさんの熱でいっぱいにして」
「……中まで、熱くしてくれないと風邪ひいちゃう」
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