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余生
しおりを挟むもう何も思い残すことがないよう
きっちりと片付けることができたら
その後は全部余生だと割り切って
わたしが欲しかったものを
覚えている人がいない土地で
別の人生を始めたい
ほとんど生きているとは思えないくらい
ひとりでおとなしくしているから
もうわたしのことは探さずに
放っておいてほしい
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