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第2章
第17篇 平和を手に
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「え?」と零れる声に一同は驚きを隠せないでいた。
漣という言葉に響応し、魔法の陣が消えると同時に雨も上がる。
そして…。
焔側に【ЯΔMЦDΛのMΔSτΛR】
漣側に【HΘMLΛのSλMΘBЗ】という文字が吹き出しで浮かび上がった。
そして、空欄だった名前にはしっかりと"漣"という文字が新しく付いた。
直ぐ様そこに二人の人影が現れた。
「どうして魔法陣が解けてるの」
さっきの女性だ。漣はふっと吐息を漏らし炎が浮かび上がる。
「先ずは状況判断からだ、一旦退くぞ」
と男の声をした誰かが女性の肩に触れて魔法を展開して消え去る。
「漣」
焔が声を掛けると、漣は炎を引っ込ませ頭を下げる。
《名前、ありがとう》テレパシーのような音声で漣は焔にお礼を言った。
ユーリだった頃の記憶があるか聞くと、少しという返答をした。
闇の瘴気を吸い過ぎて記憶が曖昧だと話をし、漣は一行を背中に乗せて羽ばたく。
向かった先は辺境の果ての砦とは異なる街。《本当のガイア》と漣は話す。
正確にはGΔIΛという文字で書いてガイアと読むらしいのだが、一体どういう事なのだろうか。説明できないと言って、GΔIΛにたどり着くと漣は巨体から小さな竜へと姿を小さくし焔の前へと降りた。
《来て》
漣に案内されると、そこには小屋があった。
中に入ると教会のような内装で貧しい暮らしをする人たちがいた。
「ユーリ…?」
その声に漣は反応を示し、更に姿を変容した。それは竜人に近い姿であった。
どうやらその女性が漣の母親のようだと。
「あの人達はもう去ったよ」
漣が母に言い、母は漣が連れてきた一同に挨拶をした。
「私やユーリを助けて頂いてありがとうございます。私はメリナと言います」
これで一安心と思い、焔達は手荷物を解いて道中狩っていた魔物の肉を調理して人々に振る舞った。
「恵みをありがたや」と老人達は感謝を述べて食事をする。
今までの事、これからの事をどうにかしないとという談義に入った。
そして漣はユーリである前に、地球での出来事とそこからの転生者である事
様々な事を母メリナに話すが「ユーリはユーリですよ」と言い涙を流しながらも漣を責めず只、漣を撫でて抱きしめた。
話は明日にした方がよさそうねと萃は言って、レオンと空は見回りすると話を聞かなかったが現状はそれでも良いという判断となり二人一組ずつ交代で見回りしようという話になった。
それから数か月の間、DПDΛの動きはなく平和に暮らす日々を送っていた。
人々の暮らしを焔達は支援し、漣が使う空間魔法によって城塞都市ヴルムと行き来できるようになっていた。「いつの間にそんな魔法を覚えたの」と焔と楓は漣に疑問を投げた。
気づいたら覚えていたと漣は話した。
これによりレオンは正規の騎士になるべく入隊試験を受け、空は聖女試験を合格した。
晴れて3人聖女となり、澪はセレンの元に帰り時々GΔIΛに訪れる。
漣の計らいでGΔIΛにたどり着いた一行とセレンにGΔTЗを潜るためのマジックアイテムを渡した。これにより、ヴルムとGΔIΛで行き来が可能となり、レベルの更新申請など色々な事が可能となった。
しかし、漣のこの状況から漣は聖騎士の道を断つが代わりに冒険者ギルドの計らいでBランク冒険者となった。良い事続きで逆に怖いと漣は話していた。
何れ訪れるDПDΛとの対峙、それに備えレベル上げや日々の鍛錬は欠かせない。
本当の平和を手にするまで気を抜けないなと、焔は言った。
また神様の本当の狙いも何なのか不明のままである…。
漣という言葉に響応し、魔法の陣が消えると同時に雨も上がる。
そして…。
焔側に【ЯΔMЦDΛのMΔSτΛR】
漣側に【HΘMLΛのSλMΘBЗ】という文字が吹き出しで浮かび上がった。
そして、空欄だった名前にはしっかりと"漣"という文字が新しく付いた。
直ぐ様そこに二人の人影が現れた。
「どうして魔法陣が解けてるの」
さっきの女性だ。漣はふっと吐息を漏らし炎が浮かび上がる。
「先ずは状況判断からだ、一旦退くぞ」
と男の声をした誰かが女性の肩に触れて魔法を展開して消え去る。
「漣」
焔が声を掛けると、漣は炎を引っ込ませ頭を下げる。
《名前、ありがとう》テレパシーのような音声で漣は焔にお礼を言った。
ユーリだった頃の記憶があるか聞くと、少しという返答をした。
闇の瘴気を吸い過ぎて記憶が曖昧だと話をし、漣は一行を背中に乗せて羽ばたく。
向かった先は辺境の果ての砦とは異なる街。《本当のガイア》と漣は話す。
正確にはGΔIΛという文字で書いてガイアと読むらしいのだが、一体どういう事なのだろうか。説明できないと言って、GΔIΛにたどり着くと漣は巨体から小さな竜へと姿を小さくし焔の前へと降りた。
《来て》
漣に案内されると、そこには小屋があった。
中に入ると教会のような内装で貧しい暮らしをする人たちがいた。
「ユーリ…?」
その声に漣は反応を示し、更に姿を変容した。それは竜人に近い姿であった。
どうやらその女性が漣の母親のようだと。
「あの人達はもう去ったよ」
漣が母に言い、母は漣が連れてきた一同に挨拶をした。
「私やユーリを助けて頂いてありがとうございます。私はメリナと言います」
これで一安心と思い、焔達は手荷物を解いて道中狩っていた魔物の肉を調理して人々に振る舞った。
「恵みをありがたや」と老人達は感謝を述べて食事をする。
今までの事、これからの事をどうにかしないとという談義に入った。
そして漣はユーリである前に、地球での出来事とそこからの転生者である事
様々な事を母メリナに話すが「ユーリはユーリですよ」と言い涙を流しながらも漣を責めず只、漣を撫でて抱きしめた。
話は明日にした方がよさそうねと萃は言って、レオンと空は見回りすると話を聞かなかったが現状はそれでも良いという判断となり二人一組ずつ交代で見回りしようという話になった。
それから数か月の間、DПDΛの動きはなく平和に暮らす日々を送っていた。
人々の暮らしを焔達は支援し、漣が使う空間魔法によって城塞都市ヴルムと行き来できるようになっていた。「いつの間にそんな魔法を覚えたの」と焔と楓は漣に疑問を投げた。
気づいたら覚えていたと漣は話した。
これによりレオンは正規の騎士になるべく入隊試験を受け、空は聖女試験を合格した。
晴れて3人聖女となり、澪はセレンの元に帰り時々GΔIΛに訪れる。
漣の計らいでGΔIΛにたどり着いた一行とセレンにGΔTЗを潜るためのマジックアイテムを渡した。これにより、ヴルムとGΔIΛで行き来が可能となり、レベルの更新申請など色々な事が可能となった。
しかし、漣のこの状況から漣は聖騎士の道を断つが代わりに冒険者ギルドの計らいでBランク冒険者となった。良い事続きで逆に怖いと漣は話していた。
何れ訪れるDПDΛとの対峙、それに備えレベル上げや日々の鍛錬は欠かせない。
本当の平和を手にするまで気を抜けないなと、焔は言った。
また神様の本当の狙いも何なのか不明のままである…。
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